かしの森公園前停留場【栃木県】(宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線。2023年訪問)  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】シリーズは、
栃木県芳賀町北西部、南の芳賀工業団地と北の芳賀・高根沢工業団地の中間に位置するLRT路線・宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線【愛称:ライトライン】の駅で、駅前(西側)には駅名の由来となった「かしの森公園」があり、東側には本田技研工業栃木体育館がある、
かしの森公園前停留場 

(かしのもりこうえんまえていりゅうじょう。Kashinomori Park Station) です。
 
 
停留場名  
かしの森公園前停留場 (駅番号:18)        
(※) 記事内にて「かしの森公園前駅」「かしの森公園前電停」と表記することがあります。 
 
所在地    
栃木県芳賀郡芳賀町          
   
路線  
宇都宮ライトレール:宇都宮芳賀ライトレール線 (別称:宇都宮・芳賀LRT、ライトライン)   
  
隣の停留場  
宇都宮駅東口方………………芳賀町工業団地管理センター前停留場  
芳賀・高根沢工業団地方……芳賀・高根沢工業団地停留場 (2024.2.11UP予定)        
  
訪問・撮影時  
2023年10月 
 
 

かしの森公園前停留場は、南の芳賀工業団地と北の芳賀・高根沢工業団地を結ぶ「かしの森公園通り」と東へ分岐する幹線道路の交差点北側、かしの森公園通り上(中央部)に設置されています。
ライトラインの他の多くの電停のような千鳥配置のホームではなく、交差点の北側に上下線ともホームが設置されています。しかも島式ホームなので、必然的に停車位置は上下線で横並びになります。
ホームヘは南側にある駅前交差点北側の横断歩道(信号制御されています)からしかアクセスできません。
尚、ライトラインを渡る部分は踏切ではなく交通信号で制御されているため、遮断機がありません。
駅外・横断歩道とホームの段差はスロープにより解消しており、バリアフリーに対応しています。
写真は駅前交差点南西角より北方向を望む。
 
 

駅前です。駅前交差点より西方向を望む。
交差点右側に「かしの森公園駅」があります。
駅前交差点は丁字路で、西側には道路が延びていません。
交差点西側には駅名の由来となった「かしの森公園」があります。
 
駅前には住宅や商店はありません。
駅や「かしの森公園」は台地上にありますが、公園の西側は谷(谷戸地形)になっていて、谷は田園地帯になっています。
 
 

かしの森公園です。
桜の名所になっています。併設されている運動場は現在、使用を停止しています。
子ども向けの遊具もあります。
 
 

駅前です。駅前交差点より東方向を望む。
交差点左側に「かしの森公園駅」があります。
駅東側一帯は本田技研工業(ホンダ)の施設や事業所で占められています。
右前方には本田技研工業栃木体育館があります。
 
 

駅前交差点北側にあるホームへの出入口です。北方向(芳賀・高根沢工業団地方)を望む。
島式ホームで、左(西)が下り1番線芳賀・高根沢工業団地方面ホーム、右(東)が上り2番線宇都宮駅東口方面ホームです。
駅前交差点の北側横断歩道に面して傾斜が緩いスロープがあり、登った先にホームがあります。
無人駅かつ車内収受方式なので、改札口はありません。
尚、ICカードのチャージは車内で可能です。
ICカードをお持ちでない場合はホームにある整理券発行機を利用して整理券を受け取り、下車時に運転士に整理券を提示して運賃をお支払い下さい。
  
 

下り1番線に設置されている駅名標です。非電照式ですが、ホーム上屋の照明により夜間でも見やすくなっています。
黒地に白文字で、下部は宇都宮ライトレール線のラインカラーである黄色に塗られており、英字は黒文字になっています。
駅番号「18」も併記されています。
写真は下部に駅周辺の名所・名物に因んだ写真が載せられている駅名標です。
駅前にある「かしの森公園」の桜などの写真が掲示されています。
写真は下り1番線ホームの駅名標です。
 
このほか、下部に時刻表、運賃表、路線図、駅周辺地図などが掲示されている駅名標もあります。
(写真を撮り忘れました…orz) 
 
 



駅構造……地平駅(概ね南北方向)。
配線………島式ホーム1面2線。
  
右(西)は1番線で下り芳賀・高根沢工業団地方面。左(東)は2番線で上り宇都宮駅東口方面です。
  
ホーム有効長……30m(1編成分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………路面電車の駅にしては広く、
        車いすも他地区の路面電車の駅と比較して通りやすいです。
上屋(屋根)………ホーム中ほど約25mに設置(両端部とスロープは雨ざらし)。 
ホーム上設備……ベンチ、整理券発行機。
 
LRTは超低床車両のため、ホーム高さは低く、ホームと車両の段差もほぼゼロです。
ホームには点字ブロックも設置されており、バリアフリー化されています。
中央部付近にはLCD式の発車標が上家から吊り下げられています。
出入口は手前側の宇都宮駅東口方にしかありません。
 
また、整理券発行機は各番線とも手前の出入口側に設置されています。
上り電車の場合は先頭出入口近くに整理券発行機があるのですが、下り電車は他の駅と異なり編成の後方に整理券発行機がある形になるので、取り忘れに注意が必要です。
 
1枚目はホーム出入口より、2枚目は1番線より、2枚目は2番線より、全て芳賀・高根沢工業団地方を望む。
 
 


上写真は1番線(右)より、下写真は2番線(左)より、いずれも宇都宮駅東口方を望む。
配電盤は後方の芳賀・高根沢工業団地方の上下線間に設置されているため、ホームは広々としています。
 
 

宇都宮駅東口方を望む。
ホーム端にスロープがあり、その前方に駅前交差点があります。
右側には「かしの森公園」があり、前方には本田技研工業栃木体育館が見えます。
この先、「かしの森公園通り」の中央部を右へカーブしながら駅前交差点を通過し、進路を南南西に変えます。
 
 

その後は60‰の急勾配で谷戸地形へと下り、谷間の田園風景を見るとすぐに60‰の上り勾配へと転じ、芳賀工業団地へと入っていくと平坦になります。そして芳賀工業団地内を南南西へ進むと管理センター前交差点に差し掛かり、右折して芳賀バイパスの中央部を西北西へ進むようになると同時に芳賀町工業団地管理センター前停留場へと至ります。
 
 

芳賀・高根沢工業団地方を望む。
こちら側には出入り口がありません。
また、前方には他の多くの駅でホーム上に置かれている配電盤が設置されています。
この先、かしの森公園通りの中央部を左へカーブして、左の「かしの森公園」と右の本田技研工業事業所の間を北北西へ走ります。そして左手車窓が「かしの森公園」から駐車場に変わると電車は減速し、終点の芳賀・高根沢工業団地停留場へと至ります。尚、芳賀・高根沢工業団地駅までの距離は0.7kmと短く、カーブがあるものの見通しが良いため、かしの森公園前駅から肉眼で芳賀・高根沢工業団地電停ホームを確認できます。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年           
 
2023年8月26日の開業から約1か月半後の三連休に訪問しました。併用軌道区間にある島式ホーム1面2線の停留場ですが、道路中央にある停留場で島式ホームなのは宇都宮LRTではここと芳賀・高根沢工業団地停留場のみです(他の多くの停留場では千鳥配置の相対式ホームになっています)。ホーム南側、駅前交差点に面して出入口があります。駅前は住宅が存在せず、西側に「かしの森公園」があり、東側は本田技研工業栃木体育館をはじめホンダの施設・事業所で占められています。
   
鉄路のみで (ルートは一例です)   
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       東北新幹線or上野東京ライン経由宇都宮線で宇都宮駅下車。

       ライトラインに乗換。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。

       東海道新幹線で東京駅まで。以降は上記と同じ。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし (1km圏内に店舗はありません)   
飲食チェーン店・・・なし       
  
大阪からの到達難易度はやや高いですが、宇都宮ライトレール線【愛称:ライトライン】を乗り鉄の際は、ぜひ一度は「かしの森公園前電停」でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:宇都宮ライトレールのHP、芳賀町のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)