自動の箇条書き設定をベタ打ちにするマクロ | 特許翻訳 A to Z

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復刻シリーズです。

Word文書のオートナンバリング(箇条書きの設定)を通常のベタ打ちテキストにするためのマクロです。

 

 

設定されている文字列をそのまま維持して、全角スペース1つを挟んでベタ打ち状態に戻します。

例)

上段がオートナンバリングで箇条書きが作られた状態、下がマクロでベタ打ちにした状態です。

(ア)(イ)(ウ)で箇条書きの設定がなされていれば、「(ア)□」「(イ)□」「(ウ)□」というようにスペースが入ってベタ打ちになる、という具合です。


 

 

  Selection.EndKey Unit:=wdStory
  Do While 1 = Selection.MoveUp(Unit:=wdParagraph, Count:=1)
    With Selection.Range.ListFormat
      If 0 < .ListType Then
        Selection.TypeText Text:=.ListString & " "
        Selection.MoveUp Unit:=wdParagraph, Count:=1
        .RemoveNumbers
      End If
    End With
  Loop
 


TypeText Text:=.ListString & " "という部分のダブルコーテーションの中を書きかえることで、全角スペース以外の文字を挟んでベタ打ちにすることもできます。


シンプルなマクロですので、テストファイルを作っていろいろ実験してみると、動きがわかりやすいと思います。
 

※このマクロは、Word 2007までは動作確認ができています。2010以降で使用する場合は、Word2013対応 箇条書き→ベタ打ちマクロを参照してください。


 


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