じぶんとつながる はじめてのマルセイユタロットのブログ プレ講座シリーズです
5回目は、「ほんとうはわたしは何を望んでいるの?」を知るための火の浄化についてです
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
火のエレメントを浄化するって、純粋欲求につながるということです。ほんとうに必要としているものはなんだろう?
食欲や睡眠欲などの生理的欲求よりも、魂の欲求のほうがより強いとわたしは信じてます。欲求は層のようになっていると考えていて、魂の欲求がいちばん下にあってすべての土台なんだけれど、だからといって上の層にある欲求が満たされていないとその下の欲求まではなかなか辿りつけない、そんなイメージです。上の方に、生理的欲求とか物欲とか承認欲求とかがあって。どの欲求も等しく大事ね
そして下の層の欲求に気づけば気づくほど、ほんとうに必要としているもの(=ニーズ)がわかるのだとおもいます。ここでの「わかる」は腹落ちするということ。そのために、思考でジャッジを取り除き、もやもやとした感情を溶かしてきたのでした。
これまでの具体例をつかって説明すると
思考と感情を浄化する前の望みは、
「黙っててほしい」
「わたしの言うことを聞いてくれればいいのに」
「Aさんがわたしを否定しなければいいのに」
「そうすればすべてはうまくいくのに」
でした。欲求のエネルギーが攻撃的になってAさんに向かっています。純粋な欲求がねじ曲がってる状態。
でも風と水の浄化のプロセスを経て、「さみしい」という感情があることに気づき、それを自分に感じることを許してあげたらエネルギーが変わります。
十分に時間をとって感じた後「わたしがほんとうに望んでいることはなんだろう?」ともう一度問いかけます。
『わたしの意見を頭から反対せずに、きちんと話を聞いてもらいたかったんだ。Aさんにそういう時間をつくってほしかった。話し合うということをしたかったんだ。理解してほしかった。なのにそういう時間も取らずに、いつも拒否されては悲しいとか寂しい思いをしてきたんだ、わたしは。』
というニーズが出てきました
ニーズの定義はわたしたちが共通してもつ普遍的な望みです。ここでは「コミュニケーション」や「理解されること」「知ってもらう」「誠実さ」などが当てはまるでしょうか。(講座ではニーズを言葉にした一覧表をつかって探す練習をします)
深いニーズに気づいたとき、セルフコンパッション(ありのままの自分を受け容れる、自分に対するおもいやり)が起こります。これは体感を伴います。なのでぜひ、このときのこころと身体の感覚を感じる時間を自分のために充分にとってあげてほしいなとおもいます。
これはあってる、あってないということよりも、これでOKなんだという感覚。どんなに大変な状況のようにみえても、どんなに克服することができないような状況におもえたとしても、具体的な解決策が見えていなくても、4つのエレメントにつながったとき、ほんとうの自分につながったときは必ず安心感があります。
「こんな状況でも大丈夫なんだ」「いまの自分で大丈夫なんだ」頑張っていこうと鼓舞するような意味ではなく、安心したからこそのゆっくり立ち上がるようなエネルギー。
こういう感覚になることを、わたしはほんとうの自分につながることだと考えています。そして、とてもとてもとてもとても大切なことだとおもってます。
タロットはひとのこころを写すものだから、自己受容が苦手なタロットリーダーは、自分が受容できないエネルギーを相手に伝えることは難しいとおもいます。言葉だけでは突破できないことってあるのだ。
と、こいういことを書くとわたしがまるで完璧にできているように感じるかもしれませんが、へなちょこです。へなちょこな自分にOKを出しながら、前へ進むのです。姿勢が大事。
次回は、腹落ちしたエネルギーをどのように身体をつかって表現するのか、土のエレメントについてです