平成28年に、当時の天皇陛下(※上皇陛下)が譲位と安定的な皇位継承についての願いを滲ませた『お気持ち表明』がなされてから、
宮内庁に対する『報復人事』ともいえる官邸サイドの不穏な動きがあり、結局、皇室典範そのものの改正は行われず、特例法として平成~令和の1代に限定したものとされました。





そして、安定的な皇位継承についても、宗教右派の日本会議と韓国系カルト・旧統一教会の影響下にある自民党、
権力(※国土交通大臣のポスト)にしか興味の無い公明党(※創価学会)の連立政権では、あまり期待できそうにありません。

事実、あれから全く動きがありません!!




【男系固執派の世界観】


★ 実は、皇室は素戔嗚尊の直系であるとする説

天忍穗耳尊(※アメノオシホミミノミコト)は、素戔嗚尊(※スサノオノミコト) から天照皇大神(※アマテラスオオミカミ)の養子として迎えられたと解釈できるから男系という主張。

これだと、皇祖は素戔嗚尊ということになってしまう矛盾を抱えていますが、
姉と弟との間に生まれたのだからという理由で、国之常立神伊奘諾尊から連面と続く男系の血統が続いており、天照皇大神の皇統も男系ということになるという苦しい言い訳にもつながるわけです。

キリスト教的な一神教の影響を受けた新興宗教の信者とかが、この説を主張していました。


★ 天照大神は「実は男だった」説

神仏習合の考え方のもと、天照皇大神 が 大日如来 と同一視されるケースもありましたが、それは 記紀(※古事記・日本書紀) が編纂されたずっと後の時代の話です。

しかし、男系固執は そうは思っていないようで、天照皇大神が男だと言って憚らない者もいます。




★ 夫婦の間に生まれた神々の子孫以降に適用される説

天忍穗耳尊は 天照大神の実子ではあるものの、結婚して妊娠して生まれたわけではないので、その時点では男系も女系もなく、
天孫である瓊瓊杵尊(※ニニギノミコト)以降は、男系なのだから、それでよしとする説。




★ 神武天皇の『Y染色体』説

神武天皇以前の神代の歴史については語らず、Y染色体の似非科学を持ち出す唯物天皇主義

女性天皇の即位や女性宮家に反対の立場をとり、天皇陛下の譲位にも頑迷に反対してきた保守(※呆守)系の学者である八木秀次が最初に提唱したものの、当初はあまり注目されていませんでした。

女性天皇に慎重だった寛仁親王(※ヒゲの殿下)が、その説について触れられたことにより、広く受け入れられるようになりましたが、
高松宮妃が将来的な女性天皇の即位を肯定されていたように、寛仁親王の意見が皇室の総意というわけではありません。

しかも、八木は『旧統一教会』の関連団体と蜜月な人物でもあり、反共主義者であっても、日本の伝統や皇室に対する敬愛の念があるのかは甚だ疑問であります。





このように、

皇統に関して男系男子でなければならないとする根拠について、
『呆守』のなかでも一貫性がなく、
ここまで多岐にわたると、信仰やイデオロギーの対立から殴り合いにでも発展しそうなものですが、奴らは不思議と結託しているんです。


要は、男系男子さえ守れれば、あとはどうでも良いという感じなのでしょう。

 


『愛国女子』な奇腐塵(※きふじん)にしてもそうでしたが、
こいつら随分と、いい加減な男系カルト教団であります。