特別編:史実で見るメシウマ艦娘=駆逐艦編= | 海軍メシときどき現代メシ

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旧日本海軍で出ていた料理にハマった自称:漂流絵師が、実際に
各艦艇で出された海軍メシを食べながら、そのレシピとエピソード
を紹介するブログです。ときどき、現代の食事も食べます!

皆様、こんにちはー!

 

漂流絵師(自称)鳳翔太郎です!

 

一昨日と昨日の2日にかけて、某女子大の図書館にお邪魔して、海軍メシのネタを漁って

きました。

 

大量のネタが拾えて、喜びつつも、その結果をネタ表にまとめるのが大変です。特に

中華料理系は読み方もいちいち調べなきゃいけないのがメンドくさい…。

 

もともと海軍の献立集は、多人数調理向けなので、ごく一部の料理を除けば分量を
書いてません。だから、分量を割り出すのも一苦労。

 

その為、本編の更新はもう少しかかりそうです。

 

と、いう訳で、今回は特別編をお送りしたいと思います。

 

さて、残念ながら艦種を問わず、帝國海軍の艦艇で出された料理、献立、エピソードは決して

多いとは言えません。

 

それを調べあげるには、昭和10年と14年に行われた料理コンテストの献立集、海軍の食事を

扱った資料本や歴史雑誌、海軍の発行した教科書、経理学校や短期現役士官の文集、各艦艇の

戦友会の文集、元乗員の手記や日記、そして艦内新聞、戦記物から拾っていくしかないです。

 

あとは、運がよければ、生き残りの方の証言(遺族の方含む)、戦闘詳報や戦時日誌などの

公文書でしょうか。

 

それでも、そこに記された食事の記録は、多くても実際の1割には届かないのでは、と

思います。残りは記されたり語られないまま、深い海の底に眠っています。

 

そんな中でも、それなりに見えてくる事があって、いろいろと興味をそそられます。とりわけ私が

一番興味を惹かれるのが、「どの艦がメシウマだったか」という事です。

 

ゲーム「艦これ」をやってる身としては、「どの艦娘がメシウマで、ウチの嫁はどうなんだろう」と

いう事ですね。

 

ちょっと気になりません?気になりますよね?

 

まぁ、ある程度史実を踏まえた上で、キャラ性を考えていくと、やっぱり「メシウマ艦娘」とか

「メシマズ艦娘」なんてのが各プレイヤー(提督)の中で出来ていると思います。

 

しかし、「あの娘はメシウマ(あるいはメシマズ)扱いされているけど、本当はどうなのだろうか」とも、

私は考えたわけで……。

 

そこで、毎度の事ながら、前置きが長くなりましたが、何回かに分けて、これまでの調査や研究に

基づいて「史実視点でのメシウマ艦娘」を紹介していきたいと思います。

 

題して、「史実で見るメシウマ艦娘」!

今回は「駆逐艦編」という事で、現在、私が持っている資料の範囲でですが「この娘は確実に

メシウマだ!」という駆逐艦娘を紹介していきたいと思います。

 

今回、エントリーされたのは…以下の11人(隻)です!

 

●吹雪(ふぶき)……吹雪型1番艦。アニメ版「艦これ」では主人公を務めました。昭和10年の

              第二艦隊内の料理研究会に参加。出品した料理は、どれも高い評価を

              得ています。

             「はい、司令官!吹雪、頑張りました!」

 

●磯波(いそなみ)…吹雪型9番艦。同型艦姉妹では一番のメシウマ艦で、昭和10年の

             料理研究会において多くのメニューを出品し、姉の吹雪以上に高い評価を

             得ています。

             「う、嬉しいです」

 

●綾波(あやなみ)…吹雪型11番艦にして、綾波型1番艦。第三次ソロモン海戦で活躍した

              武勲艦ですが、料理においても優秀な成績を残しています。

             「やぁりましたぁ~♪」

 

●狭霧(さぎり)……吹雪型16番艦にして、綾波型6番艦。「艦これ」では楚々としたお嬢様感を

             見せていますが、その姿に見合った料理上手です。

             「あ、ありがとうございます!今後も頑張ります」

 

●漣(さざなみ)……吹雪型19番艦にして、綾波型9番艦。「艦これ」でのキャラに似合わず、

             料理上手です。ゲテモノから、正統派までなんでもござれ!

             「どう、見直した?キタコレ!」

 

●暁(あかつき)……吹雪型21番艦にして、暁型1番艦。大人気を誇る第六駆逐隊の長女

             ですが、この娘も結構な料理上手です。……意外!!

             「一人前のレディーだもの、当然よ!」

 

●響(ひびき)………吹雪型22番艦にして、暁型2番艦。六駆の次女にして、唯一の生き残り。

             物静かながら、しっかりと提督の胃袋を掴んできます。

             「ハラショー、スパシーバ」

 

●雷(いかづち)……吹雪型23番艦にして、暁型3番艦。「艦これ」においては「雷ママ」

             「ダメ提督製造艦娘」と呼ばれる存在ですが、史実においても、その名が

             ぴったり合います!

             「だから、もーっと頼っていいのよ。司令官!」

 

●電(いなづま)……吹雪型24番艦にして、暁型4番艦。ちょっとドジっ娘なところを見せつつも、

              しっかりと美味しいご飯を作ってくれます。

             「はわわわ…が、頑張るのです!」

 

●夕立(ゆうだち)…白露型4番艦。言わずと知れた「ソロモンの悪夢」と呼ばれた武勲艦。

             今回、唯一エピソードのみでのメシウマエントリー!元乗員の詳細な

             記録の賜物です!

             「これからも、美味しいご飯を作るっぽい!」

 

●涼風(すずかぜ)…白露型10番艦。昭和14年の第一艦隊での料理コンテストに参加。

              所属している第二十四駆逐隊のグループ出品が主だけど、単独出品

             メニューも持っている 隠れた実力者!

             「へへっ、どんどん食べてくれよ!」

 

 

 

さて、今回は特別編という事で、いつもとちょっと変わった視点で記事を書いてみましたが、いかがでしたか?

 

よろしければ、「コメント」なり「いいね!」で、ご感想をいただければ、と思います。

 

それでは、今回はこれにて!!

 

お読みくださって、ありがとうございました!

 

《参考資料》
「昭和十四年度 第一艦隊献立調理特別努力週間献立集」(第一艦隊司令部 日本海軍)

「昭和十年度 第二艦隊研究献立集」(第二艦隊主計科 日本海軍)

「駆逐艦夕立」(夕立会)

「提督の食卓」シリーズ(同人作品 スタジオゴンドワナさん)

「居酒屋鳳翔まかない記」シリーズ(同人作品 路地裏の浪漫堂さん)

その他、多くの資料

 

《今回の記事に関係する商品紹介》

 

 

 

 

 

 

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