
2024年10月予定
2024年10月予定告知
10月15日(火)
『旧シネマパラダイス』
会場:アワーズルーム
開演:20:00 料金:¥500+1d別
解説:しばりやトーマス
カルトを研究する若人の会。
魂を返せ!不滅のロックミュージカルを今ここに!
10月19日(土)
『アイドル十戒 キングダム6』
場所:アワーズルーム
開演:19:00 料金:¥1500(1d別)
出演:竹内義和 しばりやトーマス
アイドルさえいなければ悩まなかった人たちの慟哭を聞け
10月22日(火)
『スーパーヒーロートーク』
場所:なんば紅鶴
開場:20:45
料金:¥1500(1d別)
出演:にしね・ザ・タイガー ソエジマ隊員 しばりやトーマス
ニチアサ系ヒーロートークショー
10月30日(水)
『キネマサロン肥後橋』
会場:アワーズルーム
開演:19:30 ¥500+1d別
解説:しばりやトーマス
※終了後にYouTube収録アリ
深夜の映画番組風の映画研究会。
世界が認めたアクションスター映画の傑作を大研究。
デタラメしか勝たん『しかのこのこのここしたんたん』最終回
今季アニメ一番のお気に入りだった『しかのこのこのここしたんたん』が最終回を迎えた。
『しかのこのこのここしたんたん』とは・・・
「日野の猛虎」(猛獣だったかもしれない)として恐れられたヤンキー娘、虎視虎子(こしたん)が高校デビューする際に当たって過去を封印、優等生の猫の皮を被っていたところ、シカと人間のハイブリッド・モンスター、鹿乃子のこ(しかのこ)と出会い、しかのこを愛でるための部活、シカ部を結成するガール・ミーツ・シカ物語・・・と言われても何のことだかわからないと思うが、説明してるこっちもわからないから大丈夫。
このアニメ、一言でいうとデタラメである。最終回『さらばのこたん!? シカ部よ永遠に』はアニメオリジナル回で、ひとつ前の11話のラストでシカ部員の記憶から、しかのこの存在が消え去っていた…という展開だったが、最終回ではそんなことは全てなかったことにされていて、シカの穴(?)から送り込まれた刺客(シカだけにwww)がしかのこの帰還を求めるという『タイガーマスク』のパロディに。キュンちゃん(北海道のゆるキャラ)ら、刺客を退けたしかのことこしたんだが、二人の前に最強の刺客、せんとくんが現れたのであった…
シカの穴の刺客を送り込む謎の男。ほぼミスターX
みうらじゅんのパチモンが見守る中、リングに上がったしかのこVSせんとくん。せんとくんの無慈悲なパワーの前に苦戦を余儀なくされるしかのこ、ありとあらゆる反則攻撃、買収作戦などを繰り出すも通用せず、万策尽きたしかのこは最終ラウンド、ツノコプター(最終回に突然出てきた新設定)にて上空からツノ爆弾を投下するという絨毯爆撃戦法に出るも、せんとくんにトドメの一撃を食らい、完敗を喫する。
だが敢闘を称えたせんとくんの粋な計らいに乗じて「あんたも・・・よくやったよ!」と上から目線のしかのこによってなんかいい雰囲気になり、すべてはうやむやにされて終了したのであった。
デタラメにもほどがあるだろ…
『ゆるゆり』シリーズを手掛けた太田雅彦監督、大隈孝晴副監督、シリーズ構成あおしまたかしのトリオによるデタラメがお茶の間を席巻!ギャグアニメの正しい姿を見させてもらったよ…
もはや何をやっているのか一秒も理解できないデタラメぶりは何の脈絡もなく「白雪姫」の舞台が始まって爆発オチで幕となる『ゆるゆり♪♪』最終回「さらば主人公、また会う日まで」を越えてると思う。
ぜひ『ゆるゆり』ばりに息の長いシリーズになって欲しい。2期まだかな。
2100年代の労働環境は絶望『エイリアン:ロムルス』
2024年はSFモンスター映画『エイリアン』の公開45周年。それを記念シテかどうかは知らないが、シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』が公開された。
時系列としては『エイリアン』(1979)『エイリアン2』(1986)の間に位置する。
西暦2142年。人類は宇宙に進出し、移住可能な星を見つけていた。しかしその多くは定住するに適さない劣悪な環境の星であり、資源を掘り起こすために植民星として多くの人間が劣悪な労働条件の元、酷使されていた。2100年代もブラック労働問題は解決していなかったのだ。
そんな植民星のひとうつ、ウェイランド・ユタニ社が管理するジャクソン星で働かされているレイン(ケイリー・スピーニー)は義弟代わりのアンドロイド、アンディ(デヴィット・ジョンソン)とともにどん底の生活を送っていた。
そんな折、元恋人のタイラー(アーチ―・ルノー)がある計画を持ち掛ける。ジャクソンの軌道上に放棄されたユタニ社の宇宙船に忍び込み、冷凍睡眠ポッドを盗み出して多くの富裕層が移り住んでいるというユヴァーガ星まで脱出しようというのだ。侵入するためにはユタニ社のシステムにアクセスできるユタニ社製のアンドロイド、デヴィットが必要だ。
レインとタイラーたち6人は放棄された宇宙船に潜入する。そしてこれが単なる宇宙船ではなく何かの研究施設であったことが判明する。宇宙船はロムルスとレムスの二区画に分かれていた。
冷凍睡眠ポッドの燃料を求めて研究エリアに入ったタイラーらは打ち捨てられた施設と半壊したアンドロイド、ルークを発見、何かが施設で起こったことを悟るが部屋の中に閉じ込められて高熱に晒される。レインはアンドロイド・ルークからユタニ社のアクセス可能エリアを広げるモジュールを手に入れ、タイラーに頼んでデヴィットのモジュールと交換させる。部屋からの脱出は果たしたが、レインの亡父によって「レインの安全を第一」にするというデヴィットの基本プログラムは上書きされ、「ユタニ社の利益を最優先する」ようになってしまう。さらに施設内で睡眠状態にあった怪物・フェイスハガーが目覚めナヴァロ(アイリーン・ウー)に寄生する。
ルークを再起動させ、得た情報はこの施設が宇宙船ノストロモ号(『エイリアン』に出てきた宇宙船)の残骸から回収した未知の生物・エイリアンの繭から同生物を大量生産するためのものであることが判明。科学者や研究員らはその犠牲になったことがわかり、レインらは脱出を図るが乗って来た宇宙船内に一足先に戻ったナヴァロの体内からエイリアンの幼体、チェストバスターが腹を突き破り誕生、コントロールを失った宇宙船はレインたちが残るレムスの反対側、ロムルスに激突。
脱出を目指し逃亡する途中でエイリアンから研究員が抽出した液体を入手するレインたち。それは人間を進化させる「物質」であり、ユタニ社が求めていたものの正体であった。
『1』と『2』の間の物語というより、ほぼ一作目の焼き直しのような展開である。これって『ターミネーター』と『ターミネーター2』みたいなものだよね。
『エイリアン』シリーズはジェームズ・キャメロンが監督した『2』の大成功によって成功と言う評価のハードルが上がってしまい、『3』『4』はなんとか別の方向性を提示しようとするも『2』までのイメージに囚われ過ぎた観客のコレジャナイ評価のせいで駄作扱いされているのは勿体ないというしかない(そういう意味で『エイリアン』シリーズは『ターミネーター』シリーズと同じ陥穽に嵌っている)
一作目のリドリー・スコットが帰還した『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』はほとんど『ブレードランナー』みたいな展開になって、一作目をヒットさせた人間ですらもう、何がなんだかわからなくなってしまったのだ。
今回の『エイリアン:ロムルス』はフェデ・アルバレス監督の手により初代のイメージ、世界観を再現しつつ新たな方向性を提示することに成功している。『エイリアン:ロムルス』はSFホラーというよりティーンエイジャーを主役にしたスラッシャー映画のように見せている。さらにアルバレス監督の作品によくある「どん底の生活から這い上がろうとする若者たち」を主人公にして一作目のエッセンスを上手く踏襲しつつ、キャラクターに新しい魅力を与えている。
この初代のイメージを継承しつつ、新しいものに仕上げるというやり方は過去の『3』以降のエイリアンシリーズがしくじって来たもので、このやり方を見つけるのに45年かかったのかと思うと感慨深い。最後に登場するミュータントは「人間を超える完璧な生命体」を作ろうとしたという『エイリアン:コヴェナント』の設定も踏襲しており、考えうる限り完璧な続編だ。
『エイリアン』の大ヒットの要因はH・R・ギーガーが想像した未知の生命体・エイリアンの造形にあり、45年かけてもそれを超えるものは作れないのは仕方がない。あれはあまりにも完璧すぎたから。『エイリアン』が出てくるまでは全身タイツにピンポン玉の目を付けたやつやゴリラの着ぐるみに潜水ヘルメット被せたやつを宇宙人だの、宇宙人のロボットだのと言い張ってたのだから。
しかも45年の間にCG技術が進化しているのに、今回のエイリアンもほぼCGを使わずスーツやアニマトロニクスで再現しており、なんでもかんでもCGなんか使わなくていいんだ!アンドロイド・ルークの外見はCGでさすがに驚いたけど、あれは反則のような気がしてならない。
サブタイトルの『ロムルス』は伝説上のローマ建国の王の名でロムルスとレムスは双子の王の名。国家の長になるはずだった兄を殺して簒奪した弟アムリウスは父王ヌミトルを幽閉し、その娘シルウィアを捕らえた。彼女を不憫に思った軍神マルスはシルウィアに双子のロムルスとレムスを産ませる。
アムリウスは激怒した双子を殺すよう命令するが、赤子を殺すことをためらった部下は殺したように見せかけ川に流す。マルスは狼を遣わし双子の育ての親にする。成人した双子はアムリウスを倒し、双子は新しい国(後のローマ帝国)を作ろうとするが、仲たがいの挙句ロムルスは弟レムスを殺してしまう・・・
新世界を作ろうとした人類が自分たちが生み出したものに滅ぼされる悲劇になることを暗示しているような『エイリアン:ロムルス』のラストシーンはどう解釈しても絶望しか待っていない気がする。
今度(も)は戦争だ!
よくわかるタイムパラドックス『サマータイムマシン・ブルース』
9月中旬になろうかというのに、酷暑の中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回はいい加減に夏よ去ってくれ!という思いを込めた映画をご紹介!
2001年に初演された劇団ヨーロッパ企画の舞台演劇の映画化、監督は『踊る大捜査線』シリーズでおなじみ、本広克行。
ある大学のSF研究会の面々は同じ部室内に同居するカメラクラブの依頼で夏の展示会のため真夏のグラウンドで草野球に興じていた。撮影が終わったあと、いつものようにSF研は近所の温泉で汗を流し、部員の甲本(瑛太)は別件と言って別れ、街にぽつんとある古びた名画座でかかるSF映画のチケットを二人分購入。甲本はカメラクラブの部員、柴田(上野樹里)を誘うつもりだった。
その後部室に戻った甲本は既に戻っていたSF研のメンバーやカメラクラブの前で「約束通りの罰ゲームをしろ」と裸踊りを迫られる。何のことかわからず困惑する甲本を後目に騒ぎ立てる部員たち。その時部員がこぼしたコーラの中身が部室のクーラーのリモコンにかかって壊れてしまう。真夏の熱気がこもる部室の中、ピクリとも動かないクーラーを前に苛々を募らせる部員たち。
部屋を留守にした隙に見慣れぬ男・田村(本多力)を発見するがすぐに立ち去る。彼が去った後の部室には見たこともない「乗り物のような何か」をあるのを発見。これはタイムマシンだと思った部員は乗り物を操作、これがタイムマシンであることを確信すると何の目的に使うかを相談。
「昨日に戻って壊れてないリモコンを取って来よう」
ということになり、SF研の石松(ムロツヨシ)、新見(与座嘉秋)、小泉(川岡大次郎)の三人は「昨日」へ向かう。
「今日」では謎の男・田村が部室に戻ってきて自分は30年後の世界からタイムマシンに乗ってやってきた「30年後のSF研部員」であることを告白。田村のために町を案内しているつい、柴田が
「昨日からリモコンを持って帰ってきても、今リモコンがないという事実は変わらないのでは?」
と疑問を提示、SFマニアの名画座の支配人(三上市朗)が話に絡み始め、偶然通りがかったSF部顧問で相対性理論を研究している大学の万年助手、ホセ(佐々木蔵之介)がタイムパラドックスの観点から矛盾が生じるため、タイムマシンはこの世に存在しないという持説を披露し、タイムマシンで過去を変えれば宇宙そのものが消滅するという。
慌てふためいた甲本らが部室に戻るとタイムマシンだけが戻ってきていた。石松らは「昨日」に戻ってふざけまわっていたのだ。甲本らは宇宙の消滅を避けるため石松たちを説得に向かうのだが、ボンクラな甲本らの説明では石松らを納得させられず、また石松たちの過去を変えようとする行為を元に戻そうと甲本らは余計な努力をさせられる。そして石松らのドジによってリモコンは99年前、また大学の土地が沼だったころに飛ばされ、沼に沈んでしまうのだった。果たして彼らの運命はどうなるのか?
タイムマシンを使った過去改変、それによって起こるタイムパラドックス、「タイムマシンに乗ってやってくる未来人が誰もいないということはタイムマシンは存在していないのでは?」的考え方など、宇宙の存在を巡る大きなテーマを「クーラーのリモコンを取ってくる」という物凄い狭い世界の物語として構築した『サマータイムマシン・ブルース』は壮大なSFの題材を身近なテーマで理解させた『ドラえもん』の名エピソード「ドラえもんだらけ」にも似た傑作。快作だ。
最大の見どころは「昨日」と「今日」の自分たちが巡り合う場面。「昨日」の自分には不可解に思える出来事や反応も、「今日」の自分から見れば「そういうことだったのか!」とわかるわけ。映画の観客は観ているうちにタイムスリップしたSF研部員らとシンクロしていくことに。
そしてこれは映画なんだけど、原作は舞台劇だ。映画なら「昨日」と「今日」の人物が入れ代わり立ち代わりするところはカメラを止めて撮影しなおせばいいだけなんだけど、舞台ではそうはいかない。舞台版は部室の窓から登場人物が出入りできるようになっていて、早着替えで対応する。中でも瑛太が演じていた甲本がロッカーの中に取り残される場面は舞台版の演出の方が3倍スゴイ!
舞台版では現在、U-NEXTで配信されているので映画を見た人はぜひ舞台版も観てくれ!
2005年9月に公開された本作は『踊る大捜査線』の本広監督ながら、単館系の公開であった。本来なら全国東宝系で拡大公開されてもおかしくなかった。ところが2005年夏の東宝系は長澤まさみの『タッチ』が劇場を埋め尽くしていた。観客は埋め尽くさなかったけど・・・新体操がなかったから・・・
こっちが東宝系の箱を埋め尽くしていたらどうなっただろう。タイムマシンで過去に戻ってやり直してはどうか?
作業着のオッサンをどう怖がれと?『復讐の不死者』
旧シネマパラダイスお約束のモノクロ怪獣、ホラー、サスペンス、SF映画をご紹介する時間です。今回取り上げるのは1956年の『復讐の不死者』です。ジャンルはホラーというか、ノワール映画というか、SFというか、てんこもりです。
主演はロン・チェイニー・ジュニア。サイレント時代の名優、ロン・チェイニーの息子で父親から俳優になるのを反対されるも父の死後、映画界入り。ユニバーサルホラーで活躍し狼男、ミイラ男、フランケンシュタインの怪物、ドラキュラ伯爵、4大モンスター映画のキャラクターを演じた。
ジュニアが演じるチャールズ・ブッチャー・ベントンは現金輸送車を襲って60万ドルを奪い殺人を犯した罪で死刑を宣告される。共犯者であったジョーとスクイミーは司法取引をして釈放。そもそもこの計画を立案した弁護士のポール・ロウ(ロス・エリオット)はベントンを救うフリをして彼ひとりに罪を擦り付ける。
騙されたことを知ったベントンは彼ひとりしか知らない60万ドルの隠し場所を決して明かさず、ポールらに復讐を誓うのですが電気椅子で処刑。
一方、警察は消えた60万ドルの行方を追っており、チェイスン警部に事件を担当させる(物語はチェイスンが事件を解雇する、フィリップ・マーロウぶった語り口ではじまる)チェイスンはベントンの恋人でキャバレーのダンサー、エヴァ・マーティン(マリアン・カー)に接触するが彼女は何も知らない様子(ベントンと付き合っていたのも彼が同居人の恋人で、同居人に捨てられた彼を哀れに思っていただけ)。ポールもエヴァに近付き、彼女がベントンから遺言代わりの手紙を受け取っていたと知り、封筒の中身を盗み見る。それは下水道の地図だった。ポールは50ドル札と中身をすり替える。しかし警察の動きを警戒して金には手を付けない。
ガンの治療法を研究している科学者、ブラッドショー博士は人体実験のための献体を違法に手に入れており、ベントンの遺体も博士の元に。薬品の投与と高圧電流ショックによりベントンは甦る。しかも鋼の肉体と怪力を手に入れて!
博士と助手を殺害したベントンは治療の後遺症で聾唖になっていたが、記憶だけは残っており、裏切者のジョー、スクイミー、ポールへの復讐を誓う。
今はキャバレーのダンサーをしているエヴァは他の仕事をしようとするも転職先を見つけることができない。チェイスン警部に食事を誘われ、その気になるがベントンが姿を見せ困惑。彼が渡した下水道の地図が50ドル札とすり替えられていたことに気づいたベントンはもう止まらない。ジョー、スクイミーを殺し、あとはポールだけ。非常線を張った警察だがピストルの弾をものともしないベントンは警官を殺して逃亡する。
ベントンがどういうことか生き返り、自分の命を狙っていることを悟ったポールはチェイスン警部にすがって自分の保護を求めるが、警部は助けて欲しけりゃ強盗事件の自白と金の在りかを教えろと迫る。狼狽したポールはそばにいた警官をぶん殴って「警官への暴力でおれを捕まえろ!」と極端な手段に出る。
これで牢屋で保護をしてもらえると考えたポールだが、チェイスンは「あれは暴力じゃない、手が当たっただけ」と逆転び公妨みたいなことを言って不起訴処分にしてポールを無罪放免に。観念したポールは自分が首謀者で、金が下水道にあることを自白。
下水道にベントンが潜んでいるだろうと警察隊はピストルも効かないベントン対策にバズーカ砲と火炎放射器を用意。至近距離からバズーカをぶっ放し火炎放射を浴びせるもベントンは丸焦げになりながら下水道を脱出。発電所に(なんで?)逃げ込んだベントンはよくわからない機械を動かして、そいつが高圧電流に触れて爆発、無事二度目の死を迎える。
人体実験で生まれたモンスター映画ということなんだけど、ロン・チェイニー・ジュニアが演じているモンスターはただの作業着を着たおっさんでしかなく、特殊メイクがあるわけでもないのでとにかく地味。怖くもなんともないよね。聾唖だからセリフもないし。
しかしラストのよくわからない機械で死ぬ場面だけ精工なミニチュアが作られていて、感心した。
この場面が映画唯一の良心です。
特殊効果って大事なんだなあとしみじみしたね。せめて特殊メイクぐらい使おうぜ。最後はエヴァをチェイスンに取られて、復讐も果たせず、不死でもなかったズッコケオチには心底驚いた。






















