Everyday People Dance To The Music

Everyday People Dance To The Music

日々人は音と共に踊る

音楽を、聴きたい。


サカナクション / ミュージック -Music Video-

……いや聴けばええやんって話なんだが(苦笑)。

つまるところ、自室に入って一息ついて、まずPCを立ち上げてYoutubeを見る、というのをやめたいという話なのだ。で、目ぼしい動画が無かったらスイカゲームとかやったりしてさ(笑)。それで溶かす時間が、冷静になって考えると無駄すぎて嫌になる。
でも、それを断ってしまうというのもなかなか難しい。タバコは吸わないけど酒は人並みにたしなむ僕としては、同じように良い具合にやっていきたいというか、それしか無いかなと思ってはいる。

ただ、その電源を入れる前に音楽を聴く。
CD一枚分、乃至二枚組分の時間を作り出すのは、紛れもなく人としての理性、或いは意志の勝利である。



とかなんとか言ってみちゃったりなんかしちゃったりして(笑)。



来年の事を言うと、なんてまだるっこしい話じゃない。もう始めてて、出来れば習慣にしたいなという話。
で、さらに言えば、それを毎日記事として更新できたら面白いよね、という。非常に面倒臭い話でもあるんだけど、面倒になりすぎない方法を考えつつ。

で、今日聴いたのはフリッチャイ・バイエルン放送響の『悲愴』。最初はシルヴェストリにしようかと思ったけど。
久々に聴くとこう……身を斬られるような演奏だなと。もう多くは言うまい。



まあ、色々やりたいと思うわけです。意欲はある。
結局、自分で自分を楽しませるしかないんだよな。あの手この手を使ってさ。
CD売りました。



はい。もう先週の金曜日ですわ。
バックヤードに置いていた衣装ケース二つ分のCDを、四分の一くらい残して全部処分しました。ちなみに衣装ケース二つともボロボロだったんで、新たに衣装ケースを買って(苦笑)。さらにちなみに、盤の売値は衣装ケース以下だよ(苦笑)。
売ったことに後悔も感慨も特に無いです。殆ど聴いてない盤や開封すらしてないのもあったけど、よくよく考えて今後聴くことは無いという確信はあったので。
選んでる時点では、あれも要るこれも捨てがたいで、もっと多く残すことになるのではと思ったのだけど、意外とそうでもなかったなという。


スピッツ / 楓

……なんてことを、今更書いている時点で何となく思うことはあったということなのかな。乖離していたというか、何か……本当に何となく、書こうと思えなかったな。
バックヤードの盤と今部屋にある盤の入れ替え戦は、多分そのうちやることになると思う。で、また時が来れば処分することになるんだろうな、うん……。
そして部屋の片付けも、ここらで一段落かな。全然片付いた気がしないけど、もういいや。



……というか、CD売ったことある人に訊いてみたいな。どんな気分だったかを。
思い入れの無い盤でこの感じだと、今部屋にあるのは一生売れない気がする……。
そもそも大阪、というかユニオンで目当てのものが見つからなかった時点で、あとはもう消化試合となることが確定しているわけで。
つまり……あるかも知れない可能性を追うというよりは、無いことを確認するという作業ね。



そのために、近場を全部回ろう、と。まあ箕面くらいまでは行っても良かったかもしれないが、そうなると少なくとも最後の一つは無かったことになるのが……まあいいや。

というわけで、ここで今回の収穫。



No.065:George Szell: Cleveland Orchestra『Dvořák: Symphony #8』 ¥550
これと次のは宝塚安倉店で購入。調べてないし調べる気も無いけど、年内で一番買った店じゃないかな。今年もお世話になりました。来年もヨロシク(笑)。
まあその前に寄った鈴蘭台とか三田寺村とかでも割と惜しいのはあったんだが。特に後者……ぜひ買って聴きたくはあるけど値段がな、という。次買う盤にするかも怪しい。

廉価の棚を見てて、セル・クリーブランドのバルトークにまず目が留まり、でもよくよく調べたらもう持ってるやつだったので、ちょっと落胆しながら目をやった先にあったのがこの盤。

DVORAK:SYMPHONY NO.8 Szell/The Cleveland Orchestra ドヴォルザーク:交響曲第8番セル指揮クリーヴランド管弦楽団

ドヴォルザークの第8番……盤を替えて聴く度に「ああ、良い曲だ」という新鮮な感慨が生じる……つまり前回聴いた分の記憶が無いという事なのだが(苦笑)。
前にジュリーニ・コンセルトヘボウ盤で聴いた時に、大名曲やんと思った、そのスケール感はそのままによりエネルギーを感じるような演奏。また最高記録が更新された感じ。
セルの亡くなる年の録音という、その印象補正があるのは正直否めないが、それこそ同年の東京ライブに通じるものがあると思う。渾身の一振りというか。



No.066:Eugen Jochum: Staatskapelle Dresden『Bruckner: Symphony #7』 ¥550
前回に引き続き、今回の本命盤もブルックナーの第8番だった。が、まあそうそう良いのは見つからんだろうという事で、買うに際してのハードルは少し下げていた。
ちょっとでも面白いと思ったら、買い。正直前の盤もそうなのだけど、この盤は特にそう。
ヨッフムのブル7……既にベルリンフィルの盤を持っていて、そこそこ愛聴していたりもする。ドレスデンとの録音は相対的に評価が高くなく、買い増しするならもっと晩年のライヴ盤とかだろうと思わなくもない。
一方で、今回第8番を聴こうとなったきっかけがヨッフム・ドレスデンの盤だったので、主だった曲をその組み合わせで持ってても良いかなという気持ちもあった。

Bruckner - Symphony No.7  Jochum Dresden

直近でカラヤン・ベルリンフィルのグラモフォン盤で同曲を聴いて、思った以上に速いテンポで進むなと思ったのだけど、今盤はかなり深い呼吸での開始から途中で同じくらいテンポが速くなったりする。その他色々仕掛けがあって、自然体の演奏が尊ばれるブルックナーとしては異端ではあるのだけど、何だかんだ許せる……という評価が某サイトでされていて、僕もそれに準じます。



No.067:Günter Wand: SWR Symphony Orchestra Stuttgart『Bruckner: Symphony #9』 ¥330
伊丹昆陽店で購入。これは手に取ってから買うまでに結構悩んだ……が、今にして思えば何を悩んでいたのかよくわからない(苦笑)。確かに全然狙ってはいない曲目ではあったけれども、何せこの値段だ。


Symphony No. 9 in D Minor, WAB 109 (original 1894 version, ed. L. Nowak) : II. Scherzo

ギュンター・ヴァントのブルックナーも徐々に揃い出してきたな。出来ればベルリンフィルか北ドイツ放送響で全部持ちたいところだけど。
演奏についてはまだとやかく言わないが、第2楽章で俄然盛り上がった。ブルックナーのスケルツォは格好良いわ。

で、同じ店で書籍コーナーを回っていたら……。



番外編:アレクサンダー・ウェルナー 著, 喜多尾道冬/廣瀬大介 訳『カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記(上)』
ここ最近ずっと探してたヤツ。まあ姫路のブックオフに置いてるのは知ってて、もう次こそは買おうと思っていたのだけど、今回多分それより安値であったので、瞬時に買い……さっきのCDの5倍くらいの値段だけど(笑)。

……いや、て言うかね。



値札間違ってますよ!(笑)
実はこの前のカラヤンのマーラーも、ワルターの『大地の歌』の値札が貼られていたのだけど、全然別の店で立て続けにこれ、どうなの? いや僕的には全然問題ないというか、多分そのおかげで安くなってるんで全然アリなんだけど。
これから読むのだけど、恐らくは一気にスターダムにのし上がり天才の名をほしいままにする姿が描かれる上巻に対して、下巻……手に入れたい気持ちと、読むのが怖い気持ちが交錯するな。ジャコ・パストリアス程じゃないにせよ、暗転するんだろうなあ……。
で、それはそれとして……『ムラヴィンスキーと私』も読んでみたいな(笑)。



No.068:Hans Knappertsbusch: Berlin Philharmonic Orchestra『Brahms: Symphony #3; Haydn: Symphony #94』 ¥330
の、前に。



番外編:許光俊『決定版 交響曲の名曲・名演奏』
三宮センター街店で購入。CD2枚分の値段で、これはちょっと迷ったけど、結論から言うと買って正解だった。ちなみに奥付を見ると今年の二月発行。最新も最新で、そりゃ高いよなと。
許光俊という評論家の著作も順調に増えてるな。「読んだら聴きたくなる」という帯の文句は正にその通りで、多分この本の影響で買う盤は今後あると思う。

で。



遅めの夕食をとった後で、伊川谷店に着いた時にはもう閉店間近。最後の最後ってことでハードルも俄然下がったが、カラヤンのバッハ、シューリヒトのブルックナーと悩んで購入したのがこの盤。他の二つはどうせ他でも手に入るだろうと思えたが、この盤はちょっとその保証もなさそうだったので……とか言って、次ユニオンに行ったら置いてそうな気もするが(笑)。


ブラームス:交響曲第3番:クナパーツブッシュ/ベルリン・フィル (1950 11)

「片手で地球をひっくり返したような」というのは、ある評論家がクナッパーツブッシュの『グレイト』を評した言葉だが、この盤の冒頭を聴いた瞬間にそれが頭を過った。
そして思ったのだけど、ブルックナーはなるべく良い音で聴きたいと思うのに対して、ブラームスは必ずしもそうではないなと。フルトヴェングラーもそうだけど、古いモノラル録音の音がむしろ迫力を増している気がする。
これが、今年最後の一枚になる……の、かな?(苦笑) 流石にもうブックオフに寄る機会も無いとは思うのだけど……仕事帰りに、最寄りの店で、思いがけない出物があれば、まあ、うん(苦笑)。



無いものは無い、それをはっきりさせただけのツーリングだった。まあそれはそれで楽しかったし、意義はあったと言えるけど。
来年あたり、あるものがあるところに行きたいと思っている。それがどこかと言われたら……。
この度の年末年始は、例年に比べてより区切り感が強い気がする。年末までにこれをやりたい、年始からこれをやろう、というのが結構ある。



とりあえず、忘年会は済ませた(笑)。部屋の片付けはあまり進んでないけど、まあ何とかしたい。
それはそれとして、今日は走り収め。



最後にもう一回マーブルビーチとか、有馬街道から六甲山を攻めてみようかとか、色々考えた結果、県内ブックオフ巡りに(笑)。りずむぼっくす4店舗も含めて、合計12軒回ってきましたよ。
まあ何だかんだ、街乗りが一番楽しいかな。ワインディングも嫌いじゃないけどさ。



年内最後という事で、割とお祭り感覚。財布の中身を全部使い尽くすぞ、という気では勿論なかったのだけど、これはと思うものを買って、食べたいものを食べてたら、結果的に大体そんな感じになっちゃった(苦笑)。元から減ってたのもあるけどね。



買ったものに関しては、例によって明日以降に。今回はCDより書籍の方が重たいのだけど、そこまで触れるかは未定。
速さを追求した結果、書きたいことが色々漏れてしまっていた。

例えば……Google Mapsのナビを使ってて、800円ほど高速料金が安いルートの指示に従った結果1500円高くなっていたこと。


ポルナレフ「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」

或いは……うまトマを食べに寄った松屋で中学生だか高校生だかの集団に囲まれて難儀したこと。


【ゴノレゴシリーズ】01 吉野家 [ ポエ山 ]

あのな、チー牛なんてきょうび流行んねーんだよ。〇〇が。

いやそんなことはどうでも良いんだ。一番大事なことが抜けていた。
今回のドライブのBGMが、マーズ・ヴォルタだった、ということ。


Cygnus... Vismund Cygnus

この凶暴なエネルギーの奔流の様な音楽を、運転の片手間とは言え聴き通せるとは正直あまり思っていなかった。心がささくれ立っていたせいかもしれないが。
初めて聴いてから20歳年食ったけど、まだ行けるなって気がした。……まあ調子に乗ってスリップノットの『アイオワ』とか買いかけたりもしたけど、それは止めておいて正解だったと思う(笑)。



いろんなことを面白がれる心でありたいと思う。いずれどんどん強張って、動かなくなってしまうのかも知れないけど。
週末から週明けにかけて、仕事上のトラブルで気持ちの乱高下があって非常に疲れた。一応は解決したものの、冷静に考えるとまだ問題は残っているような気も……。

そうだ 京都、行こう。







というわけでね(笑)。観光なんてするわけないじゃないですか。こちとらブックオフしか見えてないよ(笑)。
亀岡・太秦・東寺の、今まで行ったことのないブックオフを回って京都を制覇しようというのが今回のキャンペーン。立地的に行くのが厳しいのもそうだけど、太秦はクラシックCDのコーナーが皆無、東寺は駐車場が無いということで、まあ今後行くことは無いかな……。

で、前回全然書けなかった反省を踏まえて、今回はろくすっぽ聴いてなくてもとりあえず書いちまいます(笑)。ここで今回の収穫。



No.062:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Mahler: Symphony #9; Schoenberg: Verklärte Nacht』 ¥550
新たに訪れた3店舗の内、唯一亀岡店でのみ購入。……まあ今調べたら、この店何年か前に移転リニューアルオープンしてて、その移転前の店には行ってたわ。めちゃくちゃ萎びた鄙びた店ではあったけど、その面影は全く無いです。
で、カラヤンのマーラー第9番。そうこれもいつぞや買ったなあなんだけど、前回買ったのがライヴ盤で、今回はスタジオ盤というね。


Mahler: Symphony No. 9: I. Andante comodo (Recorded 1979-80)

カラヤンがマーラーの録音に取り組みだしたのが60代後半で、この第9番が結果的に最後の録音になった。スタジオ盤から2年後にライヴ盤をリリースしたのは出来栄えに不満があったからという話があって、実際世評もライヴ盤の方が高くはある。それでも両方持ってはいたいし、ライヴ盤も前回買った分が古すぎるので買い直したくもあるし、いずれにしてもこの値段なればこそではある。
演奏については、色々言いたい気持ちはあるがちょっと言語化が難しい。まず僭越だよね(苦笑)。カラヤン論みたいなのを語る上で、かなり重要な演奏なんだろうとは思う。



No.063:Sergiu Celibidache: Munich Philharmonic Orchestra『Bartók: Concerto For Orchestra』 ¥330
京都のスーパーバザールにて購入。これに限らず、チェリビダッケ・ミュンヘンフィルの正規盤が結構な数並んでいたり、品揃えは悪くなかった。まあ、既に持っていたり何だりで、買ったのはこの1枚だけだったが。

バルトーク……前にカラヤン盤を聴いて格好良いと思ったのは、オケコンじゃなくて弦チェレだったか。チェリビダッケに弦チェレの録音が無かったり、マーラーはやらないけどショスタコーヴィチはやってたり、という辺りを子細に見ていると何か気付きがあるような気がする。やらないけど(笑)。
演奏は一応帰りの車内で一通り聴いたけど、ロードノイズでダメでした。それこそカラヤン盤と並べて聴き比べないとよくわからんだろうなあ僕的には。



No.064:Sergiu Celibidache: Munich Philharmonic Orchestra『Dvořák: Symphony #9 "From The New World"』 ¥980
これはユニオン。
今回主に探していたのはブルックナーの第8番だった。思い立ってヨッフム盤で聴いたら結構良くて、他で良いのをと思ったのだけど、結局不発。ブルックナー最大規模の曲で、1枚組で探すのが結構しんどかった。或いは2枚組でも、チェリビダッケ最晩年の超弩級ライヴならと思ったのだが、まあそうそう置いてはないな。
その他色々探した中で、お眼鏡に叶ったのはこの盤だけだった。正直盤質とか、その割にやや高めの価格とか気にはなったけど、まあもう良いかと。


Dvořák Symphony No 9 New World - Celibidache - Münchner Philharmoniker (1991)

音源は違うけど↑の動画と解釈はほぼ変わらないと思う。
もう、これぞチェリビダッケという演奏。曲自体のスケールを超えてしまっている感じ。
ただ何というか『新世界より』って、どこまでも壮大であればあるほど良い、という曲ではないような気もする。終楽章には思いの外スピード感があって、それは良いと思うけど。
この曲を聴きたい、というよりチェリビダッケを聴きたい時に手に取る盤だな。曲を聴くなら、今なら多分アンチェル盤になると思う。



年内もう一回収穫あるかどうか。まあユニオンも芳しくなかったから、他を当たってもなあという気もするが……あとは気分次第か。
書きたい書きたくないで言えば、書きたくはあるんだけど、何をどう書いたものやら、と思っているうちにもう一週間。
そろそろ書かないとな。書くことがわからないなりにでも。

というわけで、ここで今回の収穫。



No.059:Rafael Kubelik: Czech Philharmonic Orchestra『Mozart: Symphony #38; Dvořák: Symphony #9』 ¥550
これはいつぞや、高槻あたりのブックオフで見かけてスルーしたのを覚えている。
今確認してみたが、その時点で既にクーベリック・ベルリンフィルの『新世界より』を購入済みで、流石に立て続けに買うのが気が引けたのである。まあ、いずれ普通に買えるだろうと思ってのことで、実際その判断は間違ってなかった。


Dvořák: Symphony No.9 From the New World/ Kubelik /Czech Philharmonic ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」クーベリック

買わなかった理由がもう一つあって、演奏の評価が今一つ高くなかったのである。演奏というか、オーケストラの精度が高くない、という。
確かにそうだと思える部分もあるが、緩急振幅の大きい演奏による部分もあって、その辺も好き嫌いは分かれるんじゃないかとも思う。クーベリックがチェコフィルに帰還してのライブ、という背景と意義も加味して、歴史的な演奏であることは間違いない。



No.060:Sergiu Celibidache: Munich Philharmonic Orchestra『Tchaikovsky: Symphony #5』 ¥600
元町のりずむぼっくすは、僕にとって兵庫県内の中古ショップにおける最後の砦である。他の系列店と比べて商品の入れ替わり頻度が高く、品揃えに関して「ここに無ければ仕方が無い」と思えるだけのクオリティがある。
実際、思いの外見つからなかったチェリビダッケのチャイコフスキー5番を、今回ここで購入することができたわけだが、ここに無ければコンサート後に大阪に飛ぶところであった(苦笑)。


Tchaikovsky - Symphony No.5  Celibidache Munchner

演奏について言うことは、というか言えることは無いです。

最近カラヤンの事ばかり考えているのだけど、膨大なスタジオ録音を残した一方でライブ音源の公式リリースはそれほど多くなかったカラヤンと、スタジオセッションでのレコーディングを基本的に拒絶した結果ライブ音源だけが死後公式からリリースされたチェリビダッケの、演奏と録音に関する考え方は殆ど変わりが無いというか、同根なのではないかと最近思うようになった。

演奏、というものは本来一回限りのもので、その場において聴かれることをしか想定していない。それをどれほど高い精度で録音してパッケージングしたとしても、またどのような環境で再生したとしても、そこで聴き手が得る感興は、その時その場で得られたもの、また本来演奏者が目指したものと、一致することはあり得ない。
恐らくその点では、両者の考えは一致しているはずだ。その上で、録音された音楽を聴く人に対してのアプローチが違うというだけで。

……なんてことをつらつら考えてるから何も書けないのよ(苦笑)。チャイ5に関してはまだまだ勉強中です。



No.061:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Bruckner: Symphony #7 (1971)』 ¥700
正直この盤を買うことには迷いもあった。カラヤンのEMI録音は『悲愴』とかバルトークを聴く限りにおいてかなりの聴きものであろう一方、某サイトでブルックナーに関しては看過できないキズがあるというのを知っていたので、その辺のせめぎあいがね。
で、キズ云々に関しては確かにあったものの、サイト主も言われなければ気付かないレベルの物ではあったのでそれは良しとするにしても、肝心の演奏にそこまで有意差を感じなかった。4年後録音のグラモフォン盤と比べて、演奏時間は結構長いはずなのだけど、そこまで呼吸が深いとかそういう感じでもなかった。僕が感じなかったというだけで、聴く人が聴けば全然違うのだろうけど。
まあ曲によりけりという所もあろう。ブルックナーでも『ロマンティック』とか、それこそチャイ5とかでは違いを味わえるものと思いたい。



そんなところかな……難産だった割にはこの程度だが(苦笑)。意気込んだ割にこの程度だったからこそ、と言った方が正しい。
寒さや何やかんやで体調崩れ気味だし、もうとっとと寝よう。明日も早い。
コンサートまでの時間で、三宮から元町をぶらついた。
目当ては中古CD店とボークス、そして最後にウインズで馬券を買った。



半年ぶりの府中芝2400mGⅠ。半年ぶりの応援馬券。クロワデュノールの勝算は、正直そこまで高いとも思えなかったが、今回の難解なレースをまともに予想しようという気にもなれなかった。


2025年ジャパンカップ(GⅠ) カランダガン【カンテレ公式】

アクシデンタルな部分については書かない。
終わってみれば、左回りのマスカレードボールは強いというのは半年前から分かっていたことだし、ダノンデサイルも上半期終了時点ではこの路線での現役最強だったわけで、冷静になればなるほど、この結果はまあ仕方が無いなと思える。
そしてカランダガン……レコード決着という点ではアルカセットを連想させるけど、僕はピルサドスキーを思い出したな。スピード決着を底力で押し切ったような印象。まああんまりしっかり見てないけどさ。

どうせ負けるんだったら、タスティエーラの応援馬券も買っておけば良かったと思わなくもない。
……でも思えば、あのダービーだって本命にはしてたけど買わなかったんだったな。結局最後まで、タスティエーラの馬券を買うことは無いんだろう。

そして多分、クロワデュノールの応援馬券は折に触れて買うことになると思う。
ここから仕切り直して強くなるのか、あるいは今回の消耗が尾を引いてしまうのか、いずれにしても、最後まで追いかけることにしたい。
「推し」という言葉が正直好きではない。


Jacks - Vacant World [ジャックス - からっぽの世界]

「推し」と聞いてまず真っ先に思い出すのが↑なので……ジャックスが嫌いだからというわけでは勿論なく、むしろその逆。
とは言え、僕のこれから人生において、多分一番必要なのが「推し」という存在であり、「推し活」というものであるのかも知れない。何か、そんな予感がある。



というわけで、「推し活」をしてきました。



久しぶりの松方ホール。初めての曲目。
技術的にどうとか曲の解釈がこうとか偉そうには言えないけど、推し続けていく価値はあると思えた。ただ、次の機会がいつになるかだよな……。



で、例によってお買い物もあるわけだが……これについてもいつになる事やら(苦笑)。まずは聴いてから、できれば聴き込んでからになる。
部屋の片付けというか模様替えに必要なあれこれを求めてうろついてみた。
正直これならネットで買った方が、と思って帰宅したものの、どうもネットでの販売価格を記憶違いしていたのと、サイズ感から鑑みるに、やはり店舗で買った方が良かったのではないかということが判明し、結構凹み中……。

それはともかく、ここで今日の収穫。



No.058:Evgeny Mravinsky: Leningrad Philharmonic Orchestra『Tchaikovsky: Symphony #5 (1983)』 ¥693
買い物のついでに中古屋……皆まで言うな(苦笑)。それもちょっと良い出物が無かったんで、意地になって結構粘って「この際何でも良いや」という気分になってしまった。本当に良くない。

チャイコフスキーの第5番。最近色々聴いてる中で、久しぶりに聴いたら何となくハマれそうだった。ちなみにその時に聴いたのはカラヤン・ベルリンフィルで、買ったのはかれこれ9年前という……多分、聴くの9年ぶりよ(苦笑)。寝かせたもんだなあ。
で、手元にカラヤン盤しか無かった。去年あたりに『悲愴』がようやくハマりだして色々手を出したけど、その時に第5番も、とはならなかったな。機が熟するまで待とう、と。


Tchaikovsky - Symphony No. 5 (Mravinsky)

今がその機なのかは、知らん(笑)。
本当はチェリビダッケ盤を買いたかった……前にユニオンに行ったときに、結構古いデッカ録音が店内で流れてて、良いやんって思ったんだったなそう言えば。なるほど機は熟しつつあるのかもしれない。
もとい、実際普通に置いてると思って回ったのだけど、まあ無くて、割と自暴自棄で入った最寄りの店で置いてたのがこの盤。ムラヴィンスキーならまあ、という……でも、その前に入った店とかでも置いてたと思うなあ確か。
聴き比べてどうこうは言えないけど、第2楽章のティンパニがダンッと入ってくる部分でちょっとびっくりした(笑)のは、カラヤン盤とは違う部分であるなと。踏み込むときの激しさ……でもカラヤンも、EMI録音だと匹敵するのかもな。
次はもうちょっと情緒纏綿な演奏を聴きたいかな。そして、チェリビダッケ盤は必ず買う。



こうしてまたモノが増えていくのであった(苦笑)。整理しても追いつかないよ。
でもまあ年末……いやせめて年度末には蹴りを着けたい。やりたいことは色々あるんだよ。