40代でも始まる尿もれの原因とトレーニング。
皆さんは、突然おこる尿もれや尿失禁で悩んでいませんか?
今日は『いろんなことを試してはいるのですが尿漏れが治りません。遠くて通えないのでケアの仕方を教えてください!』というお問い合わせがきたので、以前アップしたセルフケアの方法を再投稿します。
ここから再投稿
女性ホルモンがまったく生成されなくなる50代や60代での発症が多いとされていた尿もれですが、40代の方にも相談されることが増えてきました。
最近では、尿もれに悩まれている方の相談の多さに加え、若年化している尿もれのせいか、サニタリー売り場での『尿もれパッドコーナー』が拡大していることに危機感さえ覚えるようになっています。
皆さんは大丈夫ですか?
この尿もれ、ただの尿もれだと思い放置してしまうと骨盤底筋群の筋力低下が進み、子宮脱や直腸脱と言って膣や肛門から子宮や直腸が出てしまうという症状に進んでしまう方もいるので、絶対に放置してはいけないのです!
今は性能がいい尿もれパッドなんかも出てきていますが、放置してしまうとパッドだけでは賄えないようにもなるんです!
すでに尿もれを感じている方は、セルフケアの方法を再投稿しておきますので、すぐにケアを始めてくださいね♪
どうしても感覚がわからない方は、押上まで来てください。
全身の筋肉を動かしながら骨盤底筋群を動かす新メニュー『尿もれストップケア』でコツをお伝えします。
押上に通われている方々からは…
実は、スタジオに通う前は尿もれしていたんだけど、通うようになってからいつの間にかなくなってます!
実は、尿モレに悩んでいたので、こちらに来れて良かったです!
などの声を頂けるようになってきました。
スタジオに来られる方々の悩みも人それぞれですが、若い方でも尿もれを訴える方が確実に増えてきています。
尿もれと一言で言っても『切迫性尿失禁』や『機能性尿失禁』などいろいろなタイプがありますが、今日は更年期世代の女性が多く罹患している『腹圧性尿失禁』についてまとめます。
あなたは『咳やくしゃみをした時』『重い荷物を持ち上げた時』『走ったりジャンプをした時』などに尿がもれてしまった経験はありませんか?
このようにお腹に力が入った時にジワッと尿がもれるのが『腹圧性尿失禁』です。
2000万人以上の人が悩まされていると言われている『腹圧性尿失禁』は、骨盤底筋群がゆるむことで膀胱や尿道を支えられなくなり尿もれを起こします。
この骨盤底筋群は、女性ホルモンが低下する40代から筋肉組織の弾力やハリがなくなり弱り始めると言われている部位。
それ以外の原因としては妊娠、出産、肥満、便秘、重い物を持つなど、骨盤底筋の靭帯や筋肉が弛緩したり傷つくことで尿道括約筋が働かず尿がもれてしまうのです。
しかし、この『腹圧性尿失禁』は骨盤底筋トレーニングで改善できるのに、日本では恥ずかしくて人には相談ができない!という理由でケアが遅れ悪化させている方が多いのも現実です。
※ 骨盤底筋トレーニング…腹筋に力が入らないように膣や肛門を締めるトレーニング。
フランスでは『ペリネケア』と言って、産後に保険診療の対象として膣トレ指導を受けることが一般的になっているくらい大事なことなのに…。
(医師から処方箋をもらい、助産師や理学療法士にトレーニング法を教えてもらうのだそうです。)
※『ペリネ』とは…フランス語で骨盤底&骨盤周辺を支える筋肉ユニットのこと。(日本で『膣』と訳している場合もある。)
ただ、昔の日本は和式トイレに雑巾がけ床に座るなどの日常動作で、骨盤の可動域を最大限に使ってきた生活のせいか、昔の人の骨盤力が今ほど落ちていなかったと言われていることから、これも現代病のひとつだと思っています。
この生活様式の変化が尿もれや尿失禁が増えている原因のひとつと考えるなら、骨盤力向上のため便利になった生活をやめ昔の生活に戻せばいい! けど…w
わさわざ不便な生活に戻すという人は皆無ですよね〜(^^;
ということで、今の便利な生活をしながら尿もれや尿失禁を予防するには…。
毎日『骨盤底筋トレーニング』を続けていくしかないのです!
※変形性股関節症の方へ
痛みをかばいながら生活していると、股関節の可動域は少しずつ狭くなっていきますよね。
骨盤底筋群と股関節周りの筋肉は一部連動しているため、運動量の減った骨盤底筋の筋力低下も引き起こされ尿もれの症状が出やすくなります。
変形性股関節症と診断され、尿もれが出ているにも関わらず痛みのせいで運動できていない方は、痛みが出ていても尿もれ改善の運動療法はできますので一度ご相談ください。
さて、トレーニングをしていく前に骨盤底筋群がどんな筋肉なのか…イメージできるよう写真を載せておきます。
このハンモックのような筋肉(赤い部分)が、硬くなったり緩んだりすることで尿もれの症状が出ます。
(出産時の会陰切開ではこの骨盤底筋を切開している場合もあるので、お産を経験している人は子宮脱など症状が悪化する前にセルフケアを始めましょうね!)
骨盤底筋群のトレーニングはイラストのようなリラックスした姿勢で行います。
ご自身が一番リラックスできる体制を選んでくださいね!
なるべくお腹に力を入れないように『肛門→膣→尿道』の順番に後ろからチャックをしていくようなイメージで締めていきます。
※ 締めるときに息を優しく長く吐いていく!
※ 締めたら3秒キープ!(内臓を引き上げる感覚)
※ 息を吸いながら力を抜く!
これを繰り返しましょう。
回数や頻度は、1日何回と決めるのも良し、3分間続けると時間で決めるのも良し、隙間時間で気付いた時にやるのも良し、あくまでも自分のペースで行ってくださいね!
大事なことは!毎日、骨盤底筋群に『締める』という信号を送り続けることです。
(最初はなかなか動かなくても、毎日意識をすることで必ず動き出しますので、諦めずに行いましょうね)
すでに尿もれ、尿失禁で困っている人は2、3か月は続けられるようカレンダーなどにやれた日をチェックするということをオススメします!
(少しの変化や成果が出てきた!などメッセージで送ってくれれば応援メッセージを送りますので、一緒に頑張りましょう。)
なかなか恥ずかしくて人には相談できないことだからこそ、毎日のセルフケアで尿もれや尿失禁を予防していきましょうね♪
身体は諦めずに動かし続ければ必ず反応してきますから…(^-^)v
更年期になり出始める関節痛と尿モレは女性ホルモンの低下からもおこりますので、症状が出始めたけどどうしていいのかわからない方は、押上スタジオまで体験にお越しください。
骨盤周りの筋肉を動かしながら締めることで尿もれの症状は出なくなりますので、安心してご相談くださいね。
今日は以上です。
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