先日ホームシアターの設備について書きましたが、
実は天井埋め込みスピーカーに関しては、
我が家のマイホーム計画の中でベスト3にはいる、致命的な失敗をしています



そもそも、
埋め込みスピーカーは
間取り決めの段階で工務店に意向を伝えて、
電気の配線工事が始まるまでにモノ用意して電気屋さんに渡す必要があります

我が家はボーズのこれを楽天で買って、
電気屋さんに託して無事に取り付けられたのですが、
ミスが判明したのは引き渡し直前。
新居で営業さんと
見積もり額についてバトルしていた日。
夫がふと、
ローリビングの配線に目をやって固まりました

→我が家は何度か固まってます(笑)
ん

なんでここからこの線が出てるの



私も営業さんも配線とか詳しくないので、
何かあったー



ぐらいのノリだったのですが、
急いで図面を確認する夫

そしてまた固まる

なんと、
スピーカーの配線を間違えていました

もともとサラウンドにする予定だったのですが、
スピーカーというのはすべての線をアンプにつなげる必要があります。
だって、
アンプが制御して音を出しますからね

なのに、
アンプを置く場所に配線がされていませんでした



図で示しますと、
正解はこう↓
青がスピーカーのコード。
①と②はフロントスピーカー。
③はセンタースピーカー。
④と⑤は天井スピーカー。
⑥と⑦がサラウンドスピーカー。
アンプを正面に置く場合、
この①から⑦のスピーカーを全てアンプに繋げる必要があるので、
アンプから距離のある天井スピーカーやサラウンドスピーカーは天井や壁の中で線を這わせてアンプ近くのコンセントから線が出てくるようにする必要がありました。
つまり、テレビ下のコンセントに④から⑦のスピーカーの線の出口(計4口)がないとおかしいのですが、
実際に施行されたのはこれ↓
リビング後方のコンセントから天井スピーカーの線が出てきており、さらに謎の空配管が1つだけアンプ近くまで通されていました

ややこしいですが、
つまりアンプに繋がる4つの道が天井内に必要なのに、1本しか用意されておらず、
2つの線は関係ない出口から
「こんにちは~」と顔を出していた状態です

つまりこの状態だと
後方のコンセントから出てる④⑤の線を、床を5m程這わせてアンプまで持ってこないといけません

仮にアンプを後方に置いても、
今度は①から③のスピーカーの線が床を這うことになるので同じ

夫はサラウンドにすると伝えていたので、
まさかそんな当たり前のこと業者なら分かるだろうと思っていたのですが、
図面では別々の配線計画になってしまっていたので、業者さんはその通りに配線していました

そして営業さんは
図面でこうなってるんだから、
これはどうしようもないですよ

と言うだけ。
まぁ確かにこれは
施主の確認漏れですよね

電気配線の計画図面って、
記号だらけでグチャグチャなので、
パッと見て気がつけなかったんです。。
でも今からやり直そうと思うと、
電気屋さんが天井へ入る入口もないし、
クロスもやり直しだし、費用もかなりかかります

なので、もうどうしようもない、
致命的なミスでした

で、
悲しみに打ちひしがれている夫を見て、
私は
「まぁ線を這わせば聞けるんでしょ

別に良くない
」


と言ったのですが、
見た目重視の夫は
それはありえないから





と断固拒否

はーい、すみませーん(笑)
なぜわざわざ注文住宅で埋め込みスピーカーにしてるのに、線を床に這わせないといけないんだよ

というのが夫の意見でした。
で、
そうは言っても
そのためだけに工事をやり直すなんて。。。
と言う感じだったのですが、
結局どうなったのかと言いますと…
なんとかしました



為せば成る。
まず、
天井スピーカーの線を細い線に買い換えました。
で、
奇跡の1本だけあった空配管に、
その天井スピーカーの2本の線を詰め込んで、
アンプ側の出口まで通しました

私、こういうの大の苦手(笑)
これで、
天井スピーカーはアンプに繋がりました



で、
そうなると⑥⑦のサラウンドスピーカーの線は床を這わすしか無いのですが、
こちらは
タイルカーペットの下に這わせました

まず下に敷いているアンダーレイシートを、
線がはまるように少しカットして、
アンプからリビング後方まで配線
隙間にコードが埋まるようにしてます。
そして後ろまできたら、
タイルカーペットをもとに戻して完成

パッと見ても、この下に配線があるなんて
全く分かりませんよね

ローリビングがフローリングではなく
タイルカーペットだったから最後に救われました

ということで、
めちゃくちゃ細かいお話になりましたが、
サラウンドの配線は
よーく確認されることをオススメします
