2日間の英語記事にもお付き合いくださり、ありがとうございました。
今日から再びナミビア・シリーズです。
ここは、ヒンバ族の集落。
Destinations シリーズ・ナミビア7の続きです。
今日が初めての方、英語記事からこちらにたどりついてくださった方、以下の1~7でご興味ありそうな記事があったら覗いてみてください
3)魔法の言葉
5)ヒンバ族のお家
6)ヒンバ族は大家族
さて、ヒンバ族の女性は、世界で一番美しい裸族と言われています。
私も、初めて彼女たちの写真を見た時、とても惹かれる自分に気づきました。
ちなみに、初めて見た写真というのは、2011年当時私のスクールで使用していたテキストに載っていた、この写真です
しかし、この記事にはヒンバ族のことなど一言も書かれていなかったのです。
なのに、この写真!
でも、いえ、おかげで・・・
私は、「これ、どこの人?」「会いたい!」
と思ったのです。
情報が少ないほど魅力を感じてしまうのが私
後に、別の記事(こちらも、教材)で、アフリカに住む「世界一美しい裸族」と知り、「会いに行こう!」と決めたのです
会いにくまでに何年か経ってしまったのは・・・
私は旅先を決めるとき、その年の吉方を参考にします。吉方位があれば吉方位へ。ない場合は、凶となる方位を避けて行先を決めるからです。
※プライベートの旅限定。かつ何度も行っている近隣の国は例外としています。結構緩いルール
今日は、その世界一美しい裸族ヒンバの女性の最大の特徴と言える、「赤い肌」にスポットを当てたいと思います。
ちなみに、彼女たちの本来の肌は焦げ茶色です。
それは、子供たちの肌を見れば一目瞭然です
カメラを向けたら、ポーズをとってくれた女の子
めちゃカッコいいさり気なくこのポーズですよ
モデルになれますね
ヒンバ族の女性は、毎日「オ―カ」と呼ばれる赤粉とバターを混ぜたものを体に塗り重ねます。
そもそも、オーカって一体なんだ
と帰国後調べてみたらヘマタイトのことでした
それくらい現地で調べようよ!
ヘマタイト
私の中にあるヘマタイトはガンメタ色です。
日本でよく見かける、このタイプ
画像お借りしました:https://spiritualism-japan.com
ちなみに、Wikipediaはこれを掲載
ガンメタのヘマタイトから赤い粉
と不思議に思ったのですが、ヘマタイトの和名は赤鉄鉱で、「色は黒から銀灰色、茶色から赤茶色ないし赤色」で「顔料としてもよく用いられる」そうです。
・・・なるほど。
海外で検索をかけみると・・・
あった!やっと・・・
赤鉄鉱の名にふさわしいものがぞくぞくと出てきました
画像お借りしました:www.futuremuseum.co.uk
こうして、ヘマタイトを岩で砕いて・・・
画像お借りしてきました:www.siyabona.com
岩で砕いて粉状にしたものとバターを手のひらで混ぜ、体に塗りつけます
肌がツヤツヤしているのは、バターのおかげなんですね
彼女が使っていたものは、牛の乳からできたバター(暑いせいか、透明がかったクリーム状になっていましたが、どこにでもあるバターの匂いがしました)でしたが、バターの代わりにワセリンを使う人もいるそうです。
塗り始める時期は、「自分で自分の身の回りの世話ができるようになった頃」だそうです。
オーカクリーム(←勝手に名づけた)には保湿効果があるのはもちろんのこと、これを塗ることで紫外線や虫から肌を守るのだそうです。
体毛を抑える効果もあるそうですが、そもそも体毛ってあるの?というくらい肌はツルリンとしています。
このクリームを毎日塗り重ね、肌の清潔を保ちます。
えっ!?
鉱物の粉とバターで清潔を保つ
そうです
ヒンバ族の女性は生涯お風呂に入ったりシャワーを浴びたりしません。
そもそも水を浴びるということを絶対にしないそうです
生涯にたった一度、結婚式の前に水を浴びる、とどこかで読んだ気がします。
あるとしても、おそらく、その1回だけなのでしょう。
ヒンバ族の女性が水を使うことなく清潔を保つのは、この土地が乾燥地帯で水がないことが最大の理由ですが、女性が生涯水を浴びないことに対して、男性にはその決まりがありません
歴史の中で大干ばつを経験した際、男性のみが体を洗うことを許され、それが習慣化したためと言われています。
ふむ。やっぱり、ヒンバ族はかなりの男性優位社会ですね。
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