ひょんな事から同じ足立区在住の方と滝巡りをしてきました
きっかけは2017年の5月に山梨県富士川町の妙蓮の滝などの訪瀑ブログ
富士川町の妙蓮の滝 と 妙蓮の滝の上流へ~琵婆戸(びばど)滝と・・・ からでして・・・
ご一緒したのはAさんという方で、若い頃にこの辺りで釣りをしたと・・・
体が動くうちに再訪したいと思い、ググってみたら自分の訪瀑ブログがひっかかり
アメブロからメッセージが来たと言うわけ
1度、事前に会い、その時に自分も行けなかった狗樓孫(くろそん)滝へ行きましょうとなって
9/25、妙蓮の滝を代表とする戸川四十八滝に出かけたのでした
この戸川四十八滝は実際に48の滝があるわけではなく、妙蓮の滝から上流に
大小さまざまな滝があるという事で総称としての呼び名です
道の駅・富士川で待ち合わせ
そして妙蓮の滝へ向かいます
妙蓮の滝は赤石温泉の奥、橋を渡ったところに広い駐車場があります
行き方はグーグルマップで妙蓮の滝または赤石温泉で検索すればよいでしょう
ここが駐車場・・・支度をして出発です(8:17)
ログです
駐車場から右岸側に踏み跡があり進んでいきます
左手におそらく無名であろう滝を発見
ここがログの堰堤右岸側の無名滝・・・帰りに寄ってみるかな
右岸側を進み、林を抜けると堰堤が見えるので下ります
適当な所を渡渉して対岸へ
左岸側を進んでいくと妙蓮の滝への階段と戸川の段瀑が見えてきます
階段を登り、進んでいき・・・
目線を左にずらせば、こんな光景
進んで・・・
妙蓮の滝 に到着です(8:38)
Aさんと妙蓮の滝
妙蓮の滝の落差は2段で20m
上段の滝つぼへ
きれいですなぁ
右岸寄りから
右岸側から
ここでAさんが釣りタイム
ここでは釣れませんでした
短めの釣りタイムあとに自分は接近
滝つぼ
妙蓮の滝・・・相変わらずの素晴らしさ
水も澄んでいて気持ちよかった
朝という事もあり、ちょっと冷んやり寒かったですが堪能させて頂きました
とりあえず前回、自分が辿ったルートで行くことになりまして・・・
ちょうど妙蓮の滝の滝つぼへ向かう手摺橋の右手
そこから、この急斜面を登ります
経験済みとはいえ、笑っちゃうほどの斜度
登っていくとロープ場があります
左手横に伸びるものと上から垂れ下がっているものと2つありまして・・・
どちらでも良いのですが、やっぱり左手の方向のを選択しますよね
妙蓮の滝を見下ろしながらロープを辿り進んでいきます
自分では気付かなかったのですがAさんからの指摘で、
このロープ場の上流側、くくられている木が朽ち気味との事
なので、このルートを通る時のロープ場は100%信用せず補助代わり程度に思っていた方が良いです
ロープ場を越え、踏み跡を辿ると道が途絶えたと思うところで下へ下ります
残置ロープがあるので、それを利用して沢へ下り立ちます(ログの沢へのロープ場)
下りたら遡上していきますよ
沢沿いを進むと右手に岩が折り重なり、進めなくなります
ここは渡渉して右岸壁に沿ってじゃぶじゃぶ進行
前回はこの岩の下部が通り抜けられて胎内くぐりになっていたんですけどね
その先は右手から支流が流れ込んできており、沢の出合となっています
その支流側に、この滝があります(ログの出合の前衛滝)
Aさんから出発前に「この出合の前衛滝の奥にしっかりとした滝があるようだ」との情報提供
ここからでは目視できないなぁ・・・帰りに巻いて確認してみるか
左手の本流を進みます
渓相は良いですね~
そして戸川の北沢と南沢の出合まで来ると・・・
琵婆戸滝 があります(9:28)
びばど と読みます
接近して
見上げて
ちょっと分かりづらいかもですが琵婆戸滝は上下2段の滝(帰りに撮影)
うひゃひゃ(帰りに撮影)
琵婆戸滝は地形的にどうしても同じアングルになってしまいます(帰りに撮影)
正面からは全体で撮れないんですよね
琵婆戸滝・・・いろいろな角度からの撮影が出来ないので、その事がちょっと残念
水量は豊富なのですが、撮影に関しては不満が残ります
隠れ気味の上段が見えないというのもね・・・ま、仕方ありませんが(帰りに撮影)
先へ進むには琵婆戸滝を越えなくてはなりません
Aさんは北沢と南沢の間の尾根筋を登れるかと思っていたようですが、
かなりの急角度な為、その案は却下
琵婆戸滝を巻いて南沢沿いを進むルートにしました
琵婆戸滝の巻きはいったん北沢に入り、北沢の右岸側のルンゼっぽいところを利用して巻きます
そして琵婆戸滝を越えたら、南沢に下り立ちます
進んで・・・
進んで進んで・・・
進みます
そして・・・
ここがログの6m無名滝(10:20)
前回もここまでは来れたんですけど・・・
やや正面から
Aさんの釣りタイム
6m無名滝・・・とくに可も無く、不可も無しって感じでしょうか
水量はありますが、これといった特徴はありません
さぁ、先へ進むにはこの滝を巻かなくてはなりません
巻く場所はこの滝の左岸側、落ち葉がふかふかの斜面を登り、脆い岩壁をトラバースして行くのです
前回はポロポロ崩れる岩壁にビビッて撤退したのですが
インスタのフォロワーさんで狗樓孫(くろそん)滝に行った方に聞いたところ、
やはり巻くのは左岸側の岩場だと確認していますので、ここを突破するしかない
前回は垂直的に登ろうとして、ポロポロ崩れる岩場を掴みきれず撤退しましたが
岩壁の横からトラバース気味に登ればイケルんじゃないの
・・・という事で実践
とはいうものの脆い岩盤というのは知っているので足元を確認しながらゆっくり進行
慎重に進み、なんとか突破できました
ふぅ~~
で、この先ですが、沢には簡単に下りられそうもなく、踏み跡なしの斜面トラバース進行しかなさそう
それでも沢への着地点が見えないな
これはAさんにはキツイかもしれない・・・加えて先ほどのトラバース巻きもあるし
待機しているAさんの所へ戻り、このルートは止めましょうと提案
で、Aさんが考えていた別プランで向かうことにしました
別プランとは・・・狗樓孫滝のアプローチには別のルートがあり、北側にある林道から踏み跡を進み
北沢を横切り、南沢に着地して向かうというもの
なので北沢から進んで、横切る地点を見つけて狗樓孫滝を目指そうというルートです
いったん琵婆戸滝の上辺りまで戻ると、この場所から横に伸びる踏み跡を偵察する事に
うす~い踏み跡・・・というか獣道でしたね
進んだ先は踏み跡もなくなり、沢へも下りられず・・・この先は進めないと戻り
先ほどの所から尾根筋に下りて、北沢を遡上しました
時間も時間なので、軽く昼休憩しました
ログの昼休憩地点ですね(11:40)
5~10分の休憩をして再出発
進みます
その先では、なんと巨木が折れてました
ここがログの折れた巨木(11:59)
そして、この巨木をかわして進むと巨岩地帯に突入っぽいのです
う~む、体力的にAさんにはこの先きついかも
それにAさんの登山靴のソールがはがれてしまって足廻りも不安だし・・・
直近の滝巡りでケチがついたら深追いしないほうが良いと自分の中で決めたこともあり
この先のルートの難度が不明の為、Aさんの足廻りも不安だから、今日は引き上げましょうと提案
Aさんは釣りをしながらゆっくり戻るから自分だけでも行ってみたら?と言ってくれましたが
同行者の安否が頭のどこかでひっかかり、安心して楽しめないというのもあるし
先ほど、右手をかけた木が腐っており、折れた拍子に岩場についた左手の中指を突き指してしまって
痛めていたので、それを理由に自分も戻りますと一緒に撤退しました
帰路、琵婆戸滝を過ぎて支流との出合まで戻ってきました
ここでAさんが「釣ってみる」とおっしゃったので、自分は出合の前衛滝の奥にある滝を散策する事に
釣りタイム中のAさん
自分は出合の前衛滝の横に立ち・・・
こんな感じで登っていきました
登っている途中で前衛滝をパチリ
登りきると・・・
お~っと、すぐにありましたね・・・思っていたよりも立派
沢へ下りて近づき・・・
これがログの20m無名滝(12:57)
実際に20mあるかどうかは分かりませんが、なんとなくで・・・
滝前に接近
ちょうど光が当たってうまく撮れない
やや正面から
右岸寄りから
ちょっと下がって
20m無名滝・・・おそらくは無名滝だと思うのですが、上下2段のなかなか立派な滝でした
上段は2筋の流れで集積して下段から豊富な水量を落としているという滝姿
前回、気付かなかった滝がこんな滝だったなんて、これは嬉しい誤算
堪能させて頂きました
眺め終えてAさんと合流
なんと、2匹イワナを釣ったそうな
楽しまれた様子なので何よりです
そのまま、来たルートを戻り・・・
これは妙蓮の滝の落ち口
あやういロープ場を通って・・・
もう1度、妙蓮の滝を眺めました
滝つぼから下流の眺め
さらに下流・・・柱状節理っぽくなっています
Aさんの汚れ具合が道中の大変さを物語っています
階段を下りて河原へ
積み石をひとつ、のせました
そして行きに見つけた無名滝に寄りました
ログの堰堤右岸側の無名滝 です
落差は7~8mといったところでしょうか・・・ついでに立ち寄る分には申し分ありません
そして、14:17 に駐車場へ戻ってきました
Aさん、お疲れ様でした
この後、赤石温泉で汗を流すつもりでしたが、この日は営業しておりませんで・・・
同じ富士川町にあるまほらの湯で温泉に入ろうと車で移動
途中にあるうどん屋さんで食事を取って・・・
まほらの湯に到着・・・リフレッシュさせて頂きました
やはりAさんはお疲れのようでして・・・先にあがった自分に対し
高速の乗り口付近はもしかしたら混むかも知れないから、先に出発していいですよ、との事
このお言葉に甘えさせて頂いて先に失礼させて頂きました
今回も狗樓孫滝へは到達出来なかったけれど、
出合の奥にある20m無名滝を眺められた事や6m無名滝を巻けたことなど、
自分なりには収穫があったので良かったです
そして、山梨の滝という本の記述によれば、6m無名滝の先に
40m以上の落差をもつ琵舎婆滝、そのすぐ上に琵舎婆滝に匹敵する高さの滝、そして狗樓孫滝が
あるんだそうな
遡行するには絶対、険しい感じがするけど・・・挑戦したいものです
このブログを見て行ったとして事故やトラブル等を起こしても
当方では一切責任を持ちませんので、全て自己責任で行動してください
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