じぶんとつながる はじめてのマルセイユタロットのブログ プレ講座シリーズです
三回目からは、具体例をつかって各エレメントを濁らす原因と、浄化についてお伝えしてゆきます
きょうは、風のエレメントです。
CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com
職場の人間関係でトラブルがあるとします。いつもAさんはわたしを否定する。仕事で出したアイデアや意見にもいつもケチをつけられる。イライラするのでこちらも言い返し、そのせいで一向に仕事がうまく進まない、と考えていたとします。
Aさんが別の部署に行くか、辞めるかしてほしいと願っています。Aさんを問題だと捉えている状態です。
まずこのように、おもっていることをそのまま文章にしてみてください。
Aさんがわたしのことを否定するから仕事がうまくいかない、と考えていたとしたら、それは事実というより解釈(個人的な判断・ジャッジ)が入っているのわかるでしょうか?わたしたちが「あのひとのせいで」と言うとき、個人的なジャッジが潜り込んでいます。
風のエレメントの浄化ですることは、文章化したものを読んで、事実と解釈を分けて、ありのままを観察することです。
事実は
「Aさんはわたしの出した仕事のアイデアや意見の約半分に反対する」
「気持ちがイライラして仕事が想定したようにスムーズに進まない」
となるはずです。
もしくは
「Aさんにわたしのアイデアの半分ちかくを反対され、自分自身を否定されたように感じている。そのせいでイライラさせられて仕事がスムーズに進まない、とわたしは考えている」
という風に、主語を「わたしは」にします。
このケースの場合「わたしを否定する」は、間違った認識でした。Aさんは「わたし」を否定したのではなく、「わたしの意見」に反対しただけでした。「いつも」反対していた訳でもありません。
ジャッジを除いて事実だけを捉えることをします。難しい場合は先程のように「わたしは」を主語にします。これは、わたしのイライラの感情がAさんのせいであることを普遍的な真実とすることを却下します。
解釈は個人の信念体系によって行われます。信念体系というフィルターを通して事実が歪められると、それを問題だと捉えます。このネジレを認識してありのままを見ようとすることが風の浄化です。
ありのままを認識できたら、こころの中にすこしスペース(余白・余裕)ができます。そうしたら次に、何を感じているか内側にフォーカスします。
次回は、水のエレメント・感情の浄化につづきます