経営審査事項は第2の耐震偽装問題か
8/17に山義建設(貝塚市)が破産したという報道がありました
2月に近畿地方整備局から淀川の点野地区堤防工事の公共工事を受注した直後です
その工事の予定価格は2億3520万円でしたが
山義建設は1億5000万円で落札した模様です
あまりの安値落札では発注サイドが調査をすることになっています
下記がその調査内容で、施行に問題ない業者だと結論しています
公共工事に参加するには「経営審査事項」を受けなければなりません
経営規模や経営状況、技術力、社会性を点数化して
点数が高い会社ほど金額の高い公共工事の入札に参加できるというものです
建設会社はその書類を地元行政と(財)建設業情報管理センターに提出します
2社が合同で精査をして結果を建設会社に提示するシステムとなっています
山義建設は経営状況を示すY評点がものすごく高い会社でした
満点は1430点(山義は1204点)
とうぜん、得点が高いほど倒産しない会社ということです
誰もが知っている大手ゼネコンでもこの数値は600~700点台といいます
なぜ得点の高い会社が潰れるのか
理由は簡単でその点数そのものがでたらめだからです
ヤフーでY評点を検索すると
行政書士や会計事務所のwebがたくさん出てきます
共通した宣伝文句は「Y評点をアップさせる方法あります」です
耐震偽装での行政の建築許可確認の構造問題と同一です
官は数字しか見ていない
一般に公共工事は何割かの前金が官から民に支払われるといいます
今回の事案もその公算が高いでしょう
こうして点野の工事は工事されないまま野ざらしになっています
建設の構造計算と同じく、検査を民間に委託して
その民間検査機関は損害保険のチェックを義務付ける
建設会社←(信用チェック)民間検査←(偽装チェック)損害保険
このようにしないといけないでしょう
広島断水
今年8月広島県呉市周辺で水道事故がありました
事故の影響で2週間以上の断水がおこり
多くの住民と企業が被害にあいました
前回の検査から27年経っていた水道管はとっくに耐用年数を過ぎていました
ここまで放置してきたのは財政不足と
実際に検査・修理すれば何日間かの断水をしなければならず
住民や企業の理解をなかなか得られないというのが原因のようです
全国の水道システム(上水道・下水道・工農業用水)は老朽化しています
なかなか工事が進まない原因のひとつに夜間でしか工事ができない事情があるようです
また、空梅雨のさいにはダムが干上がり水不足になることも毎年おこっています
電力などのライフラインは停電はほとんどの場合電線の不具合の問題なので
電線の修理だけで電気は回復します
水道管の破損の場合は掘って埋める作業で時間がかかるし
渇水の場合には雨が降るまでどのような対策もできません
今後も各地で水道管のトラブルや、渇水はおこりえると考えています
そこで一定以上の工場や集合住宅では、使用した水を100%再利用できる機械導入の義務化を提案します
電機メーカーや鉄鋼会社の工場は導入しています
引受け審査基準
日本証券業協会は新規公開株式の引受け審査基準として新しい基準をまとめました
これまでの審査基準は8項目でしたが
今回の新基準は3倍増の24項目です
上場に際し幹事証券会社が上記24項目を審査していない場合罰金処分を課すようです
ただ、具体的な罰則規定はなく
(例えていうならスピード違反は罰金だが、何キロからスピード違反になるかは明記していない)
会社の嘘を見破れなかったときの罰則などは明記されていません
そのような規定がないと結局ザル規制になると考えています