東京2日目です。
今回もあまり経路を検討せずに来たので、雨の中をあちこち行ったり来たりして疲れてしまい、早々にホテルにこもって飲みまくりました
そんなことより展覧会!
憧憬の地ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷@国立西洋美術館
シャルル・コッテ 《悲嘆、海の犠牲者》 1908-09年 国立西洋美術館蔵
前日のSOMPO美術館より、大物ぞろいというか物凄く華やかな印象でした。
モネ、ミュシャ、ターナー、日本人の黒田清輝、藤田嗣治。
さすが国立の美術館。でもね、キラキラしてるけど、現地の生活が真に迫ってくるという点では前日のSOMPO美術館に軍配かな。
こちらには日本人画家の作品もたくさんあったので、その点は非常に興味深かったですね。
小杉未醒 《楽人と踊子》1921年
本展での私の一番のお気に入りは、アンリ・リヴィエールという人の、日本の浮世絵を参考にした版画。
ハガキ買っちゃった。
左下の落款のまねっこみたいなのがカワイイ
アンリ・リヴィエール 連作「ブルターニュ風景より」 《ロネイ湾(ロギウィ)》 1891年
で、相変わらずここの常設展(コレクション展)は充実していて、企画展と併せると美術好きは半日以上滞在できます。
観たものの興味がないのでここに書いてませんが、指輪のコレクションの寄贈があったとかで、常設展のほうでプチ展覧会がありました。
こういうのもたびたびあって、来場者をいつも楽しませてくれます。
ただ、いつも混んでるのが難点。
でもこの日は奇跡的に「並」の人出で、ラッキーでした
雨だったからかな。
だとしたら、雨の日も悪くないね。
常設展のロダン《考える人》と雨の庭
北斎バードパーク@すみだ北斎美術館
ここも何かやっていれば極力寄るようにしている美術館です。
両国周辺の空気感が、何とも言えず好き。
説明しがたいけど、下町といえばそうだし、だからってガチャガチャしてないし、こんな素敵な美術館とその目の前に公園もあれば、駅前に適度に飲み屋もある(←そこかいっ)。
FMラジオを聴きながらこれを書いてると偶然両国の話題が出て、DJさんも似たようなことを言ってた。
いいお風呂屋さんがあるよって紹介してくれたので、次回はぜひ両国近辺に泊まって行ってみよー
ハナシが逸れましたが、肝心の企画展は、「江戸っ子はやっぱり鳥が好き」という内容です。
…アレ?
前日は猫だったっけ?
猫のほうは擬人化してるものがたくさんあったんだけど、鳥は鳥として描くんだね。
なんでだろう?
「花鳥画」って高尚なジャンルがあるくらいだから、トリさんはマジメに描きましょうってことなのかな?
無知ですみません…
東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密@東京国立近代美術館
まぁ、この展覧会はそもそもそんなに興味はなくて、「行けたら行こう」くらいに考えていたのですが、やっぱシャケを観ておこうかなと思いまして。
正確には、というか作品名は「鮭」でございます。
日本で最初の洋画家と言われる高橋由一(ゆいち) 1877年の作。
その全体像をご覧あれ↓
結果的にはこの約1週間後に名古屋で似たようなのを観ることになるので、やっぱ行ってよかった。
芸術作品との出会いっておもしろいですね。
でも、そもそもなんでシャケなんだ。
って、ちょっとググってみると、それをかいつまんで書くと、
日本人だって洋画でこれだけ精密に描けるんだよ!
みんなで頑張ってここまで日本は近代化したんだよ!
ってことを庶民にわかりやすい題材で示したとかなんとか。
ほんまかいな。
って思った人はググってみてねー
画鋲ですよ、がびょう! がびょーん笑
まぁ、以前観た「ガラス1枚」の作品よりは芸術としてわからなくもないけど…
現代美術って何でもアリなのね…
どうやって展示するの?
1ミリとかずれて刺したら、1個とかなくしたら芸術として成立しなくなるの?
展示してないときはどうやって保管してるの?
など、いろいろ謎は多いんですけど、展示する際の動画を見つけて、とりあえず「どうやって展示するのか」は解決しました。
ちょっと面白かったので、よかったらどうぞ。