美しい白濁の湯を貸し切り状態で入れた鳴子1湯め

場所・ 宮城県大崎市鳴子町字新屋敷160

電話・ 0229−83−3133 HPあり

開湯・ 鳴子温泉自体は800年代

泉質・ (東多賀の湯1号泉)
    含硫黄・ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉
      (低張性・中性・高温泉) 45度 Ph6 1215mg
       かけ流し


創業・ 昭和初期以前か

竣工・ 平成期か 令和4年にも改装

構造・ 木造2階建て 全8室 部屋にキッチン完備

風呂・ 男女別内湯1ずつ

料金・  2食付き宿泊 平日 11000円から、休前日1000円増し
     1泊朝食つき 平日 7700円〜、休前日 8400円〜
     1泊素泊まり 平日 5500円〜、休前日 6000円〜
     冷暖房費・1人 季節により600円 
     

     立ち寄り 800円 10時30分〜14時30分 *当時の情報 
     日帰り休憩OK 湯めぐりスタンプ2枚

人物・ 種田山頭火 旅日記に記入

最終訪問・ 2022.10

宮城県南部、鳴子温泉郷の国道47号沿いにあり、旦那も前を通るたびに気になっていた宿ですラブ
 

外観 木造2階建て 

 

国道沿いに大きな看板もあり、立ち寄りも広く受け付けていますおねがい
宿の前にはなぜかヤギさんもおり、なごみましたラブラブ



今回は、私が「姥の湯旅館」で体温が37・3度以上あるからだめ、と断られたため、急遽旦那がそちらへ行くことになり、私がこちらに入ることにダッシュ

 

玄関 ポチさんがまだ生前の姿でお出迎え

 

体温が心配だったので、こちらの玄関で計ったら36.6度で、数分でそんなに体温が変化するわけないので、向こうの体温計がおかしいんですねもやもや

受付 ここでお支払い 


女性は生理前の高温期は37度以上あるのは普通ですし、昼食を食べた直後だったのもありますが、どこも悪くないのに体温がもともと高めな方はこの時期、夏などもいちいち体温で断られるのも嫌ですね(宿泊の場合だったら怖い)もやもや
早くこんなのなくしてほしいです(もう今はないと思いますが)ダッシュ

 

受付横の廊下で奥へ(いない場合はお金を置いて行く) 



なんと一応こちらは玄関に体温計と消毒液がありますが、
勝手に料金をカウンターに置いて湯へ行ってもいい感じでしたびっくり
 

館内のこけし 

 

名前・住所・連絡先などの記入もなく、「姥の湯」とえらい違いですし、もうそんなことをしているのは「姥の湯」だけでした、次の日もいろいろ行きましたがダッシュ

館内のこけし手ぬぐい


この宿の創業は
昭和初期に種田山頭火が来ているので、それより前の創業かと思いますびっくり
 

今は改装されて存在しない休憩所

 

この宿に宿泊し、旅日記に「昭和11年6月29日。曇り。鳴子で下車。多賀の湯という宿に泊まる。質実なのが何より嬉し。いつでもどこでも帰家隠座の心でありたい」と記入し、俳句を2句残したそうです鉛筆



それでカウンターのところに俳句を投稿するポストがあったのかキラキラ

 

男湯 誰もいなかったので見せて頂く 

 

玄関横には「ポチの家」があり、白い毛の大きな老犬がおり、おとなしくいい子でした(去年、亡くなられたそうです)お願い
 

 

お部屋には全室キッチンがあるので、長期滞在の湯治や持ち込みで素泊まりなどもできますねラブラブ
普通の2食付き宿泊でも、農家もやっているとのことで自家製のお米「ゆきむすび」もおいしいそうですキラキラ

 

男湯 洗い場 広さに大差なし


 

別館「大家」もあり、「尿前の関」の前にあり、こちらは予約制でランチや会合ウインク
とても素敵な古民家の写真がパンフにありましたカメラ



館内は平成期に改装されたのか建て替えなのかで、とてもきれいで使い勝手も良さそうですハート

 


 

こんなところでいつか3泊くらいしてのんびり湯治をしてみたいものです(国道47号沿いなので音が気になりそうだ)ハート
湯も白濁で極上ですし、旦那も好きそうな泉質ですお父さん

 

脱衣場 女湯 3名でいっぱいくらい



日本全国屈指の泉質の豊かさで知られる鳴子でも
珍しい乳白色の硫黄泉で、地中から湧き出たときは無色透明ですが、空気に触れて浴槽に溜まると次第に白みを帯びて乳白色に変化しますハート

 

女湯 改装前です 


 

この美しい湯こそ、自家源泉100%かけ流しの「東多賀の湯」の何よりの自慢ですチョコがけハート
宿泊のお客さんは24時間いつでも入れるというのも嬉しいですねキラキラ

 


 

日帰りは10〜15時の間で行っていて、この連休が今年最後の営業で、年末までずっと工事で休むそうです(2022年)もやもや
なので、ギリギリセーフで入ることができましたアセアセ

 



さっそく1階の廊下の奥にある湯へと進むと、ちょうど脱衣場に2名、中に1名おられたので、最初は写真は無理かなと思いましたが、じきに中にいる方が上がられたので、風呂の中から戸を閉めて撮影することができましたカメラ

 


 

湯に入った後も誰も来ず、終始貸し切り状態で入ることができ、とても幸運でした(3連休中日の昼間)チョキ

 

女湯 溢れ出し部分 



「姥の湯」をやめて、こちらに来てよかったなあウインク

久しぶりの白濁の硫黄泉にとてもテンションが上がり、鳴子1湯めでこんな素敵な湯に出会えて本当に嬉しかったですラブラブ
 

女湯 ガスを逃がすため隙間がある

 

湯はさらりとして強烈な硫黄と金気臭と石油臭で、金気臭と石油臭が意外でしたびっくり
白濁の硫黄泉ですが、肌に優しい中性で、わりに鳴子の湯は
濁り湯なのに中性からアルカリ性で優しいですねウインク

 

洗い場はシャワーがなくこのお湯で 


 

「滝の湯」だけは酸性の硫黄泉で、地元の方によると掘る深さでPHが変わるとかおばあちゃん
温度も熱め適温でちょうどよく、私でも楽しんで入ることのできる温度でしたチョコがけハート

ケロリン 白く変化している


浴室にある黄色のケロリンは、この
湯の析出で白くコーティングされており、こういうのを見るのも楽しいですねチョコがけハート
浴室は硫化水素があるので、必ず窓を開けて換気が必要なので、あちこち開いていますダッシュ

 

洗い場 リンスインとボディーソープ完備 


 

カラン・シャワーはなく、湯が注がれている一角があるので、そこから湯を汲んで使用するようです波

 


浴室のデザインも木造で鄙びており、そこに1つだけ小さな白濁の湯がある浴槽があるという、なんとも潔いシンプルなもので、共同湯系でかっこいいですチョコがけハート
ここは今度は旦那も入れるといいなあと思いますお父さん

鳴子温泉のマンホール 


それと隣の西多賀さんも、コロナ中は立ち寄りを中止されてるので、早く解除してほしいなあと思いますキラキラ

(西多賀さんは宿泊も長期滞在の方の空きがあれば2・3日前からの受付で

  2泊以上よりなのでかなり厳しい)

いつかまた来たい素敵な湯でしたチョコがけハート
匂いも強烈な温泉らしい温泉です温泉

白濁・湯治場・種田山頭火好きの方にもおススメです♪