鶴ケ峰駅(鶴ヶ峰駅)【神奈川県】(相鉄本線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県横浜市旭区東部に広がる住宅街に位置する相鉄本線の駅で、旭区役所への最寄駅、そして将来は地下化される予定の、
鶴ケ峰駅 (つるがみねえき。Tsurugamine Station) です。
 
尚、写真は2022年12月撮影で、現在は変化が生じている可能性があります。

また、当記事において、駅名表記は「鶴ケ峰駅」「鶴ヶ峰駅」の両方を使用させて頂きます。ご了承下さい。
 
 
駅名  
鶴ケ峰駅 (SO 09)  
 
所在地  
神奈川県横浜市旭区   
 
乗車可能路線  
相模鉄道:相鉄本線  
  
隣の駅  
横浜方………西谷駅  
海老名方……二俣川駅  
  
訪問・撮影時  
2022年12月  
 
 
駅概要(2022年12月時点)  
駅形態……………地平駅(1930年開業)。
駅舎………………1962年完成の橋上駅舎。改札口は2階。南北自由通路を兼ねています。
出入口……………北口、南口。
バリアフリー……○(各出入口~改札階、改札階~各ホームにエレベーターを設置)。
点字ブロック……各出入口(南口は駅前広場)~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………南口のみ。ロータリー無。バス停留所、タクシー乗り場併設)。
 
 

現在の鶴ケ峰駅は1962年完成の古い橋上駅舎を改修しながら使用しています。
北口(左)と南口(右)があり、橋上駅舎は南北自由通路を兼ねていますが、すぐ西側(撮影地点)に歩行者用の踏切が、さらに後方には車道(水道道)の踏切があるため、駅舎内を通り抜ける人は少ないです。
しかし、踏切の遮断時間が長く、「開かずの踏切」となっているため、ラッシュ時などは橋上駅舎を通り抜ける人がいるかもしれません。
写真は横浜方(東)を望む。
 
 

こちらは名目上の正面口と言える南口です。東を望む。
線路沿いに階段と上りエスカレーターの1階出入口があり、駅前広場右側にある再開発ビル「ココロット鶴ヶ峰」と直結の2階出入口があります。
エレベーターは「ココロットつるがみね」の設備を利用する形になります。
駅前広場は小さく、線路と「ココロット鶴ヶ峰」の間に細長く延びています。タクシー乗り場と一般車送迎場があります。
バス停留所は駅前広場と「ココロット鶴ヶ峰」南側の幹線道路(水道道)沿いに分散配置されています。
また、1階出入口のすぐ近く(写真左外)に踏切があり、北口側へ抜けられます。
 
 

南口駅前には再開発による複合ビル「ココロット鶴ヶ峰」があります。南東を望む。
2007年に完成した29階建てのビルで、低層階は商業施設、高層階はタワーマンション「クリオレジダンスタワー横濱鶴ヶ峰」です。
商業施設は相鉄系のスーパーマーケット「そうてつローゼン」などが入居しており、2階フロアは橋上駅舎と繋がっています。
 
 

南口駅前です。西側の交差点より南を望む。左側に南口と「ココロット鶴ヶ峰」があります。
右手前から左奥へ延びる道路は水道道で、右後方に踏切があります。
駅南側は住宅街で、「ココロット鶴ヶ峰」を除くと商店が少ないです。道路は全体的に狭いです。
また駅周辺は丘陵地であるため、起伏に富んでいて坂道が多いです。
水道道を600mほど南東へ進むと東海道新幹線をくぐります。そのすぐ先には横浜鶴ケ峰病院があります。
 
 


こちらは実質的正面口と言える北口です。上写真は南東を、下写真は東を望む。
利用客は南口より北口の方が多かった印象です。
西側に階段・上りエスカレーターの出入口があり、上写真左奥方向にエレベーター出入口と有料駐輪場があります。
北口は駅前広場が整備されておらず、相当狭苦しい印象ですが、この密集度が鶴ヶ峰の街の雰囲気を醸し出しています。
地下化された暁には地上部分のスペースが捻出されるので、地上ホーム跡に駅前広場が整備されるかもしれません(詳細は全くわかりませんが)。
 
 

北口駅前です。北を望む。右手に北口出入口があります。
北や西へ鶴ヶ峰商店街(鶴ケ峰商店街)が延びています。雑然とした感じがいい雰囲気にもなっていますが、道幅はご覧の通りで、人通りも多く、緊急時への対応などに課題がありそうです。
どうやら北口駅前一帯も再開発の対象になっているようなので、鶴ヶ峰のレトロな街並みを訪問するのは今のうちです。
また、駅から離れると住宅街が広がっていますが(道路は全体的に狭いです)、こちらも起伏が激しいです。
 
 

北口駅前です。西を望む。後方に北口出入口があり、左側に踏切があります。
西へ延びる路地の入口には鶴ケ峰商店街のアーチが架けられています。奥方向へ商店街が延びています。
尚、北口駅前は道路が狭すぎてバスが駅前へ乗り入れられません。そのため、北西約250mの帷子川沿いに「鶴ヶ峰バスターミナル」が設けられていて、複数社の多くの系統が発着しています。「よこはま動物園ズーラシア」へのバスも出ています。
地下化や再開発が進めば、バスターミナルが駅前へ移転する可能性があります。
また、約450m西には旭区役所があります。鶴ヶ峰駅は旭区役所への最寄駅となります。
 
 


橋上駅舎2階にある改札口です。東方向を望む。右が南口、左が北口です。
 
駅員配置…………あり(有人駅。但し駅員不在のため、改札内外にインターホン設置)。
自動改札機………あり(11通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………なし(左端通路がインターホン対応通路になります)。
幅広通路…………あり(窓口跡に面した左端通路。点字ブロック設置)。
窓口………………あり(後方の出札窓口のみ。改札窓口は閉鎖されています)。
自動券売機………あり(写真後方の南北自由通路反対側。ICチャージ可)。
自動精算機………あり(ICチャージ可)。
トイレ……………改札内は各ホームに設置(多機能トイレ併設)。
        改札外は「ココロット鶴ヶ峰」にあるかも。
改札外設備………コインロッカー・銀行ATM・AED。
改札内設備………AED・有料スマホ充電器。
売店………………あり(改札外左に「STATION IST」、改札外右に「崎陽軒」)。  
コンビニ…………あり(改札内正面に「ファミリーマート」あり)。
 
自動券売機の隣に出札窓口がありますが、基本的に係員は座っておらず、そこに設置されているきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンなどで呼び出す形となります。
「崎陽軒」ではもちろん「シウマイ弁当」を購入する事が可能です。したがって鶴ヶ峰駅は駅弁販売駅であるとも言えます。
改札階と1階各ホームの間は階段・エスカレーター・エレベーターで結ばれていて、鶴ケ峰駅はバリアフリーに対応しています。
尚。下り1番線とを結ぶESは終日のぼり運転ですが、上り2番線とを結ぶESは利用実態を受けて初電~9:30はのぼり運転、9:30~集電はくだり運転です。ご注意下さい。
 
 

改札内より改札口を撮影。北西を望む。
南北自由通路の反対側に自動券売機・チャージ機・出札窓口・インターホンがあります。
 
 

1番線に設置の、時刻表や路線図と一体になった建植式駅名標です。
電照式ですが行灯式ではなく、上部のLEDライトを駅名標に照射させる方式です。
相鉄の新デザインで、多国語表記となっています。
駅ナンバリング「SO 09」も併記されています。
 
 


駅構造……地平駅。東北東~西南西方向。ホームの横浜方(奥)はカーブしています。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右(南)が1番線で下り海老名方面・いずみ野線湘南台方面です。
左(北)が2番線で上り横浜方面および相鉄新横浜線経由新横浜・新宿(JR)・浦和美園(東急経由)・西高島平(東急経由)・和光市(東急経由)方面です。
  
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………あり(2021年設置済み)。
ホーム幅…………中ほどは標準レベルですが、
        1番線両端と2番線海老名方(手前側)の端は狭いです。
上屋(屋根)………全10両分に設置。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室。
ホーム上設備……トイレ・多機能トイレ(各ホームとも設置)。
 
ホームの海老名方は橋上駅舎に覆われています。
 
写真は2枚とも2番線より横浜方を望む。
 
 


2枚とも1番線より海老名方を望む。
ホームの横浜方はカーブを描いています。
また、1番線は手前の横浜方のホーム幅が狭くなっていますが、2番線は朝方に横浜方面への通勤・通学客が殺到するため、横浜方の端までホーム幅が広くなっています。
 
 

1番線より横浜方を望む。
この先、左へ右へカーブしながら起伏に富んだ丘陵地に広がる住宅街の中を東へ走ります。そして上下線の間が開き、そこに引上線が現れると保土ケ谷区に変わります。最後は帷子川を渡って引上線と一緒に西谷駅へと至ります。上空を東海道新幹線の高架橋が斜めに横切っています。また。羽沢横浜国大駅・新横浜駅やJR線方面・東急線方面は相鉄新横浜線電車に乗換です(逆に新横浜方面列車から)。
 
 


上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも海老名方を望む。
海老名寄りに橋上駅舎に通じる階段等があります。そしてホーム端のすぐ先には歩道踏切と水道道の踏切があります。
この先、左へカーブして住宅街の中を南西へ走りますが、途中、右手に保線用側線が存在します。その後は国道16号保土ヶ谷バイパスをくぐり、前方のタワーマンションが近付いてくると相鉄いずみ野線との分岐駅である二俣川駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。          
  
現状は相対式ホーム2面2線の地平駅で、西側の海老名方に橋上駅舎を有していますが、駅構内は手狭な印象です。駅前は南口側こそ再開発がいくらか進んでいるものの、北口は全くの手つかずで、駅前も手狭で雑然として印象です。そして駅西側の踏切も遮断時間が長い「開かずの踏切」で、私の訪問時は渋滞していました。現在事業中の地下化工事が完成すると踏切はなくなりますし、再開発も進行すると予想されますが、地上から駅が無くなるのは淋しいですね…。
  
鉄路のみで (ルートは一例です)  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。

                     副都心線~東横線~東急・相鉄新横浜線~相鉄本線。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。

                     東海道新幹線(新横浜)相鉄新横浜線~相鉄本線。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (駅構内および南口駅前)   
飲食チェーン店・・・あり (駅前に複数あります)    
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません(相鉄新横浜線の開業により相鉄沿線へのアクセスが格段に便利になりました)。
相鉄本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は鶴ケ峰駅でも途中下車してみて下さい!
そして、そう遠くないうちに地下化される予定なので、地上駅時代の鶴ヶ峰駅を記録にとどめるのは今のうちです!
 
(参考:相模鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)