☆歴史ある建物と浴室が良く温泉街に溶け込む☆
場所・ 山形県尾花沢市銀山新畑
電話・ 0237−28−2232
泉質・ (共有源泉)含食塩硫化水素泉 66度
PH7 2712mg かけ流し (低張性・中性・高温泉)
開湯・ 1500年
創業・ 江戸〜明治時代
竣工・ 大正時代 浴室は昭和期に改装
構造・ 木造3階建て、鉄筋コンクリート 和26室 新館も
風呂・ 男女別 内湯1ずつ
料金・ 2食付 23000円前後〜 立ち寄り 1000円 11~13時
最終訪問・ 2023・01 外観のみ再訪
*NHK 「昼ブラ」で紹介 *国・登録有形文化財(本館)
銀山温泉街の中ほどにある宿です
現在は「古勢起屋別館」ですが、昔の資料を見ると「源泉館」の看板が出ています
5月の様子 新緑の昼間
これは廃業された「小関館」さんとも関係あるのでしょうか(かつての「小関館」が下画像の本館です)
まず、その入り口からして郷愁をそそります
宿にしては小さく見える玄関ですが、当時は皆こんな形だったのでしょう
目の前には懐かしい急な階段、左には黒光する板戸
その間の廊下に昔ながらの帳簿
何ともレトロな空間で、この宿もいいなあ
「この旧館は、大工の棟梁だった祖父が建てたものなのです」と女将さん
奥には後に増築したという鉄筋コンクリートの客室もありますが、泊まるならやはり昔ながらの木造の方が良いです
向かいの「旅館 永澤平八」さんの2階からの本館
隣の部屋と襖1枚で区切られただけではありますが、きしむ廊下の音や隣の客の話声、そして窓から聞こえる通りのざわめき
当時の人も味わったであろうこの雰囲気を、噛みしめてみるのも悪くありません
部屋は当時のままで鄙びています
欄間障子の組子なども見ものです
5月 昼間の温泉街と別館
夕食は、1階の食事処で鍋料理を頂けるそうでしたが、現在はわかりません
山の宿だけに山菜、イワナ、キノコなど山の幸を味わえそうです
向かいの「旅館 永澤平八」さんの2階からの別館
浴室は男性は1階、女性は地下にあり、それぞれ造りが違います
たいてい、古い旅館は男性風呂の方が豪華で趣があるのが常です
5月 本館の夕方の様子
これは1970年代までは男性しかほとんど旅行、出張などをしなかったためで、それより前のままの旅館はこういうことになってしまいます
5月の朝の別館 背後の鉄筋が別館の鉄筋コンクリ部分
現在ではむしろ「女子旅」の方が主流で、女性をターゲットにしていますが。。。
ここも男性浴室の方が趣のある浴室で、ひょうたん型の湯船に湯口には何やら彫刻オブジェが(泊まれば時間で入れ替えあるかな)
ステンドグラスもあるそうです
湯は共通源泉ですが、湯は無色透明のものだそうです(多少にごり湯か)
現在は別館の方で立ち寄りが再スタートしました
温泉・木造旅館・レトロ好きの方にもオススメです(^^♪