2022カタール・ワールドカップが盛り上がっています
グループEの日本の決勝トーナメントへは厳しい道のりですが
ドイツ戦に続いて、ジャイアントキリング(番狂わせの大物喰いの意)を
スペイン戦でも起こしてほしいです
どうなりますかね
楽しみです
そして、長野県滝遠征の2日目ですが山ノ内町の奥志賀渓谷を訪れました
今回、雑魚川の大滝の滝前に行きました
予告としてYouTubeで#short動画をアップしています
雑魚川の大滝の滝前からの動画はそんなにないと思うのでご覧になってみて下さい
迫力ありますよ~
奥志賀渓谷のブログは次にアップする予定ですので少々お待ちを
本題に入ります
先日ですが観てきました
「ザリガニの鳴くところ」と・・・
「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」の2本
2本のハシゴ、特に「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」は長尺なのもあって
トイレ問題(笑)や見疲れなど、少々心配がありましたが気にせずに観ることが出来ました
まずは「ザリガニの鳴くところ」の感想です
全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。
『結末は、正真正銘の衝撃!』なんてキャッチコピーもあるし、
今年観た「さがす」や・・・
ラストの回収、脚本や演出も見事だった「罪の声」・・・
みたいな雰囲気、どんでん返し系な作品なのかと思い
SNSで見たCMでの美しいロケーションにも興味が湧き、観てきた訳です
あらすじ
事件の真相は、初恋の中に沈んでいる----
1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭で育ち将来を期待されていた
青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、”ザリガニが鳴く”と言われる
湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、
学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。
そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。
彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める・・・。<公式サイトより>
青年の変死体の発見から物語が始まります
主人公カイア役のデイジー・エドガー=ジョーンズ
知らない女優さんでしたが、役のイメージにぴったりな感じで
瑞々しく、時に逞しく演じていました
ナチュラルメイクの時の彼女は特に魅力でしたね
拘留され裁判が始まり、幼少期から回想していくという展開
弁護する引退した弁護士役のデビッド・ストラザーンがまたいい味出してます
回想シーンでの湿地帯のロケーションはやはり素晴らしく
多分、CGだとは思いますがとあるシーンでは見とれてしまった
写真がなくて残念だったのですが、幼少期のカイアを演じた子役さんがまた可愛くて・・・
『リトル・ミス・サンシャン』のアビゲイル・ブレスリンを思い出しましたね
とてもいじらしく、その子の魅力が存分に引き出される演出にすっかりやられました
同様にデイジー・エドガー=ジョーンズにも
そして、淡い初恋へと繋がります
物語(裁判)が展開していく中で色々な事が判明し、証人による証言から二転三転
果たしてカイアは有罪なのか、無罪なのかが争点となるのですが・・・
自分の勝手なイメージで物語の着地点がまったく違う方向に行く、
もしくは謎となる解明でさらなる驚きがある、というミステリーものだと思ったら
ミステリー仕立てのラブストーリーでした(苦笑)
キャッチコピーの『結末は、正真正銘の衝撃!』も少々煽りすぎではないかな
自分的には想定内でしたね
今思えば、そのラストに繋がるセリフやなんかも諸々と散りばめられていて
ふってわいた結末ではないので、スマートな仕上がり
ただ、この作品以上の衝撃作を見てきたので、それ以上の期待を持ったがために
及第点だなという感想になりました
そんな訳なので評価は75点
とはいえ、美しいロケーションに見事なキャスティング、淡い恋物語など
見て損はまったくしないと思います
『結末は、正真正銘の衝撃!』・・・は少々煽り過ぎ
美しいミステリー仕立てのラブストーリーをご覧あれ
そして「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」
マーベル・シネマティック・ユニバースの一作として世界的大ヒットを記録し、
言わずと知れたアベンジャーズの1人を描いた「ブラックパンサー」の続編
主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に死去
しかし、マーベルは代役を立てずに続編を製作したという訳
「ブラックパンサー」はそこそこ楽しめた事もあるし・・・
どんな物語になるのか、こちらも興味津々でありました
物語は・・・
国王ティ・チャラが病により命を落とし、悲しみに包まれるワカンダ。
先代の王ティ・チャカの妻であり、ティ・チャラの母でもあるラモンダが玉座に着き、
悲しみを乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとしていた。
そんな大きな岐路に立たされたワカンダに、新たな敵となる海の帝国タロカンの脅威が迫っていた。
<映画.comより>
ブラックパンサー/ティ・チャラが病死したという設定にして物語を展開するなんて
代役によるキャラ・イメージの変化を良しとしなかった英断にプラスして
チャドウィック・ボーズマンとの関係性もあったのでしょう
マーベルさんも粋な脚本、演出です
そこから次のブラックパンサーは誰に?となるのですが
なかなか核心には行かずに事件が起こりましてね
海の帝国タロカンの王ククルカン/ネイモアの登場
バッコンガッコンとなる訳ですが・・・
上映中ですし、ネタバレはどうかなと思ったんですけど・・・
感想を伝える際にどうしてもネタバレが含まれてしまうので
以下、鑑賞予定の方はスクロールして飛ばしてくださいね
ネタバレ中
まず海の帝国タロカン、おそらくネイティブ・アメリカンの事と被らせているんでしょうね
前作も人種差別の事なんかがそれとなく含まれていて、エンタメ・ヒーロー映画にしては
考えさせられる部分がありましたが、それを思い出させてくれました
あと、とあるシーンでは自国アメリカへ釘をさすようなセリフもあり
なかなか良識ある人が脚本を書いたんだなと好意が持てます
ただ、敵キャラのククルカン/ネイモアがビジュアル的にもキャラ的にもイマイチかなという感じ
加えて今回のブラックパンサー、王女のシュリがなるんですが、このシュリがね
ヒーローとしての線が細く(実際、スタイルも細くてどう見ても強そうじゃない)
元々が兄のサポート役としての立ち回りだったから致し方ないのかもしれないけど
それもあってブラックパンサーとして役不足感は拭えない
闘いのラストもネイティブ・アメリカンと被らせているのであれば、力対力による解決ではなく
もっと違った方向での着地点にして欲しかった
これでは闘いによる負の連鎖は続いていくような気がしてね
史実に基づいての展開なのかもしれませんが・・・
ラスト、実はティ・チャラには隠し子がいて、新しいブラックパンサーの芽は育っている・・・
という事で物語は終わり、エンドロール後の『ブラックパンサーは戻ってくる』のテロップで
締めてくれた訳ですが・・・
正直な所、自分はもう「ブラックパンサー」(特にシュリの)はもういいかな・・・と思いました
キャラ的に似合わないというか、非常に線が細いヒーローに感じ、
イマイチ安心できないというか、魅力的じゃないんだよなぁ
見た目の細さもありますが
なんか、新たなブラックパンサーの誕生に拍手、拍手~とはならなかったんだよね
・・・と、まあこんな感じです
上映時間は2時間41分
長ぇーーよ、と当初は思ったけど、観始めたら不思議と長さは感じませんでした
その辺は山あり谷ありの脚本、飽きさせない演出、戦闘シーン等のド派手なCGと
見応え&編集の妙もあるんでしょうね
そんな訳で評価は70点
作品自体はつまらなくないし、楽しめたけど、
ブラックパンサーはもう観なくてもいいかなと思いました
アベンジャーズが一端の終息を迎えて、自分のマーベルものへの熱が冷めつつあるかも
今現在、マーベル・シネマティック・ユニバースはフェーズ4で
今後は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3(原題)』や
『アントマン・アンド・ワスプ:クワントゥマニア(原題)』の公開が控えていますが
今のところ、観たいとはあまり思いません
「思いは、受け継がれる」