Oーにっちゃんストーカー裁判第二回公判
※この記事は前ブログの過去記事(2018年10月26日)の再録です
元AKBの女優Aさんのストーカーやろがよ、ことOーにっちゃんの第二回公判が25日に開かれた。
ストーカー裁判で元AKB女優が訴え「もう私の人生に関わらないで」
http://news.livedoor.com/article/detail/15498568/
なんと!ビデオリンク方式の証人尋問で別室にいるAさんが音声のみ法廷に聞こえる形で「出廷」!前回の第一回公判を傍聴した裁判ウォッチャーの阿曽山大噴火さんが次回法廷はビデオリンク方式が使用できる法廷なのでAさんの出廷があるかも?と予想していたのがピタリ的中!さすが!前回は傍聴席35枚に対し希望者37人という肩透かしにも程がある不人気ぶりでドミノは倒れなかったのですが、今回も定員35人。整理番号は39まで出たそうで二名増えた(4名が落選)…やっぱりこいつに注目してるのって最悪スレのウォッチャーだけなのかな…以下はスレからの転載です。

307 名前:最低人類0号 (アウアウウー Sa08-ALmr [106.133.93.140])[sage] 投稿日:2018/10/25(木) 11:41:34.39 ID:yGMQApX7a
今終わった。Aさんきたわ。
弁護士が卑猥な言葉強要して泣かしてしまって、途中休憩あった。
308 名前:最低人類0号 (スップ Sd44-/y8G [1.72.0.212])[] 投稿日:2018/10/25(木) 11:44:00.79 ID:4PMjrIPVd
えっ本人来たの!?
別室でビデオじゃなくて証言台に立ったの?
というか弁護士が証人泣かすとか
310 名前:最低人類0号 (ササクッテロル Sp3f-Ha4+ [126.236.72.228])[] 投稿日:2018/10/25(木) 11:46:27.10 ID:Lrqhjm7wp
>>308
別室で証人尋問行われた。
本人が途中で泣いて証言できなくなる場面があったので休憩をはさんだ。
311 名前:最低人類0号 (アウアウウー Sa08-ALmr [106.133.93.140])[sage] 投稿日:2018/10/25(木) 11:46:42.26 ID:yGMQApX7a
別室で中継なので、傍聴人は声だけ。
大西も被告人席だから声だけ。
弁護士タノケン発動もスカるw
312 名前:最低人類0号 (アークセー Sx10-rZJc [126.189.70.109])[sage] 投稿日:2018/10/25(木) 11:47:56.02 ID:0EhKO+fex
タノケン発言もあったのかよ!?
314 名前:最低人類0号 (アウアウカー Sa4a-Ydlf [182.251.253.40])[] 投稿日:2018/10/25(木) 11:49:24.66 ID:481Yujfha
11時35分閉廷
次回12月7日13時30分429号法廷
証人としてAさん別室から証言
321 名前:最低人類0号 (スプッッ Sd5e-Ha4+ [1.75.255.32])[] 投稿日:2018/10/25(木) 12:07:39.85 ID:qswCrHcTd
傍聴人です。
弁護人の質問で吹き出しそうになったのは、
・電話で話したのは本人か?→音声変換技術を本気で疑ってたのか?w
・大西がタノケンバーへ何度も行っていたのは知っていたか?→本気で生卵で闘うつもりだったのか?w
・大学名を示唆するラインのやり取りは本人のものか?→マジで釣られてたんかw
あの弁護人全くダメダメだわ。
弁護人の尋問なら良いが大西が話す事は認められず、大西一言も喋れずw
モニター越しにAさんを一度確認したのかな。
まだ続くんかいwって感じだわwww
322 名前:最低人類0号 (アウアウイー Sa12-5Xjw [36.11.224.142])[sage] 投稿日:2018/10/25(木) 12:07:58.28 ID:gmdqAt0wa
乙
まさか本当に卵で戦うとは
325 名前:すぎやま (ワッチョイW 2cc0-qCgN [118.241.251.87])[] 投稿日:2018/10/25(木) 12:13:06.97 ID:S53HMtTz0
簡単に書く
アナルンは、サンダルを購入した。
水色でサイズは23センチ。
Aさんは、別室より音声のみで回答。
まず、検察官がAさんへの証人尋問。
続いてアナルン弁護士から、Aさんへの反対尋問。
反対尋問の冒頭に、アナルン自ら語らせてやってくれと依頼するも、裁判長から却下。
反対尋問中に、Aさんを泣かせる。
15分休廷。
再開後、再度アナルン自ら語らせてやってくれと依頼、裁判長は再び却下。
反対尋問終わる。
終わり間際に、アナルン自ら語らせてやってくれと改めて依頼。
裁判長、何度も却下と言っているので、ありえませんと。
終わる。
弁護士からの反対尋問の後半に、タノケンの店に通っていたが、それは嫌じゃなかったのか?
なぜ拒否しないんだみたいなやりとりあり。
Aさんは、タノユカさんには、迷惑かけてしまい謝罪したとのこと。
通っている大学の件、ブログ、ラインのスクリンショットをAさんへみてもらっていたが、私が
書いたものでは無いとのことであった。
また夜にでも。
371 名前:最低人類0号 (スプッッ Sd5e-Ha4+ [1.75.255.32])[] 投稿日:2018/10/25(木) 13:26:13.05 ID:qswCrHcTd
>>366
弁護人はAさんに、恐怖を感じていた相手と電話する事になってどう思ったかとか自分から大西のブログを見る事はあったのかとか質問していた。
大西に対してそんな事が出来たのなら、それほど恐怖を感じていなかったのでは?的な質問を繰り返していたよ。
401 名前:最低人類0号 (ワッチョイW 7084-Ha4+ [125.194.18.64])[] 投稿日:2018/10/25(木) 18:11:45.44 ID:ke6EbyGU0
ブログの内容について、
Aさん「何度もシコったとか・・・」
弁護人「え? 何ですか?」
検察「何度も言わせないで下さい。もう答えていますよ」
ってところ、大西はどんな気持ちで聞いていたんだろうなあ。
中年男が何書いてんだよっていう。
405 名前:最低人類0号 (ワッチョイW 7084-Ha4+ [125.194.18.64])[] 投稿日:2018/10/25(木) 18:20:43.11 ID:ke6EbyGU0
あと、検察からも裁判長からも、それが何か関係あるのかと言われていたけど、弁護人が「あなたが主演のイメージDVDを出していますよね」っていう単なる確認があったな。
何なんだろう。
卑猥な感想を書くのは問題ないとでも主張したかったのかな。
436 名前:最低人類0号 (ワッチョイW 7084-Ha4+ [125.194.18.64])[] 投稿日:2018/10/25(木) 19:53:21.18 ID:ke6EbyGU0
ブログの内容の話、誹謗中傷については「あまり覚えていません」。
「では卑猥なとはどんな事が書かれていましたか?」
「・・・言った方が良いですか?・・・言った方が良いですよね・・・」
「ええ」
「・・・何度もシコったとか・・・」
ってな感じ。
452 名前:最低人類0号 (ワッチョイW 7084-Ha4+ [125.194.18.64])[] 投稿日:2018/10/25(木) 20:32:47.52 ID:ke6EbyGU0
>>436
まったく表情を変えなかったかな。
死ぬほど恥ずかしくないのかなw
終始いつものへの字口で、時折弁護人から渡されたであろう書類に目を通したりノートに何か書き込んだりしていたよ。
504 名前:最低人類0号 (ワッチョイW 7084-Ha4+ [125.194.18.64])[] 投稿日:2018/10/25(木) 23:44:47.60 ID:ke6EbyGU0
田野の名前を弁護人が口にした時も、検察から本人の特定に繋がるような質問はやめろと言われるも、いやいや、これは何としても触れなきゃ、とか言って質問始めたんだよ。
弁護人がどう思っていたのか知らないけど、逮捕前の大西の唯一の心の拠り所が本当に生卵だったというのがよく分かったよw
Oーにっちゃんは以前警察を通してAさん本人から直接電話があってつきまといを止めてほしい、ということを言われたとブログに書いていて、それを「マネージャーに言わされてる」「音声変換技術による警察の捏造」と言い続けていたんだが、僕はずっとこの人の妄想で電話で通話などしていないと思い込んでたのだけど、この度電話は事実であったことがわかった。他の人のレポによるとその時被告人(Oーにっちゃん)は興奮していたのかずっとはー、はーと言っているだけですごく嫌だった、と言っておりブログでは「この電話がA本人のはずがない!」とか息巻いてたけど実際は本人と話せて興奮しまくってたのがわかりますね。気持ち悪い。
あとおかしいのが弁護人が、Aさんの同期メンバーTの父親がやっているバーに入り浸っていることを知っていたか、という質問。これ何の意味があるのかと思うのでしょうが、Oーにっちゃんはこのバーに行っては父親であるマスターに「俺はAのストーカーだとして話題になっている」と吹聴し、マスターの出す蕎麦にサービスで卵を入れてもらったことを自慢気に語って「自分が本当にストーカーならば入店できないし、卵をサービスしてくれるはずがない」とストーカーでないことの根拠として主張していた(アホらしい)が、まさか弁護人はそれを鵜呑みにしてAさんに質問したというのか?
さらに失笑を誘うのがAさんが通っているとされる大学名(おそらくデマだと思う)をブログに書き込んできたことについてOーにっちゃんは「Aが好意から、私に対して大学を教示してきたのであれば、そもそも本件ストーカー規制法違反事件は捏造である」とバカな主張をしていて、それについて弁護人が「これは正しいか。Aが書き込みをしていたのか?」と本人に聞いているのだ。書き込んでるわけないだろ(笑)。
http://onicchan.cocolog-nifty.com/blog/cat58718826/index.html
これは裁判長に「Aさんが書き込みをしたという根拠はなんですか」と聞かれ沈黙する弁護人(ドアホ)。
そして二度も被告人とからAに直接質問させろと求めているのだが裁判長から弁護人を通して発言させろと却下は相当間抜けだな。本人と話したくないからビデオリンクなんだろうに…
次回は12月7日、一回目と同じ429号法廷なのでAさんの出廷はない模様。次回は検察側から被告への尋問があるので、どれだけイカレポンチな発言をしてくれるのか期待なのですが、マネージャーに言わされているという主張の証拠や同期メンバーの父親のバーに入店できて卵をサービスしてくれたのだからストーカーじゃない、という根拠の説明などしてもらえたら最高だけど、今まで被告がこの手の対話でまともなことを言った試しがないので…虚しく空回りする哀れな姿が見られるのが関の山か。
Aさんのある意味悲惨なアイドル人生に同情するわ。こんな人非道に青春時代を無駄遣いさせられて可哀そうすぎる。
※本文の(Aさん)の部分には元AKBの人の名前が入りますが、裁判では本人感情に配慮して名前を呼ばないようにしているため、当ブログでもそれに倣うことにします。
ポニーテールに惚れてまうやろ『あの頃、君を追いかけた』
※この記事は前ブログの過去記事(2018年10月22日)の再録です
2011年に台湾で公開され大ヒットを記録した同名映画の日本版リメイク。台湾の作家、ギデンズ・コーが自らの青春時代を振り返った作品は90年代の台湾を舞台にしていたが、こちらは2000年代の日本を舞台にした。
進学校に通う高校3年生の水島浩介(山田裕貴)は悪友らとつるんで不真面目な学校生活を送り、他愛もない日々を過ごしていた(高校3年生なのに…)。あまりの不真面目さに教師からクラス一の優等生、早瀬真愛(齋藤飛鳥)の前の席へ移動させられる。幼馴染の小松原詩子(松本穂香)の友人という以外は接点のない真愛とは話も合わず、「幼稚」とバカにされる浩介。ある日、教科書を忘れてしまった真愛に自分の教科書を手渡したことから二人は会話をするようになる。受験生だというのに勉強もしない浩介に真愛は手製のテストを渡す。面倒くさがりながらも彼女のテストを通じて浩介は成績を伸ばす。調子に乗った浩介は「本気出せば学内トップになれる」と豪語。真愛と髪型を賭けた対決をすることに。
「君の坊主頭が見られるわけだ」
「俺が勝ったらポニーテールな!」
「いいよ。ポニーテールでもピックテールでも」
当然のごとく勝負は浩介が負けてしまうのだが、丸坊主を悪友たちにいじられてる浩介の目の前をポニーテールにした真愛が横切る…
なんという胸キュン(死語)場面!本作は齋藤飛鳥が悶絶するほど可愛く撮られており、こんなん惚れてまうやろ!
二人はその後も二人だけの勉強会を続け卒業へ。傍目にはつきあってるようにしか見えないのだが、ここまで一切告白していないので二人は仲のいい友達のまま。自分の夢のために友人たちや真愛は上京していくのだが、何もやりたいことがない浩介は地元の大学へ進むもモラトリアム状態に。やがて真愛とはすれ違うように。
映画は10年後、大人になった浩介が10年間しくじり続けた過去を振り返るという内容で、何度も何度もチャンスとしか思えない場面があるのに、次々フラグをへし折ってゆく山田裕貴よ!何してんの!そうじゃないだろ!
どんなに頑張っても、思い続けても叶えられないことがある、という最近の邦画では絶対にありえない話に心を打たれた。これが台湾の青春映画だ!リメイクを若手の恋愛映画が得意そうな連中に任せたら余計な改変を加えるところ、台湾版をほぼ忠実にリメイクした長谷川康夫監督の英断よ。
ちなみに台湾国内で歴代4位の興収記録を出したオリジナル版も当然のごとく傑作なのでぜひ見てほしい。
『響-HIBIKI-』の平手友梨奈といい、本作の齋藤飛鳥といい、演技が上手い下手以前に役柄がピッタリ合っていて坂道グループのブレーンはホントいい仕事してると思う。
欅坂のブレーンは目が肥えてるな『響-HIBIKI-』
※この記事は前ブログの過去記事(2018年10月16日)の再録です
ビッグコミックスペリオールで連載中の漫画の映画化。本作が映画初主演になる欅坂46の平手友梨奈がヒロインの響を演じる。
文芸雑誌・木蓮の編集部に届いた新人賞応募作。「鮎喰響」とだけ書かれた名前の読み方もわからない封筒の小説は傑作であることだけは間違いなかった。それを見た若手編集者の花井ふみ(北川景子)は「ネットでなければ受け付けない」条件のため、わざわざ本人に代わってネットで応募し直す。なんとかこの作品を世に出すのだ!あとは応募者本人を探し出しさえすれば…
駆けずり回った結果、鮎喰響(平手友梨奈)はまだ15歳の女子高生であることがわかった。ただ自分の才能を確かめるためだけに書いた、という響を説得して新人賞選考に出した作品はあっという間に認められ、新人賞受賞、さらに芥川賞、直木賞を史上最年少でWノミネートという栄誉を果たす。世間が「15歳の天才少女あらわる」と持て囃すのだが、彼女は「絶対に自分を曲げられない」性格だった。
学校でケンカを吹っかけてきた不良の指をへし折り(!)、同級生にセクハラをするかつての芥川賞受賞作家のオッサンの顔面にハイキック、新人賞を同時受賞した、世の中を斜に構えて見る田中(柳楽優弥)から「話題作りで女子校生に賞取らせてんのかよ」と絡まれ、響の小説なんか読んでいないと言われたことに腹を立て、授賞式の席上で田中をパイプ椅子で殴打!そのあと駅のホームまで追い回す…というエキセントリックなどという言葉では言い表せない奇行の数々でマスコミは大騒ぎ。いくら才能があってもこれじゃあ…と響の本を出すのに尻ごみする出版社、響に振り回される花井。しかし彼女のいうことはいつだって筋が一本通っている。響の言動に周囲は振り回されつつも影響を受け始める。
ヒロインを演じた平手友梨奈の存在感にまず圧倒される。演技が上手いとか下手とかいう以前に役柄がバッチリハマっているのだ。彼女より上手い役者はいるだろうが、響役は平手しかいないと断言できる。ほとんど笑いもせずに相手を射殺すような目、突き刺すような声…すべて最高!
欅坂というグループで高い人気を誇っているアイドルの初主演映画にこの作品を持ってきたブレーンは相当目が肥えているね。チャラチャラした恋愛映画に起用しなかったのは慧眼といえる。作品が尖りすぎているので大ヒットとまでいかないのが残念だ。とにかくアイドルといえば恋愛映画、という風潮にパイプ椅子殴打をかますこの一本、お前もお前もお前も平手友梨奈に圧倒されるのだ!
シリーズ最高の傑作にして最大のトンデモ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
※この記事は前ブログの過去記事(2018年8月6日)の再録です
『スパイ大作戦』の映画化『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新の第6作。本作はシリーズ最高傑作にして最大のトンデモ作品だった!
IMFのイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるチームは核弾頭に使われるプルトニウム3個を回収すべく、売人から買い取ろうとするも取引現場が何者かに乱入され、仲間のルーサー(ヴィング・レイムス)が人質に取られる。イーサンはルーサーを見捨てることができず、プルトニウムは何者かに奪われてしまう。彼らの正体はアポストル(神の使徒)と名乗る前作『ローグ・ネイション』に登場した無政府組織シンジケートの残党だ。
アポストルが世界中の3都市を核汚染させようとする陰謀を止めるため、IMFはプルトニウムを手に入れようとしている正体不明の男、ジョン・ラークを捕らえるミッションを発動。だが彼らの前にCIAの新長官エリカ・スローン(アンジェラ・バセット)が現れ勝手な行動ばかり取り、世界を危険に晒しているIMFは信用できないとCIAエージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)を同行させる。パリに潜入したイーサンとウォーカーは正体不明の謎の女、ホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)に接触しようとするラーク(リャン・ヤン)を発見、眠らせてラークのマスクを作ろうとするが思わぬ反撃に遭ってしまう。しかも突如現れたMI6のエージェント、イルサ(レベッカ・ファーガソン)が二人を助けようとしてラークを射殺してしまう。顔を破損させたためにマスクは取れない。イーサンは「ラークの顔は誰も知らないはずだ」と変装もせずに素顔でホワイト・ウィドウに近づく。
ウィドウとの接触に成功したイーサンだがウィドウ自身は仲介役に過ぎず、アポストルの要求はシンジケートのボスであり、前作でIMFが生け捕りにしたソロモン・レーン(ショーン・ハリス)を護送先のパリで脱獄させること。
今回は複数の登場人物が複雑に絡み合い、しかも誰が本当の悪役なのか?がわからないようになっている。それは脚本上でわからないようにさせているのではなく、脚本家がわかっていない(笑)。
なぜなら本作は撮影前に脚本が完成せず(33ページしかできていなかった)、監督のクリストファー・マッカリーは撮影しながら続きを考えた。まずトム・クルーズがアクションのアイデアを出し、それとストーリーがつながるように構成しようとした。なのでアクションとストーリーにまったくつながりがなくなってしまった。最初に出てくるヘイロージャンプ(7620メートルの高度から落下して低高度でパラシュートを開く)の目的は「パリに潜入する」というものだが、パリにいくだけなんだから普通に空港で飛行機に乗っていけばいいだろ!?
クライマックスでもヘリで逃亡するジョン・ラークを追ってイーサンが荷物をぶら下げたロープに飛びついてそのまま追跡するんだけど、何をぶら下げてるのかまったくわからない。ぶらさがりのアクションを撮るためにそうしたとしか思えない!劇中ピンチになる度に「どうするんだ?」「今考える!」といったやり取りが繰り返される。それ、この映画の撮影のことだろ!
脚本完成前に撮影に入るというのは駄作が出来上がる条件のひとつで、『クレオパトラ』『地獄の黙示録』(こちらは俳優側のトラブルで脚本を書きなおしたんだけど)なんかも同じで、その法則に従うなら『~フォールアウト』も駄作になるところだが、シリーズNo.1といってもいい面白さなのだ。『ダイ・ハード』も撮影しながらシナリオを書いていたので、クライマックスにつじつまが合っていないシーンが出てくるのだけど、圧倒的に面白い。 その理由は次から次へと息もつかせぬアクションの連続なのでドキドキハラハラが最後まで持続するのと、ほとんどのシーンで主演のトム・クルーズが生身のアクションをやっているのでその迫力に魅せられてしまう。
ヘイロージャンプのために100回練習ダイブをし、パリの街をBMWで爆走し、ヘリコプターの免許を取って疑似墜落させるスパイラル飛行を実演する。さらにはビルからビルへ飛び移るスタントで失敗して足を骨折までする!骨折が治るのに半年以上かかるといわれたものの、6週間で撮影に復帰したというトム・クルーズ。『プロジェクトA』のジャッキー・チェンじゃないんだから。
今年で56歳のトム・クルーズ、もはやジャッキーでもやらないスタントに挑んでます。今回のサブタイトル「フォールアウト」は核爆弾が爆発した後に降る死の灰のことだけど、「余波」の意味もあるからトム・クルーズに影響されて色んな役者が「俺も負けないぞ!」と生身のアクションに挑むようにならないものか。56歳に負けるなよ!
そしてBL界隈でも大人気のイーサン・ハント×ベンジー・ダンのカップルでおなじみ、サイモン・ペッグは今回もお姫さまポジション。ある人物にベンジーが成りすまして危険なミッションに挑む場面では
ベンジー「バレたらどうするんだよ?」
イーサン「安心しろ!その時は助けるから」
ベンジー「どうやって?」
イーサン「今から考える」
このやり取り(笑)
死にかけたベンジーを助けるかどうかが今回もクライマックスになっていて、またも安定のヒロイン感でした。
2010年代のエド・ウッドだ!『ブリグズビー・ベア』
※この記事は前ブログの過去記事(2018年8月4日)の再録です
パッと見、とても冴えない25歳の青年ジェームズ(カイル・ムーニー)は両親のテッド(マーク・ハミル)とエイプリル(ジェーン・アダムス)に外出を禁じられ、地下に閉じ込められて暮らしている。外には有毒ガスが溢れていて危険だからと…
ジェームズの楽しみは部屋のポストに届けられる、クマの着ぐるみが主人公の教育番組(『アレフ』みたいなの)、『ブリグズビー・ベア』ただひとつ。毎日のように同じ番組を見ているジェームズはそれに取り憑かれる。ある夜、ジェームズは警察が両親を連れて行くのを見る。ジェームズも同様に連れ去られ、警察署の一室で担当刑事のヴォーゲル(グレッグ・キニア)から、テッドとエイプリルは本当の両親ではなく、ジェームズは赤ん坊の頃に二人によって連れ去られたのだと教えられる。
…というまるで『ルーム』みたいな話なのだが、こちらはより奇妙な展開になっていく。ジェームズは本当の両親と妹のオーブリー(ライアン・シンプキンズ)と暮らし始めるのだが、いくら本当の家族とはいっても25年も会っていない人間と普通に暮らせってそりゃあ無理だ!それに両親も妹も明らかにジェームズに気を遣ってよそよそしい態度だし。その上ジェームズにはブリグズビー・ベアのことしか頭にない。警察からブリグズビー・ベアはテッドたちがつくっていたのだと聞かされて「あの人たちが作ってたんだ!サイコーだ!」と大喜び。スポーツや映画を見せて他のものに興味を持たせようとする両親だがジェームズが興味を持つのはクマの着ぐるみだけ。
「ブリグズビー・ベアは僕のすべて、人生なんだ!」
とまるで「クラナドは人生」みたいなことをいうジェームズ。しかし新作はもう見られない…それなら、自分で作ってしまえばいい!
ジェームズはオーブリーに連れられて行ったパーティーで出会ったスペンサー(ジョージ・レンデボーグ・Jr)がブリグズビー・ベアに興味を持ってくれたことをきっかけにブリグズビー・ベアの続きを作り始めるのだ。
ジェームズたちがつくる映像は完全に素人仕事で予算もなければ技術もない。切り抜きの背景に安っぽい小道具、ヘナチョコなアクションの数々は失笑そのものだが、ブリグズビー・ベアにすべてをかけるジェームズたちには次々と理解者が現れる。特にヴォ―ゲル刑事はジェームズの純粋な創作意欲に打たれて警察の押収品からブリグズビー・ベアの小道具をこっそり渡してあげたり、かつて『テンペスト』のプロスペロー役で舞台に立ったという過去をうっかり話してしまい、ジェームズにもう一度やろうと誘われる。いざやり始めると昔取った杵柄が蘇り、ワンテイクに異を唱えて「もう一度やらせてくれ。今度はもっといい演技ができそうなんだ」と本気になり始める!
そんな彼らに強く反発するのは本当の父親のグレッグ(マット・ウォルシュ)だ。ジェームズが作ろうとしているのは彼から息子を奪った誘拐犯がつくったわけのわからない映像だ。グレッグはジェームズには治療が必要だと精神病院で放り込んでしまう。だがジェームズらが撮影している様子をオーブリーから見せられ、ジェームズにはクマの着ぐるみが必要なんだと理解を示す。
奇妙な設定で始まった映画は、「何があっても映画を作りたいやつら」への愛がほとばしっている。ジェームズは自分の行動に揺るがない自信を持っていて、たったひとつでも大切なものを持っていて、そのためにすべてを賭けることができる人間のなんとまぶしいことよ!
ジェームズは25年引きこもり生活の割にやたらとポジティブでどう見ても不釣り合いなパーティ会場でブリグズビー・ベアの愛をぶちまけてプチ人気者になってしかも、童貞喪失しそうになる!(未遂に終わるが)そこで童貞卒業したら創作意欲は失われるに決まっているので、未遂に終わった彼はますますブリグズビー・ベアにのめりこむ。
この超ポジティブで嫌味がなく、テンポよく話が進んでいくところも本作の良さだ。
クライマックスで目一杯の愛情を注いだ作品がボロクソに批判されたらどうしよう、とジェームズはトイレで嘔吐するのだが、スペンサーは「俺たちは最後まで作り上げたんだ。だから他人からの評価なんてどうでもいいのさ」というのだ。なんという男泣きのセリフ!
『ブリグズビー・ベア』は創作における産みの悲しみ、辛さを見事に表現している。クリエイティブな仕事をした人はあのラストシーンに必ず泣く。技術や金じゃない!愛なんだよ!と叫ぶ『ブリグズビー・ベア』は間違いなく2010年代のエド・ウッドだ!



