芳賀町工業団地管理センター前停留場【栃木県】(宇都宮ライトレール線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
栃木県芳賀町西部、芳賀工業団地の中心部に位置するLRT路線・宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線【愛称:ライトライン】の駅で、駅周辺には複数の工場があり、停留場の東側には交通結節点としてバス停留所、駐車場、駐輪場、タクシー乗降場、芳賀町デマンド交通「ふれあいタクシーひばり」の乗降場と連携した「芳賀工業団地トランジットセンター(芳賀TC)」が併設されている、
芳賀町工業団地管理センター前停留場   

(はがまちこうぎょうだんちかんりせんたーまえていりゅうじょう。  

 Haga Industrial Park Management Center Station) です。
 
 
停留場名  
芳賀町工業団地管理センター前停留場  

【副駅名:リブドゥコーポレーション 栃木芳賀工場前】 (駅番号:17)        
  
 (※) 記事内にて「芳賀町工業団地管理センター前駅」「芳賀町工業団地管理センター前電停」と表記することがあります。
所在地    
栃木県芳賀郡芳賀町          
   
路線  
宇都宮ライトレール:宇都宮芳賀ライトレール線 (別称:宇都宮・芳賀LRT、ライトライン)   
  
隣の停留場  
宇都宮駅東口方………………芳賀台停留場  
芳賀・高根沢工業団地方……かしの森公園前停留場                  
  
訪問・撮影時  
2023年10月 
 
 


芳賀町工業団地管理センター前停留場は、JR宇都宮駅東口から東へ延び、途中までライトラインが通っていた鬼怒通りの延長上にあたる芳賀バイパス(県道69号線)と、芳賀工業団地中央部を南北方向に延びる幹線道路・かしの森公園通りが交差する管理センター前交差点の西、芳賀バイパス上(中央部)に設置されています。
ライトラインの他の多くの電停のような千鳥配置のホームではなく、交差点の西側に上下線ともホームが設置されています。停車位置は上下線で横並びになります。完全な相対式ホームです。
ホームヘは管理センター前交差点西側の横断歩道(信号制御されています)からしかアクセスできません。
尚、ライトラインを渡る部分は踏切ではなく交通信号で制御されているため、遮断機がありません。
駅外・横断歩道とホームの段差はスロープにより解消しており、バリアフリーに対応しています。
そして、ホームの東側(管理センター前交差点南東角。上写真後方、下写真左後方)には芳賀工業団地トランジットセンターがあり、バス停留所や待合室・トイレ、駐車場などが設置されています。
上写真は管理センター前交差点南東角より北西を望む。
下写真は管理センター前交差点西側横断歩道より西方向を望む。
 
 

駅前です。管理センター前交差点より東方向を望む。
前後方向の道路が芳賀バイパスで、左右方向の道路は「かしの森公園通り」です。
後方にホームがあり、LRT(ライトライン)は交差点で左折して「かしの森公園通り」を北上します。
右前方の交差点南東角には芳賀工業団地トランジットセンターがあります。
 
駅東側は奥に延びる芳賀バイパスの左側(北)を中心に芳賀工業団地の工場が立ち並んでいます。左前方には副駅名になっている「リブドゥコーポレーション 栃木芳賀工場」があります。
芳賀パイパスの右側(南)は500mほど進むと工場が途切れて緑地帯越しに住宅地が現れます(北側は工場街が続きます)。商店は少ないです。
 
 


芳賀工業団地トランジットセンターです。上写真は東を、下写真は南東を望む。
ロータリーが整備されており、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
パークアンドライド用の駐車場は管理センター前交差点の南約150m、かしの森公園通り西側にあります。
奥に見える一連の三角屋根の建物は、駅名の由来となった芳賀町工業団地管理センターです。
 
 

芳賀工業団地トランジットセンターの北西側、管理センター前交差点南東角寄りの場所には空調完備の待合室とトイレ・多機能トイレがあります。
写真は北を望む。左前方が管理センター前交差点と芳賀町工業団地管理センター前駅です。
 
 

駅前です。管理センター前交差点より南方向を望む。
左右方向の道路が芳賀バイパスで、前後方向の道路が「かしの森公園通り」です。
ライトラインは交差点で右(芳賀町工業団地管理センター前電停)から手前(北。芳賀・高根沢工業団地方)へと進路を変えています。
左前方(交差点南東角)には芳賀工業団地トランジットセンターがあります。
 
駅南側も住宅や商店は無く、芳賀工業団地が広がっています。南側は大手企業と中小企業の工場が混在しています。
約150m先の右手にはトランジットセンターのパークアンドライド駐車場があります。
また、約200m先の芳賀工業団地交差点を左折して、さらに200mほど東へ進むと住宅地に入ります(交差点東約500mの、芳賀バイパスから見える住宅地と同一です)。
そして、先日UPした芳賀台停留場と同じく、芳賀町工業団地管理センター前停留場からも約800m南には栃木ヘリポートがあり、その周辺にヘリコプターの事業所が数軒あります(Wikipediaより)。
栃木ヘリポートの南側は工業団地外で、住宅が少なく畑や雑木林が広がっています。
また、約2.2km南の宇都宮市との境界部には「唐桶溜(かろけのため)」というため池があり、池の西側には芝生広場やすべり台を有する唐桶宗山公園があります。
尚、唐桶溜へは芳賀台駅よりも「ゆいの杜中央駅」や「ゆいの杜東駅」からの方が近いです(ともに駅から唐桶溜まで約1.6kmの移動距離です)。
 
 

駅前です。管理センター前交差点より北方向を望む。
左右方向の道路が芳賀バイパスで、前後方向の道路が「かしの森公園通り」です。
ライトラインは交差点で左(芳賀町工業団地管理センター前電停)から前方(北。芳賀・高根沢工業団地方)へと進路を変えています。
 
駅北側も大手と中小の工場が混在していますが、右側(東)は副駅名の「リブドゥコーポレーション 栃木芳賀工場」、左側(西)は本田技研工業の事業所です。近くに民家や商店は見られません。
かしの森公園通りを500mほど北上すると芳賀工業団地が終わり、小さな川が形成する谷になっていて、谷には田園地帯が形成されています。かしの森公園通り・LRTとも地形に忠実に、急勾配で谷を下って登っています。谷から台地へ登った先の西側には「かしの森公園」があります。芳賀町工業団地管理センター前駅から850mほどの距離ですが、公園前にライトラインの「かしの森公園前駅」がありますので、ライトラインのご利用が便利です。
 
 

管理センター前交差点西側にあるホームへの出入口です。西方向(宇都宮駅東口方)を望む。
右(北)が下り1番線芳賀・高根沢工業団地方面ホーム、左(南)が上り2番線宇都宮駅東口方面ホームです。
管理センター前交差点の西側横断歩道に面して各ホームとも傾斜が緩いスロープがあり、登った先にホームがあります。
無人駅かつ車内収受方式なので、改札口はありません。
尚、ICカードのチャージは車内で可能です。
ICカードをお持ちでない場合はホームにある整理券発行機を利用して整理券を受け取り、下車時に運転士に整理券を提示して運賃をお支払い下さい。
 
また、駅西側も奥に延びる芳賀パイパス沿いに芳賀工業団地の工場が建ち並んでいます。右側がホンダの事業所で、大きな敷地を有しています。
 
 

下り1番線に設置されている駅名標です。非電照式ですが、ホーム上屋の照明により夜間でも見やすくなっています。
黒地に白文字で、下部は宇都宮ライトレール線のラインカラーである黄色に塗られており、英字は黒文字になっています。
中央には副駅名「リブドゥコーポレーション栃木芳賀工場前」が併記されています。
駅番号「17」も併記されています。
下部には時刻表、運賃表、路線図、駅周辺地図などが掲示されています。
ちなみにライトラインは車内精算方式で、駅構内には整理券発行機以外の設備がありません。 
ICカードで乗降する場合は各扉脇にあるICカードリーダーにタッチして下さい。チャージは車内の運賃箱で可能です。
ICカード以外でご利用の場合、乗車はどの扉でも大丈夫ですが、は最前部の扉から下車する必要があります。 
 
 

このほかにも下部に駅周辺の名所・名物に因んだ写真が載せられている駅名標があります。
駅の所在地である芳賀町の名所や祭りを題材にした写真が掲示されています。
写真は下り1番線ホームの駅名標です。
 
 


駅構造……地平駅(西北西~東南東方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
  
右ホーム(北)は1番線で下り芳賀・高根沢工業団地方面、

左ホーム(南)は2番線で上り宇都宮駅東口方面です。
  
ホーム有効長……30m(1編成分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………路面電車の駅にしては広く、
        車いすも他地区の路面電車の駅と比較して通りやすいです。
上屋(屋根)………ホーム中ほど約25mに設置(両端部とスロープは雨ざらし)。 
ホーム上設備……ベンチ、整理券発行機。
 
LRTは超低床車両のため、ホーム高さは低く、ホームと車両の段差もほぼゼロです。
ホームには点字ブロックも設置されており、バリアフリー化されています。
中央部付近にはLCD式の発車標が上家から吊り下げられています。
出入口は手前側の芳賀・高根沢工業団地方にしかありません。
 
また、整理券発行機は各ホームとも先頭車両の乗降口近くに設置されています。
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも宇都宮駅東口方を望む。
 
 



上1枚は1番線(左)より、下2枚は2番線(右)より、いずれも芳賀・高根沢工業団地方を望む。
配電盤は2番線側のみに設置されています。配電盤の部分はホーム幅が狭いです。
 
 

2番線より宇都宮駅東口方を望む。こちら側に出入口はありません。
この先、沿道に芳賀工業団地の工場が建ち並ぶ芳賀バイパスの中央部を併用軌道区間でほぼ一直線に西北西へ走ります。右側の林の向こう側はホンダの事業所です。そして芳賀台交差点を通り越すと、芳賀工業団地西部エリアに位置する芳賀台停留場へと至ります。次駅までの距離がわずか0.5kmであり、直線主体で見通しが良いため、芳賀町工業団地管理センター前停留場から肉眼で芳賀台停留場のホームを確認できます。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも芳賀・高根沢工業団地方を望む。
ホーム端に出入口のスロープがあり、下りた先に管理センター前交差点の西側横断歩道があります。
芳賀工業団地トランジットセンターへ行くには横断歩道を右(南)へ進み、さらに「かしの森公園通り」を横断歩道で渡る必要があります。必ず信号に引っかかるので、距離の割に時間を要するのがネックです…。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも芳賀・高根沢工業団地方を望む。
この先、発車するとすぐに管理センター前交差点に差し掛かり、左折して今度は「かしの森公園通り」の中央を走るようになります。しばらくは芳賀工業団地の中を北北東へ進みますが、1つめの信号交差点を通過すると60‰の急勾配で芳賀工業団地を出て谷底に小川が流れる谷戸地形へと下り、田園風景を見ながら小川を渡ると今度は60‰の急勾配で台地上へと登ります。左手には「かしの森公園」が、右手には本田技研工業栃木体育館が見えます。そして坂をほぼ登り切ると左へカーブして進路を北寄りに変え、信号交差点を通り抜けると「かしの森公園前停留場」へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年           
 
2023年8月26日の開業から約1か月半後の三連休に訪問しました。併用軌道区間にある相対式ホーム2面2線の停留場ですが、上下線でホームが並んでいるのは珍しいです(他の多くの停留場では千鳥配置になっています)。ホーム東側、管理センター前交差点に面して出入口があります。駅東側には「芳賀工業団地トランジットセンター」がありますが、バス停との間の移動は管理センター前の横断歩道を2度渡る必要があるのがネックです。駅前は芳賀工業団地で操業する複数の工場がありますが、近くに民家、商店、公園はありません。
   
鉄路のみで (ルートは一例です)  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       東北新幹線or上野東京ライン経由宇都宮線で宇都宮駅下車。

       ライトラインに乗換。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。

       東海道新幹線で東京駅まで。以降は上記と同じ。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約900m西、ゆいの杜地区の「セブン-イレブン」) 
飲食チェーン店・・・あり (最寄店舗は約900m西、ゆいの杜地区にある「幸楽苑」)      
  
大阪からの到達難易度はやや高いですが、宇都宮ライトレール線【愛称:ライトライン】を乗り鉄の際は、ぜひ一度は芳賀町工業団地管理センター前電停でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:宇都宮ライトレールのHP、芳賀町のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)