
2023年5月予定
2023年5月予定
5月16日(火)
『旧シネマパラダイス』
会場:アワーズルーム
開演:20:00
料金:¥1000(1drink込)
解説:しばりやトーマス
カルトを研究する若人の会。今月はダーレン・アロノフスキー監督のイヤ~な気分になる映画『レクイエム・フォー・ドリーム』
ドラッグ!ダイエット!破滅までまっしぐら!
5月21日(日)
『アイドル十戒 新たなる支配者其の九』
場所:アワーズルーム 開演:19:00
料金:¥1500(drink代別)
出演:竹内義和 しばりやトーマス
※いつもと曜日が違います
アイドル珍事件簿とアイドルオタクの話題9回目!今回もさめざめと泣けます。
5月23日(火)
『スーパーヒーロートーク』
場所:なんば紅鶴
開場:19:30
料金:¥1000(1drink別)
出演:にしね・ザ・タイガー ソエジマ隊員 しばりやトーマス
ヒーローイベントについて熱く語ります。
5月25日(木)
『キネマサロン肥後橋』
会場:アワーズルーム
開演:19:30 ¥1000(1drink込)
解説:しばりやトーマス
深夜の映画番組風の映画研究会。今回はももクロ15周年記念、5人時代の青春映画『幕が上がる』を大研究。
私たちは、舞台の上でなら、どこまでも行ける。
5月27日(土)
『僕の宗教へようこそ第一六二教義~土曜ロードショー第三七幕』
場所:なんば白鯨
開演:19:00
料金:¥1500(1drink付)
出演:しばりやトーマス アシスタント・トモ
ゲーム映画大特集!この映画、コントローラーついてねえ!!
愛知の人、またもアンチにいじられる
声優の宮崎羽衣さんに多大な迷惑(自主規制表現)をかけた、愛知県の人(名前を出すのも憚られる)がまたも面倒ごとを起こしていました。
彼は宮崎羽衣さんの所属事務所からお叱りの通達を受けて以来、大人しくしていましたが、過去のブログの書き込みなどは削除せずそのままなので検索すれば嫌がらせとしか思えない文章がいつまでも表示されている状態。それも全部削除しなよって話なんですが、彼は「ご遠慮ください、お控えください」の意味がわからない人なので、「それぐらいは、いいだろう」の感覚でいつまでも残しているのだった。
なので、彼女の所属事務所弁護士からあらためて忠告の電話がきても、それを理解していない。ブログでは彼女は相当参ってるので、告訴もありえるとの連絡だったそう。彼は手紙は昨年12月に送った謝罪の年賀状以降は出していないというが、手紙のことじゃなくて、ブログやインスタグラムに宮崎羽衣に関して書かれた部分を全部消せっていってるんだろうけど、伝わってない。すぐに削除しないようなら、訴えますよってことなのに。
アメブロのコメント欄は荒れ放題で、批判コメントが殺到。彼は精神的に脆い人なのはブログを読めばわかるんだけど、なのにアンチのコメントに対して反応するのでますますいじられるという負の循環。
何度も言ってるけど、彼はあらゆる意味でアイドルに迷惑かけて反省せず、喧嘩上等の態度で接して最終的に逮捕までいったおーにっちゃんとほとんど同じ。だから愛知の人の結末も同じだろう。
今のうちに反省して、ブログで宮崎羽衣さんに関する部分は全部削除した方がいいですよ。
決断しろ!世界が終わるぞ!『ノック 終末の訪問者』
M・ナイト・シャマラン監督の最新作『ノック 終末の訪問者』は週末に扉をノックする訪問販売員の話…ではない。タイトルがすでにダジャレ。大丈夫か?
山小屋で休暇を楽しむ家族、アンドリュー(ジョナサン・グロフ)、エリック(ベン・オルドリッジ)二人の養子ウェン(クリステン・クイ)は突然4人の男女の訪問を受ける。
小学校の教師レナード(デイヴ・バウティスタ)、ガス会社員のレドモンド(ルパート・グリント)、看護師のエイドリアン(ニキ・アムカ=バード)、シングルマザーのサブリナ(アビー・クイン)の4人はツルハシとハンマーで山小屋の扉と窓を叩き破って侵入。アンドリューとエリックを椅子に縛り付けると「我々は怪しいものではない」(充分怪しいよ!)といいながら説得を試みる。
「我々は世界を終末から救うためにやってきた。つらい決断になるが、君たちは家族3人から犠牲になるものを選んでくれ。そうしないと世界は終焉を迎える」
と、まったく理解に苦しむことを言い出す彼らに反発する(当然)アンドリューだが、4人のひとりレドモンドが白い頭巾を頭に被る。すると他の訪問者はその頭にツルハシとハンマーを振り下ろす!
「見ろ!新たな犠牲が出た!もう時間がない!早く決断してくれ!」
テレビをつけると世界各地で巨大な津波が起き、多数の犠牲者が生まれていたことをニュースが告げる。4人はそれぞれ世界が滅ぶビジョンを観て、偶然集った仲間たちだという。アンドリューら3人のうち誰か1人が犠牲になれば世界の終焉は止められる。1人の犠牲で70億人を救うか?それとも全員が滅ぶか?
世界の行く末を決めるハルマゲドンが起きるという、壮大なテーマの割にその場所が山小屋の中!チマチマしすぎ!思えばシャマランの映画はいつも壮大なテーマを小さいところで展開させてきた。『サイン』は侵略宇宙人との戦いが畑に囲まれた一軒家の中で起きてたし、『ヴィレッジ』は森の中のコミューンで世界が破滅するかのような騒動が起きていた。『ノック 終末の訪問者』は表向きはホラー、サスペンスとして進んでいく。訪問者は単なるカルト思想にイカれた狂人か、黙示録の四騎士か?観客には最後までどちらか判別つかないように引っ張っていくあたりがシャマランの演出の巧妙さだ。途中まではミヒャエル・ハネケの『ファニー・ゲーム』っぽいな・・・と思いながら見ていたので後半の展開には面食らった。
世界を救うか破滅させるかの選択はゲイカップルの手に委ねられる。アンドリューとエリックの二人はゲイカップルということで世間の様々な偏見の目にさらされてきたことがカットバックで明らかになる。両親は二人を理解せず、バーでは理由もなく酒瓶で頭をたたき割られる(この時の犯人がレドモンドだったことで二人は訪問者による終末論を信じない)。二人は養子のウェンをもらい、ようやく安息の地である山小屋にたどり着く。だが彼らは世界を破滅から救うために犠牲者を選ばなくてはいけないという決断を迫られる。
この映画には原作本があり、そちらは映画版とは異なる展開になっていく。近年アメリカでは保守派による「同性愛者がアメリカを滅ぼす」ヘイトクライムが増加している。原作と違い世界の救済を謡った『ノック 終末の訪問者』はシャマランによる反ヘイトクライム映画にも見える。原作通りのオチじゃあ、あまりに救いがないもんな。シャマランはどうしようもない世の中にも、希望を見出したかったんだろう。アンドリューとエリックを演じたジョナサン・グロフとベン・オルドリッジはカムアウトしている俳優で「性的マイノリティの役は当事者が演じるべきでは?」という流れにも沿っている。
ミニマムな世界観からグローバルな視点で作られた『ノック 終末の訪問者』でシャマランはハリウッドの中でまた一歩先へ進んだ。いつまでも大味なCGのアクション映画ばかりやってる場合じゃないんだ。早く決断しないと世界が終わるぞ!
原作本。大体の内容は海外版ウィキで確かめよう
大柄の大逆転『AIR/エア』
『AIR/エア』はベン・アフレック、マット・デイモン、いつもの仲良しコンビ制作によるナイキのバッシュ、エア・ジョーダンが誕生するまでの制作秘話だ。
舞台は1984年。この映画は当時の流行歌がバンバン流れて80年代のゴキゲン(死語)な気分にタイムスリップさせてくれる。オープニングはダイア―・ストレイツの「マネー・フォー・ナッシング」。バイト野郎がMTVに映るロックスターを愚痴る歌で
♪何もしないで金は入ってくる 女はタダだぜ
と負け犬気分の慰めになる歌詞のようにナイキのバスケット部門の社員であるソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)はカジノで負けを重ねていた。仕事も下り坂一直線。CEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)から部門の立て直しを求められていたが、当時ナイキのバスケ部門シェアはコンバースとアディダスの二強に押されて第三位。「ナイキのシューズなんかダサくて履きたくないぜ」とスター候補からは相手にもされない。このままならバスケ部門は閉鎖だ!
上司のロブ・ストラッサ―(ジェイソン・ベイトマン)からは「予算内でスターを探せ」と無理難題。大学バスケのビデオを漁ったソニーは一人の選手に目をつける。マイケル・ジョーダンだ。
奴の何がすごい?と疑問のロブにソニーはビデオを見せる。「よく見ろ…彼は待っている」待っているだけの場面を見せる!それはジョーダンが試合終了まで数秒のところで逆転シュートを打つ直前だ。他の選手がボールを持ってシュートに行くと見せかけ、最後はジョーダンにパスしてシュート、だがジョーダンはパスをもらうような素振りを見せず、ただ悠然と立っている。「彼はシュートを決められることがわかっていた。だからただ、立っていたんだ」というジョーダンが如何にすごいかという説明はロブの心をまったく打たない(笑)
ソニーはまだ無名のNBAにも入っていない選手にナイキの未来を託す。3人分の予算をジョーダン一人にぶち込むのだ。しかしジョーダンはコンバースかアディダスのどちらかと契約するという話が流れてきた。ナイキに勝ち目などない。どうする?ソニーは掟破りの手段をとる。直接実家を訪問するのだ。
スポーツ・エージェントがプロ入りする選手の窓口になっているアメリカでは家を突撃するのはマナー違反だ。だがソニーはジョーダンの方針を決めているとされる母親のデロリス(ヴィオラ・デイヴィス)と面会し、直接会いに来るほどの情熱を見せ、さらにアディダスとコンバースの面接の内容を予想する。そのやりとりがデロリスに受け入れられ、ナイキも面談の権利を勝ち取る。エージェントのフォーク(クリス・メッシーナ)からは激怒されたが知ったこっちゃない。ソニーはギャンブルに狂っている男だ。俺はこれから人生最大のギャンブルに挑むのだ!
マット・デイモン演じるソニーのキャラがまず、笑える。彼は元大学のバスケ選手で「大学オールスター選手権をつくった」が自慢の男だが、中年の今では腹も出て、ダイエットのランニングすら数歩で諦めちゃうメタボ野郎だ。どう見ても冴えない大柄のおっさんによる一発大逆転!痛快なのは言うまでもない。
物語の中で重要な役割を果たすのがロス五輪の米国バスケチームコーチのジョージ・ラヴェリング(マーロン・ウェイアンズ)。ソニーがアドバイスを求めた時、彼は昔話をする。
ある黒人運動家の演説会場のバイトになり、壇上の端に立った。壇上に立った男は演説の原稿に目を落としながら話していた。観客は演説に誰も反応していなかったが、途中から感動的なスピーチをして、自分も心打たれた。終わった後で演説の原稿をもらった。驚いたよ。俺が感動したスピーチが入ってなかったんだ!彼は観衆に届いていないことを知って、途中でスピーチを即興でつくったんだ。そのスピーチ?「私には、夢がある・・・」って・・・
できすぎた話だが、真実らしい。このエピソードは最後で重要な伏線になっている。
プレゼンを終え、ジョーダンの返事を待つ場面にはシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」が流れて一層ムーディな気分にさせる。ゾッとするのはこの後の展開で、ジョーダンの母親デロリスの大物ぶりというか、肝っ玉母ちゃんぶりが最高だ。
エア・ジョーダンは現役引退後の今もバカ売れしている。ジョーダン・ブランドは過去5年間で190億ドルを叩きだす。ジョーダンは売上の5%をもらう契約をしており、スポーツ選手とこういう契約をしたのもジョーダンが初めてだ。ナイキとジョーダンはスポーツ選手のビジネスを変えた。人気選手のウェアを売るのではない。選手自体がブランドになるのだ。
本作ではメーカーのシューズを実際は中国や台湾が下請けになってつくっているという真実にも触れている。かつては奴隷として扱われていた黒人が人種を超えた存在として数兆円規模のマネーを生み出す。その背景にはキング牧師の演説のエピソードが影響していた!胸を打つストーリーではないか。いつかは大逆転するんだぜ。
上司ロブがスプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・USA」の内容を勘違いしていたという話も象徴的だね。トランプが選挙の応援ソングにこれ使ってて、スプリングスティーン本人から「お前、歌の意味わかってねえだろ!」と突っ込まれてた話を思い出す。
号泣して善人になろうと思った『マッシブ・タレント』
ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる『マッシブ・タレント』は製作者と出演者のニコラス愛が詰まった映画だ。本作におけるニコラス愛をポイントで表すとニコラス10だ。
若手時代に次代のスターと目されたケイジは『リービング・ラスベガス』でアル中を演じてアカデミー、ゴールデングローブの両方で主演男優賞を獲得。一気にスターダムに躍り出たケイジは『ザ・ロック』『コン・エアー』『フェイス/オフ』とブロックバスター系映画に立て続けに出演、ドル箱スターに。2000年代に『ナショナル・トレジャー』シリーズで再び活躍するも次第にくどすぎる演技は飽きられ、結婚、離婚を繰り返し私生活の乱れからくる借金を返済するためにクオリティを一切無視して映画に出続け、その多くはビデオスルー(なぜか日本では多くが劇場公開だった)、最近のケイジはどう見ても過去の人だった(一部でカルトな支持を受けてはいたが)。
そんなケイジの完全復活と話題なのが本作だ。ケイジが演じるのは映画俳優ニックの・ケイジ(要するに本人)。かつてスターだったが、今やオファーもなく、妻子とは不仲で別居状態。泊っているホテルすら追い出された彼には居場所がない。まさにどん底。ついに引退を決意する。
エージェントがもってきた最後の仕事はスペインの大富豪、ハビ(ペドロ・パスカル)の誕生日パーティのゲスト。営業かよ!しかし金に困っているケイジは100万ドルのギャラのためにハビが用意したプライベートジェットでスペインへ。
妙にフランクなハビを観て「俺は映画スターだから、あんたの嫁と3Pとかは御免だぜ」とけん制する。そういう変態がたくさんいるんだろうな~が、ハビは純粋にレジェンド俳優ニック・ケイジの大ファンだったのだ。
「あなたのために脚本を書いたんですが、読んでもらえました?」
エージェントは届いていた脚本を読まずに捨てた。次第にケイジとハビは意気投合。ケイジがハビに生涯最高の映画を三つあげるならどれ?という質問に
「難しい話だ…映画は100年以上の歴史がある。1本には決められないな・・・3本でいい?」
3本ならいいんかい!
一本目は『フェイス/オフ』。ケイジ曰く「最高の映画だな…ジョン・ウーは巨匠だよ」二本目は『カリガリ博士』。ケイジの「最高の一本」なので大喜び!ちなみにケイジは16才の娘のアディ(リリー・シーン。ケイト・ベッキンセールの娘)に打ち解けるきっかけとしてこの映画を勧めていた。100年以上前のドイツのサイレント映画を16才の娘は喜ばないよ!
そして三本目は・・・『パディントン2』!「そんなもん、子供が見る映画だろ?」というケイジにハビは
「俺はこの映画を見て、善人になろうと思ったんだ」
と。疑り深いケイジにハビは一緒に見ようとカウチで『パディントン2』を観る。鑑賞後、ケイジは号泣する。「なんて・・・いい映画なんだ・・・」
『パディントン2』はクマのパディントンが絵画泥棒と間違われ、えん罪で懲役を食らう。いかつい囚人たちに囲まれ難儀するが、持ち前の純粋さと明るさで受け入れられていく。家人のブラウン家の人々はパディントンの無実を信じて真犯人を探すが、うっかり月に一回の面会日をすっぽかしてしまう。ブラウン家に捨てられたと思ったパディントンは囚人たちと真犯人を探す約束をして、脱獄する。しかし囚人たちの目的は自由になることだったので袂を分かつ。いろいろあって、真犯人を見つけ出すが絶体絶命のピンチに。その危機を救ったのは去っていったはずの囚人たちだった・・・
悪人も反省して立ち直って、みんな幸せという内容にハビが善人になろう!と思ったのもわかる。さて、ハビの脚本に役者として復帰をかけたケイジは突然連れ去られる。それはCIAで、彼らはハビを表向きは富豪だが、裏の顔はギャング団のボスだというのだ!選挙の立候補者の娘を誘拐した黒幕ではないかと疑惑を抱かれているハビを見張って、娘の居場所を探ってほしいというミッションをケイジは託される。
「あんた、役者なんだから化けるのはうまいだろ!」
という理屈で!ケイジは潜入捜査を請け負うも、友情と任務の間で苛まれる。果たして彼は本当に悪党なのか?それとも単なるケイジファンなのか?
ケイジは冒頭から病んでいて、何かあると常に隣で若い時のケイジがイマジナリーフレンドのごとく寄り添って「昔のお前はそうじゃなかっただろ!しっかりしろ!」と発破をかけられる。ちなみに『ワイルド・アット・ハート』のシャツを着ている!
劇中で必死にケイジが大一番の演技を見せるたびに笑えてしまう。ジョーク?それとも本気?本気の境目がわからないので観客は困惑するばかり。ハビと二人、LSDでラリった二人が通りすがりの一般人から逃げようと壁を乗り越えようとしたり、車に飛び乗る場面とか、本気でどうかしている。その時もケイジに車を運転させようとしたハビが
「あんたドライビングテクニックはすごいだろ!『60セカンズ』のテクニック見せてくれよ!」
「あれは、スタントマンだよ。俺じゃない」
「え?だって特典映像では自分でやってたって・・・」
特典映像のコメントを信用してはいけない!
ハビは「秘密の小部屋」を隠していて、ケイジは娘がここに捕らわれていると確信して中を見せるように要求。ハビは「ここを見せたら俺たちはこれまでの関係ではいられなくなるかもしれない・・・」と言って鍵を開けると、中にはニコラス・ケイジグッズがいっぱい!映画の小道具がぎっしり並べてあって(『マンディ 地獄のロードウォリアー』の斧とか、『ザ・ロック』の海ぶどうみたいな毒ガス兵器とか・・・)、なべやかんの部屋じゃないんだから!
中にはケイジの顔がデザインされたビーンズクッションがあって、こんなの本当にあるの?と思ったらAmazonで売られてた。
この映画はどこを切ってもニコラス・ケイジしか出てこない金太郎飴(そういえば以前、ハロウィンがテーマの『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』って映画があって、試写会にいったらプレゼントでニコラス・ケイジ柄の金太郎飴をくれたわ)的な映画で、誘拐される娘は大のケイジファンで彼氏と一緒にケイジの『コン・エアー』を観ながら「ケイジって最高よね」「ああ・・・彼はレジェンドだ」って言ってるところを攫われる(笑)。
スペインにやってきたケイジにCIAの捜査官が声をかける。「ニコラス・ケイジよ!『月の輝く夜に』、『クルードさんちの新しい冒険』の!」と大はしゃぎ。ちなみにハビを演じるペドロ・パスカルは大のケイジファン!この映画、ケイジのファンばっかり出てくる。世間はケイジのファンでいっぱい!そしてケイジを冷たく扱う人間はみんなくたばる!
監督のトム・ゴーミカンは本気でニコラス・ケイジ愛に溢れた人間なので一見、蔑んでいるように見えるギャグやおふざけも本気で好きだからやっているし、ケイジも受け入れているのだろう。ある意味庵野秀明や河崎実作品に相通じるものがある。作品としてみたらバランスがおかしかったり、メチャクチャなところもあるんだけど、愛があるから許せるし、好きになれる作品だよ。ニコラス・ケイジファン必見の一本。そう、『パディントン2』もな!




