2021年6月告知
6月予定
6月10日(木)
『キネマサロン肥後橋』
場所:アワーズルーム
開場:19:00
出演:しばりやトーマス
料金:1,000¥(1drink代込)
6月12日(土)
『アイドル十戒 無限列車編其の六』
場所:アワーズルーム
開場:18:30
出演:竹内義和 しばりやトーマス
料金:2,000¥(1drink代込)
コロナ過に生きるアイドルの辛い人生
6月19日(土)
『僕の宗教へようこそ一三九教義~地下ニュースグランプリ2021年前半』
場所:アワーズルーム
開場:18:30
出演:しばりやトーマス アシスタント・トモ
料金:1,500¥(1drink代込)
世間から忘れ去られたどうでもいいニュースを網羅した地下ニュースグランプリ2021前半戦
6月23日(水)
『旧シネマパラダイス』
場所:アワーズルーム
開場:19:30
出演:しばりやトーマス
6月24日(木)
『スーパーヒーロートーク』
場所:なんば紅鶴
出演:にしね・ザ・タイガー 花鳥風月・緒形 ソエジマ隊員 しばりやトーマス
和製スーパーヒーローについて語り合う夕べ。配信。
ファンドは絶対上がるんだ!『神と共に 第二章 因と縁』
※これは前ブログの過去記事(2019年06月29日)の再録です

火災現場で死亡した消防士ジャホンの前に現れた冥界の使者カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンの3人ははジャホンを生前、善行を積んだ貴人として生まれ変わることができる七大地獄の裁判を受けさせる。すべてに無罪を勝ち取ればジャホンは生まれ変わることができるのだが、裁判の度にジャホンの隠された秘密が暴かれ、実は貴人ではなかったのではないか?という疑惑が。一方、現世ではジャホンの弟スホンが不慮の事故死を遂げ、その死を隠蔽されてしまったことで怨霊と化してしまい、現世も冥界も大パニック。使者3人の活躍によって騒動は収束し、ジャホンとスホン、そして母親とのあまりに悲しすぎる家族愛の物語が裁判の度に明かされていき、結末は涙ボロボロの大号泣・・・
という韓国映画『神と共に』の続編。
前回で完結しきっているはずですが、続編では3人の使者の過去が明かされる。そして前回ラストで思わせぶりに登場した屋敷神ソンジュ神、マ・ドンソク兄貴がメインで登場!あの思わせぶりでいかにも何かをやってくれそうな感じの登場だったドンソク兄貴が色んなトラブルを腕力で解決してくれるんですね!と思ったらそうじゃなかった!(ちなみにドンソク兄貴のクレジットはハリウッド対応のドン・リー名義です)
カンニム(ハ・ジョンウ)ら3人の使者は今回、ジャホンの弟スホンの裁判を任されることに。彼を生まれ変わりさせれば49人目となり、カンニムらも生まれ変わることができるのだ。しかし怨霊となって大暴れしたスホンを守ったり、現世で色んな厄介ごとに手を出したせいで閻魔大王(『新しき世界』のイ・ジョンジェ)のお叱りを受け、裁判どころではなくなるのだが、カンニムらはスホンが無念の死を遂げたことを証明するとし、できなかった時は3人の使者の肩書を返上し、地獄に永遠に留まることを誓う。閻魔大王は裁判を行う交換条件として、現世でホ・チュンサムという老人の魂を連れてくること、それをことごとく妨害する屋敷神・ソンジュ神(ドンソク)を捕まえることを提示する、
そしてスホンの裁判はカンニム、現世にはヘウォンメク(チュ・ジフン)とドクチュン(キム・ヒャンギ)が向かうことに。前回とは逆になってるところが観客に「同じことやってるだけじゃないの?」と思わせないようにする工夫が利いている。
ソンジュ神はボロボロの家に暮らす老人チュンサムと孫のヒョンドンを悪質な立ち退きから守るために居ついていて、とっくに寿命が尽きているチュンサムが孫の小学校入学式を見届けるまでは、という条件でヘウォンメクらを説得、何しろ腕力ではまったくかなわないので、渋々二人はソンジュ神と共に老人らの生活を見守ることに。
このソンジュ神、「守る」といっても屋敷神なので現世の人間には手を出せない(この屋敷神がどういうものかという説明はあまりされないので、ルールがよくわからない)。ヤクザな連中が来てもドンソク兄貴はやられっぱなしなのだ。なんか、思ってたのと違う・・・
挙句はチュンサムが受け取っていた立退料を勝手に投資に突っ込んで、大損していた(!)ヘウォンメクから「なんでマンション買わなかったんだ!」と責められると「バカ!マンションなんかすぐに価値が下がっちゃうんだぞ!株やファンドは、絶対上がるんだ!」とどこまでもダメダメな神様。これじゃあ屋敷神ならぬ貧乏神だよ・・・
ソンジュ神はヘウォンメクやドクチュン、カンニムらの過去を知っており、彼らが高麗時代の人物であることが語られていく。今回は同じ時代に生きていた使者たち3人の「因と縁」がメインのお話になる。
使者3人のうちカンニムだけは過去の記憶を持っており、その記憶を消して生まれ変わりたいと思っている。彼はスホンが「無念の死」を遂げたことにこだわっており、生前の冴えない人生にウンザリして「地獄にいる方がマシさ」なんていって生まれ変わりたいとまったく思っていないスホンに「なんで俺にこだわる?」なんて言われてる。カンニムがスホンにこだわる理由は自分が無念の死を遂げたからだ。
高麗時代に高名な将軍の父親カンジュの子で自分も将軍だったカンニムは敵対する女真族の兵にまで慈悲の心で接する父の態度に納得しておらず、戦災孤児を自分のもとで養子として育てたうえに自分よりも可愛がっていたことに反発する。やがて剣の腕も人として器の広さでもかなわないようになった義弟を疎ましく思うカンニム。
「俺はその弟に殺された」
一方現世ではソンジュによってヘウォンメクらの過去が語られる。ヘウォンメクは高麗時代にあまりに強すぎて敵の女真族もその姿を見れば逃げ出してしまう、と言われいつも白い毛皮を首に巻いていたことから「白い山猫」と恐れられた将軍だった。彼が辺境に向かった際、戦場で両親を殺され、天涯孤独となった女真族の少女ドクチュンを見逃す。彼女は同じように孤児となった子供を集め、山奥の小屋でひっそりと暮らすようになるが、ドクチュンはまたヘウォンメクに見つかってしまう。
「二度と南方に来るな」
ヘウォンメクは小屋の子供たちを世話して二度、ドクチュンを見逃す。が、病気になった子供のために薬草を取ろうとして山を南に下ったドクチュンはまたヘウォンメクに・・・
結局ヘウォンメクの部隊は軍事物資をこっそり横流しして子供たちの世話をするように。しかし軍の上司であるミロン将軍にその行為が発覚し、裏切り者とさげすまされたヘウォンメクは飢えた狼の狩場に打ち捨てられる。だが死に物狂いで生き延びたヘウォンメクは小屋に先回りしドクチュンたちを逃がし、ミロン将軍と対決するのだが・・・
前作と関係ありそうな冥界での裁判パートは簡略化され、前作とあまり関係なさそうな現世でチュンサムとヒョンドンを助けるパートはやたらと長いので、なんだこれはと疑問に思う時間が長い(なにしろ上映時間144分だし)なあ・・・と退屈気味な前半を越えたところで、今まで張られていた伏線があっという間に回収され家族愛と、贖罪、許しを乞うための物語であることが示され、趣向を変えながらも前作と変わらぬテーマを秘めていたことが判明するのだ。そのためにドンソク兄貴にあまり見ないような情けない役を演じさせるという大サービスぶり。すべての真相が明らかにされるクライマックスは前作以上の涙、涙の感動が待っている。すべてが分かった上で見ると、二度涙する。
さらに、ポストクレジット後にまた号泣する。この映画は三度泣く。絶対、ファンドは上がるんだ!!
ヒーローショーセクハラ問題、最終報告
※これは前ブログの過去記事(2019年08月21日)の再録です
以前お伝えした、東京ドームGロッソでのヒーローショーチームのセクハラ疑惑
ヒーローショー、ハラスメント問題
http://sthomas.otaden.jp/e446106.html
に続報が。19日に東映、Gロッソらが最終報告を公式サイトに掲載。ハラスメントがあったことを全面的に認め、それらの行為に関わった人間の処分、今後同様のことが起きないようにする再発防止策に取り組むというもの。
ヒーローショーの運営におけるハラスメント被害に関するお詫びと最終報告
https://www.toei.co.jp/release/public/1214765_1140.html
ヒーローショーの運営におけるハラスメント被害に関するお詫びと最終報告
https://toeiad.co.jp/info/#000107
ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えについての最終報告
https://at-raku.com/hero/info/youtube_1/
ハラスメント問題についてのお詫びと今後の対策
https://www.t-a-c.co.jp/sp/index.html
まず納得のいく結論になったのではないでしょうか。一スタッフのSNSによる訴えなど軽く黙殺されることもあったはずなのに、東映他関係者側が一致でハラスメント行為を認めて、関わった人間の処分もするというのは、想像してなかった。このハラスメント行為がよほど悪質で、誰の目にも明らかだったのだろう。
またこれに東映エージェンシーの社員が関わってたというのも情けない。あなた、ハラスメントがあったら注意して止めさせる立場でしょ。それが一緒になってハラスメントしてたんじゃあ、他の人間が止めないよな。東映公認のハラスメントと言われても仕方がない。
ハラスメント問題の難しさは「認知してもらえない」「処分してもらえない」「防止対策をしてもらえない」にあると思いますが、そのすべてを一応は解決した今回の一件、世間で同様のことが起きたらこれに習んでほしい。ハラスメントに悩んでいる人も勇気を出して訴えてほしいのです。
被害者のAさんに「そんなことはあるわけない」「嘘をつくな」と絡んでた人たちは何だったんでしょう。ひょっとしたら関与した人の仲間かな。ホントに恥ずかしい。

ヒーローショー、ハラスメント問題
※これは前ブログの過去記事(2019年06月26日)の再録です
23日、東京ドームGロッソのヒーローショーに出演している司会役の女性が今年のGW公演をもって卒業したとTwitterで発表。卒業の理由は「度重なるセクハラ」であったとしたことから波紋が広がっている。
ヒーローショーに出演していた女性(仮にAとする)は
「どうして卒業したかというと、入った当初からの度重なる嫌がらせ(基本的に挨拶も無視、握手会中に水を掛けて妨害する、など)と、セクハラ (男性器のあだ名をつけて呼ぶ、すれ違い様にお尻を揉む、避けられない空間での卑猥な質問や直接的に胸を触る、など)に黙って1年耐えていたら、それも不愉快だったのかゴールデンウィーク明けに「力不足なのでもう来なくていいです」と言われてそれっきりです。 会社からは、余計なことを言ったらもうお前に仕事を振らないぞ、と強く言われていましたのでこれを発信するということはそういうことです。」
と現場での口にするのも恥ずかしいセクハラ行為とそれを黙認していたら仕事を外されるという目に遭ったことを告発。
「わたしの力不足に間違いありません。しかしそれ以上に許してはいけないことが沢山ありました。 特に性的な嫌がらせは、気にしていない、怒っていないフリをし続けなければいけませんでした。 お客様のおかげでお仕事は楽しかったけれど、胸を張って子供たちの前に立つには、少し辛かったのも事実です」
「降りかかる性的な嫌がらせを、気にせず笑って流せるのがよく出来た女だとも言われてきました。でも、平成も終わり令和の時代を生きる子供たちには、前時代的なハラスメントに苦しめられることなく、自らの権利を害されることなく生きて欲しいと思います。そんなヒーローに出会って欲しいと思います」
セクハラにどれだけ傷ついていたかということ、さらに
「パワハラ、セクハラはただの冗談だから、そういう業界だから仕方ない」と散々言われてきました。お仕事が楽しかったのであれば、本当は余計なことを発信せずに黙って耐えておくべきなのかもしれません。ですが、どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています」
ヒーローショー業界でセクハラが横行している(もしくはこのショーを手掛けているチーム内で)ことも匂わせる発言にはヒーローショーファンの間に衝撃を走らせることに。Aさんに同情的な意見や、業界内のセクハラを非難する声や、Aさんの告発自体がでたらめで、仕事をなくしたことへの恨みつらみではないか、とする色んな反響があり、それに対してAさんがさらに意見を追記。そこには「空気を読むことが苦手で未熟な私が誰かをイライラさせてしまうことは十分にありました」と自己批判する部分も。
この手のハラスメントで問題なのは、このAさんのように「ハラスメント行為に対して、嫌なことは嫌だと訴えることをしにくい人間」をターゲットにして起こりがちで、またそれを状況、環境的に訴え出ることができることもしにくい、またはさせない空気が出来上がっていることです。Aさんの追記にも
「そういう業界だからうまくやれ」と言われてきました。抗議するようなめんどうくさい人間はいらないと。そのような環境が良いものとは思えませんでしたが、とりあえずは黙って耐えてきました。そんな環境で1年ほど過ごした頃から心も体もついていけなくて、消耗してただでさえ未熟な私が、どんどん周りをイライラさせてしまいました。本当にボロボロで、私の仕事ぶりに問題があると思われる方もいると思います」
と、ハラスメントを訴え出ることができない環境であったこともわかります。
ハラスメント問題に対する大事な対応はハラスメントを受けた相手も嫌なことは嫌だと言えるようになることと、現場の状況、環境的にハラスメント行為についてすぐ訴え出ることができるように、お互いが改善することではないのでしょうか。
この騒動はショーを運営している東京ドームシアターGロッソと、東映グループの広告会社東映エージェンシー、そして東映の公式サイト上にて騒動に関する謝罪コメントが出されることになった。
ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えにつきまして
https://www.toei.co.jp/release/public/1214646_1140.html
ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えについて
https://at-raku.com//hero/info/youtube_1/
ヒーローショー運営におけるSNS上での訴えについて
https://toeiad.co.jp/info/index.html
Gロッソでは夏の公演が間もなくスタートし、最大の書き入れ時を迎えるので商売のことだけ考えたら黙認することだってあった案件だ。東映側が調査の上、事実の確認をすると公式に宣言したことはこの問題を軽視しないという東映の公式意見にはちょっと驚きました。それが単なるポーズだけで終わらないことを祈りたい。東映はかつての映画製作の現場では女優がすさまじい扱いを受けていた過去があるが、まさしくAさんのいうとおり「どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています」なのだから。

コロナ過に共闘を訴える絆映画『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』
東映の特撮ヒーロー作品のVシネマ作品Vシネクストの7作目でスーパー戦隊シリーズの 『魔進戦隊キラメイジャー』と『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のクロスオーバー映画。
リュウソウジャーとキラメイジャーは新型コロナウィルスによる影響をモロに受けた作品で、リュウソウジャーはGロッソの公演や番組終了後のファイナルライブツアーが中止になったり、キラメイジャーは役者がウィルス感染したため、総集編を挟んだりやはりGロッソの公演が中止になるといった事態に。なのでクロスオーバー作品が製作されたことが奇跡かもしれない。なのにまたまたコロナの影響で都心部の上映劇場が営業中止に追い込まれており、筆者はわざわざ兵庫県のTOHOシネマズ西宮OSまで足を延ばして観に行ったのであった。
ひっそりと開場した映画館で人が消えるという失踪事件が勃発。キラメイジャーたちは調査に乗り出すが、リーダーであるキラメイレッド・ 熱田充瑠(小宮璃央)は絵画コンクール出展に向けた絵の製作がうまくいかずスランプに陥っていた。そんな時、放浪の旅から帰ってきたリュウソウ族、リュウソウレッドのコウ(一ノ瀬颯)と出会う。仲間たちとの再会を約束した場所にコウを連れて行く充瑠はヨドン反応を追ってきたキラメイジャーたちと再会。映画館に入った面々はヨドンナ(桃月なしこ)とムービー邪面によって映画の世界に引きずり込まれる。そこでクレオンによって生み出されたカントクマイナソーによるヨドンナプロデュースの映画撮影がスタートするのだった。すでに取り込まれていたリュウソウジャー、そしてキラメイジャーたちはカントクマイナソーの力に抗うことができない。映画が完成してしまうと世界中はヨドンヘイムと化してしまう!未だスランプから抜け出せない充瑠は映画の世界から抜け出すことができるのか。
両者が閉じられた世界から脱出するために共闘する展開はクロスオーバー作品で意味なく争う様を見せられるより物語に入り込みやすい。無意味に喧嘩したり争ったりする話じゃなくて本当によかった。リュウソウジャーが武器を封印して旅に出ているという番組終了後の設定を生かすために「ヨドン映画の世界では変身できない」とことにしてキラメイジャーの面々も合わせて素顔の場面を多く採用。
世界観の違う2作品をクロスオーバーさせるため、映画の撮影というアイデアを用いてうまく両者を共演させ、しかも2戦隊から一人ずつのコンビを組んで同じシーンの撮影をするというアイデアが効いている。2作品の魅力をうまく引き出していてキラメイジャーのサブタイトルに使われた東映映画のタイトルパロディも使われていた。しかし『ヨドン原人』というタイトルはありなのか。これはもちろん東映の大作『北京原人 Who are you?』のパロなんだけど、一時期社内でこのタイトルを口にすることすら憚れると言われていたんだけど・・・
ガルザやクランチュラを差し置いてヨドンナ様が映画の現場にブラック労働な鞭を入れ、カナロの妹のオトちゃん(田牧そら)が可愛すぎて癒される。心がヨドンヘイムで染まりきった観客も万々歳です。コロナを乗り越えて誕生した傑作に感謝!


