ちょっとマジで残暑が厳しすぎる
なんなの、この暑さ
どうにもなりませんがな
今日も都心部は36度越えとか
真夏とはいくぶん違うけれど、仕事終わりはフラフラですよ
本来なら、こんな暑い日に滝巡りして涼むのが気持ちいいんですが
その下調べをする気になれなくてですね
休みの日は映画を観るくらいでお茶を濁してしまうんですな
そんなこんなで先日観てきました
エイリアン ロムルス
リドリー・スコット監督による1979年の傑作「エイリアン」の“その後”を舞台に、
エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を描くSFサバイバルスリラー。
「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレスがメガホンをとり、リドリー・スコットは製作を手がけた。
<映画.comより>
エイリアン・シリーズは1~4、プロメテウスとコヴェナントと計6作あります
(正統派シリーズとして。亜種としては他にもありますよ。)
今作品は時系列でいうと1と2の間との事
雰囲気は1作目に似ているらしい
自分の好みで言うと好きなのは1と2
3と4はつまらなくはないけど・・・って感じで
プロメテウスとコヴェナントに関しては新機軸にしたんでしょうけど
面白いとは正直思えなかった
ストーリーもいまいち覚えてないしね
そんな今作の最大の関心は監督がフェデ・アルバレスという事
そう、「ドント・ブリーズ」シリーズを手掛けた人だ
監督は1作目だけで「2」は脚本まで
これがまた、なかなかのクセのある作品(もちろん、いい意味で)でしてね
(自分のブログではドント・ブリーズ2のレビュー記事がありました。
よろしければご覧になってみてください)
その人がエイリアンをどのように仕上げたのか
興味が湧いたのであります
物語は・・・
人生の行き場を失った6人の若者たちが、
生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”。
だが、そこで彼らを待っていたのは、恐怖と言う名の絶望──
寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する “エイリアン”だった。
しかも、その血液はすべての物質を溶かすほどの酸性のため、攻撃は不可能。
宇宙最強にして最恐の生命体から、彼らは逃げ切れるのか?<公式サイトより>
この「人生の行き場を失った6人の若者たち」という設定
ドント・ブリーズ1の主人公サイドに通じるものがありますね
アルバレス監督は閉塞状況にある若者達が希望をもって新天地へ・・・
という設定が好きなのかな
あと6人の若者とありますが、1人はアンドロイドです
主人公たちは植民惑星の開拓者で過酷な労働条件のもと働いており
新天地へ密入国するため、オムニ社の漂流ステーション“ロムルス”の
冷凍睡眠ポッドを盗むために乗り込むのであります
で、主人公レインの弟的な立場がアンドロイドのアンディでして
レインの父親がこの惑星で拾って、レインを守るように再プログラムしたと
アンディと“ロムルス”は同じオムニ社なのでステーション内をアクセスするため
アンドロイドのアンディが必要というので同行する訳なんですね
上手い感じの設定、脚本じゃないでしょうか
本当はもっと補足したいけど、序盤はこんな感じです
そして“ロムルス”へ乗り込むわけですが・・・
そこで色々と起こる訳ですよ、これが
色々とね
そして、ついにエイリアンと対峙
当然ですが、めっちゃ強い
しかも血液が酸性の為、攻撃して出血させようものならステーションにダメージが
場所によっては外壁に穴が開き、取り返しがつかなくなる
そんな状況下で仲間たちは分断され、1人1人襲われていく
ツボをおさえた展開、徐々に追い詰められる状況に
サスペンスはお手のものといった感じのアルバレス節
そんな中、絶体絶命という状況下でレインが機転を利かし状況を打破するのですが
ここのシーンは萌えましたね
そうくるかって感じで、今までになかったアイデア
良きです
それでも攻撃はやめない
うひーー
めっちゃヤベェェェーーー
なるほど
1作目の雰囲気に似ているというのも納得
原点回帰じゃないけど楽しませて頂きました
面白かったです
観ている時はさほど感じなかったけど
YouTube内での考察&感想チャンネルをいくつか見て合点がいったのは
エイリアン・シリーズの1~4、プロメテウスとコヴェナントの話の流れを汲んでの
ストーリー展開だったという事
またアルバレス監督自身のセルフ・パロディって訳でもないんだけど
エイリアンの新生態で思わずニヤリ
おそらくこの作品を制作するにあたりファン目線をかなり意識して
独自色を打ち出さないように気をつかったんじゃないだろうか
自分は気付かなったが過去作オマージュもかなりあるらしく
シリーズのコアなファンなら、ほくそ笑む所が色々あるみたい
それゆえに、焼き直し感が強いとかオリジナリティーがないとか
厳しい評価もあるみたいですね
それとエイリアンのCG化はなるだけさけたいとの事で、
アニマトロニクスによって実際にそこにある存在感というのが
画面の絵力として圧倒的に強い
それも監督が拘ったところの1つのようです
自分の評価は80点
素直な感想として面白かったですからね
コアなシリーズのファンではないのもあって、焼き直し感というのもあまり感じられず
サスペンスフルな展開で畳み掛ける手腕はお見事でした
そしてアンドロイド・アンディ役のデビッド・ジョンソンの演技がイイ
弟的な立場の演技と“ロムルス”に乗り込みある事をしてからの演技は
一人二役という風に佇まい、話し方、目線と上手く演じ分けていました
あと1で登場したアンドロイドが品番違い(?)として登場しています
演じた俳優、イアン・ホルムはすでに亡くなっているため
ご遺族の了解を得てCGによって復活、出演しております
そりゃあ、俳優組合がストライキを起こしても仕方ないくらい違和感がありませんでしたw
ラストのバトルも賛否両論あるみたいですが、
過去作の流れを汲んだストーリーであればアリじゃないでしょうか
でも、ハリウッドってそこのところの倫理観というか
なんか軽いですよね
作品の主題ではないと結構許容している印象があります
それが
なんかね
怖
い
「逃げ切れるか?」