SAGGAのブログ -LIFE IS FULL OF DRAMA- -29ページ目


来月から

個人的に環境が色々変わる

そのせいか 最近

作詞 作曲ともに 調子がいい


今年は色々な意味で変化の年


髪型も馴染み

YHO(妖怪ヘッズ女)からもお褒めの御言葉を頂いた

我 南武線にも快速が出来た

CHANGE の年

まあ 快速と言いながら 八割の駅にとまる所も 南武線らしい

とばされる駅は 存在の意味すら解らなくなるだろうに

いつもの電車

土曜日の晴れた昼間

なのに

いや だからか

ゲトー電車は満員電車

俺のよこで ずっともじもじしてる五十歳代後半のおばさん
またしても もじもじに合わせて おばさんの尻が俺を悩ます

悩ましげじゃない尻に 悩ませられる


おばさんのTシャツに書いてある








CHANGE ME








抱くしかないのか

尻呪縛を解き放つ為には



おいで


おいで


おいで


誰かが 何かを読んでいた


ふと見ると


かわいらしいミケ猫が 駅のホームにいた


おいで


おいで


おいで


50歳位のおばちゃん3人のうちの一人がやたら呼んでいる




猫はだるそうに 無視をしている


おばちゃん さらに


おいでよ


おいでったら


なんで


おいでよおお


声 でかっ




猫は来ない


当たり前である


俺が猫なら確実に 


いらって


なる


猫にむきになるおばさんを尻目に猫は何故か



俺のところに来た


確かに 猫二匹家にいるし


デルスタのウラン(猫)も俺とよく一緒に寝ている


猫を招きし俺


俺の足に 猫はスリスリ


まあ かわいいからいいが


さっき死に物狂いで 猫を呼んでいたおばさんが俺を睨んでいる


猫ちゃん お兄ちゃんが好きなのーいいわねーー


おばさんが近づいてくる


何故 これほどまでに猫を求めるのか


と おばさんが来ると 猫は俺の後ろに隠れた


おばさん

あら あら 可愛いわね、 怖いの おばちゃんが怖いの?


怖いに決まっている


おばさん

お兄さんが好きって事は 女の子かな 女の子ねえーー


しらねえけど おばさん 近い、、、


おばさん

お兄さんも大変ねえ


ああ あんたのせいでな


おばさん

暑い暑い 今日は暑くて 猫ちゃんも暑いわね

しらねえ たぶん 暑くねえ


おばさん

ああ おなかすいた 


ふと おばさんのバッグを見ると


ミケ猫と同じ柄の毛皮のついたバッグを持っていた




おばさん


猫を求めていた理由は まさか



おばさん

本当にかわいい猫ちゃんねええええ、、、、 あああお腹空いたわねええええええ



えええええ、、、、、、、




ええ、、、







昨日ツィッターで軽くコクったが

今月をもって 南武線から俺は卒業だ

嬉しいが なんか後ろ髪を引かれる

だが まだ南武線

再びスタジオへ向かう為に電車に乗る

大分気温が高くなった車内

軽く皆 汗ばむ

ヌメるような車内の空気

アフター5ともあり 疲れた人間臭と
すでに 酒の臭いが充満している

すると 席が一カ所開いていた

普段は座らない俺だが

今日はちっちゃいおじさんが喉に住み着いてるので

座ろうとしたが

その席の前に八十歳位のよぼよぼな爺さんが立っていた

座らないのか

どうか 一応俺はAC紳士であるので

爺さんに伺った

座りますか?

爺さん
いや運動になるから立ってるよ


じゃ俺座りますけど疲れたら 俺立つので 座って下さいね。

爺さん
ありがとう。

なかなか ホンワカした会話だ

これで心おきなく座れるし 爺さんの心配もなくなった






それは 私と爺さんとの間だけで取り交わされた 言わば 社会には気付かれない
二人だけの秘密だ

そして ある駅で人々が乗ってくる

で 二人の秘密を知らない世界は

色黒
マリーンヘアー
の若い俺が無情にも爺様に席を譲らず
一人電車で格好つけて スワッグを垂れ流してる奴だとか思われてる

周りの老いも若きも俺を白い目で睨みつけてくる

だからヒップホップって嫌い

俺のせいで業界が駄目になりそうだ

そして世界が繋がる
俺を憎む事で世界が繋がる

俺はVEGGA

しかしある駅で爺様が降りる時 俺に

ありがとうね。お兄さん

と二人の秘密の話へお礼を言った

が 周りが騒然となる

席も譲らぬクソラッパーに 何故爺様がお礼を言うのか

まさか

奴は


AT

ふと 小腹が減り

深夜のコンビニに一人で

何故か 一人 夜道を歩いてコンビニにいくと

計り知れない自由を感じる

何を食うか

弁当

チキン

アイスクリーム

スナック


確実に体に良くない物を

確実に体に良くない時間に食う 喜び

無駄にエネルギーを補給する喜び

平和な夜を楽しむ俺

最高のテンションでコンビニに入った

夜なのにやたら明るい蛍光灯が人類の進化を証明してくる

素晴らしき 深夜のコンビニ





金をおろそうとATMへ

すると

後ろ姿だが

髪ボサボサロン毛
服ダボダボ
しかもズボンがずり下がり パンツが見えてる

おばちゃんが

いた


しかも

おばちゃんの後ろに立って五分が経過した

さすがに


いらっ てなる



おばちゃんに咳払いで 何やってんだアピール するが


おばちゃん

なんか ずっと ピッピやっては

カードを出し入れしまくってる








ああ



駄目なパターンだ


店員の若い兄ちゃんも 徐々に心配になりだした

さっきまで夜を満喫していた俺も

イラつきと 不安でいっぱいになる

まただ


今月は おばちゃんの尻ばかりに悩まされる

おばちゃんに勇気を出して話かける




すいません 俺一瞬で終わるんで、、

と 俺が話終わる前に おばちゃんが俺の方を向いた


な ぜ か

おばちゃんのシャツは 首までめくれあがり ブラックなブラジャーがもろ見えだった

後ろ姿ではわからなかったが

前は ブラジャー前回

で しかもおばちゃん


かなり酔ってるらしく 酒くせえ

で 手にもってるカード

よく見ると

財布買った時に昔ついている 偽のベラベラのアメックスだ

兵隊さんが悲しそうな顔してる

おばちゃん 色々出過ぎ


やられた後かと一瞬たじろぐが

おばちゃん 半目で俺に寄りかかってきた


結果 おばちゃんを抱きしめる事になった俺


店員もビックリ


深夜のコンビニで尻丸見えのおばちゃんに

興奮を抑えきれず抱きしめた海兵隊

みたいな絵面になっている




地元で見たことない すげー可憐な姉さんが 俺達の後ろに並んだ


おばちゃんが何か言った



ま マネー

俺は

電車内

端から二番目の席に座っている



俺の右側の一番端に座っていたおじさんが電車を降りた

俺は 俺の左側におじさんが座っているも

読んでいる本が楽し過ぎて

動きたくない





向かいに座る おじさん達から 不穏な意識を感じた

何故 端に行かない
普通は 端にいく

何故なら 端は落ち着く

端派じゃない奴なんていない

派に行かない事で男気アピっているのか
格好つけてたから 動くタイミングのがしたのか

端にどかない男気?

それが スワッグか?

青二才が

きゃ 超男

横の人に気をつかえぬ者

己の為に動くのではない

隣人の為に動くのだ








おもむろににカバンをとり

携帯を探す俺


なかなか見つからない


再びおじさん達が意識を呼吸で飛ばしてくる


ああ じれったい

ジレンマだ

ジレンマ野郎


あんおーがないずど

探し物はなんですか

探し者


さがせし者




見つけて


はやく



見つけて








見つからない

XKHALIVAS RADIO3 VOL3

XKHALIVAS RADIO VOL3 前半戦 ゲストはL-VOKAL 



SAGGA(YINGYANG/MC,TRACK MAKER)と

DELMONTE(DELMONTE STUDIO/TRACK MAKER PRODUCER)

により結成されたNEW ERA PRODUCTION TEAM"XKHALIVAS"によるラジオ番組。


毎回様々なジャンルのゲストを向かえゆるーいトークとXKHALIVASの新曲やUNDERGROUNFD HIPHOP界のHOTな最新音源、情報を発信。


今回のゲストはL-VOKAL!ヒートアップして収録が長くなったので2回に分けてお届け!



=収録楽曲=
SAGGA FT L-VOKAL "FUTURE FUTURE" PRO BY SAGGA AKA ID
L-VOKAL "MADE IN JAPAN" feat X-MAN マカロニ Remix

=infomation=
L-VOKAL OFFICIAL WEB http://www.1979.jp /
L-VOKAL TWITTER http://twitter.com/tokyo_matenro
SAGGA BLOG http://ameblo.jp/saggaid /
SAGGA TWITTER http://twitter.com/SAGGA_YINGYANG
DELMONTE BLOG http://ameblo.jp/delmonte /
DELMONTE TWITTER http://twitter.com/delmontenakano



宜しくONE

檻の中で 5 最終章

朝 刑務所で目覚めると


奴は相変わらず歌っていた


声がつぶれて 何を言っているか解らない程になっていた


俺の独房のドアにある郵便受けのような高さ3CM 横50CMくらいの隙間から


バタンと 灰色のプラスティックケースが届けられた


外から看守が 


朝飯だ


とだけ告げ 消えた


ケースを開けると


六面に区分けされており


スクランブルエッグ


カチカチでつぶされまくったコペパン


味の無い 冷たい 白いスープ


この白いスープは見た目はまさにアレで 味も全くないから


食っている最中 ずっとアレを想像し 吐き気を催した


そして 帰国するために 一度預けていた俺の洋服と手荷物を受け取りに行った


すると 若い黒人の警官数人が 事もあろうか 俺の携帯電話で遊んでいた


警官の一人が


おい この携帯の画像 めっちゃ綺麗じゃねーか やっぱり日本の電化製品はすげーな!

おい このムービー見ろよ こんなに綺麗な動画は真面目手見た


と俺の携帯を手に子供の様にはしゃいでいた


そして荷物を受け取り JALの飛行機へ 警官3人と搭乗した


飛行機が離陸するで俺は 相変わらず手錠をされ 腰には鎖がぐるぐる巻きにされていた


乗客のほとんどが日本人


警官に取り囲まれ 手錠までされ やつれきった俺を見て 周りがヒソヒソ話している


あいつ何したんだ?

テロじゃないのか?

麻薬中毒しゃよ?

なんであんな奴と同じ飛行機なんだよ


俺は俯き 周りの冷たい視線に耐えた


そしていよいよ離陸となる際に警官は大きな封筒を一枚 乗務員に渡し


無駄に大きな音を立てながら俺の手錠を外した


3人がけの窓側に座ることとなった俺


俺の横には日本人の老夫婦が座っていた


兎に角 悔しさとイラツキが半端じゃなかったから


離陸し機体が安定すると 赤ワインをボトルで頼み 速攻飲み干し


再びボトルを頼んだ


酔いが回るにつれ 悔しさが更に込み上げ


持ってきた本(黒い革のブックカバーあり)に


昨日と今日の出来事 見た事 聞いた事を細かくメモし始めた


赤い顔で狂ったように 黒いノート(実際は本だが)に何かを書きなぐる俺の姿を見て


周りの客は


遺書を書いているのか

まさかテロ決行か


と再びざわつきだした


そして 俺がトイレへたち


トイレから出てきたときは 


ほとんどの乗客が 俺を見ていた


皆 ああテロじゃなかった よかった、、と一様に安堵の表情を浮かべていた


何時間か経った頃 俺がどんな顔をしていたかは解らないが


横に座る老婆が話しかけてきた


何があったの?そんなに悲しそうな顔をして、、


俺は再び経緯を話した


すると老婆は 


かわいそうにね うんうん お疲れ様と 笑顔で答えてくれた


再び 泣きそうになった


成田空港へ到着し 日本人の入国審査官は 俺のパスポートを見て


全てを察したようで 一言


お疲れ様でした


と静かに告げた


そして LADYへ電話し なきじゃくるLADYに何度も謝り LADYが帰ってくるまで


がんばろうとお互いを励ましあった


電話の向こうで子犬がキャンキャン と寂しそうに鳴いていた


すると 


今度は俺の電話がなった


仲間には 俺はニューヨークへ2週間いくと 伝えていたのだが


電話に出ると相方のISH-ONEからだった


SAGGA、お疲れ 今日夜ライブだから宜しく


え、、、



俺がニューヨークへ行くと話したはずだが、、、


と伝えると


まあ、きっと入れないんじゃないかと思ってさ ライブ入れといた


って おお さすがは我 相方、そして やはり 俺の仕事はこれだなって気持ちになった


兎に角 悲しい気持ちが少しは吹き飛んだ


そして 俺の持っていた服の内 気に入っているのは全てまだニューヨークにあり


自宅には ほとんど着たことが無いような 古い服しかなかったが


どうにかこうにか ライブできる格好を作り上げ 渋谷でライブをした


ライブで客の笑顔を見て


仲間と酒を飲み 捕まった話をしていたら


俺の悲しみが過去の笑い話に変った



終わり

檻の中で 4

刑務所へ入ると 急に蛍光灯で照らされた部屋へ連れて行かれた


ニューヨークではあまり蛍光灯は無い


目の弱い白人には蛍光灯は強すぎるようで ほとんどが優しい 電球や間接照明だ


先ほどの黒人警官2名と別れ 白人の太ったおばさんが俺の前にいた


様々な書類に記入をしている時 俺が自分の誕生日を書き込んだ時だった


あなた 7/14生まれなの? 私もよ。フランス革命の日 この日に生まれた人に悪い人はいないわ

あなたはただ 学校に行けなかっただけでしょ。アメリカには入れないけどそんなに悲しそうな顔しないでね。


思ったより犯罪者扱いされなかったせいか 少しだけ心が軽くなった


そして 今から まずシャワーを浴びて 健康診断するからね と 笑顔でおばさんに見送られた


シャワー? 健康診断? 何がなんだか解らなくなってきたが 言われるままに新たな部屋へ入った


中に入ると 筋トレが趣味ですって顔に書いてある横柄な黒人の警官がいた


ビニール袋に シャンプー リンス(どれもテスターサイズの小さい物) 歯ブラシ等を渡され


シャワー室へ連れて行かれた リンス(TREATMENT)があるのには少々驚いた


そして ガス室のようなシャワー室に入り そこで 内路から銃を構えた先ほどのマッチョ警官から


さっさと入れと命令いされる


生ストリップ 生シャワーだ


当時坊主だった俺 


だが マッチョ警官の横柄な態度にいらついたので シャンプーした後にリンスをつけてやった


警官が 


何をしている さっさと浴びろ とせかしてくるも


WAIT 5 MINUTE, I NEED TREATMENT(5分待てよ リンス中だ)


とたっぷり時間をかけ シャワーを浴びた


その後 人間ドックなどで着る 検査着へ着替え 保険室のような部屋へ連れて行かれた


中国人らしき40歳代後半の女医が 色々質問してきて 血圧や、伸長、体重 

レントゲン 、血液検査をした


全ての検査が終わると女医は 


あなた すごく健康ね はい では 今度はこれ着てねと


赤いつなぎとやたらでかい白のブリーフを渡された


つなぎはよく映画やなんかで スヌープが着ているのを見ていたので


ああ あれか まさか自分が着ることになろうとはと少し感動していた



そして 腹が減ったので、食事はと聞くと


ビニール袋を一個渡された


中には 汚いプルーンが5粒程は入っていた


これ 食えるのかと不安になりながらも


とりあえず食った


干しぶどうみたいな味がしたが 何個は 白い粉を吹いていたので それは食わなかった


そして俺の入る独房に案内された


6畳くらいの部屋


壁はコンクリートむき出しで 部屋の中央に便器がある トイレットペーパーは 便座の背もたれに

めり込む形で設置されていた


部屋の一番奥にはベッド 


ベッドといっても 鉄板の上に2CM暗いのやわらかくも無いマットが引いてあるだけ


室温は既に5度くらいだったと思う 


極寒だった


その上に薄い毛布が一枚あるだけ


とりあえず 疲れていたから眠ろうとしたが


俺の向かいの部屋にいた 中国人の若者が 気がふれたように ずっと大声で何かを歌っていた


ション シャン シェマ ション シャン シェマ


同じフレーズをずっと歌っていた


1時間ほど経った頃 余りにうるさいので 看守を呼んだ


サンタクロースみたいな白人の やたらずんぐりした体系の看守が来て俺に説明する


奴は半年以上ここにいて 風呂にも一度も入っていない 演技か本当が知らんが

奴はずっとこうなんだ 


奴は帰国することへの同意書を拒み続けているそうだ


拒めば強制送還の実行ができなくなったりして 結局いつまでもここに居続ける事になる


看守が 何度か奴のドアを激しくノックした

 SHUT UP (静かにしろ、お前のせいでクレームがでているぞ)


ガンガン とノックすると 奴は


ひいい、ひいい、ひいいい いやあーーーと叫び 1分くらい静かになるが 再びあの歌を歌いだす


毛布を頭からかぶり 俺は必死に寝ようとした


でも 時計も無い地下室で 時間の感覚は狂い 眠いのか なんなのか 全てがわからない


相変わらず奴は歌っている


その歌声は寂しく ノスタルジックな気持ちになってきた


故郷を思う歌なのか 


残してきた家族への思いか


不安な自分の未来への為か


俺はその歌を子守唄に 気付くと眠りに落ちていた

檻の中で 3

地下三階くらいだろうか


もはや アメリカへ入国できない悔しさと


LADYと子犬を悲しませる事となってしまった悲しみ


やすやすと入国できると過信していた自分への苛立ちから


俺は放心状態だった


ニコチン切れも作用に 俺は 何も考えられなくなっていた


これから自分の身に降りかかるだろう暗い未来を想像はしたが


もう 何もわからないくたっていた


地下へ降りると 空港のチケットカウンターの様なデスクがあり


そこで俺を待っていた黒人の警官2名に コカイン中毒の白人から俺は 


身柄を引き渡された


人のよさそうな黒人の警官がおれに聞いてきた


何をした?


俺は 静かに経緯を話した


すると黒人の警官は 


金無くなって学校行けなくなったのか そうか 俺も昔 同じような経験があった

だから警官にしかなれなかったけどな そうか 特に犯罪をした訳ではないのだろう


俺は 


ただ LADYとPUPPY(子犬)が寂しがって 毎日泣いているから 金を必死にためて会いにきただけだ


と告げた


俺の履歴を確認してた別の黒人警官が このとき(俺が無実の罪で逮捕された時)はどうした と聞いてきた


その経緯も話した 

(同棲していた女が 別れた後に逆恨みで俺の荷物を全て盗み 嘘の供述を警察へ通報し、逮捕され

半年間裁判をした話)


すると この警官もいい奴で


そうか ひでえ女に出会ったものだ 女には気をつけないとな、その女 日本人か?


俺は そうだと答えると


日本人の女は可愛いのに コエーな 気軽にナンパなんかできねえな


と気まずそうに はにかみながら話した


そこで俺は9時間 手錠と腰には鎖をぐるぐる巻きにされた状態で拘束された


その間も 黒人の警官は 


お前のLADYがかわいそうだよな 解るよ 今頃泣いているんじゃないか 

でも俺達も仕事だから お前を見ていないといけないし 何も助けてやれない すまんな、、


その気持ちだけで 大分 俺は 救われた


そして 俺を刑務所へ運ぶ 車が到着した


バンタイプのパトカー 


車の後ろ側が開き 中へ入る


リムジンの様に 横向きに3Mくらいの席が 向かい合う形で二つあった


窓には鉄格子が何重にも貼ってある


バタン ドアが閉まる


鉄格子越しの窓から ニューヨークの夜のハイウェイと 優しいオレンジ色のライトが目に入ってきた


何度となく 見てきた ライト


でも 今回は 鉄格子が邪魔でよく見えない


景色が流星のように変っていく


普通は後ろ手に手錠と鎖を繫げるが 俺が犯罪者ではないこと 


逃げる意思が全く無い事から 手錠をはめられた俺の手は 俺の胸の前にあった


手錠と 流れる景色を見ながら なんだか 切なくなってきた


気付くと 涙も出ていた


心の中で LADYと子犬に ごめんな と謝り続けていた


俺はいつもそうだ 俺の無計画な行動で いつも 誰かを悲しませてきた


そして その度に俺も 悲しんできた


景色が急に真っ暗になった


刑務所の地下入り口へ パトカーは到着したようだ


ガン ギーーー と 鉄のこすれる音がし パトカーは刑務所へ入っていった



檻の中で 2

冬の始まりを感じるニューヨークの空港


飛行機から空港へ繋がるダクトを歩いている時でさえ


ニューヨークのキリッした冷たい空気を感じた


懐かしい空気


人生で一番長く住んだ場所 ニューヨーク


俺にとっては故郷だ


長時間の搭乗で疲れた人々が続々と入国審査へ向う


しかし 俺は過去に無実とは言え逮捕された経緯があり


多少といえど 学校に通っていない時期もあった


(こんな公の場だから 詳細は控えさせていただきたい)


こんな俺が スムーズに入国できるとは思っていない


そして俺の緊張は序所に俺の呼吸を止め始める


人のよさそうな入国審査員


日本人の旅行者が指紋と網膜写真を撮られ 続々と入国していく


俺の番が来た


名前を呼ばれ 審査員は笑顔で俺の旅行目的を聞いてきた


観光です


一言だけ告げる


審査員に警戒されないよう なるべき笑顔で爽やかに答えた


そして 審査員が俺のパスポートをある機械にかざした時だった


二人の間の空気が凍った


急に眉間に皺を寄せ いぶかしむ審査員


何かがおかしい


俺は本能的に感じた


今まで同じように不法滞在してきた仲間からは 


観光って言えば大丈夫 学校には行っていたといいはれば大丈夫


など 明るいことばかり聞いていて少々楽観的すぎた俺



審査員が


ちょっと待ってってくれ 


と険しい表情で言われた 


すると2M近くありそうな白人の警官が二人 俺に冷たい口調で話しかけてきた


SIR,,PLEASE COME DOWN WITH US(俺達と一緒にきてもらおう)


言われるままに俺は地下の別室へ連れて行かれた


そこは 灰色の窓の無い部屋で 部屋の中では


中国人と思われる家族5人 母親は泣き叫び 父親は頭を抱え 子供達は不安そうな瞳をしていた


また メキシコ人らしきカップルも 同様に怯えた子供の様な表情を浮かべていた


意地の悪そうな瞳孔が開いている白人警官が勝ち誇ったような顔で俺に聞いてきた


お前 学校いつからいっていない?


俺は授業料がテロで値上がりして 通えなくなり 、、その後は行っていたと言い張った


するとその警官は


今学校へ連絡したが、お前はーーから学校に来ていないと言っている 嘘をつくともっと罪は重くなるぞと


脅しつけてきた


この警官は確実にコカイン中毒者だった


開いた瞳孔 常に鼻をすすり 視点が定まらない


そして 横で泣き叫んでいる中国人の母親に向って


SHUT UP FUCK UP(黙れ くそ野郎)


と 物凄い剣幕で脅していた


母親は 


ひぃ、、ひぃ、、SORRY SORRYと怯えた子供の前で泣きながら やめてやめてと手を顔の前でばたつかせていた


そして いきなり


YOU CAN MAKE 1PHONE CALL(1度だけ電話するのを許す)

といきなり電話機を渡され とりあえず 


俺の事を待っているLADYの携帯へ電話した


しかし 授業中だったのか 電話は留守電になり 俺は捕まった経緯を話した


その後 日本人大使館へ電話するように言われ 大使館へ電話した


電話に出た大使館職員は 


どうしました?


と感情の無い声で言ってきた


学校に行っていない時期があり 不法滞在をしていたといわれ 入国審査にひっかかった旨を説明すると


何故学校に行かなかったのか それでは捕まって当然だ 助けようも無い 

とりあえず日本の家族へ連絡するから 電話番号を教えて欲しいと 


また無感情に言われた


罪を犯した者へ 誰も優しくなんかしない


日本の家族の電話番号を教え、そのまま電話を警官へ渡した


電話を切った警官がいきなり 俺を立たせ 俺の腰に鎖を何重にも巻き そして手錠を俺の両腕にはめた


人生二度目の手錠


相変わらず冷たくて重くて 痛い


人生の終わりを強制的に感じさせられる あの嫌な感じが再びよみがえる


お前の人生 これで終わりだ と 誰かに告げられた気がした


身動きの取れなくなった俺を警官が見下しながら行った


おい くそJAP てめえはもうアメリカへは入れないから これから刑務所へ連れて行く 喜べ、、

(YO, FUCKIN JAP LISTEN, YOU CAN’T ENTER US AND WETAKEYOU TO

GREAT JOURNEY TO JAIL HAHA)


乱暴に背中を押され 歩けと命じられ 更に地下へと向った