新松田駅【神奈川県】(小田急小田原線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県西部、松田町の中心市街地に位置する小田急小田原線の主要駅で、JR御殿場線・松田駅と乗換可能な、
新松田駅 (しんまつだえき。Shin-Matsuda Station) です。
 
 
駅名  
新松田駅 (OH 41)  
  
所在地  
神奈川県足柄上郡松田町   
 
乗車可能路線  
小田急電鉄:小田原線  
  
隣の駅  
新宿方………渋沢駅  
小田原方……開成駅  
  
乗換可能駅  
JR東海:御殿場線……松田駅まで徒歩5分  
(※)新宿~御殿場間の特急『ふじさん』は松田駅に発着します。そのため、新松田駅と松田駅は同一駅扱いとなっています。     
   
訪問・撮影時  
2020年11月  
 
 
駅概要   
駅形態……………地平駅(1927年開業)。
駅舎………………北口駅舎(1980年改築)、南口は跨線橋上。
        入場券なしでの南北通り抜けは不可。
出入口……………北口、南口。
バリアフリー……○(北口のみエレベーター併設)。
点字ブロック……各出入口~各改札~各ホームに設置。
駅前広場…………南北にあり。
        (ロータリー無し。北口のみバスターミナル・タクシー乗り場併設)。
 
 



正面口に相当する北口です。上写真は西を、中写真は南西を、下写真は南を望む。
1980年に改築されたセミオープン構造の平屋建て駅舎です。以前は向ヶ丘遊園駅北口で見られるギャンブレル屋根の駅舎でした。
尚、南口もありますが、入場券を購入しないと駅構内南北間の通り抜けはできません。南北間の移動は駅東側にある踏切をご利用下さい。
バスターミナルに面した東側とロマンス通り商店街に面した北側に出入口があり、いずれも段差がありません。
南口にはエレベーターが未設置のため、北口のみがバリアフリーに対応しています。
 
 

北口駅前です。東を望む。
駅舎の東側~北側には駅前広場があり、東側出入口サイド(前方)にはタクシー乗り場と箱根登山バスのりばが設けられています。その右側、線路沿いにある建屋には箱根登山バス(小田急系)の案内所と小田急系の「名代箱根そば」があります。
一方、北側出入口サイド(手前側)にはロマンス通り商店街との間に所狭しと富士急湘南バスのりばが設けられています。
左側を前後方向に延びる道路はロマンス通りで、沿道にはロマンス通り商店街が形成されています。左手にはJR御殿場線・松田駅の南口があります。
写真左奥、ロマンス通りの突き当たりを右折すると小田急線の踏切があり、渡って再度右折すると南口です。また、突き当たりを左折すると御殿場線のガードをくぐって松田駅北口駅前に到達します。
松田町役場はJR駅北口方面、新松田駅から約450m北にあります。
 
 

北口駅前です。北を望む。
手前側に富士急湘南バスのりばがあり、右側にタクシー乗り場と箱根登山バスのりばがあります。
前方を左右方向にロマンス通りが延びています。
ロマンス通りを渡って通路を直進すると、JR御殿場線・松田駅の南口駅舎に到達します。
写真奥には松田駅南口駅舎と築堤上にある松田駅ホームが見えます。
 
 

北口駅前です。西を望む。
横断歩道の左に北口駅舎があり、横断歩道の右にJR松田駅南口駅舎があります。
前後方向の細い道路はロマンス通りで、ロマンス通り商店街が西側へも延びています。
 
新松田駅北口周辺は市街地で商店が多いです。JR線の松田駅北口周辺よりこちらの方が賑やかな印象です。
しかし、松田町の中心市街地は全体的に道路が狭いです。このロマンス通りも駅前区間は一方通行ではないのにこの道幅です。歩行者・自転車・自動車いずれも通行の際は注意が必要です。
 
 


北口改札口です。上写真は西を、下写真は南を望む。
 
駅員配置………あり(有人駅)。駅員不在時用の呼出しボタンを改札内外に設置。
自動改札機……あり(5通路)。  
ICカード………『PASMO』のエリア内。
有人通路………一番左の自動改札通路が有人通路を兼ねています。
幅広通路………あり(一番左の自動改札通路。点字ブロック設置)。
窓口……………あり(改札窓口および左手前の出札窓口)。
自動券売機……あり(改札口から離れた左手前。ICチャージ可)。
       一部は特急券または通勤定期券も購入可能。
自動精算機……チャージ機のみ。紙のきっぷでの乗り越しは改札窓口へ。
改札外設備……コインロッカー・銀行ATM。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設)。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗はすぐ北側のロマンス通り商店街にある「セブン-イレブン」)。
 
駅前広場にある建屋には「名代箱根そば」があります。
 
そして、各ホームとは跨線橋(階段・エレベーター併設)で結ばれており、新松田駅北口はバリアフリーに対応しています。
 
 



こちらは南口です。上写真と下写真は西を、中写真は北西を望む。
階段のみの出入口で、バリアフリー非対応です。車いすの場合は約100m東の踏切を渡って北口へ回る必要があります。
橋上駅舎とも言えますが、実際は跨線橋の通路上に無人の改札口が設けられているのみです。
前述の通り、入場券がないと駅構内南北間の通り抜けはできません。
また、出入口前には宅配便ロッカーと飲料自動販売機が設置されています。
出入口南側には小さな駅前広場があり、一般車送迎場として利用されています。南口側にバス停とタクシー乗り場はありません。
 
 
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南口駅前です。南を望む。右後方に南口出入口があります。
正面にはNTT東日本松田電話交換所のビルがあります。南口のすぐ近くには商店が少ないです。
手前の道路を左へ進めば踏切道に到達します。右へ進めば駅西側の住宅地です。
 
 

南口駅前です。東を望む。左後方に南口出入口があります。
裏通りのような道路を前方へ進むとすぐに踏切道(県道711号線)との交差点に差し掛かります。
左折すれば小田急線の踏切を渡って北口やJR線・松田駅方面、右折すれば川音川を渡って松田町南部方面、そして直進すると御殿場線をくぐって神奈川県立足柄上病院方面です(南口から約400m)。
 
 

南口駅前通りと県道711号線の交差点より南を望む。右手に南口があり、後方に小田急線の踏切があります。
南側へ延びる県道711号線は電線が地中化され、スッキリとした景観です。県道沿いに商店街が形成されています。
250mほどで川音川を渡る文久橋に差し掛かります。
 
 

こちらは跨線橋南側にある南口改札口です。北を望む。
右手に出入口への階段がありますが、エレベーターは未設置なので南口はバリアフリー非対応です。
 
駅員配置………なし。改札内外にインターホンを設置。
自動改札機……あり(3通路)。  
ICカード………『PASMO』のエリア内。
有人通路………一番右の自動改札通路がインターホン対応通路を兼ねていると思われます。
幅広通路………あり(一番右の自動改札通路。点字ブロック設置)。
窓口……………なし。
自動券売機……あり(後方にあります。ICチャージ可)。特急券も購入可能。
自動精算機……あり(磁気券の精算も可能)。
トイレ…………北口改札口前の改札内コンコースのみ(多機能トイレ併設)。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(南口の近くに店舗はありません)。
 
改札を通ると引き続き跨線橋で、各ホームへの下り階段とエレベーターが分岐しています。
 
 

南口の階段を登り切った地点です。西を望む。右手に南口改札口があります。
曲がり角には自動精算機に似たタイプの自動券売機があり、壁面には発車標が掲げられています。
小田急線では複数の駅の無人改札口においてこのタイプの自動券売機が設置されています。
 
 

こちらは改札内より南口改札口を望む。南を向いて撮影。
改札を通って左を曲がり、階段を下ると駅の外に出られます。
 
 

下り1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDかもしれません。
多国語表記のある新タイプに取り替えられています。JR御殿場線への乗換案内も併記されています。
駅ナンバリングが併記されています (OH 41)。
 
 



駅構造……地平駅(東北東~西南西方向)。
配線………島式ホーム2面4線。
 
左ホーム(南)は左が1番線・右が2番線で下り小田原方面、右ホーム(北)は左が3番線・右が4番線で上り本厚木・相模大野・新宿方面です。
当駅始発・終着の列車が一定数設定されていますが、上下線ごとに発着番線が固定されています(折り返し列車は一旦小田原方(奥)にある引上線へと入線します)。
また、内側の2番線・3番線が主本線、外側の1番線・4番線が副本線です。
  
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………なし(2020年11月時点)。通過列車に注意。
ホーム幅…………中ほどは広いですが、両端は絞られて狭くなっています。
上屋(屋根)………やや新宿寄り(手前寄り)の6両分に設置。
        新宿方1.5両分、小田原方2.5両分は雨ざらしです。 
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機・冷暖房完備の待合室・冷水器。
 
跨線橋は新宿寄りに設置されています。
 
また、2020年時点において1番線にはかつて列車編成を当駅で分割していた名残の表示がありました(下写真)。
新松田駅においては分割・併合が頻繁に行われていました。
尚、2012年3月改正以降は途中駅での分割・併合は行われていません。この表示は既に撤去されているかもしれません。
 
上写真は2番線より、中写真は3番線より、下写真は1番線より、いずれも小田原方を望む。
 
 


2枚とも3番線より新宿方を望む。右から1番線~4番線の順です。
こちらの小田原方は跨線橋から遠いからか、上屋が設置されていません。
また、両端部はホーム幅が相当狭いです。
 
 

3番線より新宿方を望む。
すぐ前方に県道711号線の踏切があり、その先で御殿場線をアンダークロスします。
この先、御殿場線をくぐると左から御殿場線・松田駅からの連絡線https://ameblo.jp/s-limited-express/entry-12467272593.htmlが寄り添い、右へカーブしてから連絡線が合流します。その後は左へカーブしながら川音川を渡り、東名高速道路をくぐると山間部へと進み、連続上り勾配で川音川の谷を分け入っていきます。その後、2度川音川を渡ると秦野市に変わり、引き続き山間部を北上しますが、今度は川音川の支流である四十八瀬川を何度も渡りながら走行し、途中、短いトンネルもくぐります。そして谷が広がり、北東へ走るようになって沿線に住宅が増えてくるともう一度四十八瀬川を渡ります。その後は丘陵地をトンネルで抜けると住宅街の中を東へ走るようになり、沿線にビルが増えてくると渋沢駅へと至ります。新松田~渋沢間は6.2kmもあり、小田急線において最長駅間距離となっています。
 
 

3番線より小田原方を望む。
すぐ前方の上下線間には引上線が1線あり、当駅折り返し列車が使用します。
この先、住宅地の中を左へカーブしながら走り、進路を南西に変えると酒匂川(さかわがわ)を渡り、開成町に変わります。酒匂川を渡り終えると築堤から地平へ下りつつ左へ急カーブして、右手に住宅地を、左手に田園風景や酒匂川の土手を見ながら長閑な風景の中を南南東へ走ります。そして左側車窓が田園から工場や住宅地、さらにマンション街に変わると、現在は急行停車駅に昇格している開成駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年(駅訪問の為)。          
  
島式ホーム2面4線で、小田原方に引上線があります。北側に駅舎があり(北口)、跨線橋上には橋上構造の南口が設置されています。北口のみバリアフリー対応です。駅前は北口側に商店街があり、南口側もそれなりに発展しているものの、道路が狭い印象です。また、渋沢以東の駅と比較してローカル度が一気に濃くなっていて、都心側からですと遠くまで来たと実感できるかもしれません。
  
鉄路のみで(ルートは一例です)  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       小田急線の快速急行or急行に乗車

       (特急は通過しますが『ふじさん』のみJR松田駅に停車)。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。新幹線~小田原で小田急に乗換(特急は通過)。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (北口駅前に「セブン-イレブン」あり)   
飲食チェーン店・・・あり (北口駅前に「名代箱根そば」あり)     
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新松田駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)