たそがれる日々 -4ページ目

ロイヤルガラ

ニュージーランドりんごおなじみ、ロイヤルガラである。
いつものRoyal Gala 4173っていうPLUコードのシール付。今回もenzaじゃなくってFreshcoみたいだ。

先日食べたプリンスよりさらに小さい。ちょっと黄色がかった赤色をしている。
プリンス同様、硬めで、酸味もそこそこあって好き。

アンビシャス

名前から、北海道のりんごかなと思わせるが、青森のりんご園での、東光の自然交雑実生だそうだ。

このりんごって、りんごシーズンである秋冬には見たことないんだよね。シーズンがとっくに終わってなくなってきた頃に出てくる。そういう戦略なのかな?
それか、この間食べた春明21みたいに貯蔵するほど甘くなるって品種なのかも。

点々の多い黄色の地色に、赤メッシュが入っている。
食感はかりっと固くて好み。そしてとっても甘い。酸味が全然ないのは長期貯蔵のたまものか、あるいはもともと甘い品種なのかな?

NZ Prince

早くもニュージーランドりんごが二種類も出ていた!!

何度か食べたロイヤルガラと、もう一種は初めて見る赤黒いりんご。
ちっちゃい秋映? と思ってしまう色合いだけれど、測ってみると130gくらいしかない。秋映と大小並べてみたくなる。

5個入りの袋には、ニュージーランド産りんご 南半球は今が旬 とかいうシール貼っているけど品種はなんだ?
これまでの輸入りんご同様、りんご自体にも赤いシールが貼られていて、ど真ん中にQRコード、そしてNZ PRINCEと書かれているのが品種名かな。あと4212という数字は多分PLUコード。

それでまあ、早速QRコードを読んでみると、MrAPPLEという英語のサイトだった。背景はおそらく林檎畑をゆっくり歩む農民。
NZ Prince(TM)は深い赤色で目立つとか、ほのかな風味や繊細な甘さはプリンスという名にふさわしい、的なことが書かれている。(たぶん・・・)

かりっと固く、皮も固め。ジューシーで甘酸っぱい。甘い中にも酸味がしっかりあって、好きな味。

そもそもこのりんごは、ニュージーランド・ギズポーンの、キングスビア氏の果樹園での偶発実生で、キングスビアレッドというシンプルな名前だった。
それをアジア市場向けに「PRINCE」という商標をつけたということだ。 

名前のセンスはともかく、これからも、いろんな品種のりんご、いらっしゃ~い♪

春明21

スーパーでふじと並べて売られていたので、うっかり見過ごしそうになったのだけれど、「春明21」という見慣れない名札がついているではないの。しかも酸味が多く固いって書いてある。
もしかしてわたしの好みにぴったりなのでは・・・?

ウキウキして買って帰り、いつものように包丁でカット。うん、たしかに固い。ここまで固くて切りにくいのは初めてかも。
期待を込めて食べてみると、やっぱり固くて大好きな食感。ただ酸味は期待したほどではない。シナノゴールドと同じくらいかな。

交配親はふじ×レイ8(東光×紅玉)。
品種登録はあおり21という名前で、商標登録が春明21ということらしい。
品種登録の手数料が支払われず、育成者権が消滅とか、途中でなんか色々あったらしい。

ふじ同様、貯蔵性に優れている。・・・というか、貯蔵することで甘くなる、という品種のようだ。じゃがいもの「よくねたいも」みたいだな。
収穫直後(11月ごろ)は固くて酸味が強く、出回らない。
長期冷蔵保存することで酸味が和らぎ、5月〜8月頃が食べ頃ということである。

収穫直後に食べてみたい!

シナノゴールド

ゴールデンデリシャス×千秋。

きれいな黄色で、とってもジューシー。食感が固く、噛むとじゅわっと甘酸っぱい汁が溢れてくる。
三兄弟の中では一番酸味を感じる、好きなりんご。

そういえば最近、りんご三兄弟って聞かなくなったなあ。
シナノスイートや秋映もあまり見なくなった。
秋映は見かけは悪いけど大好きだし、シナノスイートなんかはふじに取って代わるかもとも思ったのだけど。。。

ジョナゴールドだけは、オフシーズンになってからよく見かける。オフシーズンの黄りんご代表格だった王林を凌ぐ勢いだ。
でも、オンもオフもトップのふじに迫るものはまだ出てこないようだ。

よくねたいも

じゃがいもにも、ブランドがたくさんある。
男爵やメークインから始まって、きたあかり、インカのめざめ、スノーマーチ、、、、
ノーザンルビーっていう赤いのも見たっけ。本物じゃなくてポテチだけど。

そんな中、やたらと目を引く名称「よくねたいも」。ユーモラスな名前につい買ってしまった。

焼いて食べてみたのだが、ほくほくしているのにねっとりして、ほのかに甘い。これは美味しい!


で、調べてみると、どうやら「よくねたいも」は品種名ではないらしい、ということがわかった。
CA貯蔵で長期保存したじゃがいも。まったく名前通り、「よく寝た芋」というわけだ。

CA貯蔵はりんごの貯蔵でわりと知られていると思う。
長期保存できるように空気中の窒素・酸素・二酸化炭素などの成分を調整し、低温保存する手法である。
味を落とさずに長期保存でき、年中美味しいりんごが食べられるようになった、画期的な技術だ。

一方、CA貯蔵したじゃがいもは、鮮度を保ったまま長期保存できる、というだけではなく。。。
なんと、貯蔵すると美味しくなってしまうらしい。
時間が経つにつれ、じゃがいものでんぷんが糖に変化していくのだそうだ。なるほどあの甘味はそのせいか!

寒い地方では野菜を雪に埋めて越冬すると甘くなると聞くけれど、同じ感じかなあ。



紅玉

酸味多めで、大好きなりんご。

アメリカ原産で、もともとの名前はジョナサン。日本に来て、紅玉と改名されたというわけだ。
名前通り、真っ赤でつやつやしている。名付けた人はセンスあると思う。

一時期全然なかった時代があったが、最近は毎年見るようになった。だから毎年買っている。味は大好きだが、食感が少し柔らかめなのが玉にキズ。

紅玉の復活劇を見るにつけ、国光も同じように復活しないかなあ、と思ったりする。

ギョニソー

わたしが子供の頃は、魚肉ソーセージは節約料理の定番だった。
まともな豚のソーセージは高価だ。だから代用品として安価な魚肉ソーセージが存在していた。
たまに食べる豚のソーセージの美味しさを知っているだけに、形こそは似ているものの、味も歯ざわりもぜんぜん違う魚肉ソーセージのがっかり感。。。

でも最近は、安価なタンパク源・カルシウム源として再評価されているみたい。「フィッシュソーセージ」と名を変えた、明るい色のパッケージが売り場に目立つ。

あまりいいイメージがないのだが、なんとなく買ってみた。
パッケージが開けやすくなっているみたい。昔はフィルムが途中で切れたりして面倒だった記憶がある。

・・・なんだかものすごくつるっつるしてる。こんなんだっったっけ? 色も違うし。
かじってみると、歯ざわりはなめらかだし、プリップリ。
昔はもっとモソモソザラザラしていたと思う。

まあ、美味しい。美味しいのだが・・・
味といい食感といい・・・これはカマボコよね!?

多分、昔食べていたのとは全く別物だと思う。記憶はだいぶ薄れているのだけれど、今のフィッシュソーセージと昔の魚肉ソーセージと食べ比べてみたいものである。

こみつ

こうとくのなかで、一定の基準を満たしたものだけが、こみつと呼ばれる。

こうとくは東光の自然交雑実生で、蜜入りおいしいりんごなのに、品質にばらつきがあったので、一次消滅の危機にあったらしい。

それをしっかり品質管理し、一定規格以上のものをこみつとしてブランド化したということだ。

小ぶりですごくいい香りがする。
切ってみると流石に蜜がいっぱい入ってる。っていうか、果肉半分以上蜜なんですけど。白いところが外側1cmくらいしかない。
ジューシーで、とっても甘い。酸味は遠くでかすかに感じられるかな?

ジョナゴールド

ジョナゴールドはアメリカ生まれで、ゴールデンデリシャス×紅玉だそうだ。紅玉=ジョナサンだから、そのまんまのネーミング。

それにしてもなるほど。酸っぱくない紅玉、という印象がある。ちょっと固めの皮と、さくさくした食感の中にじわっと滲み出る酸味ある果汁。
皮の色が紅玉より薄いのは、ゴールデンデリシャス譲りかな。
ゴールデンデリシャスっていろんなりんごの交配親だけど、お店で見たことないなあ。