愛と正義のどうぶつエンターテイメント『タヌキ社長』
バカ映画界の巨匠、河崎実監督の『不条理どうぶつシリーズ』最新作『タヌキ社長』は不道徳極まりない邦画界に喝を入れる愛と正義と真理の作品である。
このシリーズにはイギリスの『えびボクサー』に対抗してつくった『いかレスラー』ワールドカップに便乗した『かにゴールキーパー』、サンダーバードばりのスーパー・ギニョール方式を採用した『猫ラーメン大将』。他にも『コアラ課長』『兜王ビートル』などがあり、邦画において動物モノというと故・中島らも曰く「なぜ作られるのかわからん」定番のジャンルである。その多くが無理やり泣かせようとする「涙のカツアゲ」映画であることが多いが、日本が世界に誇る河崎実は泣かせるぐらいなら、笑わせてやる男である。
まず主人公の信楽矢木雄58歳はタヌキだ。そしてタマキンを放りだしている(タヌキだからね)。一代で信楽酒造を業界有数の企業に育て上げた男はタマキンを放りだしていようと有能なのである。信楽酒造で働くOLの房子(町あかり)はそんな社長を密かに愛していたが、連れ添った妻(特別出演・田中美和子)に先立たれたタヌキ社長は今も亡き妻を大事にしており、再婚もせず愛人もつくらなかった。
アプローチも実らぬ房子にライバル会社のドラ息子(土屋シオン)は猛烈アタック。しかし彼の目的は房子に近づき信楽酒造の大手メーカーとの取引をつぶすことだった。ライバル会社社長(掟ポルシェ)の罠にハメられ、得意先(吉田照美)は美女相手にデレデレだ!どうなるどうするタヌキ社長!そして房子の愛の行方は!?
河崎監督はふざけているように見えてちゃっかり計算の上、流行りネタに便乗したり、映画の歴史にリスペクトを捧げる男である。あのおふざけの極致である『侵略!ガルパンダZ』はガルパンが流行ってるのでタイトルにつけてしまう便乗の極み(ガルパンは少女と戦車であって、ギャルのパンダではない!)!庵野秀明の『シン・ゴジラ』公開の際には巨大怪獣と巨人が激突する『大怪獣モノ』をつくったが、これは単なる便乗ではない。怪獣モノは山ほどあるが巨人映画は 『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』『戦慄!プルトニウム人間』その続編『巨人獣 プルトニウム人間の逆襲』ぐらいしかなく、怪獣映画ではなく巨人映画の方をつくってしまおうとするあたり、映画の歴史へのリスペクトである(ちなみに『プルトニウム人間』のネタである米軍の技術でつくった巨大なパンツも引用されている)あらゆる意味でやっていることは庵野秀明と同じ(しかも先んじている)。
どれぐらい先んじているのかというと、『シン・ウルトラマン』でさらなる人気を博している斎藤工を河崎監督はいち早く起用しており、『兜王ビートル』(2005)『電エース ハンケチ王子の秘密』(2007)の二回も!『タヌキ社長』の劇中にも芸人コンビ、レインボーのネタの中にも「斎藤工は電エースで人気になったからシン・ウルトラマンに起用された」「どっちが上か下かでいうと電エースが遥か上でシン・ウルトラマンは下」と堂々言い張るのだった。
ちなみにこの会話のシーン、OLと彼女を狙う同僚に扮したレインボーの会話は20分近くに渡り続き、ほぼ本編の内容と関係がない話を延々と続ける。あまりの長さに一体何を見せられているのか困惑するばかりだが、本作のコンセプトは東宝映画の人気シリーズ、森繁久彌の「社長シリーズ」で(同作のプロデューサーだった藤本真澄もクレジットに入っている)社長シリーズにもどうでもいい会話や宴会芸のシーンが尺稼ぎのように入っており、それの再現だ。どこまでもリスペクトを忘れない河崎実!
一体どこまで本気か冗談なのか見ながら悩むところだが、監督はおそらく本気である。本気の男が撮るパロディ、ギャグだからこそ本気で笑える。
この世の不道徳を許さず、正義が悪に勝つシンプルなクライマックスには昨今、邦画界で起きている様々な問題を吹き飛ばす力に満ち溢れているではないか。
トカゲ型宇宙人との出会い『レーザーブラスト』
『レーザーブラスト』のブルーレイが届いた。噂だけは聞いていてレンタルビデオ全盛期にもソフト化されていたが、近所の店には置いていなかったので観る事が叶わなかった幻の一品。
『レーザーブラスト』は『スター・ウォーズ』が公開された翌78年に公開された。SFブームの真っただ中に便乗作品として送り出されたのだ。残念ながら日本では劇場公開されなかったが同年に日本でも刊行がはじまったSF雑誌『スターログ』の81年ごろに『レーザーブラスト』は扱われた。レイ・ハリーハウゼンの影響を受けてこの世界に入ったというデヴィット・アレンのモデルアニメが高く評価されており、掲載されたトカゲ型宇宙人の絵に映画ファンは思いを馳せた。輸入ビデオでないとみられない時代に日本のファンはビデオリリースを待ちわびた。
そんなある日テレビ東京で放送されるという情報が伝わった。雑誌『宇宙船』にアレンのインタビューが掲載され、そこにテレビ東京が放映権を買っていて放送を予定していると。そして3か月後の火曜ロードショーにて『SFエイリアン・スペース/燃える大都市の怪』というタイトルで放送された。
ところがこのテレビ放送版はデヴィット・アレンによるモデルアニメのシーンがすべてカットされていた。『レーザーブラスト』はモデルアニメが唯一の見どころともいうべき作品なので、なんで唯一の見せ場をカットしちゃうの?
この暴挙に当然のごとく放送を期待していた映画ファンは怒り狂い、テレビ東京に抗議が殺到したとも言われる。そして『宇宙船』はこのカットの顛末を記事にした。単なる批判に留まらずテレビ東京へ取材しているのはさすがで、テレビ東京の言い分は「モデルアニメのシーンがチャチく見えて、他のシーンとの違和感があった」ために(放映枠にあわせるため)カットしたと。チャチいもなにも、ここが見どころなのに…
その後日本でも正式にビデオリリースされて本国版を観ることが可能になったが、その頃には『レーザーブラスト』は山ほどある低予算SF映画のひとつとして扱われてしまったのであった。
というわけでそのビデオ版すら見られなかった僕はこの度スティングレイから発売された『レーザーブラスト 超・特別版』を購入。このブルーレイソフトは以下の内容である。
・本国版をリマスター化、テレビ放映版の吹き替えを収録(一部字幕処理)
・テレビ東京放映の『SFエイリアン・スペース/燃える大都市の怪』を収録
・レーザーディスク版を収録
・製作者と音楽担当によるオーディオ・コメンタリー
・メイキングをスライドショーで収録
・削除されたシーン4分18秒を個別収録
・オリジナル劇場予告編
・TVスポット
・ギャラリー・アーカイヴ
さらにブックレット、A4サイズポスター、日本限定のサウンドトラック(!)入りである。超・特別版にふさわしい。
で、肝心の本編内容であるが…
どこかの砂漠にいるヒューマノイド異星人は宇宙船で飛来してきたトカゲ型宇宙人との闘いに敗れ死ぬ。トカゲ型宇宙人はヒューマノイド異星人が死ぬのを見て去っていくが、その場には武器であるレーザーブラストとそれをあやつるペンダントが残された。
ビリー(キム・ミルフォード)は冴えない青年で、母親は若い男と遊び惚け、恋人のキャシー(シェリル・スミス)に逢いに行けば元軍人で宇宙人が地球に攻めてくると上司に相談して軍を追われたキャシーの祖父、ファレリー大佐(キーナン・ウィン)に追い返される。普段から目をつけられている警官のネズミ捕りに引っかかり、オープンカーを乗り回す同級生のチャックとフロッギーにはバカにされる。面白くないことだらけの日々にビリーは鬱屈が溜まっている。
砂漠にやってきたビリーはレーザーブラストとペンダントを拾い、武器をぶっ放して憂さ晴らし。その頃、街のガソリンスタンドには謎の男トニー・クレイグ(ジャンニ・ルッソ)が現れていた。
トカゲ型宇宙人らは上官からの連絡でヒューマノイド異星人の武器が地球人(ビリー)に拾われたことを知り、地球に引き返した。クラスメイトの誕生日パーティーにやってきたビリーはチャックとフロッギーがキャシーを襲うのを見て飛び掛かるが、不意を突かれやられそうになるところをキャシーに助けてもらう(情けない)。その夜、レーザーブラストの力で怪物のように姿を変えたビリーはチャックのオープンカーを銃撃、破壊する(火薬の量が多かったのか、すさまじい爆発を起こす)。
トニーは砂漠で何かが爆発した痕跡を発見する。その後、車の爆発事件を聞いたトニーは地元の警察に聴取に行く。トニーが身分証明書うのようなものを見せると警官の態度は一変した。トニーは政府のエージェントか何かで、警官らに固く口留めをする。
ビリーの胸の傷を観たキャシーは医者に行くことを勧め、メロン医師(ロディ・マクドウォール)はビリーの胸に埋め込まれた金属片を切断採取、調べようとするがビリーはレーザーブラストでメロンの乗った車を破壊する(またもや大爆発!)。
メロンの事件の調査からビリーにたどり着いたトニーは事件の背後にビリーの影を察するがその場は何もできず彼を解放する。もはやビリーは自分をコントロールできない状態になっており、怪物化したビリーに怯えたキャシーはトニーに助けを求めるのだった。
どうやらレーザーブラストは装着した人間の暴力的な一面を増幅させるようで、ビリーは街で破壊を繰り返す(『スター・ウォーズ』絶賛公開中!の看板を粉々にするお遊びもある)政府のヘリすら撃ち落とす事態の中、地球に戻って来たトカゲ型宇宙人はビリーを射殺し、去っていく。ビリーの遺体にキャシーは縋りつき、嗚咽するのだった。
というお話で、冒頭、中盤、クライマックスの三か所にトカゲ型宇宙人のモデルアニメがある。テレビ東京版はこれらをカットした上にストーリーまで変えてしまった。最初のナレーションで未知の外宇宙生命隊が地球にやってきていることを示し、宇宙船だけが飛来する画だけを使ってヒューマノイド異星人との戦いをカット。
中盤はトカゲ型宇宙人船内モニタでの上官とのセリフのやりとりだけを提示するが、彼らが地球でレーザーブラストを使った実験を行っているということになっている。
後半は大暴れするビリーに上空から光線を照射されるカットが切り替わると宇宙船が去っていく描写になっている。トカゲ型宇宙人が光線を撃つ場面が切られているので、宇宙船が光線を撃って殺したみたいに見える。実験は終了し、再び宇宙人が侵略のためにやってくるかも知れない…という結末だ。
これはオリジナルの完全な改変で、当時のテレビ放映洋画はこのように大胆にカットされたり、話が作り変えられることはよくあったが(例えば『ゾンビ』ではゾンビの大量発生が謎の惑星から光線が照射された影響に変えられていた)、ここまで変えられているのも凄い。言ったように『レーザーブラスト』はトカゲ型宇宙人のモデルアニメ(と爆発)が唯一の見どころなので、それをカットした上に改編したら、ただの出来の悪いC級映画だ。
実際、マイケル・レイ監督(元スタントマンでこれが唯一の長編作品)の演出は冗長で杜撰で退屈だ。ビリーがヘナチョコで弱っちい男で、それがレーザーブラストを手に入れて暴力に目覚めるという展開にしようとしてるんだけど、やたらもたついているし、最初にレーザーブラストを手に入れても砂漠で一発ぶっぱなすだけ。そこからパーティでキャシーを助けるためにチャックとフロッギーに飛び掛かるんだけど、最初ビリーは二人を相手に圧倒するんだよ。え?弱くないじゃねーか!そこをキャシーに宥められて去ろうとしたところを後ろから襲われて、ボコボコにされてるのをキャシーがラケットで殴り飛ばす。キャシーが余計なことしなけりゃよかっただけで、ビリーのヘナチョコさを際立たせる場面になってない。
ファーレイ大佐は宇宙人が攻めてくると言い出してイカレ野郎と判断され軍を解雇されるのだけど、実は彼が真相に近かった、ということなんだろうけど、トカゲ型宇宙人は侵略じゃなくて危険なヒューマノイド異星人を倒しにきただけだから、大佐の主張は的外れってことでは?(そういう意味ではテレビ東京版の改変の方が大佐の主張に沿っている)
ちなみに大佐とかつての部下(?)だったトニーとの4分間の会話の場面は本国版にもない削除されたシーンで、これがなぜテレビ東京版に残されたのかは不明。政府のエージェントらしいトニーもどうやってレーザーブラストの事件にたどり着いたのか意味不明で、あとこいつが出てくる度に着ているスーツの色が変わるのどういうこと?やりたいことはわかるが、モタモタとスピード感のない演出で、シンプルに下手くそってことです。そこをうまくやれば面白くなったと思うのに。
わずか数分しかないモデルアニメのシーンは素晴らしく、デヴィット・アレンは『フレッシュ・ゴードン』(クイーンじゃない方のやつ)『空の大怪獣Q』『ロボ・ジョックス』『パペット・マスター』『ニューヨーク東8番街の奇跡』らの作品を残し、音楽はジェリー・ゴールドスミスの息子ジョエル・ゴールドスミスが共同制作しているという布陣。
幻の一本を観ることが叶い、リストの一項目に線を引く事が出来たのでそれだけの価値はありました。
2022年6月予定
6月予定
6/5(日)
大阪おもしろマップ
会場:なんば紅鶴
open 19:30 start 20:00 ¥1,500-(1drink別)
出演 / B・カシワギ 射導送水 しばりやトーマス
6/11(土)
アイドル十戒 レザレクションズ其の八
場所:アワーズルーム 開演:19:00 ¥1500(drink代別)
出演:竹内義和 しばりやトーマス
アイドルがいなかったら苦しまなかったひとたちの嘆き
6/18(土)
僕の宗教へようこそ第一五一教義~土曜ロードショー第三四幕
場所:なんば白鯨 開演16:00 料金:¥1500(1drink付)
出演:しばりやトーマス アシスタント・トモ
※開演時間がいつもと違うので気を付けてください
シン・ウルトラマン、ハガレン、タヌキ社長、金曜ロードショーその他映画語り会
6/21(火)
旧シネマパラダイス
会場:アワーズルーム 開演:20:00 ¥1000(1drink込)
深夜の映画番組みたいな企画。今月はアメコミオタクのサム・ライミが撮った『ダークマン』
俺は一体誰なんだ!
6/28(火)
キネマサロン肥後橋
会場:アワーズルーム 開演:19:30 ¥1000(1drink込)
カルトを語る若人の会。今月はシリーズ最大の異色作『ゴジラ対ヘドラ』
かえせ!太陽を!肥後橋で100万人ゴーゴーだ!
6/30(木)
スーパーヒーロートーク
場所:なんば紅鶴 料金:¥1000(1drink別) 開場:19:30
出演:にしね・ザ・タイガー ソエジマ隊員 しばりやトーマス
超前田チョンボ伝説
自称映画批評家の前田有一は毎回いい加減な知識と読解力のなさによる杜撰な文章と自画自賛だらけで旧2ちゃんねる時代の掲示板では『超前田チョンボ伝説』としてみんなの笑いものにされていました。ここに当時保存していたログの1~10までを公開します。
※赤字が前田の文章です
【超前田チョンボ伝説】
「シルミド」
>金正日を暗殺するために組織された特殊部隊が~
金日成のことを金正日と書きバカを晒す。前田スレで指摘された途端、すぐさま修正。自分のスレを四六時中監視していることがバレる。
「特捜戦隊デカレンジャー」
>ライダーよりも低年齢層向け(取材した某男子小学生談)という事もあって、大人にとってはやや退屈な時間である。
戦隊シリーズがどの年齢層をメインターゲットにしているかすら子供に聞かないと判断できない前田。
「仮面ライダー剣」
>なんと連中ときたら「ライダーは見てない」などというていたらく。まったく気まぐれなガキどもである。頼りにならないったらありゃしない。
いきなり小学生相手に取材、そんなもん観てないと言われたら逆ギレ。
>仮面ライダーブレイド剣崎一真役の椿隆之くんは、先日ゲイ向けアダルトビデオ出演の噂が~
映画評論とまるで関係の無いゴシップ話。スレ住人に「ワイドショー的ゲスさ」と非難される。
【超前田チョンボ伝説2】
「トゥー・ブラザーズ」
>ワニは好きなので、今度はこの監督に、
>ワニを主人公にした感動の兄弟ワニ映画を作ってもらいたい。
>TVCMにも出て、たくさん誉めてあげます。
いきなり突拍子も無いことを言い出す前田。人間、身の程を知ることが必要だ。
「ヴィレッジ」
>>例によってオチでビックリさせる事が大きなウリであるといって差し支えないと思うが
(゚Д゚)ハァ? こいつ本当にヴィレッジ観たのか…?
>まあ、数少ない「脚本を見れた人」の中に
プロの評論家様が「ら」抜き言葉を堂々と使用。
「インファンナル・アフェア 無間序曲」
>そのスター二人の役を受け継いだ若手2名(エディソン・チャン&ショーン・ユー)だが、
>さすがに存在感の薄さは否めない。脇役陣がかなりいい味を出しているので救われているが、
>はたして完結編はどうなるか。
完結編では主役がまたアンディ・ラウとトニー・レオンに戻ります。それぐらい調べとけ。
>「最狂絶叫計画」
>主人公(チャーリー・シーン)と弟(サイモン・レックス)が暮らす農場にミステリーサークルが出現した。
主人公は毎回恒例でシンディ。
>やってきた美人TVレポーターは弟に一目ぼれ、彼の出場するラップバトルを見に行くことに。
別に取材には来ない。別の用事で偶然知り合う。
>そしてその晩、ある教師が謎の死をとげる。彼女は一週間前に奇妙なビデオを見てしまっていたのだ。
「ある教師」って…シンディの旧友なんだが。
【超前田チョンボ伝説3】
「オールド・ボーイ」
>私の場合は、原作を知る前にこの映画を見てストーリーを純粋に楽しむことができた。
>おそらく『オールド・ボーイ』は、ほとんどの人にとって非常に面白い映画であることは間違いない。
>あとは、原作を先に読むか、映画を先にするかの選択だけだ。
原作と映画でそれぞれストーリーが違うことを知らず、またまたアホ発言。
「恋の門」
>気持ち悪い声優のオッサンに熱を上げる姿は無気味そのもの。
アニソン歌手・阿部セイキを声優だと勘違い。
「エイリアンvs.プレデター」
>私は『ADP』を、一刻も早く両シリーズのファンに見てほしいと思っている。
エイリアンvs.プレデターを前田さんは『ADP』と略(笑)2chで指摘されて即修正。
【超前田チョンボ伝説4】
「宇宙戦争」より
>トム・クルーズも、いつもはもっとインパクトを与えてくれるのだが、今回は久々にはずした。何しろ港湾労働者という役柄がいけない。
>いくらなんでも社会の最下層に近いような貧乏人民の役は彼にはあわない。
などと職業差別発言。それを2ちゃんで突かれると下記の言い訳をし始める。
(一部わかりにくかったようなので補足すると、普通、アメリカ映画で港湾労働者が出てくる場合は、先述した階層の人間であるという意味での記号として扱われることが少なくない。
そして、本作もその例に漏れない。港湾労働者を差別する意図で書いているわけではないので誤解なきよう。彼らが主人公である点は問題ないが、トム・クルーズはミスキャストであるという意味だ。)
>それにしてもこの映画館、普段からすいているのかどうかわからないが、この超大作の初日だというのにせいぜい4割の入りである。
>指定席はほぼゼロ。ガラガラである。マスコミ向け試写回数を大幅に制限し、
>メディアでの批評を一切禁止するなどという秘密主義で挑んだパブリシティだったが、完全に失敗に終わったといえるだろう。
などとたまたま自分が見た回が不入りだっただけで興業失敗を宣言。
しかし実際は初日動員130万6000人、興収16億4000万円と水曜初日の記録更新であった事を指摘されると以下の追記で言い訳。
(とはいえ、これは私の体感上にすぎず、実際は初日の興行収入はかなり好調だったようである。
まあ、本作は先行上映を行っていないので、次週以降の落ち込みが気になる点に違いはないが……追記)
【超前田チョンボ伝説5】
『Zガンダム劇場版』から
>私としても、リアルタイムで楽しんだガンダムはこの『Z』までなので、懐かしい思いでスクリーンに没頭した。
>確かテレビ版の最初の主題歌は、森口博子のデビュー曲だった気がする。
初代の主題歌は『Z・刻を越えて』
森口博子の主題歌は二代目のオープニング。
2ちゃんで指摘されると“ある読者様より”として即行で修正。
『マダガスカル』感想文にて
>子供向けとはいっても、積極的に見せたくなるような要素が乏しい。
>米国ではヒットしたが、 きっと日本人にはたいした印象を残すことなく、忘れ去られる運命であろう。
実際は夏休み興行でも好成績。最終的に20億のヒット。
一般大衆の好みも理解できない模様。
『がんばれ!ベア―ズ』DVD宣伝にて
>絶対の傑作なので、みたらどうせシリーズ全部見たくなるので、まとめたセットが出ています。
意味不明の日本語を操る前田。
【超前田チョンボ伝説6】
『タッチ』感想文にて
>また、この映画のスタッフはあまり野球に詳しくないようだ(この映画は野球映画なのに!)。
>たとえば別の試合だが、9回表ランナー2塁3塁でバッター新田(宿命のライバルでものすごい強打者)という場面がある。
>あと一人抑えれば勝ち、というところだ。ここでピッチャーの達也は、敬遠せずになんと勝負に行く。
>しかも、セットポジションからではなくワインドアップモーションで投球し、バッター新田との真っ向勝負に出るのである。
原作にも同様のシーンがあるのに原作者を野球に詳しくない呼ばわりする野球通・前田。
>単刀直入にいおう。映画『タッチ』は演出が悪い。映画に多少なりとも詳しく、原作に思い入れのある観客がみたら、
>目を覆わんばかりのなさけない出来である。いや、人によっては腹が立つことさえあるだろう。
といいながら
>結論として、映画『タッチ』は失敗ではないものの、改善の余地は多いにある作品といえる。
と矛盾する意見を平気でのたまう。
『頭文字D』感想文にて
>郡を抜く
と漢字の間違いを指摘されるも意固地になって未だ修正せず。
都合のいい時は2ちゃんを利用するくせに。
【超前田チョンボ伝説7】
『SAW2』より
「SAW2/ソウ」の批評については、配給会社から
「インターネット上に批評を上げるのは29日(土)公開日以降にしてください」というお達しが出ていた。
それにも関わらず、前田はこれを無視して10/24に例によってストーリー紹介や点数をつけた感想文を更新。
平気で守秘義務を違反するというプロとしてあるまじき行為に出る。
この事について契約書の写真画像と共に2ちゃんで指摘されると、10/26に何の断りも入れずにいきなり感想文を撤去。
それまでSAW2の感想文を載せていたアドレスには「発表保留中」と書き直し、何事も無かったかのような態度。
各配給会社の皆さん、
前田は 契 約 を 守 り ま せ ん。
『仮面ライダー THE FIRST』より
>1971年から約2年間TV放送された、初代仮面ライダーシリーズのリメイク版。
TVではなく、原作コミック版を換骨奪胎した作品と公式サイトでも発表されてます。
『キャプテン・ウルフ』より
>スキンヘッドがトレードマークのこわ持てアクションスター、ヴィン・ディーゼル主演のファミリー向けコメディ映画。
“こわ持て”ではなく、“強面”では?もちろん指摘されても修正せず。
『機動戦士ガンダムⅡ 恋人たち』より
>フォウ・ムラサメは当時から群を抜く人気を誇ったキャラクターで
今回は“群を抜く”を間違わなかったw進化した前田さん。
【超前田チョンボ伝説8】
2005年総括で「ボールが命取り」と称した写真が「亡国のイージス」だった。
これはもちろん「ローレライ」の勘違い。
2ちゃんで晒されていない事を確認した上で「ローレライ」の写真に修正した後再うp。
間違いを指摘されない限りはすぐに修正するらしい前田さん。
『ザス-ラ』より
>その原作者クリス・ヴァン・オールズバーグ(『ポーラーエクスプレス』の原作)が、
>『ジュマンジ』の続編として書いたのがこの『ザスーラ』。映画『ジュマンジ』からは、20年ぶりとなる映画化である。
『ジュマンジ』の公開は95年。
計算も出来ない前田。指摘されたため当然修正せず。
『男たちのYAMATO』を75点と褒めちぎったにも関わらず、
その後の「2005年の総括」において
>「見た目はそこそこだが、脚本がイマイチで、筋のとおった主張もない」
などと貶す。
自分の主張を一週間ちょっとで平気で覆す前田。
『アイスエイジ2』
火曜日更新予定 としたが前置きもなく削除。
何度目ですか?
【超前田チョンボ伝説9】
「LIMIT OF LOVE 海猿」より
>海猿製作チームは、シリーズ通して海上保安庁との信頼関係を築いているから、本作でも巡視船9隻やヘリコプターなどを提供され、まさに全面協力態勢だ。
>さらに、ある海運会社からは本物の巨大フェリー上でのロケの許可も出た。それらに最新のCG技術を加えた結果、
>本作は日本映画としては、かつて見たことの無いほどの大迫力の海洋パニック映画となった。
また本物が協力しているという理由だけで絶賛という低能ぶりを披露。
>フェリーの沈没シーンなどは、300億円をかけたとされる、某巨大客船沈没映画と比べても遜色ない
といいながら
>さらに、あらゆる面において、わずかずつ物足りないという印象も受ける。
>冒頭の航空機墜落シーンは予算不足を露呈しているし、CGはフェリーの外観、爆発場面において少々うそ臭い。
凄いのか物足りないのかどっちなんだよw
>ただし、加藤あい演じるヒロインと主人公との、感動的なラブシーン、告白シーンについてはじつによかった。
そうか?必死に救助活動してる時に携帯で結婚しようだのなんだの言い出すし
どうしてこの手のテレビからきてる連中が映画作ると余計な恋愛描写が入るんだと苛々の元だが。
前田の感想としては マッチョな潜水士のボディでウホッ というのが正しい
>そこに全国の海上保安庁から救助チームが終結するという壮大なもの。
「終結」ってなんだ? 「集結」でしょ?w
【超前田チョンボ伝説10】
『時をかける少女』
ヒロインの声をあてるのは数百人のオーディションで選ばれた仲里依紗(なか りいさ)。
実物?は、ハーフの綺麗な女の子だが、さすがに役柄ピッタリの、いい声をしている。
ハーフ?
ハーフ?
ハーフ?
ハーフ?
ハーフ?
外人顔を見ると皆ハーフなのか?
彼女はクォーターなんだが
しかも、完成披露試写会を見てるなら
舞台挨拶で「スウェーデン人のおじいちゃん」の話してただろ
前田の頭の中でクォーター→ハーフに変換されたか?www
『ニュー・ワールド』
>極端な寡作で知られる映画作家
極端な寡作? 「極端」はいらない。寡作でいいんだよ。
次回は11~です
幻の恐怖映画『シェラ・デ・コブレの幽霊』
幻の作品…と銘打たれた映画がある。古すぎてフィルムがどこにいったかわからなかったり、権利関係が複雑故にソフト化できなかったり、表現問題で上映が困難だったり…そんな作品たちも今ではDVDだの配信サイトだのでカルト、マイナー映画の数々が簡単に見られるようになっている(こういうと古株のマニアからはビデオ時代の時、すでに“幻の作品”などはなくなっていた。フィルム時代はねぇ…と説教されそうだけど)。
それでも観る機会の限られる幻の作品は存在しており、本日紹介する『シェラ・デ・コブレの幽霊』(1964)もそんな作品のひとつ。
ジョセフ・ステファノはヒッチコックの『サイコ』やゲイリー・クーパーの遺作『六年目の誘惑』の脚本家として知られているが、そんな彼の初監督作品が『シェラ・デ・コブレの幽霊』だ。元はテレビドラマのシリーズ「The Haunted」のパイロット版として54分間の映像(以下「54分版」)つくられたが未採用となり、追加撮影の上、長編として81分に編集されタイトルを『シェラ・デ・コブレの幽霊』と改められ完成するも、これもまたお蔵入りとされてしまう。しかし製作資金回収を目的とした国外へのフィルム貸し出しは行われ、テレビで放映された。日本でも1967年に『日曜洋画劇場』にて未公開作品として放送された。同番組で20%近い視聴率を出したが放送されたのはこの一回きりで、後にサンテレビなどで放送(1978年)されるもフィルム貸し出し期間の終了ともに姿を消す。
67年には家庭用ビデオデッキすら出ておらず、78年には販売されていたが高額すぎて一般家庭に普及しているとはいいがたく当時のビデオ録画を持っているユーザーなど皆無であろう。
こうして『シェラ・デ・コブレの幽霊』は”幻の作品”となった。
一部の怪奇映画、ホラーファンだけが注目していた本作が脚光を浴びたのは2009年。大阪朝日放送の『探偵!ナイトスクープ』に視聴者からの「史上最高に怖い映画『シェラ・デ・コブレの幽霊』を観たい」という依頼があり、放送では日本国内で同作のフィルムを所有する映画評論家の添野知生氏にまでたどり着き、16ミリフィルムによる上映をしてもらったそうだ。(フィルムを所有するに至るまでの過程はブログに書かれている)
以降は各地の映画祭などで上映の機会があるが、ステファノ監督の死去や制作会社の解散などが理由となり、国内でのソフト化が困難となっている(が、アメリカでは2018年にブルーレイが発売されている)。
その幻の映画がなんとこの5月からアマゾン・プライムビデオで配信されているのだ!もちろん81分版だ。
…で、観てみた。
物語は著名な建築家にして心霊調査の専門家(なんか、京極夏彦の本に出てきそうだな)ネルソン(演ずるは『エド・ウッド』『手紙は憶えている』のマーティン・ランドー)は盲目の資産家ヘンリー・マンドール(トム・シムコックス)から「死んだはずの母親から毎晩電話がかかってくるので原因を突き止めて欲しい」という調査依頼を受ける。ネルソンは目の見えない彼の代わりに妻のヴィヴィア(ダイアン・ベーカー)にヘンリーの母が眠る納骨堂へ案内される。埋葬を恐れた母親は納骨堂の棺を蓋を開け、そばに電話回線を引くようにと伝言を残していた。納骨堂でヴィヴィアは真っ白い幽霊に襲われ気を失いかける。
介抱するためネルソンはヴィヴィアを自宅に連れかえる。自宅にはネルソンが過去に調査した事件の絵画が飾っており、ヴィヴィアのそのうちのひとつを見て驚愕する。それはシェラ・デ・コブレ伝道協会のもので、彼女は同地の出身。ネルソンは伝道協会で起きた「血を流す幽霊による殺人事件」を解決できなかった。
マンドール家の家政婦、パウリナ(ジュディス・アンダーソン)もシェラ・デ・コブレの出身で事件を解決できなかったネルソンを心霊の能力など持っていないと詰る。マンドール邸で心霊現象を目の当たりにしたネルソン。本当に亡くなった母親が霊となって帰って来たのか?だとしても息子夫婦相手にこのような行為に出る理由は?そんな中、パウリナがヴィヴィアを責め立てる様子を見てしまうネルソン。二人の関係は一体?
ネルソンの家にはフィンチ(ネリー・バート)という家政婦がいるのだが、この人が心霊などまったく信じてない現実派の人で、それゆえに本職がつい気づかなさそうなところをアドバイスしてくれるキャラクターで、当初の目論見通りテレビドラマのシリーズ化していれば探偵と助手のコンビとして活躍してたんでしょう。
なにしろ64年の作品なので今の感覚で観れば稚拙と思われかねない描写はある。当時なら突然現れる合成の幽霊などは恐怖感たっぷりに受け取られたろう。昨今のホラーなら怪奇現象が起こるまでに、ここぞとばかりに「溜め」のシーンがあるだろうが、本作の幽霊は本当に突然現れるので逆に斬新だ。不快な叫び声やネガポジを反転させた映像などはおどろおどろしさを見事に表現している。
書割の屋敷などもリアルだし、手間暇は惜しんでない。ストーリーの起承転結や逆転オチも秀逸で期待しすぎるのは良くないかもしれないが、幻の映画にふさわしい風格はある。高橋洋が予告編に衝撃を受け、本作の幽霊を『リング』における貞子のイメージに転用したというのもよくわかる。
こうなると54分版も確かめたくなるところ。で、探したらなんとアマプラの配信開始後にニコニコ動画にてアップロードされていた。字幕がついてないバージョンなのでおそらく北米版ブルーレイの者と思われる。
話は大胆にカットされている。冒頭の電話線を延々と写す部分がなかったり、ラストシーンはバッサリと切られていて幽霊が出るところや、車が崖下に落下するシーンがない。なのに小瓶が車のタイヤに轢かれて潰されるシーンが残っていて、意味不明に。
いやもう本当に価値のある映画を観たという気持ちで、配信にこぎつけたアマゾンプライムビデオに感謝です。あとは添野氏が諦めていないソフト化にも期待ですね





