じぶんとつながる はじめてのマルセイユタロットのブログ プレ講座シリーズです
四回目は、風のエレメントと同じ具体例をつかった、水の浄化についてです
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
頭のまわりでぐるぐる停滞していた「問題」だと考えていたエネルギーが、判断やジャッジを抜いた客観的な目を持つことにより、風のエレメントは浄化され、胸に落ちてゆきます。
閉じられていた扉が開きます。ここで大切なことは、ハートに意識を向けてしっかりと中から溢れてくる感情を受けとめてあげることです。受けとめる器をあらわしているのが、カップのAです。
わたしたちはたくさんの過去(生から)の『傷』を抱えています。抱えていないひとはいません。その『傷』からくる感情は、癒されていないうちは感じることに恐れを抱きます。
恐れを感じるからこそ、感じたくなくて「あのひとのせいだ」という外向きの思考に逃げるんだよね。思考にエネルギーを使うことで内側を感じなくて済みます。
そうしてありのままを見ることをせず、極端にひねくれたものの見方をすることを、心理学では認知の歪みと言います。
ポジティブなものもネガティブなものも、ただ出てくる感情を、気づきとともに感じることで、水のエレメントは浄化されます。未消化の感情が、水のエレメントでブロックをつくっているのでした。
感情の原因はじぶんにあるということを受けいれることは、じぶんとつながる第一歩であり、生きている限り何度もおもいだしては立ち返ることになる大切な考え方です。
刺激と原因を区別しましょう。原因はじぶんの中にしかありません。じぶんの感情に責任をとることで、じぶんを癒すことができるようになります。そして他人の感情の責任をとることをやめましょう。境界線とは、そのようにしてしか引くことはできません。
ひとつ注意点は、この考え方は自分を責める思考に使われることもあるということです。エゴってズル賢いので。これも、感じることから逃げて思考にエネルギーを使うためのトリックです。否定的な感情を持つことはいけないことではありません。むしろ、じぶんとつながるチャンスです
クラスでは、感情を感じたあと、そのエネルギーを言語化します。思考(あたま)を納得させるには、言葉にすることが有効なのです。(講座初回でその練習をします)
では、前回の例のつづきで、感情の浄化のプロセスです。
「Aさんにわたしのアイデアの半分ちかくを反対され、自分自身を否定されたように感じている。そのせいでイライラさせられて仕事がスムーズに進まない、とわたしは考えている」
意識を内側に向けてハートのエネルギーを感じると、否定された悲しさ、この先も仕事が進まない不安、会社からの評価が下がるのではないかという恐れ、、、いろんな感情につながっては手放して、感情の底へと降りてゆきます。感情は層になっています。
最終的に出てきたのは「さみしい」という気持ちでした。その瞬間、胸のあたりが熱くなり涙が溢れでてきました。
感情は意識のひかりと共に感じ、否定しなければ、浄化されます。浄化されるために浮上しています。どんなに何度も繰り返すように見えてもです。過去の傷を癒すために出てきます。そのことを確信することはとても大切なことです。
次回は、火のエレメント・ニーズ(望み)の浄化につづきます