しばりやトーマスの斜陽産業・続 -109ページ目

全編PCの画面で展開する、本当に革新的かつ感動作『search サーチ』

※この記事は前ブログの過去記事(2018年11月22日)の再録です

 




「この映画は100%PCの画面の中で展開する」
 と謳う映画『search/サーチ』を観た。行方不明になった16歳の娘を探す父親の物語だ。PCの画面の中だけで!

 デヴィット・キム(JJエイブラムス版『スター・トレック』のヒカル役を演じたジョン・チョー)は娘のマーガレットが勉強会に行くからと外泊する。娘とは妻を亡くして以降、疎遠になるばかり。翌朝、目が覚めると携帯に娘からの電話が3件もあった(就寝中で気付かなかった)。普段どおり登校してピアノ教室に行っているものと思ったがピアノ教室からは「半年前に退会した」と。そんなの聞いていない!マーガレットはキャンプの計画を立てていたがそこにも行っていなかった。不安になるデヴィットだが弟のピーターは「年頃の子供なら家 出ぐらいする」と取り合わない。警察に失踪人届けを出したうえでデヴィットはマーガレットのメア ドにログインし、Facebookの友人関係を洗い出すが、彼女に本当に親しい友達はひとりもいなかった…

 父親が自分の子供のことを何も知らない、というのはある意味物凄い恐怖なんだということ。父親は不慣れな操作でPCを駆使して娘の居所を探し出そうとする。SNS、動画サイトを辿り、PCの画面にあるちょっとしたアイコンや広告リンク先にあらゆるヒントが詰まっていて、さらにグーグルマップやグーグルアースを使って物語は立体的に展開する。PCの画面から動かないのに!

 PCの画面上で物語が展開する映画というと以前紹介した『ブラック・ハッカー』や全編スカイプの画面だけで展開する『アンフレンデット』(2014)といった先駆者がいるがこの「全編PCの画面上で展開する」という新しいアイデアを完全に使いこなせておらず、反則的な映画になっていたのが惜しかったが、『search/サーチ』はアンフェアな展開には一切ならず、PCの画面でしか展開しない、という物語上の規制を逆に利用し、さらに後半は大アクションになるという革新的な映画として完成している。
 さらに主人公らは韓国系で監督はインド系。従来のハリウッド映画は例えアジア人の物語でも白人を起用していた。「白人じゃなきゃ観客は観に来ないよ!」とかなんとかいって。しかし先だって大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』がオールアジア系で制作されたように、ハリウッドで制作される映画自体に革新的な波が訪れているのだ。さらにプロデューサーのひとりティムール・ベクマンべトフはカザフスタン人。そしてこの人は『アンフレンデット』の制作!前回は使いこなせなかったアイデアを完璧に仕上げているのもわかる。

 
 そして予告編では恐怖映画、サスペンスのイメージなのだが…感動的なラストが待っていて、予告編に騙されて見に行くとシクシク泣いてしまう。まったく最後の最後まで予測できない、革新的な映画の誕生だ。

 

 

 

 

 

 

史上最大のカンニング『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

※この記事は前ブログの過去記事(2018年10月25日)の再録です



 2017年に公開されたタイ映画で、タイの国内映画ではNo.1のヒットを記録した。昨今のタイ映画はベスト10に名を連ねるのはハリウッドの大作映画ばかりで国内映画が壊滅的状態だというので、タイ映画界を救う一本と話題にも。
 タイ映画というとトニー・ジャーのムエタイ映画とか、LGBTのバレーボールチームが国体出場を目指す『アタック・ナンバーハーフ』(2000)ぐらいしかイメージのない僕ですが、この作品は先に上げた映画にも負けない世界を相手にできる傑作です。


 リンは成績優秀な少女で、名門校に進学を勧められるが父親と二人暮らしの彼女は自宅から遠いこと、お金がかかることを理由に入学をためらうが校長から奨学生の資格と食堂での食事はタダという条件をつけられ入学する。
 入学初日に性格はいいが成績がからっきしなグレースと仲良くなったリンはテストの成績が不安なグレースから勉強を教えてくれと頼まれる。テスト当日、昨日やった問題ばかりが出るので楽勝だろうと思ったがグレースは昨日やったことも覚えていないような大バカだった。リンは消しゴムにマークシートの記入場所を書いて靴に隠し、後ろの席のグレースに渡すというカンニングをする。無事テストを切り抜けたグレースは自分の彼氏だという富豪の息子、パットにリンを引き合わせる。パットは自分と友人のカンニングを手伝ってくれと依頼してくる。最初は断るリンだったが、ひとりにつき3,000バーツ(約1000万円)という報酬、そして

「学校だって賄賂を受け取ってるのさ。それに有料の授業を受ければテストの問題だって教えてくれるんだ」(タイでは実際にこういうことが行われているそう)

 というパットに釣られてカンニングを引き受ける。

 面白いのはリンは自分のためにカンニングをするのではなく他人のためにカンニングをさせるところ。ピアノの得意なリンは鍵盤を叩く指の動きでマークシートの記入場所を伝えるテクニックで大勢の人間に解答を伝える。滑らかな指の動きで次々解答を伝えていく場面はまるでミュージカルのように演出される。カンニングも最初は上手くいくけどあるテストでは生徒たちに2種類の問題が配られる。リンの問題用紙は1だ。これでは1の生徒には解答を教えられても2の生徒には教えられない!リンは隣の生徒と問題用紙を交換して残りの時間で問題を解いて解答を伝える。果たしてカンニングは成功するのか?まるで『ミッション・インポッシブル』のようにハラハラドキドキのスリリングな描写がふんだんで文字通り手に汗握る展開が続く。

 この映画で描かれるのはタイの学歴偏重社会と富裕層の子弟がどこまでも特別扱いされる現状だ。パットのいうようにタイの学校では富裕層の子供が寄付という形で学校に賄賂を渡すことでテストの問題を丸々教えてもらったりするインチキがまかり通っているのだ。途中でリンのカンニングはバレて校長から叱責されるのだが
「学校の賄賂は許されて、私たちの不正は厳しく責められるのっておかしくない?どっちも不正なんじゃないの?」
 リンはカンニングのリーダーだが、主導権は彼女ではなく富裕層の子供のパットなのだ。彼らは不正を不正とも思っていないし金を出せばなんでも許されると思っている。ラストでは大学の統一試験STICの舞台でリンは前代未聞のカンニングに挑む。因果応報的な目にあうリンの気持ちなど知らないとばかりに我が世の春を謳歌するパットたちはまったく悪びれていない。パットが彼女にかける言葉は「ちゃんと報酬払うから受け取りに来いよ!」だ。貧乏な苦学生のリンがすべてを投げうっているのに金持ちどもは金と権力さえあればなんでもできるんだ!恥を恥とも思わない。
 日本でもどこぞの医大が特定の生徒たちの点数を優遇して、女子受験者の点を減らすとか常軌を逸したインチキがまかり通ってますけど、どこでも似たようなことやってるんだな。
 社会の不平等に正面からNOをつきつける映画。応援せずにいられない。主人公のリン役を演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンはこの一本でスターになって今後が期待されているそうで、僕も応援したいが名前がややこしすぎて全然覚えられないのが残念だ。

 

本国版ポスター。左上がチュティモン・ジョンジャルーンスックジン

 

 

 

ベストジーニストかなこ

※この記事は前ブログの過去記事(2018年10月19日)の再録です

 なんと!あの百田夏菜子(茶畑のシンデレラ)さんが2018年のベストジーニスト賞6位に!!

一般選出部門投票結果上位10名ランキング
https://www.best-jeans.com/

 百田夏菜子さんは以前『ももクロchan』でやった百田夏菜子定例記者会見で今年の抱負として「ベストジーニスト賞を」宣言していたのだった。



 この発言にメンバー一同驚愕したもの(かなこの発言には大抵驚愕するんだけど)ですが、この発言を聞いたファンが面白がって投票した結果に違いない。イマイチ票が伸びなかったのはジーンズを着ているイメージが一切なかったからだとおもうけど!来年はもっとジーンズを着てベストジーニスト賞を取るんだかなこ。

 

 

 

 

また声優オタクか

※この記事は前ブログの過去記事(2018年9月10日)の再録です

 

 

 声優ヲタクのみなさんはこの世で最も純粋かつ傷つきやすく、それでいてやたらと攻撃的な人種で知られていますね。声優がナイトプールに行くだけで発狂するぐらいですから…

代表的な例(笑)

 なので、声優がスマホにいれるアプリひとつとっても大騒ぎになるのです。

【悲報】若手女性声優前川涼子、ニコ生でルナルナが映り込んでしまう
http://blog.livedoor.jp/god2ch/archives/28359206.html

 ルナルナは女性の生理周期を記録するアプリで体調管理などに使う人が多いのですが、声優ヲタクは生理→排卵日→セッ クス→セッ クス スケジュールを管理するために登録している→なんていかがわしい!という思考回路をお持ちなのです。
 こんなもん、女性のスマホには大抵入っとるわ!体調管理が重要な仕事なんだから生理周期とか気にするのが普通なんですけど…
 これぞオタクの気持ち悪さを象徴する炎上案件で、だからお前らはダメなんだよと、自分のことは棚に上げて言ってみる。

 にしても個人所有のスマホの画面とか晒さない方がいいのにねと思う。自分のPCのデスクトップとかにXVIDEOのアイコンあるのバレて恥かく人もいるんだから。もっと気を付けましょう。  

 

 

 

 

EVERYDAY延期

※この記事は前ブログの過去記事(2018年9月9日)の再録です

 


 かつて恋愛ゲームの常識を変えたといわれた『ラブプラス』シリーズ。恋愛ゲームはどんなにハマっても電源を落とせばそれだけだが、ラブプラスは電源を落としてもまだ続く。人生の貴重な時間をゲームに費やすのではなく、ゲームが人生を侵食するのである。僕も仕事をすることすら惜しんで隙を見て寧々さんとイチャラブの日々を5年に渡って続けたことがある。最近ではすっかりご無沙汰で顔を観ることすら忘れてしまいました。今度会った時には雷が落ちること間違いなし。それもまたよし。
 そんな人生ことラブプラスですが、最近になってニンテンドーDSを飛び出してスマホゲームとして新世紀を迎えようとすることが発表されてから一年近く。

 



ラブプラス公式
‏@loveplusproject

8月配信予定としておりました「ラブプラス EVERY」は、より高い品質・魅力のある作品としてお客様にお届けするため、配信を延期させていただくことになりました。
度重なる延期により、さらにお待たせする事となり誠に申し訳ございません。
配信時期は、決定次第改めてご案内いたします。
https://twitter.com/loveplusproject/status/1034327168430399488


 いつになったら配信されるんじゃい!
 噂ではまともに起動すらしないので配信どころではないという話。そういえばどういうゲームなのか、内容すらまるで伝わってないし。さすがコナミですね。
 俺の寧々さんと早くイチャラブさせてくれ!