箕田駅【三重県】(近鉄名古屋線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
三重県鈴鹿市北東部、伊勢湾沿いに広がる農村地帯に位置する近鉄名古屋線の駅で、駅の北側には住宅地が広がっており、南側には田園風景が広がっている難読駅、
箕田駅 (みだえき。Mida Station) です。
 
  
駅名  
箕田駅 (E 28)  
  
所在地  
三重県鈴鹿市      
  
乗車可能路線  
近畿日本鉄道:名古屋線  
  
隣の駅  
近鉄名古屋方……長太ノ浦駅  
伊勢中川方………伊勢若松駅  
 
訪問・撮影時  
2020年12月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1917年開業)。
駅舎………………近鉄名古屋方(北)の山側(西)に平屋建ての駅舎あり。
出入口……………西側のみ。東からはすぐ北にある踏切を渡れば容易にアクセス可能。
バリアフリー……○(各ホームとはスロープで結ばれていますが、傾斜がやや急です)。
点字ブロック……駅出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………×(駅舎前のスペースは通路を除き無料駐輪場として使用)。
 
 

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駅舎です。概ね南方向を望む。
東西方向に延びる駅前通り(県道635号線)の南側に駅舎があります。
左手には踏切があり、東側からも容易にアクセス可能です。
駅舎は平屋建てで、新しくも見えますが、おそらく古い駅舎をリニューアルしていると思われます。
出入口に段差はありません。出入口右手には電話ボックスがあります。
駅舎手前の広場スペースは通路部分を除き無料駐輪場として整備されています。手前の県道は狭く、自動車での送迎は難しいです。
尚、駅前や駅近くを通るバス路線は存在しません。
 
 

駅前です。駅舎出入口より北方向を望む。
そのまま進むと県道635号線に突き当たりますが、県道には歩道がありませんので自動車や自転車に注意が必要です。
右へ曲がると踏切があり東の伊勢湾方面、左へ曲がると国道23号方面です。
 
 

駅前です。西方向を望む。左手に駅舎があり、後方に踏切があります。
駅西側は奥に延びる県道635号線沿いを中心に昔からの集落が形成されています。商店は少ないです。
県道を逸れると田園風景が広がっています。
また、県道を2.3kmほど西へ進むと国道23号線に到達します。さらに1.5kmほど西へ進むと鈴鹿市街および近鉄鈴鹿線の鈴鹿市駅に到達します。
 
 

こちらはホームより南西方向を望む。右手に駅舎や県道踏切があります。
県道から少し逸れただけで田園が広がるローカル風景へと変貌するところが面白いです。
奥に見えるのは津市の西側にそびえる経が峰などの山々と思われます。
 
 

駅前です。東方向を望む。右手に駅舎があります。
駅東側も奥に延びる県道635号沿いに住宅地が形成されていますが、こちらは駅裏ゆえ元々田園が広がっており、宅地開発が進んだのは高度経済成長期以降です。こちら側も商店は少ないです。
900mほど東へ進むと伊勢湾岸に到達します。海岸は砂浜になっていて、対岸には愛知県の知多半島や中部国際空港(セントレア)の空港島を望めます。
また、1.5kmほど北東には鈴鹿漁港があります。
 
 


改札口です。上写真は南方向を、下写真は西方向を望む。
 
駅員配置………なし(無人駅。改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載インターホン有)。
自動改札機……あり(2通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内)。
幅広通路………あり(右側通路。点字ブロック設置)。
有人通路………なし(無人駅のため)。
窓口……………なし(改札窓口跡と出札窓口跡は閉鎖されています)。
自動券売機……改札口の右手前。ICチャージ可。特急券・定期券は購入不可。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内(多機能トイレなし)。
付帯設備………ベンチ(改札外)。
売店……………なし。 
コンビニ………なし(最寄店舗は約850m南東の「ファミリーマート」)。
  
シャッターが下ろされている改札窓口跡は通路に対して斜めに設置されています。現在は有人通路跡に柵が設置されていますが、有人駅時代のレイアウトが気になります。
改札窓口跡の手前には出札窓口跡があり、そこは板で塞がれていて、様々な掲示物が貼られています。
ちなみに箕田駅は2013年に無人化されました。
 
そして改札口を通ってそのまま直進し、スロープを登ると近鉄名古屋方面2番線ホーム、左へ曲がって構内踏切とスロープを通ると伊勢中川方面1番線ホームです。
改札の先の右手にはトイレがあります。
 
 

構内踏切です。東方向を望む。
左が改札口、右が近鉄名古屋方面2番線ホーム。構内踏切とスロープを通ると伊勢中川方面1番線ホームです。
後方にはトイレがあります。
 
 

トイレです。西方向を望む。
多機能トイレは設置されていません。
右が駅舎、左が近鉄名古屋方面2番線ホーム。後方が構内踏切と伊勢中川方面1番線ホームです。
 
 

1番線に設置されている建植式駅名標です。非電照式です。
新デザインに見えますが、以前よりあった駅名標に手を加えたようにも見えます。
右上には駅ナンバリング「E 28」が書かれています。
 
 

こちらは1番線待合所側壁に設置されている駅名標です。非電照式です。
建植式とは違い、ひらがな表記が省略されています。
こちらも以前よりあった駅名標に手を加えた感じがします。
 
 


駅構造……地平駅。北北東~南南西方向。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
左ホーム(東)は1番線で下り津・伊勢中川・賢島・大阪難波方面、右ホーム(西)は2番線で上り近鉄四日市・近鉄名古屋方面です。   
  
ホーム有効長……3両分。
ホームドア………なし(2020年12月時点)。
ホーム幅…………駅の規模を考慮すると標準レベルです。通過列車に注意。
上屋(屋根)………手前側近鉄名古屋方の1両弱分。

        スロープにも屋根あり(構内踏切は雨ざらし)。
ホーム上設備……ベンチ(上屋下のみ)。
 
普通列車のみの停車駅で、本線格の駅ながらホーム有効長が3両分しかありません。
 
各ホームの近鉄名古屋方の端(手前側)にスロープと構内踏切があり、2番線側(右側・西側)にある駅舎・改札口とを結んでいます。
トイレは2番線側の構内踏切前にあります。
  
上写真は構内踏切より、下写真は2番線より、いずれも伊勢中川方を望む。
 
 

1番線より近鉄名古屋方を望む。
こちら側(伊勢中川方)に改札口はありませんので、当駅で下車される場合は近鉄名古屋方の車両が便利です。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも近鉄名古屋方を望む。
両ホーム端にスロープと構内踏切があります。そして2番線側の前方には駅舎と改札口があります。
さらに前方には県道635号線の踏切も見えます。
 
この先、すぐに住宅地を出て田園風景の中を一直線に北北東へ走ります。左手には「長太の大楠」が見えます。その後、再び住宅地の中を走るようになると、超難読駅名の長太ノ浦駅(なごのうらえき)へと至ります。
 
 

1番線より伊勢中川方を望む。
こちらは前方左右に田園風景が広がります。
 
この先、右へカーブして田園風景の中を南南西へ走り、やがて住宅地の中を走るようになると、急行停車駅かつ鈴鹿線との接続駅である伊勢若松駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
 
相対式ホーム2面2線の駅で、近鉄名古屋方の西側(山側)に古びた平屋建ての駅舎が配置されています。駅前は住宅地で、1kmほど東へ歩くと伊勢湾に到達します。一方、駅の南側は広大な田園地帯です。
  
鉄路のみで(ルートは一例です)  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。

       新幹線~名古屋から近鉄急行。塩浜で普通に乗換。 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。

       近鉄名阪特急(乙特急)に乗車。白子で普通に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし (最寄店舗は約850m南東の「ファミリーマート」)  
飲食チェーン店・・・なし (最寄店舗は約950m南西のファミレス「ジョイフル」)  
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。近鉄名古屋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は箕田駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:近畿日本鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)