Everyday People Dance To The Music -2ページ目

Everyday People Dance To The Music

日々人は音と共に踊る

東京行きから、もう一ヶ月か……完全にその余韻に支配され続けていた感じだな。新幹線の通過音を聞く度に思い出すのよ(苦笑)。
あの三日間、小さなトラブルこそあれ、事前にやりたいと思っていたことは全てやって、欲しかったものも大体手に入った。殆ど完璧だったとすら言える……フライングブラボー野郎を除いてな(苦笑)。

そんなこんなで、丸一ヶ月にわたって音盤一枚も買わないという、稀に見る異常事態(苦笑)が生じたわけだが、まあ流石にそろそろね。動き出してもいい頃合いじゃないかというね。

というわけで、ここで今回の収穫。

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No.021:George Szell: Cleveland Orchestra『Mozart: Symphonies #35, 40 & 41』 ¥550
ブックオフ宝塚安倉店が僕を呼んでるぜ、と勇んでバイクで飛び出してはみたものの、高速道路でのルート選択をミスって明後日の方向へ吹っ飛ばされた挙句、ETC専用出口しかないため降りることができないという悪夢のような展開(苦笑)。
なんとか高槻で降りることができたものの……その直前に、何度目かの高速道路恐怖症の症状が出ましてね……。

AC/DC - Highway to Hell (Official Video)

身が竦んで、スピードを維持できなくなるという。今までの症状の出方から、高所恐怖に由来するものと思ってたけど、どうもそれだけでもないらしい。
多分だけど、バイクでの高速走行には基本的に恐怖を感じているのだと思う。大抵はそれが楽しい感情だとか興奮とせめぎ合って抑え込まれてるのだけど、何かのきっかけで閾値を超えてしまうと一気にダメになる、という感じなのだろう。
次の機会にどうかは、まあやってみないと何ともなのだけど、選択肢としては容れ辛くなったな。高速道路の使用自体、緊急避難的なものと割り切るべきなのかも知れない。だからいっそ小型のバイクに、という気にもなれないのだけどね。

……話題まで明後日の方向に(苦笑)。

まあそんなこんなで、高槻から箕面を経て宝塚と、当初の予定とは逆打ちで回ることになってしまったのだけど、まあ、それもそれで楽しくはあったかな。
で、昼過ぎの訪問となってしまった箕面市役所前店の、550円棚のクラシックコーナーは相変わらず充実していた。もう質量ともに驚異的の一言。

何が驚異的って……デュオ・クロムランクの『悲愴』が並んでたくらいでね。



なんなんじゃそりゃーっ!?


【作業用2時間】せっせっせいやだけループ 霜降り明星

……前回箕面に行ったのは1月か。その時には無かった……と思いたいが。東京で見つけた時も結構ヤバかったけど、ここで初めて見つけてたら心臓止まってたね(笑)。
まあそれも含めて、良いけど持ってるという盤も結構多かった中で、買う買わないの当落線上から最初に抜け出したのが、このセル・クリーブランドのモーツァルトだった……ようやく本題に入れたぞ(苦笑)。

Mozart, Symphony No.40, K.550 (George Szell, Cleveland Orchestra)

モーツァルトがバッハに聴こえる瞬間がある、ということで色々聴いた時期があったのだけど、今見返すとその発端がセル・クリーブランドの東京ライブだった。なのでまあ原点回帰というか、ライブの熱気を取り除いた時の響きを聴いてみたかった感じ。
で、ざっと聴いた感想でしかないのだけど、この演奏が僕にとってのモーツァルトの理想の姿と言って良いかも知れない。
カラヤンほど壮麗ではなく、ワルターほど情に流れているでもなく、しかし決して無機質というわけでもない、透明感のある響き。思ったほど速いテンポではなく、しかしモーツァルトに必要な運動性は確保されている。必要十分。何も足さない、何も引かない。そんな感じ。
……だからモーツァルトはもういいや、という事にもならないんだけどね。いろんな意味で尖った盤というのも、それはそれで聴きたくはあるし。



No.022:Pierre Cochereau; Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Saint-Saëns: Symphony #3』 ¥550
大体の曲をカラヤン・ベルリンフィル盤で持っていたい、という欲求の現れ。もうカラヤンファンじゃんと思われるかもしれないが、まあ……難しい所やね(苦笑)。

アンチ・カラヤンならずとも、この録音の評価はあまり高くない。演奏が重厚すぎてサン・サーンスというかフランスっぽくないとか、わざわざノートルダム寺院のオルガンを別録りするのが悪趣味だとか、録音が不自然だとか。
……僕が聴いてもわかりませんわな(苦笑)。でも多分、的を得た批判なのだろうとは思う。多分カラヤン的にはスタジオ録音ならではということをやりたかったのだろうし、結果不自然に聴こえることこそが求めた効果なのだろうと思うし、それはそれとしてカラヤンの趣味は悪いと思う(笑)。あの革ジャンのジャケとかさ(笑)。



No.023:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Mozart: Requiem』 ¥550
お楽しみの宝塚安倉店、だったのだけど、ちょっと品揃えは息切れ気味かな。悪くは無いのだけど、何せ箕面市役所前店が凄すぎてさ。
前にあったはずのアレが無い、というのは、まあ言いっこなしではあるんだけど……。

声楽の入った曲を聴いてみたい、と最近思うようになった。何となく。
ただそこで、やはり言語が問題になってくる。何を歌っているのかわからないで、音楽を楽しむことができるのだろうかという。
……ロックだと、割とどうでも良いんだけどね(苦笑)。イエスとか何を言ってるのかわからんし。それこそ『トミー』とか『四重人格』を聴くようなノリでワーグナーなんかに触れても良いのかも知れないけど、まあ、なかなかね。
その点レクイエムだと、とりあえず死者を悼んでいるのだという事がわかっていればいいのだろうという……流石にザックリし過ぎか? まあそんなもんでしょ。


Mozart: Requiem, K. 626: IIIa. Dies irae (Recorded 1975)

そしてやっぱり最初はカラヤンなのである。たとえ邪道と言われようとも。
実際は昔買ったワルターのモーツァルト・ボックスにニューヨークフィルとの演奏が入っているのだけど、モノラル録音だったのでステレオ版も欲しいなという。
とりあえず、これを足掛かりに色々聴いてみたくはある。如何にこの演奏が邪道か、では正道とは如何なるものか、みたいなのをね、ゆくゆくは感じてみたいわけです。



No.024:Pablo Casals: Marlboro Festival Orchestra『Beethoven: Symphonies #7 & 8』 ¥550
帰りに冷やかしのつもりで寄った東灘のブックオフが、結構良い品揃えでちょっとびっくりした。たまにそういう事あるよねあの店……逆にリニューアルオープンでちょっと期待して行った駒ヶ林店がイマイチだったり(苦笑)。

パブロ・カザルスという名前を最初に聞いたのは、確か『知ってるつもり?!』だか『驚きももの木20世紀』だか、何せその辺りのドキュメンタリー番組で、いずれにせよ大昔の話だ。当時の記憶は殆ど無いが、それでもなにがしかの印象は残ったのだろう。
その後クラシックを聴き出してからも、チェロ曲は大体フルニエとかデュ・プレで揃える感じで、カザルスにはなかなか食指が動かなかった。大体録音古いしね。唯一、『鳥の歌』だけ持ってたんじゃなかったかな。


Traditional Catalan Christmas song: El Cant dels Ocells, Casals & Horszowski (1961) 鳥の歌 カザルス

最晩年のマールボロ音楽祭のライブ音源がなかなか良いらしい……というのをどこで読んだんだっけな? ちょっと前から気にして探してはいたのだけど、まさかこんな所でお目にかかるとは。
実際聴いて、一言で言うと無骨な演奏かなと。骨太なエネルギーに満ちた、洗練とは縁遠い印象。正直なところベートーヴェンの第7番はそこまでピンと来なかった一方、第8番は今まで聴いた中で一番印象に残ったかもしれない。
他のベートーヴェンもそうだけど、モーツァルトやバッハ辺りを聴いてみたいと思った。まあ、あんまり見つかる気がしないのだけどね……。



実際出掛けたのが土曜日で、書くのにここまで時間かかっちゃった(苦笑)。中身のある事書こうとするとどうしてもね、時間がね。
それでも、何とか書きたいと思う時はある。今回は全体的に、良いもの聴いたなって感じだな。
さて。

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前回からどこが進んだでしょうか?(苦笑) 答えはキャノピーの縁とかをつや消し黒で塗った、でした。

いや進まないなー我ながら。まあ理由はわかってるんだけど、結構複合的でさ。
また冷え込んだからっていうのもあるし、これ以外のかなりくだらない作業に興じてしまってからっていうのもデカい。でもそういう外的要因以前に、この先の作業の面倒さがね(苦笑)。大規模塗装は、時間がかかる上に不可逆的なところがあるから、億劫っていう以上に慎重になってる感じね。



でもまあ、手順としてはそろそろなんだよ。仕事終わりにマスキングだけでもやるか……?
最近買ったもの。

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スライドバーとワイルドターキーの8年。いきなりなような、今更なようなチョイスだと我ながら思うが。

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スライドバーは、実は大分昔に買って持ってた。もう何も考えずに買っては見たものの、何をどうしたら良いのかわからず、何となくそのまま置いていたのだけど。


【シンプルだけど超かっこいい】メロディメーカー織田哲郎がロックの虜になった最高のリフ!

『ROCK FUJIYAMA』の織田哲郎の回の切り抜きがたまたまいくつか流れてきて、どれも一秒たりともつまらない部分が無い代物だったのだけど、その中で紹介された曲の中に『強き二人の愛』があって。


Led Zeppelin - What Is and What Should Never Be (Live at The Royal Albert Hall 1970)

ギターでそれっぽくやるだけなら、そんなに難しくはなさそう……ただ問題は、ギターソロのスライドプレイ。
何も考えずに買ったスライドバーだと取り回しがしんどいということで、より短くて薄いヤツを買おうと。しかも、販売ページに「ジミー・ペイジを彷彿」とか書かれてて、これしか無いだろうと。

実際やってみると、プレイアビリティに関しては狙い通り。ただ音色はガラスの方が良いかも。柔らかくて浮遊感があって。
『強き二人の愛』しか知らんので、それだけ延々やってるけどまだ飽きない(笑)。ゆくゆくは他の課題曲も見つけたいが、それはそれとしてレギュラーチューニングで適当にブルースとかやれないかなとも思う。サムピックとか使ってさ。


Wild Turkey - Gary Pickford-Hopkins

ワイルドターキーは……いつぞやの誕生日に、自分へのプレゼントとして買ってたな、スタンダードを(苦笑)。あれ割と黒歴史だよ、消さないけどさ。
その時はイマイチ口に合わなかったけど、8年熟成させたらどうかという試み。バランタインでも結構違ったしね。これ以上の年数だと、それこそプレゼント的な扱いになりそう。
……というか、このバンド普通に良いな。前に鳥の名前が入ってるロックバンドを集めようかなとか思った時に、候補に挙がっていたバンドだったのだけど……今からでも探すか? アトミックルースターとバッジーとファジーダックとタッキーバザードは既に持っているとして……イーグルスは無しとします(笑)。



この辺は、泡銭を使うまでも無い範囲の贅沢としたい。一応まだ欲しいものはあるんだ。
どうも、ご無沙汰してます。

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遠出が不首尾に終わったり、そのあと仕事で割とドタバタしてたり、暇潰しに興じすぎてたりで筆が遠のいてたけど、そろそろやらんとね。
……ちなみに、一番レベルの低いAI相手に無双して楽しんでるだけで、麻雀打てるかと言われたら、まあ打てんです(苦笑)。

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書くことに対して燃え尽きている一方で、作業自体には割と乗り気だった結果、普通に一回分飛ばすことに。手順ほとんど進んでないからというのもあるが。
F-16の組み立てではそこそこの鬼門、エアインテーク部分に前回から入ったわけですね。このパーツ割りの差よ。

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組むとこう。インテークと機体との間の部分の仕切りがタミヤ版ではインテーク側、ハセガワ版では機体側に付いていて、これ塗装のしやすさに関わってくると思うのだけど、どちらがどうかはやってみないとね。

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白塗り。タミヤ版はインテークが上下分割されてて塗装はしやすいが、内部に分割線ができるのが問題。ハセガワ版は単純に塗装しにくい。
ここまでが前回の作業。

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で、今日。引き続き白塗り。問題の分割線の処理を考えてみたのだけど。

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どうよ? 消えてない? まあ塗料を流し込んだだけなのだが。
前回別の部分で同じような事をやって上手く行かなかったのだけど、今回はまあハマった。

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排気口内部の白塗りも並行で行いつつ、もう程々で妥協して組み立てに入る。

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塗分けの関係で胴体への組付けは行っていないが、こうして見ると形になってきた感がね。そろそろ大規模塗装が迫ってきたかな。



まだまだ先は長い。が、それだけ楽しみが多いという事でもある。まあ気楽にいこう。
燃えたよ……燃え尽きたぜ……真っ白にな……。


Ashes Are Burning

約一週間かけて収穫記事を書き終えて、もう何もする気が起きなくなってしまった。書くにあたって、盤を一応ちゃんと聴いてるしね。流石にシューベルトの全集全部は聴いてないけど。

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寝る時のお供には、マハヴィシュヌがかかりっぱなし。そろそろブル8に移行したい気持ちもあるけど、どうもそれも億劫に。
演奏会前辺りからずっとクラシック一辺倒で、もちろん好きで聴いているわけだけど、その間僕のロックンロールというかエレクトリックな部分が、無意識のうちに抑圧されていたという事なのかも知れない。
ジャズ、ロック、ハードロック、プログレ、あとインド音楽なんかのエキスをマハヴィシュヌで摂取してる感じ。本当はラーガとか聴いてみたいのよ。一時間くらいあるヤツ。



さて、明日はそろそろ遠出してみようか。東京で買えなかったものを買いに行こう。
さて、いい加減書いていくか……熱は熱いうちにって言うし。
今、この冒頭部分を書いている時点で、2月10日の11時03分。書き終わりはいつになるかな? 今日中に書けると良いが、作業もしたいんだよね。

というわけで、ここで今回の収穫。

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番外編:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Jubilee Concert 100 Years Berliner Philharmoniker Beethoven: Symphony No.3 ”Eroica”』 ¥1760
東京最初の目的地は池袋。かつてレスポールを買った街であり、店舗面積都内トップクラスのブックオフがあり、ディスクユニオンのクラシックスペースが充実しているという話もあった。まあ言わば副都心だな。都心は新宿として。

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新宿西口もそうだったけど、都心部のブックオフにはそこまで期待できない感じだったな。何でも揃う店には、本当に欲しいものは無いんだ。
ただ、DVDコーナーにあったこの盤は例外。この値段でも買わざるを得ない。

Beethoven Symphony No 3 Herbert von Karajan

カラヤンの映像と一口に言っても、変な演出の無い真正のライブ映像というのは結構珍しくて、熱演と評判の高いベルリンフィル百周年の『英雄』は結構前から探していたので、迷わず買い。
カラヤンの指揮振り自体は正直あまり面白さを感じないのだけど、演奏は評判に違わないものだと思った。第2楽章がこれほど壮大に聴こえたのはちょっと記憶に無いな。



No.014:Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestra『Rimsky-Korsakov: Scheherazade; Tchaikovsky: Capriccio Italien, 1812 Overture』 ¥380
池袋のディスクユニオン……。

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まあ正直、こんなもんかなという感じ。何なら都内のユニオン全制覇しようかという考えもあったのだけど、やめておいて正解だったと思う。思わぬ収穫はあり得たかも知れないけど、かける労力に見合う期待値ではなさそう。


Rimsky-Korsakov: Scheherazade, symphonic suite, Op. 35 (Herbert von Karajan)

とりあえずどんな曲でもカラヤン盤は買っておく、というのは、僕だけのイズムではない筈だ。最高のオーケストラを用いて、もっとも聴きやすい演奏を録音として残す、カラヤンの盤はリファレンスとするのに最も相応しいと思う。
結果的に「最後の一枚」には選ばれないとしても、「最初の一枚」とする価値は十分にあると思う。カラヤン自身の思惑は違うのかも知れないけど。
まあその辺のことについては、いつか言を尽くして書きたい気持ちはある。僕にとってカラヤンとは? みたいな。

あと、『1812年』の大砲の音が控えめだと書いている人がいたけど、どこが?(笑) あれで本当に控えめなんだったら、そうじゃない演奏ってなんだよ……。



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No.015:Valery Polyansky: Russian State Symphony Orchestra『Tchaikovsky: Symphony #6"Pathétique", Slavonic Dance』 ¥780
ここからユニオン新宿中古センター。

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もうね、聖地ですよここは(笑)。ここと、今回は行かなかったけど西新宿のブラインドフェイスのためだけの東京行きってのも、正直全然アリだと思う。
で、iTunes取り込みの際にデータが見つからなかったポリャンスキー・ロシア国立響の『悲愴』。僕と意見が合わないブログ(苦笑)で絶賛されていて、予てから気になっていた盤。

Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, TH 30 "Pathétique": I. Adagio

悲愴を超えた、絶望的な寂寥感……みたいな紹介のされ方をされてて、実際それにはある程度うなずける。
大きく見えを切るようなところでも盛り上がらずに進む。劇性を排した演奏に、後はどれくらいシンクロできるかどうかだろう。
今の僕は、見えを切ってほしい方かな。その、落差で悲愴感を表現して欲しい。
ただ、否応なく「死」というものを意識せざるを得ない終楽章、総休止からの断末魔の叫びの様な強奏が、この盤では空しく響くというか、より孤独感・寂寥感を覚える響きになっていると感じた。そういう表現は、今まで無かっただろうか……。



No.016:Günter Wand: Berlin Philharmonic Orchestra『Bruckner: Symphony #8』 ¥680
今回はブルックナーの第7番を聴きに行ったのだけど、もう言ってしまうけど次は第8番が控えていたりする。
なので予習に余念がないのだけど、手持ちの盤がヨッフム・シュターツカペレドレスデン盤とテンシュテット・ロンドンフィル盤しか無かったので、ここらで世評の高い盤を買っておきたかったのだけど。

ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調 ヴァント 2001

大曲ばかりのブルックナーの交響曲、その中でも最大規模の第8番の演奏時間は大体80分を超えて、CD一枚では収まり切らなくなる。手持ちの二枚は何とか一枚組なのだけど、ブルックナー専門サイトでの評価は低めで、つまるところある程度以上の演奏時間をかけることによってしか表現することができないスケール感があるということなのだろう。
そしてその事を、この盤を聴くことで少し理解できたように思う。手持ちの盤より10分程度長尺だ、というだけでは説明のつかない巨大さを感じる。
そしてそれをさらに上回る、演奏時間100分という化け物みたいな演奏があるということで、いずれ是が非でも手に入れたいと思う。この曲に関しては、カラヤンの出る幕は無さそう(苦笑)。



No.017:Teodor Currentzis: MusicAeterna『Beethoven: Symphony #5』 ¥792
この前「つつがなく終えて」と書いた通り、今回の旅行では特に大きなトラブルもなく事前の予定を全てこなせたわけだけど、唯一にして最大のピンチが二日目にあった。

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牛久大仏に向かう途中の道が事故で通行止めになるというね。一日に三本しかないバス(苦笑)の、二本目でのこの事態。大仏が見れないのもそうだし、下手をすると駅に戻るのも難儀するという……。

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まあ事なきを得たが。これを一度は間近で拝みたかったのよ。

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で、宿の最寄り駅を一旦通り過ぎてブックオフに向かった(笑)。なかなかの無駄足だったが、その甲斐は間違いなくあった。

クルレンツィス・ムジカエテルナの『運命』。もうずっと前から欲しかったのだけど、CD一枚に『運命』一曲というかなり強気な構成に比して、なかなか下がらない中古価格に尻込みし続けていた。今回この値段なら文句は無い。


Beethoven: Symphony No. 5 'Destiny' in C minor, Op.67 [Currentzis]

通算43枚目の『運命』。飽きるほど聴いてきた冒頭の運命動機で、今更驚かされるとは思わなかった。それくらい先鋭的で、清新な響き。その他、第一楽章のインテンポのリズム処理や、第三・四楽章の弦の刻みなど、端的に言って格好良い。
そして、再三僕は『運命』と書いてきたけど、この演奏に関してはそういう表題的な部分や「苦悩から歓喜へ」というような精神性を削ぎ落して、純音楽として表現しようとしている(本人もそんな感じの事を言っている)。この盤に関して(だけ)は、『運命』ではなく『交響曲第五番』と呼ぶべきなのだろう。
それ故に恐らく評価は二分されるし、実際「人生の苦悩が感じられない」的なレビューも読んだ。正直僕も格好良いとは思うけど、最終的に選ぶのは『運命』と呼べる演奏であるのかも知れない。それでも、この最新鋭の演奏が、ただ新しいという以上の価値を持っているのは確かだと思っている。



No.018:Mahavishnu Orchestra『Wild Strings』 ¥580
オーケストラつながりという事で(笑)。
この二泊三日の期間中、コンサートの休憩時間にまで読んでいたのが『M/D』だったので、当然というか、エレクトリック・マイルスも探索の対象になっていた。『イン・ザ・スカイ』とか『キリマンジャロ』とか。
値段と盤質がちょっとなー、と思いながら、目をやった棚にあったのがこの盤。


The Mahavishnu Orchestra-Wild Strings- You Know You Know

正直……この盤、データは既に持っていたりする。
もう何年前になるかわからないが、あまり大きな声では言えないルートで……というか、今となっては何処でどうやって手に入れたか忘れたよ(苦笑)。大きな声で言えない事だけは確かだ。まあ今は使える音楽プレイヤーが無いし、そうでなくても盤を持っているに越したことは無い。ましてこの値段。
4曲だけとは言え1時間超、まあまあヘヴィである。曲目は定番というかいつものヤツというか、でも前に買った3枚組に『ヌーンワードレース』が収録されてなかったり、全部揃う組み合わせも意外と無かったりするのかな?
いずれにしても、マハヴィシュヌのブートとかなんぼあっても良いですからね(笑)。選択肢が増えたのは有難いですよ、ほんとにね。



No.019:Jos Van Immerseel: Anima Eterna『Schubert: Symphonies』 ¥680
池袋が副都心だと言ったのは撤回します。

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秋葉原の巨大なブックオフ、神保町の数多ある中古レコード店、そして御茶ノ水駅前のユニオン。少なくとも収穫関連において、副都心は間違いなくこの界隈。
調べた限りで、神保町のクラシック専門店は一つしかヒットしなかったのだけど、ジャンルを広げればもっとあるし、書店や楽器店なんかも含めればここだけで一日費やせそうな感じ。やりたいなあ、そういう買い回り。

もとい。
インマゼール・アニマエテルナのシューベルトというのは結構評判が良くて、聴いてみたいとは思ったもののなかなか見つからず。新宿とかでも『未完成』と第6番のカップリングとかしか無かった。
それが、ここに来て四枚組全集。それもこの値段。これは買わざるを得ないなと。


シューベルト:交響曲 第8番 ハ長調 D944「ザ・グレイト」インマゼール 1997

取り急ぎ『グレート』と『未完成』だけ聴いてみたのだけど、『グレート』にはちょっと驚いた。かなり速いテンポなのだけど、提示部の繰り返しを全楽章でやっているので、演奏時間はジュリーニやチェリビダッケと同じくらい長い。長いのだけれど、テンポが良いから退屈せずに聴き通せる。
と書くと、如何にも名演である。評価が高いのにも頷ける。しかし頷きながらも、それが僕の求める演奏で無いのもまた確かなのだ。
何度か書いたが、特に『グレート』において僕が求めているのが「飽きない退屈」なのである。退屈しているという感覚が確かにありつつ、それを悪くないと思っているような、そんな感じ。飽きさせない創意や工夫や熱気よりも、曲そのものの美しさをそのまま提示するような……まあそれだけではなくて、他にも色々と思う所があるのだけど。


シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 D759「未完成」インマゼール 1996

『未完成』にしてもそうだけど、もう僕の中に理想というか、かくあるべしというヴィジョンが固まってるのね。ワルター・コロンビア響とかジュリーニ・バイエルン放送響とか、その理想を体現したような演奏が既にあって、それを覆すのには相応の強度が要る。
同じことが『新世界より』とか『悲愴』にも言えるのだけど、あれだけ枚数買ってる『運命』には実はそういうのがまだ無かったりする。多分ロマン派と古典派の違いというか、『運命』という曲自体がその境目に位置しているからなのだろうと思っているのだけど。

インマゼールに関しては、取り急ぎ聴いた二曲以外の曲こそ楽しんで聴けるんじゃないかとも思う。それこそ、ベートーヴェンとかも聴いてみたいな。
……ところで、アニマエテルナとムジカエテルナを、割と最近まで混同してましてね(苦笑)。



No.020:Duo Crommelynck『Tchaikovsky: Symphony #6"Pathétique", 50 Russian Folk Songs』 ¥680
実際の所、欲しいと思いつつ敢えてスルーした盤は何枚かある。
東京で買わずに、他のどこで買えるというんだ、と言われれば、まあ返す言葉は無い。後悔する気持ちが全く無いと言えば嘘になる。ただ……その熱量に見合う金額か、という問題がどうしても、ね(苦笑)。
その点この盤に関しては、梅田で盤面キズありで1000円以上の値が付いていて、半分手に入れるのを諦めていた所に持ってきて、この値段。東京の底力をまざまざと見せつけられた気分。

デュオ・クロムランクと読みます。その名の通り二人組、それも夫婦であるという。ジャケに写っているのがそうですね。
連弾の四手ピアノによる『悲愴』……そういうものがあるというのは予てから知っていたけれども、それを探して買おうと思い立ったのは、去年の暮れに買った許光俊の著書の記述によるところが大きい。詳細は……まあ、検索すれば大体わかると思うので敢えて書かずに置く。
正直なところ、この盤は聴くのがやや億劫だった。怖かったと言ってもいい。自分の価値観というか、この曲に対するビジョンが大きく塗り替わってしまうのではないかという懸念が半分と、聴いてなお何も感じずに終わってしまったらどうしようという懸念がもう半分。


Symphony No.6 in B Minor Op. 74, "Pathetique": I. Adagio non troppo un poco rubato

演奏の路線としてはポリャンスキーのそれと近い。ただ、音色がピアノのそれに変わる効果は絶大で、完全にモノトーンの世界になる。冒頭の一音から凄まじい沈鬱さ。芝居っ気の欠片もなく、内側に沈み込んでいくような。

Symphony No.6 in B Minor Op. 74, "Pathetique": IV. Adagio lamentoso

それは終楽章においてより顕著になる。オーケストラによる演奏では絶対に辿り着けない表現。
やはりこれは、そうそう気軽に聴けるものではないなと思った。気持ちが沈んでいるときには、引きずり込まれてしまいそうな気がする。



……はい(苦笑)。いや一週間弱かかってしまいましたよ(苦笑)。まあ何だかんだね、日々のよしなしごとに追われちゃって……。
まあ見ての通り、このボリュームですよ。ぶっちゃけ、帰りに新神戸から三宮に寄って夕食をとったのだけど、ついでにりずむぼっくすに寄ることを考えかけただけで胸焼けがしたんで(苦笑)。それくらい、収穫に関してはもうやり尽くしたなと。

で、今回の旅の支出。例によってザックリどんぶり計算で87,090円。半分どころじゃなかったな(苦笑)。
現状残り45,110円。半端と言えば半端な額だが……一応考えはある。
士の字にしなきゃ。

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という使命感の元、その作業だけやった。
……半日かかった(苦笑)。贅沢な時間の使い方もあったもんだよ本当。

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タミヤ版。
いや……良いね。細部のエッジの立ち具合が半端ない。

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ハセガワ版。
前回はあまり意識しなかったのだけど、タミヤ版と並べてしまうとやっぱり解像度の低さが気になってしまう。……まあ価格差2.5倍とかだから、そもそも単純比較の対象ではないのだろうけど。



次はエアインテーク作って、機体塗装に向かう感じかな。白の塗料が少ないのをどうするかだが……。
そう言えば、去年は寒さの中でも作業を進めてたんだったよな……。

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まあ去年は去年、今年は今年だ。そんなもんよ。というわけで作業に入る。

タミヤ版。主脚庫の細かい再現には、細かい塗分けが発生する。マスキングは不可能と見てフリーハンドで……完成後は見えないというか見ない場所だから、それなりに。

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で、ボディ貼り合わせ。この辺ハセガワ版との手順の違いが如実に出てるというかその辺は後述。部品の合いは良すぎるくらい良い。

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タミヤ版は貼り合わせ後にコックピット組み込み、ハセガワ版はその逆。まあ前回は後回しにしてたけど、今回はフィギュアも入れる関係で説明書通りにやる。
さて、どちらがどちらのパイロットでしょう? 間違えないように注意しないとな。

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例によって手順をすっ飛ばして(苦笑)、こちらも貼り合わせ。合いはタミヤ版ほどではないけど、良い。盛ったり削ったりする必要は無いと思う。

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良い絵。一回士の字にしてみても良いかも知れない。

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で、もうひと頑張り。この黄色のスライドマーク、切り離して貼ったけど切り離さないのが正解だったと思う。



かすかでも確実に前進、大切なのは前に出る姿勢。
そして少しずつ楽しくなってきた。これ大事。
東京方面2泊3日の旅をつつがなく終えて、今日一日は何もせずにいようかと思ったのだけど、取り急ぎ書いておかないと書かずに終わりかねないのでね。

とは言え。

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このボリュームよ(苦笑)。現時点で半分も聴けてないので、まあ書けなくはないけど後に回すことにして、書けることについて書こう。

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読響のブルックナーを聴くための東京行き……と言ってしまいたいところだけれども、実際はむしろ逆で、主目的は飽くまで収穫だった(苦笑)。
思いがけず発生した五連休を絶好の機会としたわけだけど、収穫のためだけに東京まで行くのは流石に気が引けたので、何かイベントをと思って検索した結果が今回の公演だったのである。良い席を取れて良かった。

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終演後にヴァイツェンを飲みながらツイッターを見ていたのだけど、演奏(ブルックナー)の評価は賛否両論という感じだった。
僕的には、前半は良くも悪くも普通……直前に聴いてたのがチェリビダッケとかだったんで比較するのもアレだとは思うが。後半は活き活きとしていたと思う。終楽章のテンポの動かし方も良かったし、最後の全合奏の音響は実演で無いと味わうことのできないものだった。
で、その余韻を一瞬でぶち壊すフラブラおじさんね。あれだけSNSで叩かれて、開演前アナウンスでも釘を刺されていたのに……。

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急遽の代役で上がった若手の指揮者の演奏が、悪く言えば安全運転になってもそれは仕方が無いというか、変に個性出すのもそれはそれでちょっとだと思うので、その辺は言っても仕方が無いのではないかと思う。
ただそれはそれとして、どうも本来上がる予定だったマリオ・ヴェンツァーゴのブルックナーが(良くも悪くも)普通ではなさそうではあったので、それを聴けなかったのは残念かな。

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夜のカラヤン広場。
最近カラヤンの事ばかり考えている僕にとって、カラヤン所縁のサントリーホールに今来れたというのは、それだけで感無量……とまで言ったら大げさになるけど、間違いなく意味はあったなと思う。



僕的に今年最大のイベントが早くも終わってしまったという感じだが、言うまでもなく今年はまだ始まったばかり。
少なくとも……ブルックナー・イヤーの、今回は第一弾に過ぎないのだ、とは言っておこうかな。