突然の旅行記が始まります。

とはいえ旅に有用な情報を書くわけではなく、私の感じたことをちょこちょこ書くだけですが。 


8/30


05:20


免許とって以来、数年ぶりに乗りたくなった車を運転し(指導員(母)同乗)羽田に。リハビリも一回のみだったので不安はあったものの環八が空いていたため快適に走行。


06:50


羽田着 早すぎる。まあまあ混んでるし、日本人含めほぼマスクの人がいない。コロナの暗い空気が少し払拭されているのかなと。

さて、今回の便は50分と異常に乗り換え時間が短く、流石にロストバゲージが不安。手荷物を預ける時に何度か不安を口にしてみたが、迷惑そうに

「普通ですから…他の人もいますし大丈夫ですよ」

と言われるのみ。むしろロストバゲージしてしまって、

「それみたことか」

と言いたくなってしまうが、ロストバゲージがないように祈る。

なぜか搭乗前に異様に食べたくなるラーメンを食べる。これこそ立地の勝利だよなぁと思いながら、重めの朝食。


09:40 羽田→ミュンヘン


うむ、機材準備で遅れてるね。「それみ」まで口に出てきていた。

機内は満席。夏休みも終わった時期だからもう少し空いてるかと思ったのに。

機内では帰国後に備えて楽譜を読み、その他勉強が主。あとはもちろん睡眠。映画はトップガンマーヴェリックにいたく感動。スプラッター映画がラインアップにあってびっくり。ちょっと見たがこんなの機内で流していいのか笑

留学のため渡独する時、何もかも手探り、しかもコンクールで結果を残せなかった直後、未来に押しつぶされそうな機内で見た「ビリギャル」で大号泣していたことをふと思い出す。3回見て3回とも泣いたのは異常だったな…。

中国ルートで14時間。


以下現地時間

17:10

やきもきしたが予定時刻に着陸。

ただ流石に不安もあり大急ぎで入国審査に向かうが、まさかの並びなし。ほんと、空港によって様々だなぁ…確かに楽々と乗り継ぎ便搭乗口に着いてしまい、逆に落胆。まだ荷物のロストバゲージはあるからな、と拗ねる。


18:00 ミュンヘン→ベルリン

特になし。周りがドイツ人だらけですごく気楽な気持ちに。


19:00


着。荷物が出てくるのを待ちながら、何の違和感もなく立っていることに気づく。特に緊張もなく、身体が覚えているんだろうなぁ。大して長くいたわけではないけれど、自分にとって深々と刻まれたドイツの空気を全力で吸収して帰ると決意を新たに。穴埋めなのかもしれない。

結局あっさり荷物は出てきてしまい、大変喜ばしいのに少し拍子抜け。


21:40 ベルリン→シュヴェリーン


ベルリン中央駅に着いて、あまりの懐かしさにもう帰ってもいいかもと思うほどの感動。

カリーヴルストを食べて、ジャンキーにドイツ食の幕開け。



友人ヴァイオリニストの住む、シュヴェリーンに向かう。湖の街に心躍る。

道中既に寒く、半袖だったら風邪であっという間に旅が終わっただろうな。移動中雨が降り始め、シュヴェリーンに着いたら本降りに。友人の助けを得てなんとか転がり込み、友人のあたたかさ、部屋のあたたかさに感動。


長い長い移動だったなあ。

教わる、もしくは自ら考え、想像し、内的に発展したからといって、演奏の質を向上させるとは限らない。

演奏は実施であり、表に出てきているその瞬間の音が全てである。自分のやりたいことが実施できている演奏はそれだけで立派に成立し、聴き手は安心してその音楽に身を任せることができる。それが不快であれば離れれば良い。

 

逆に、実施が不安定な演奏は本当に勿体無い。演奏者にとっては道の一つの地点だが、その空間は一度きりしかないのだ。当然内的充足は透けて見えるものだとしても。

 

考えることと実施の距離は正確に見る必要がある。「考えること」を過剰評価してはならない。

内的充足があればあるほど、その実施には膨大な労力を必要とするのは当然だろう。

 

 

長い道のりである。少しでも還元していきたいものだ…

いやはや、今回も充実した時間でした。


曲の素晴らしさに感動しながらも、自分のやるべきことを遂行する、シンプルながらあまりにも難しく尊いなと改めて。

そしてお客様のあたたかさ、かつ集中力には今回も多大な力をいただいた。舞台を踏むほどに、お客様の空気をよく感じるようになってきて、うまく相互に影響しあえるようになってきた。昔は些細な物音ばかり気にしていたなあ…小さい小さい。


さ、また暑さに負けず次に進むのみ。

引き続き応援いただけましたら幸いです。

暑すぎます。とにかくそれに尽きる毎日です。

練習して汗をかき、エアコンで冷えすぎ、エアコンを止めて汗をかき。外に出て汗をかき室内で冷え、もう身体はめちゃくちゃです。

 

思考もなかなかまとまらず、よしこれは書こう!と思った数分後に暑さで全てを忘れたことが何度か。(言い訳)

 

あまりに具体的なので詳しくは書かないが、教わった中で印象的なことは数年後に返ってくるということが最近多い。

特に芸術は時間がかかるのだから、何事も焦らず努力を続けるしかないのだろう。自分が教えたことも数年後に響くものがいくつかあるのかもしれないし、気持ちを込め続け生きていきたい。

 

 

明日は演奏会。人生初めてラヴェルを舞台で弾きます。独特の緊張もあるが、とっても楽しみ!!

 

 

無意識に、わからないものを探してわかるように考えていたけど、

それは根底に「わかる」という前提があったからかもしれない。けれど、芸術の「良さ」なんてわからないほうが普通であるとも考えている。

「わからない」を前提に楽譜を見てみると何か違う世界が見えてくるかな。