★築300年の古民家を移築し源泉を復活させて
そば民宿を経営★
場所・ 山形県村山市大字本飯田字湯沢1477
電話・ 0237−55−5682 HPあり
開湯・ 昭和51年 江戸初期の温泉を復活させた
泉質・ アルカリ性単純冷鉱泉 加温・循環 ボーリング
創業・ 昭和51年 タイルからして
竣工・ 母屋は1700年代 風呂・宿泊棟は昭和期か 平成21年改装
構造・ 木造平屋建て 風呂・宿泊棟は鉄筋か P30台 和4室
風呂・ 男女別内湯1ずつ
料金・ 2食付宿泊 8925円〜、立寄り 500円 11〜15時
ビジネス宿泊料金 2食付宿泊 7350円〜 *当時の情報
朝食付き 5775円〜、夕食付き 6825円〜、素 5250円〜
備考・ そばのみの昼食もOK 風呂は予約で入れる (水)休み
宴会 3675円〜、法事・祝い事 4725円〜 9時30分〜16時
最終訪問・ 2021.10
山形県北部の村山地方の村山市の農村にぽつりとある温泉宿でそば店です
昼間は普通にそば店として15時くらいまで営業し、夜は温泉民宿になるようです
今回は、そばと立寄り入浴のお願いで、14時に予約しました
いやー、コロナ禍になってからはなんでも予約ですよね、私は得意だからいいけど、苦手な方はキツイだろうなあ
以前は予約なしでもお風呂だけもOKでしたが、コロナ禍になってからは一旦、お風呂の立寄りはできなくなり、2021年10月に入り、予約のみで対策をしてから入れるようになりました
外観 築300年の古民家を移築して民宿・そば店に
それでも玄関には今でも「コロナの影響により当分、お風呂の立寄りは中止します」との表示がありました
飛び込みなら断られていました
(現在は要確認です)
本当は13時くらいに時間が押していたので、14時に間に合わなそうだったので14時30分になるかも、と連絡していたのですが、予定通り14時に着くことができました
しかし、お店の方が14時30分に合わせてくれていたので、すみませんでした
内部 豪壮な長押・鴨居など 天井が高い
まずは、コロナ対策のために玄関で電話番号と名前を記入、予約時には県も聞かれています(現在は要確認)
手を消毒し、体温も計り、ここはしっかりとしていますね
結構インパクトのある60代くらいのおばさまが仕切っており、
「良かったね、体温が37・5度あったら入れなかったよ」とのことで、
「いやー、外は28度もあって暑いですから、大丈夫で良かったです」と答えておきました
客席 民宿のときは夕・朝食会場なのか
もう14時とお昼のピークが終わっており、ラストオーダーまであと30分ということだったので、まだそばは2名分あるか確認し、誰もいない広い大広間の一番奥の床の間の前の席に
廊下
こんな広い大広間に2名だけなんて、なんて贅沢なんだ(後で2名来たけど)
この日は、お昼どきはすごい混んでいて大変だった、とのことで、「やっと落ち着いたのよ」とおばさま
立派な床の間
広間は天井が高く、重厚な鴨居もあり、いかにも豪壮な雪国の豪農という感じの建物で、興奮してしまいました
床の間をチェックすると、床板も一枚板の欅のような材、ここで珍しいのが、床の間の一番下の床框にもびっしりと彫刻が施されていたこと
床の間 釘隠しは鶴 縁起が良い
こんなのは他で見たことがないので、写真などを撮っていると、例の店員さんのおばさまが来て、
「私なんて建物全然わからないから、そんなの気が付かなかったわー、あっはっは」と明るく話かけてこられました
旦那が「この子は古い建物が好きで、そんなのばっかり周っているんです」と説明してくれました
おばさまは「これは山奥から移築してきたとても古い建物なのよ、上の方の梁もすごいでしょ」と説明してくれ、
これが床框の彫刻 こんなのはなかなか見ない
「すごい古い建物ということは、何百年前ですか」と聞いたら、わざわざ厨房まで聞きに行ってくれました
そうしたら、「300年だって」とのことで、江戸時代中期ですね
なんでも、左沢(あてらさわ)の大庄屋・「鈴木家」のものだったそうです
先にお風呂に入ることになっていたので、お風呂の様子をチェックしに行ってくれ、そばの注文だけ先に
こちらの彫刻も素晴らしい
そばは、ここが「あいかも会館」というだけに「鴨つけめんそば」がオススメ、とおばさまが教えてくれました
なので、旦那はそれにしてそば大盛、私はざるのそばにしました
・温泉編
お風呂の準備ができたので、おばさまが案内してくれたときに突然、私の服装を見て、「あなた芸能人何かダンスとかしてきたのとてもおしゃれで素敵ね」とべた褒めしてくれました
私は「芸能人なんてほど遠いし、おしゃれが好きでただ派手なだけですよ、嬉しいです、ありがとうございます」と答えておきました(このときはまだストピは弾いていない)
そのおばさまは、その後旦那のところにも行き、「奥様、美人ね」と言っていたようで(美人にはほど遠い)、マスクにメイク効果・ファッション、そしておばさまのお好みだったのかも知れません
人によって好みがありますし、私も少しでもよく見せる努力はしているので、それを買ってくれたのは嬉しいです
話がそれましたが、お風呂は広間から別の建物につながり、やはり地下へ降りて行きますが、崖造りで明るいです
この日の服装 バックスタイルもいいんだけど
女湯が手前にあり、男湯も人気がないので見てみましたが、男湯の方もタイルレトロではあるけれど、女湯ほど可愛いデザインではありません
女湯 階段のタイル
こちらの女湯のデザインが可愛くて、どうしても予約してでも入りたかったんですよね
村山市なんて、そうそう来れるところではないので、予約なら確実に入れますしね
男湯 電源が入ってない状態
女湯は、赤いタイルの縁取りで、他のか所のタイルもレトロでとても可愛いです
湯は、昭和51年に江戸初期の温泉をボーリングで復活させたそうです
女湯 赤いタイルがかわいい 加温・循環ではあるけれど
しかし、加温、循環しているところを見ると鉱泉の温度か、湯量がそんなにないのかも知れません
今回は昭和タイルレトロ空間が見たくて来たのでかけ流しにはこだわりません
特徴としては、無色透明ですが、アル単なのでわりにヌルヌルします
熱め適温で、少し入っただけでかなりの温まりがあり、びっくりしました
女湯 かわいいだ円型の浴槽
成分はアル単なのでそこまで濃くないとは思いますが、さすがの温泉、効果にびっくりでした
浴感が柔らかい、毎日入るには癖のない入りやすい湯でした
民宿でもあるので、カラン・シャワー・シャンプー・ボディーソープ完備で、おばさまが「タオルも使ってね」と言ってくれたので、ありがたく白い温泉タオルを使用させてもらいました(無地です)
使用後は、脱衣場の回収籠に入れる仕組みです
女湯 湯口
脱衣場は、4人でいっぱいになるくらいの広さで、鏡・洗面が1つありました
内部は木造の造りです
けっこう浴後はぽかぽかする、さらりとした湯でした
・そば編
広間に戻るとおばさまが
「もう上がったのもう少しゆっくり入ると思って、他のお客さんのを先に作ってしまったので、もう少し待ってね」とのことなので、
旦那の鴨汁
「私も急がせたくないので言いませんでしたが、実は時間が押していて、今から新潟に帰らないとなので、早く上がりました」と伝えました
それから20分くらいして、鴨つけそばとざるそばが運ばれて来ましたが、後は帰るだけなので全然Okです
旦那の鴨つけそばのそばは、山形らしい板蕎麦の状態で運ばれてきて、鴨の汁もとても美味しいもので、おススメだけありました
鴨つけめんセット 玉こんにゃくつき
私のざるそばも板蕎麦で、つゆも美味しいもので黒い太目のこしのある田舎そばで、私の大好きなものでした
やはり冷たいそばよりも、鴨汁で食べた方が食べやすくておいしかったので、鴨つけそばがオススメですね
私は、1人で鴨つけそばを全部食べれるか不安だったので、そばを旦那に分けれるようにざるそばにしたんだけど(やはりそばは旦那に分けることに)
板蕎麦
旅に行くと、宿の夕飯とかも量が多く、タッパなしでは私は無理で、そこにも入れれないものを旦那が食べたりするので、旦那が太るんですよね、旅から帰ると
そして、お弁当箱に入れたおかずは、家族のお土産か自分のランチになりますが、暑い時期は無理ですね
今後は素泊まり宿もいいかなと思いますが、宿の夕飯も最近は適量のところもありますし、旦那も楽しみにしているので、素泊まり宿でない限り2食付きは続けます
板蕎麦 こちらも美味でした
そんな感じで、建物も風呂も接客もそばも良いお店だったので、泊まってみてもリーズナブルなので、いかがでしょうか
夜は、コロナが終われば貸切の宴会などあるかもなので、風呂も事前に予約で確認してみて下さい(現在は要確認)
古民家・タイルレトロ・そば好きの方にもオススメです♪
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