新津田沼駅【千葉県】(新京成電鉄新京成線。2022年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
千葉県習志野市中央部、船橋市にも跨がる形で広がる千葉県内でも有数の繁華街・「津田沼」の東端部に位置する新京成電鉄新京成線の主要駅で、「イトーヨーカドー津田沼店」が入居している駅ビルを擁する駅(ヨーカドーは2024年9月に閉店予定)、また少々距離が離れているものの、JR総武線の津田沼駅との乗換駅として機能している駅である、
新津田沼駅 (しんつだぬまえき。Shin-Tsudanuma Station) です。
 
 
駅名  
新津田沼駅 (SL 23)  
 
所在地  
千葉県習志野市   
 
乗車可能路線  
新京成電鉄:新京成線  
  
隣の駅  
松戸方……………前原駅  
京成津田沼方……京成津田沼駅  
  
乗換可能駅  
JR東日本:総武快速線中央・総武緩行線……津田沼駅まで徒歩10分  
  
訪問・撮影時  
2022年12月、2023年4月    
 
 
駅概要(2022年12月時点)  
駅形態……………地平駅(1947年開業)。
駅舎………………1977年に改築された橋上駅舎。南北自由通路を兼ねています。
出入口……………南口(駅ビル直結、JR方面)、北口(イオンモール直結)。
バリアフリー……○(駅外~改札のEVは南口のみ。但し北口はイオンモールのEVを利用可)。
          改札~各ホーム間にもエレベーター設置。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………△(南口は歩行者用のみ。北口は交通広場あり→タクシー乗り場有。
          バス停留所は南口は駅前通りに有、北口はイオンモール北側の通りに有)。
 
 



正面口に相当する南口です。南東方向を望む。
新津田沼駅は橋上駅舎を有していますが、南側に8階建て(?)の駅ビルがあり、駅舎と繋がっています。
駅ビルには「イトーヨーカドー津田沼店」がテナントとして入居していますが、2024年9月に閉店予定です。
駅ビルは1977年完成で老朽化しており、ヨーカドー撤退後の処遇が気になります。
また、駅ビル2階フロアは前後方向に延びる「ぶらり東通り」を挟んで右側にある商業施設「ミーナ津田沼」と連絡デッキで繋がっています。
2階との間は階段・上下方向エスカレーターで結ばれていて、ヨーカドー店内にはエレベーターがあります。新津田沼駅はバリアフリーに対応しています。
尚、新津田沼駅南口にロータリーはなく、駅ビル前に歩行者用の広場(津田沼一丁目広場)があるのみです。
バス停留所は駅ビル前の「ぶらり東通り」沿いに設けられています。
ちなみにJR線の津田沼駅は後方(北西側)にあります。
 
 

2階に上がって左へ曲がると改札口です。北を望む。
左側が南口出入口、右側がイトーヨーカドー連絡口です。
改札外コンコースを経由して左へ曲がると北口側(イオンモール側)へ通り抜けられます。
 
 

南口駅前です。エスカレーター乗り場前より西を望む。
正面に津田沼一丁目広場があり、「ぶらり東通り」を挟んで左側に「ミーナ津田沼」があります。
写真右奥にJR線の津田沼駅があります。
 
 

南口駅前です。
駅前交差点より北西を望む。右後方に新津田沼駅南口駅ビルがあります。
駅周辺は千葉県内屈指の商業集積地で、奥に延びる「ぶらり東通り」沿いには商店街が形成されていますが、近年は大型商業施設が減少傾向です。
写真左奥(新津田沼駅から約300m北西)にJR総武線の新津田沼駅があります。
連絡通路は存在せず、乗換には「ぶらり東通り」を歩く必要があります。歩道は狭く、平日ラッシュ時や土休日昼以降は込み合うので、距離の割に乗換時間がかかりますので注意して下さい。
 
 

南口駅前です。
駅ビル~ミーナ津田沼間の連絡橋より南東を望む。左が駅ビルです。
駅北西側(JR津田沼駅方)は賑やかですが、新津田沼駅を境に南東方は商店の数が激減し、一気に住宅街の景色へと変わります。
しかし、写真奥の「ぶらり東通り」の右側にはまとまった大きさの空地が結構あり(現在は駐車場として利用)、将来は新しいビルやマンションが建つかもしれません。
 
 

こちらは北口です。南を望む。
正面の階段を登ると橋上駅舎に到達します。
また、左側にある「イオンモール津田沼」2階フロアと橋上階の改札外コンコースを結ぶ連絡口があります。
北口には階段しかありませんが、イオンモールの営業時間内は館内のエスカレーター・エレベーターを利用する事ができます。
右側には交通広場があります(後述)。
 
 

2階へ上がって南へ進むとコンコースです。南を望む。
右が北口出入口、後方がイオンモール連絡口です。
橋上駅舎に入って左へ曲がると改札口です。
 
 

北口の西側、線路沿いにはロータリーを有する交通広場があります。北西を望む。
タクシー乗り場がありますが、バス停留所はここにはなく、右側のイオンモール前にあります。
また、ロータリーの通路はイオンモールの駐車場出口通路と共用です。
 
 

北口駅前です。北を望む。
左手に交通広場があり、右手に「イオンモール津田沼」があります。
ちなみに駅北側は商店が少なく、住宅街が広がっています。
また、新津田沼駅は習志野市内に所在しますが、駅から200mほど北へ進むと船橋市に入ります。
 
 



橋上階にある改札口です。1枚目は北方向を、2枚目と3枚目は東方向を望む。
南側に南口と「イトーヨーカドー津田沼店」方面の通路があり、西側に北口と「イオンモール津田沼」方面の通路があります。
 
駅員配置…………あり(有人駅。インターホン無し)。
自動改札機………あり(12通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………あり(窓口に面した左端通路。狭幅)。
幅広通路…………あり(一番左の自動改札通路)。
点字ブロック……左端の有人通路に設置。
窓口………………あり(改札窓口、左手前の定期券発売所)。
自動券売機………あり(改札口の左手前。ICチャージ可)。
自動精算機………あり(ICチャージ可)。
トイレ……………改札内各ホーム(2番線のみ多機能トイレ併設)。
改札内設備………AED。
売店………………なし。  
コンビニ…………あり(改札内外に「セブン-イレブン」あり)。
 
自動改札機の通路が多く、乗降客の多さを物語っています。
 
そして1階にある各ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。
新津田沼駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札内より改札口を撮影。西方向を望む。
自動改札機がズラリ並んでいます。
改札を出て左が南口・イトーヨーカドー津田沼店・JR津田沼駅方面、改札を出て正面が北口・イオンモール津田沼方面です。
 
 

1番線に設置されている壁掛式駅名標です。非電照式です。
新京成電鉄の標準デザインで、親会社の京成電鉄と似た感じのデザインになっています。
新京成電鉄のコーポレートカラーであるピンクが至る所で使用されています。
駅ナンバリング「SL 23」も併記されています。
 
 

駅構造……地平駅。西北西~東南東方向。カーブ地点にホームがあります。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右(北)が1番線で下り京成津田沼方面、左(南)が2番線で上り松戸方面です。
新京成電鉄はカーブが多い私鉄として有名ですが、案外、駅は直線区間に設けられているところが多いです。しかし新津田沼駅は新京成名物のカーブ地点にホームが設けられています(設けざるを得なかったと思われます)。
  
ホーム有効長……8.5両分(但し1番線後方の京成津田沼方0.5両分は立入禁止)。
ホームドア………なし(2023年4月時点)。
ホーム幅…………全体的広いですが、階段部分や各ホーム松戸方(奥)は狭いです。
上屋(屋根)………ほぼ全長にわたり設置(電車は上屋内に停車します)。
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機・トイレ(各ホーム)。
ホーム上設備……多機能トイレ(2番線のみ)
  
ホーム有効長は8両強分ありますが、6両編成ばかりの運行となった現在でも閉鎖されている箇所は少ないです。
 
また、ホーム中ほど松戸寄りは、橋上駅舎に覆われて薄暗いです。
ベンチは、ホームが広いからかレール方向と平行に設置されています。
 
写真は1番線より松戸方を望む。
 
 




上2枚は1番線(左)より、下2枚は2番線(右)より、いずれも京成津田沼方を望む。
結構カーブがきついです。乗降時はホームと車両の隙間が広い所が発生しますので、ご注意下さい。
また、乗降客が多いことからホーム幅が非常に広いです。但し階段部分は狭くなっています。
 
 

2番線より京成津田沼方を望む。
ホームの両側には二大スーパーと言われるイオン(左)とイトーヨーカドー(右)が対峙しています。
しかし、イトーヨーカドーの方が全国的に苦戦していて、津田沼店は9月に閉店予定です。
今でもそうですが、今後もイオン一強時代が続くのでしょうか? それとも……。
 
 

2番線松戸寄りのホーム上には、0キロポストが設置されています。
新京成電鉄線は1947年、新津田沼~薬園台間が初の開業で、後に松戸方面へ延伸されました。
しかし新津田沼駅は開業間もなく、当駅をパスして前原駅と京成津田沼駅をショートカットする路線を新設して新津田沼駅を一度休止するなど紆余曲折の歴史がありました。しかし国鉄との乗換客の需要が大きかったのか、1961年に当駅を復活させて(松戸方面)、さらに1968年には京成津田沼方面へ延伸の上で新津田沼駅の位置を東側の現在地へと移転しました。その後も0kmポストを京成津田沼駅には移設せず、当駅に存置したまま現在に至ります。
 
 


2番線より松戸方を望む。
2番線の端には店舗スペースがありますが、私の訪問時は空き店舗状態でした。過去に何の店舗が入居していたのでしょうか?
 
この先、大きく右へカーブして船橋市に変わります。左側車窓は津田沼地区の各商業ビルの裏側が続きます。そして進路を北東に変えると市街地を離れて住宅街に入り、その後すぐに左へカーブすると右から藤崎台経由の新津田沼駅をスルーしていた短絡線跡が合流します。その後も住宅街の中を走り、国道296号線と踏切で交差してから大きく右へカーブして、進路を北東に変えると前原駅へと至ります。
 
 


1番線より京成津田沼方を望む。
1番線の端約0.5両分は立入禁止になっています。
また、ホーム端の先には両渡り線があります。新津田沼~京成津田沼間は新京成線唯一の単線区間で、1番線から続く左側線路が上下本線になります。一方、2番線から続く右側線路は引上線に変わり、右へカーブした先に車止めがあります。
 
この先、大きく右へカーブしながら住宅街の中を走り、ぶらり東通りをオーバーパスしてさらに右カーブで進路を南西に変えるとJR総武線をオーバークロスします。その後は右へ左へ大きくカーブしながら起伏に富んだ住宅街の中を走り、進路を東へ変えると同時に右から来た京成本線に合流して、新京成線の終着駅である京成津田沼駅へと至ります。尚、新京成線の一部列車は千葉線に直通しますが、新京成電鉄が京成電鉄に合併されると、直通運転が拡大されるかもしれませんね(例えば、新京成線との直通運転区間が千葉線のみから千原線へと拡大される可能性があります)。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)、2023年ほか。          
  
カーブ地点にある相対式ホーム2面2線の地平駅で、橋上駅舎を有しています。南口には駅ビルがあり、駅直結の「イトーヨーカドー」が入居しています。また、北口には駅直結の「イオンモール津田沼」があり、買い物には不自由ありませんが、ヨーカドーは2024年9月に閉店予定です。また駅前は西側にある津田沼駅との間に人口10万人台の都市ではあり得ないほど充実した商店街が形成されていますが、近年は駅前に多く存在していた大型店が徐々に閉店するなど、心配な面もあります。一方、駅北側や駅東側は駅前エリアを少し離れると閑静な住宅街が広がっています。
    
鉄路のみでのアクセス (ルートは一例です)  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       中央線→総武線で津田沼駅下車。北口を出て東へ5分ほど。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       東海道新幹線(品川or東京)総武線快速(津田沼)徒歩。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅構内と南北の駅近辺にあります)   
飲食チェーン店・・・あり (駅ビル、イオンモール、駅前に多数あります)  
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。新京成電鉄線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新津田沼駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:新京成電鉄のHP、新京成電鉄の公式X、地理院地図、Google地図、Wikipedia)