オートナンバリングを自動解除するマクロ | 特許翻訳 A to Z

特許翻訳 A to Z

1992年5月から、フリーランスで特許翻訳者をしています。

3代目「特許翻訳の世界」 > マクロ&ユーテリティ
復刻シリーズです。
 

一時期、過去データの復刻をしておりましたが、その後かなり忙しくなって手つかずでした。
昨日、マクロのお問い合わせを頂戴したことがきっかけになり、昔のマクロの動作確認をしつつ、現在も使えそうなものはコードをあげておきます。

 

 

Wordには、オートナンバリングの機能があります。
 

箇条書きなどでマウスカーソルをあわせると、灰色になる部分ですね。
ハードリターンの改行を入れる/消すだけで番号が自動的に振り直されるため非常に便利なのですが、ときには邪魔なこともあるでしょう。
 

特許翻訳でいえば、英文データに含まれる[0001][0002]などの段落番号がオートナンバリング設定されている場合があり、上書きでそのままデータを使いたい場合は非常に不便です。

こういうときに、自動付与された番号を「維持したまま」オートナンバリングだけ自動で解除するためのマクロです。解除後は、該当部分が単なるベタ打ちテキストになります


 

Selection.EndKey Unit:=wdStory
Do While 1 = Selection.MoveUp(Unit:=wdParagraph, Count:=1)
With Selection.Range.ListFormat
If 0 < .ListType Then
Selection.TypeText Text:=.ListString & " "
Selection.MoveUp Unit:=wdParagraph, Count:=1
.RemoveNumbers
End If
End With
Loop

 

■関連記事 (マクロは同じです;記事の内容が少し違います。)

 自動の箇条書き設定をベタ打ちにするマクロ

 


 

※このマクロは、手元の環境ではWord 2003からOffice 365まで動作確認ができていますが、ご利用になる場合は、念のため事前にテストをしてください。


 


インデックスへ