Everyday People Dance To The Music

Everyday People Dance To The Music

日々人は音と共に踊る

行ってきましたよ。



っと。
岸田繁『交響曲第1番』以来の京都市響。京都コンサートホールは初めてだな。
マーラーの第3番という、演奏時間140分、オーケストラ+アルト独唱+女声コーラス+児童合唱という大規模編成で、なかなか実演の機会が無い曲だけに、とりあえず観ておきたい、というだけの理由で京都まで繰り出してしまった。


Mahler: Symphony No.1 "Titan" / Junichi Hirokami (広上淳一) (2014)

流石にその長尺の間、集中力は持続できませんでした(苦笑)。時折飛び跳ねたり踊りだしたりする広上先生の楽しい指揮を、もっと注視していたら良かったかもしれないけど。
ただ、第3番という曲に対する解像度は少し上がったような気がする。一気に開眼とまでは行かないけど、その魅力がちょっと腑に落ちたというか……まあ、それを気軽に聴き直せるような曲でもないのだけど。



演奏会以外の収穫は、積読を一冊片付けた(二冊目持って行けばよかった(苦笑))ことと、例によっての音盤。聴くのにちょっと時間かかるかもな……。
プラモデルを作りたいがために積読を片付ける、というのは、正直我ながらどうかと思う所もある。何と言うか、不純だよね。



読書をする時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……



なんてことを言っている間に、『心臓を貫かれて』を読み終えました。


【映像演出家スミス本TUBEシアター】『心臓を貫かれて』 マイケル・ギルモア

上巻から下巻に入るタイミングで長いこと足踏みしてしまったのだけど、腰を据えて読みだすとやはりと言うか引き込まれて、一気に読み終えた。
まあ……読み終えた、というだけです。内容をまだ落とし込めてない感じ。救いはあったとも言えるし、無かったとも言えるのかな、とだけ。



さて、明日は『カリ・ヴァーラ・シリーズ』の一作目を持って出かけよう。長い旅になるが、さて。
次の休みにちょっとした用事があって、そのための準備の買い出しをしてきた。

で。












うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この画像を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この画像を上げたんだ。




前回プラモ熱に取りつかれてから、かれこれ4年……え、待って。4年? マジで? ウソでしょ? ウソだと言ってくれ……。

もとい。
あの日々が懐かしいと思ったわけではない。また、やり残したという気持ちがあるわけでもない。「作品」は全てPCのデスクから見える所に置いてあるのだけど、見れば見るほど我ながらよくやった方だと思うよ。

そういう、振り返る気持ちとは一切関係のない所から、湧き上がってくる衝動があった。それだけだ。

B'z / 衝動

で。
まあ、作りたいという気持ちはやまやまなのだけど、現実問題として今のこの暑さがね。前回とかどうやってたんだろう? 換気とか。
とりあえず、気候がちょっと緩むまで待ちつつ……もう一つの懸案が、箱の横にあるヤツ。



そうこの積読ね。作業スペースの確保という意味合いも兼ねて、これを処理してから作業開始としたい。
……せめて、『カリ・ヴァーラ・シリーズ』までは読みきろう(苦笑)。



前回はトムキャットを最終目標としてたけど、今回は特に後ろを切るつもりは無い。
いくつか作りたいのはあるけど、割と何ならハリアーを複数作っても良いと思っていたり。
そういう感じで、飽きるまでゆるーくやっていきますよ、という、今回は所信表明ですね。
今回のツーリングで最も印象的だったのは、喜連瓜破のブックオフが閉店してたことだった(笑)。


【旅動画】ゲーム探しの旅【 大阪市平野区 BOOKOFF喜連瓜破駅前店】

調べたら、前回行った時から2ヶ月も経たずに閉店したらしい。マジかよ……いやまあそこまで思い入れのある店でもないんだけど、もうちょっと見させて欲しかったな。

それが無ければ、6店舗回れたかもね。
というわけで、ここで今回の収穫。



No.045:Blankey Jet City『BLANKEY JET CITY 1997-2000』 ¥990
全然期待していなかった泉佐野のブックオフで購入。マーブルビーチとここで勢いづいた今回のツーリングだったけど、まあ……グダりましたね(苦笑)。


(MV) BLANKEY JET CITY - ガソリンの揺れかた

本来ならこちらを先に買ってからオリジナルアルバムに入るのが、流れ的には正しいのだけれど、そこはもう見つけた順番と言うか、まず『ガソリンの揺れかた』が入った盤というのが念頭にあったので致し方なし。
しかし何度聴いても、この曲の格好良さは異常。


Blankey Jet City - 赤いタンバリン


Blankey jet city - SWEET DAYS

ベスト盤だけあって、名曲、というかキャッチ―な曲ばかり。↑の2曲は中でも心に突き刺さった。メロディーから声から歌詞から演奏から……ギター弾きながら歌いたい。
そして『ダンデライオン』。


Blankey Jet City - Dandelion

リアルタイムで聴いたブランキーの曲は、多分これだけだった筈だ……つくづく、ロックに興味ない少年だったな僕は。
この曲が入っているというだけでもこの盤を買った意味はある。と言うか、基本的にブランキーは後期のテイストが好きなんだろうな多分。



No.046:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Bartók: Concerto For Orchestra』 ¥550
またカラヤン・ベルリンフィル……と言うか、このジャケよ。革ジャンが似合ってるかどうかはさておき、こういうビジュアルイメージを打ち出した指揮者って、歴史上でカラヤンくらいなのではないか?
この前に買ったEMI盤の『悲愴』が良くて、グラモフォンでの録音には無い魅力がEMI盤にはあるのではないかと思った時に、何かの本でバルトークが取り上げられていたのを思い出した。確かその記事で革ジャン姿にも触れられていたと思ったのだけど、改めて読み返したら記憶違いでした。


Herbert Von Karajan - Music For Strings Percussion And Celesta Sz 106: III. Adagio

まあ横の比較ができんのであまり意味が無いと言えば無いのだけど、むしろこの盤から入っていけたらなと。



しばらく遠出ができなさそうな日程なので、収穫ともご無沙汰になりそう。
……いや、遠出の予定はあるのか。まあ行って帰ってくるだけになりそうな気もするが。
元々はただ漠然と遠出しようというくらいのつもりだったのだけど、色々考えているうちに「あ、これは映えツーやな」と(笑)。



1.りんくう公園マーブルビーチ
関空近くの白い石が敷き詰められた浜辺。

image

和歌山旅行の時にも寄ったのだけど、あいにくの天気だったので、今回はバイクでリベンジしよう、というのがそもそも最初の思い付き。



浜に面した無料の駐輪場は、松林の陰になっていてめちゃくちゃ涼しかった。ベンチに寝転んで、小一時間くらい昼寝できそうなくらい……時間が押してたんでしなかったけど(苦笑)。





この空の青さよ。この写真撮れただけで、今日の目的は達したと言っても良い。
……のだけど、そこから粘った結果例によってグダることに……。



2.超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔
そう言えば、もう何年も前に関空見に行ったよな、という記憶がよみがえってきたわけです。その時は、まず富田林から岸和田を経由して泉佐野に向かったよな、と。



そうPL塔。ただこの時も冬の朝だったもんでまあ……不気味さは出てるな(笑)。



白亜の塔は、やはり青空の下でこそ映えるというもの。





ただ構図はイマイチ決まらなかったなあ。暑さのせいもあって……またリベンジするか~? 気軽に行ける距離ではないからなあ……。



3.裏ナナガン
映えツーと言えばここでしょ、という。何回も来てるけど、未だに勝手がわからん。





うーん……もっとこう、あるだろ? という感じ。夕日の時間と重なって、良いロケーションだった筈なんだけどなあ。



まあそんな感じで、一日走ってきましたよ。



大まかなルートがこちら。我ながら、見事な大回りっぷりよ。
で、映えスポットの合間にブックオフ5軒回ってます(笑)。5軒もなのか、5軒しかなのかは、まあ……。
この暑さの中バイクで繰り出した僕は、我ながらバカだと思う。
……まあ、このご時世バイク乗ってる時点である程度ね(笑)。ネジ緩んでますよね頭の。



あまりの暑さで気を失った僕は、目を覚ますと異世界に着いていた。GSRとライダースーツでは無双できんわな……。



今日の目当てはこれ。最早夏の風物詩うまトマハンバーグに、今回はチーズを乗せてみた。
去年食べた時に思った通り、トマトソースの味の濃さがこれで補えた……と思ったのだけど、どうもソースの味自体が去年よりも大人しくなったみたい。と言うかハンバーグのソースというよりも、御飯のタレといった方が良いような気がする。



喫茶店でかき氷食べてるときに、ヤバい雨雲が来てる感じだったので、慌てて撤収。
色々気になる盤はあったけど収穫は無し。まあ、今日はとにかく走りたかったのだ。



そしてこのツーリングも、次の休みに向けての前哨戦だったりする。我ながら、よくやるよ本当……。
定時で終わった今日の仕事より、昨日のドライブの方がキツかったぜ~……なんて嘯いてやろうかとも思ったのだけど、まあ全然そんなことはなかった。
日々、命の危機を感じながら生きている……今年の夏は、本当にヤバいぜ。



それはそれとして、ここで今回の収穫。



No.042:Sergiu Celibidache: Munich Philharmonic Orchestra『Beethoven: Symphony #6, Leonore Overture』 ¥990
ブックオフ三田寺村店は、今回スルーしようか迷ったのよね。前回品揃えがアレだったんで……なんて思ってたらこういう巡り合わせがあるんだよなあ。
というか、前にテンシュテットの『悲劇的』を買ったのもここだったな。基本的に期待はできないんだけど、極稀に特大ホームランがある感じか。


Beethoven - Symphony No 6 "Pastoral" - Celibidache, MPO (25 January 1993)

前にジュリーニ・スカラ座の『田園』を天国と評したのだけど、つまりテンポの遅さとタッチの柔らかさで夢見心地のような演奏になるってことなのね。
そこに持ってきてのこの盤。テンポだけならさらに遅い、のだけど、そこで夢見心地という感じにはならない。もっとこう……荘厳というか、神々しいというか。自然というよりも、超自然的な何かを感じるというか。
曲の解釈として、これが正解かと言われれば違う気がする。ある意味では正解以上のものが提示されているとも言えるけど、『田園』ってどんな曲? と訊かれた時に、少なくとも最初に聴かせるようなものではないだろう。最後に辿り着くところではあるのかも知れないが。
じゃあ最初は何が良いか? うーん……カラヤン(笑)。いや本当、何だかんだカラヤンで良いんじゃないですかね、割とどこでも手に入るし。あとはシュミット=イッセルシュテットかな。

しかしチェリビダッケのベートーヴェンも大分揃ってきたな。あとは第7・第8くらい持ってればいいかな。第9もまあ……。



No.043:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Tchaikovsky: Symphony #6』 ¥550
またカラヤンの『悲愴』……もう4枚目よ。まあスタジオ録音だけでも7枚あるんだけど(笑)。
元々はグラモフォン盤だけで良いかと思ってたんだけど、どうも色々読むうちに、この盤の評判の良さがちょっとずつ気になってきてしまった。


Tchaikovsky “Symphony No 6 ‘Pathétique’” Karajan & BPO, 1971

聴いてみてなるほど。演奏のテンポとかは多分他の録音とそう変わりは無いのだろうけど、その中での表情付けが全く違う。
第1楽章や第3楽章での血沸き肉躍る感じはこの盤にしか無い(ムラヴィンスキーはもっと冷徹な感じがする。それはそれで良い)一方で、終楽章の悲痛さにもより感情が乗っているように感じる。
一言で言うと「ライヴみたい」。レコーディングにおける完成度をある程度犠牲にして、表現の振幅の大きさを採ったというのは、まあカラヤンらしからぬ感じではある。カラヤン嫌いな人にこそお勧めの盤かも知れない。僕はどっちも好きです。



No.044:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Ravel: Boléro, Rapsodie Espagnole; Mussorgsky: Pictures At An Exhibition』 ¥550
またしてもカラヤン。これはもうついでと言えばついで。勢いに任せてというかせっかくだからというか、あまり宜しくない買い物ではある。


ラヴェル - ボレロ  カラヤン ベルリンフィル 1985

ただ、一口にカラヤン・ベルリンフィルと言っても、年代や録音によって印象が大きく変わってくるのは、それこそ『悲愴』を聴いてても明らかで、その辺りを追い求めてみたいという気持ちもあるわけで。
そんなにカラヤン好きなのかと言われると、うーん……まあ避けて通れない感はあります。



番外編:菊地成孔, 大谷能生『たのしむ知識 菊地成孔と大谷能生の雑な教養』
ユニオンの品揃えも悪くはなかったけど今一歩、というところで、ふと目をやった書籍のコーナーでこれが目に留まり、秒で手に取って買ってました(苦笑)。この1冊でCD3枚分より高いの(苦笑)。
何だかんだ、このコンビの本はずっと買い続けると思う。何かわからんけど肌に合う感じ。



行くべき所には行って、買うべきものは買った感じなので、しばらく大人しくしてようかな。何せこの暑さだし。
……いや、本当は探してるんですけどねNew Cinema 蜥蜴のセカンドを(笑)。約20年前にレンタルで聴いて、それ以来一度たりとも見たこと無いのよ……。
2連休の2日目に遠出するのは我ながらどうかとも思ったのだけど、この前1日目に遠出したら2日目が無くなったのでね(苦笑)。もう誰も信じない。





というわけで、行ってきましたという報告だけしておきます。
ええと……三田→宝塚→箕面→梅田→伊丹→芦屋辺りをね。京都とか枚方まで足を伸ばさなかったのは、まだちゃんと節度をわきまえていると言って良い……のかなあ(苦笑)。



当然収穫はあったのだけど、処理しきれていないので明日以降に。
盤よりも書籍への出費の方がデカかったというね、それもユニオンで買ったヤツ。
2連休だと思ってツーリングと洒落込んでたら出先に出勤要請の電話がかかってきたでござる、の巻。



新しいメットをおろして、ご満悦だったんだけどなあ……まあ、そういうこともあらぁな。



というわけで、ここで今日の収穫。



No.041:Blankey Jet City『LOVE FLASH FEVER』 ¥692
前回の収穫から約1ヶ月か……欲しい物が無いわけではないんだけど、あんまり売ってないから、好きな歌を歌うしかないという(笑)。意味もなくチェリビダッケの盤を増やしても良いかなという気もしたのだけどね。


Blankey Jet City - ガソリンの揺れかた

好きな歌を歌う、と言えば……なんだけれども、実はと言うか、そもそもBJCほぼほぼ通ってない(苦笑)。大昔に確か赤穂の中古屋で『C.B.Jim』を買ったきりで、それも今やバックヤードに送ってしまった。
とりあえず『ガソリンの揺れかた』が入ってたらベスト盤でもと思っていたのだけど、丁度良い値段でオリジナル盤があった。


Blankey jet city - プラネタリウム

出だしからこれ。もう名盤の予感しかしない。
とにかくギターのトーン。ガラスが割れるような、いや割れたガラスみたいな音がしている。同じ形容を前にも一度したことがあるような気がするのだけど……それこそ、『C.B.Jim』を聴いた時だったかも知れないが。


Blankey jet city - Pudding

BJCと言えば↑みたいな曲調が代表的なのだろうけど、正直僕はそこまで心を惹かれないというか、好みのど真ん中ではないな。多分、だから今まで後回しになっていたのだろう。
ハイトーンのヴォーカルに、スリーピースの編成と、構成要素を見ればもっとハマっててもおかしくない所なのだけど。

BLANKEY JET CITY 海を探す

で、ラストがこれ。名盤の余韻。
このアルバムから入っていれば、今頃僕のCD棚にはBJCが何枚も並んでいたのかも知れない。まあ、でも、そうはなり得なかっただろうな。



ちなみに連休は無くなったわけではなく、一応先延ばしという事になってはいる。ただ延期も2回目なので、あまり信用はできないな。
『ガソリンの揺れかた』のギターを練習してたら、もうこんな時間。


BLANKEY JET CITY / ガソリンの揺れかた(from POP JAM 1997) 弾いてみた

♪ラブリーベイベー

……まああのー、やっぱり僕の中のロックキッズ的な部分が欲してる感じですね。そういう感じの音を。
一方で、マーラーの第3番がようやくわかりかけてきたというのもあるんだけど、それはそれとして。



という話を、本当は一昨日くらいに書きたかったんだけどね(苦笑)。そんなんばっかや。