☆豪農の館の奥座敷・2階の20畳の2間続きに宿泊☆
場所・ 秋田県大仙市強首字強首268
電話・ 0187−77−2116 HPあり
泉質・ (樅峰の湯源泉)含ヨウ素・ナトリウム・塩化物泉
50度 PH7 240L・分 かけ流し
(高張性・アルカリ性・高温泉)
開湯・ 以前は引き湯で平成期にボーリング成功
創業・ 昭和41年(1966)
竣工・ 大正6年(1917) 小山田家12代目により
施工・ 京都に留学した地元大工・井上喜代松
構造・ 木造2階建て 総欅造りで宮大工が
部分的に秋田杉・鉄刀木など
料金・ 2食付宿泊 6畳 16500円~ 1人OK
本館の特別室は23000円〜25000円
文化財保護のため中学生からOK
立ち寄り 700円 11〜18時 要電話
館内・資料館見学 200円 立ち寄りの場合
最終宿泊・ 2023.05 特別室「あじさい」に宿泊
*国・登録有形文化財 *日本秘湯を守る会 *日本文化遺産を守る会
*TV東京などメディア露出多数 *BS「湯のまち放浪記」で紹介
*大仙市・有形文化財(茶弁当・古文書)*大仙市・天然記念物(樅の木群)
・部屋 2階 20畳 特別室「あじさい」
WC・手洗い・TV・冷蔵庫なし
(WCと手洗いは部屋を出て正面、冷凍してほしいものは頼めます)
この宿に泊まるなら私は、できればこの部屋1択でした
なので、この部屋に泊まれるときが来るまで15年以上待ちました
外観 2階の左側の窓の部屋が特別室
なんと今年に入りテレビを見ていたら、この部屋にバナナマンの日村さんがジャニーズの子と泊まっていました
部屋から見える屋敷の神社 見下ろして申し訳ない
なので、部屋に入ったとき「ここって日村さん泊まりましたよね」と女将さんに言ったら、「そうなのよー、大変だったわよー」とのこと
2階の 入り口 目の前にWCあり
もちろんその日は1棟貸し切りでしょうし、撮影は大変でしょうね
あじさい 居間の窓側 窓はここの1面のみ
女将さんは「昔のままの古い部屋だからね」とのことですが、「こういう宿ばかり80宿泊まってきたので大丈夫です」というと安心されたようでした
広縁 寒いのであまり使用しない
それにしてももう80宿も行ったのか、東日本限定で木造宿ばかり
目標は今のところは116軒ですが、行きたい宿がどんどん増えるのでわかりません
浴衣と居間の様子 大正時代のまま
部屋は大正時代のままを残していて、さすがは文化財です
奥の部屋の床の間も大きくさすがは豪農の家の奥座敷
天井も高く高級な部屋という感じがします
衣文かけ
なかなか20畳という中広間のような部屋に2名で泊れるチャンスはないので、ここは私たちの旅の中でも1番広い部屋に泊まった体験です
居間 広縁的な椅子
あんまり広い部屋に2名だと広すぎないと言われる方もおりますが、私は広い方が好きです(8畳とか狭い)
できれば2間で、居間と寝室とわかれている方がいいですね(普段もそういう部屋に住んでいるので)
タンス 浴衣やタオル・足袋などが入る
今回は奥の部屋に最初から布団が敷いてあり、手前の入口側の部屋に机がありました
布団も良い旅館なので快適なものです
寝室側 残念ながらブレた 2間続き
部屋は5月でも夜と朝は昔の建物なので寒く、朝はストーブを付けました
5月でこれなので、冬は相当寒いでしょうね
(冬に宿泊した方は部屋で息が白かったそう)
寝室 こちらも10畳 壁で40畳を仕切った造り
窓の外には樹齢380年の歴史ある樅の木の林があり、これは大仙市の天然記念物に指定されていて、建物以外にも弁当箱が文化財だったりと、この家そのものが1つの文化です
欄間 扇の造り 葛の襖
なので、この秋田県の豪農の文化を伝える宿としていつまでも伝えていってほしいです
寝室 床の間・床脇 きっちりとした造り
そしてその林の中には屋敷神が祀られており、部屋からは見下ろす感じになってしまい申し訳ないのですが(足も向けている)、一応、一晩お世話になるので参拝しておきました
居間側からの全体図
朝はその林の中からふくろうの声がして、代々ふくろうさん家族もこの家で生きて来たのでしょうね
浴衣・タオル・名入りタオル・スリッパ・足袋
お部屋の襖紙も昔のままで傷んではいますが、これは今では手に入らない葛で造られたものだそうですので、あえて残しているそうで、ご主人が気にされていましたが、かえってこういう方が歴史を感じて嬉しいです
お茶菓子の説明
前に岐阜の中山道の江戸時代築の宿で壁紙がびりびりなままな部屋にも泊まったことあるし(爆)
お茶菓子
大正時代のままの雰囲気を味わえる奥の特別室
この部屋に泊まれて本当に良かったです
夢が叶った夜でした