千代崎駅【三重県】(近鉄名古屋線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
三重県鈴鹿市東部、伊勢湾沿いに広がる港町に位置する近鉄名古屋線の駅で、東側には千代崎海水浴場があり、南西側には大半が公園になっている岸岡山がそびえる、
千代崎駅 (ちよざきえき。Chiyozaki Station) です。
 
  
駅名  
千代崎駅 (E 30)  
  
所在地  
三重県鈴鹿市      
  
乗車可能路線  
近畿日本鉄道:名古屋線  
  
隣の駅  
近鉄名古屋方……伊勢若松駅  
伊勢中川方………白子駅  
 
訪問・撮影時  
2020年12月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1916年開業)。
駅舎………………伊勢中川方(南)の山側(西)に平屋建ての駅舎あり。
出入口……………西側のみ。東からはすぐ南にある踏切を渡れば容易にアクセス可能。
バリアフリー……○(各ホームとはスロープで結ばれていますが、傾斜がやや急です)。
点字ブロック……駅舎出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………△(駅舎前にスペースがありますが、大半がコインパーキングに転用)。
 
 


駅舎です。北方向を望む。
東西方向に延びる駅前通り(県道507号線)の北側に駅舎があります。
右手には踏切があり、東側からも容易にアクセス可能です。
駅舎は平屋建てで、新しくも見えますが、おそらく古い駅舎をリニューアルしていると思われます。
出入口に段差はありません。出入口左手には電話ボックスがあります。県道に面した駅出入口には郵便ポストが設置されています。
駅舎手前には広場がありますが、線路に面した右側は名鉄協商のコインパーキングになっていて、お金を払わずに一般車が待機するのは難しいです。
また、駅舎左手から奥へ進むと無料駐輪場があります。
 
 

駅前です。駅舎出入口より南方向を望む。
駅前広場は県道507号線に突き当たっています。
左には踏切があり千代崎海水浴場方面、右へ曲がると岸岡山緑地方面です。
 
 


駅前です。駅出入口より西方向を望む。右手に駅舎があります。
奥へ延びる道路は県道507号線ですが、駅の西側は道幅が非常に狭いです。
駅周辺は住宅街が広がっています。商店は少ないです。
 
上写真左奥(駅南西側)には標高44mの岸岡山がそびえています。
北側の丘陵が岸岡山緑地(駅から約400m)、南側の山頂周辺一帯が「海のみえる岸岡山緑地(山頂まで駅から約800m)」として公園整備されています。
また、岸岡山西側一帯には戸建住宅中心のニュータウン(ひばりヶ丘)が広がっています。
 
そして、約950m西には鈴鹿医療科学大学があり、約700m北西には鈴鹿厚生病院があります。
 
 

駅前です。駅出入口より東方向を望む。左手に駅舎があります。
奥へ延びる道路は県道507号線で、すぐ先に踏切があります。駅の西側は道幅が若干広くなっています。
駅東側も住宅街が広がっていますが、こちらも商店が少ないです。
伊勢湾に近く、約850m東の金沢川北岸には千代崎漁港があり、駅前通りをひたすら直進すると約600mで千代崎海水浴場に到達します。
 
 


改札口です。上写真は北方向を、下写真は東方向を望む。
 
駅員配置………なし(無人駅。改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載インターホン有)。
自動改札機……あり(2通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内)。
幅広通路………あり(左端通路。点字ブロック設置)。
有人通路………なし(無人駅のため。かつては左側が有人通路だったと思われます)。
窓口……………なし(改札窓口と出札窓口はシャッターで閉鎖されています)。
自動券売機……改札口の左手前。ICチャージ可。特急券・定期券は購入不可。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内(多機能トイレなし)。
付帯設備………ベンチ(改札外)。飲料自動販売機(改札内)。  
売店……………なし。 
コンビニ………なし(最寄店舗は約300m南東の「ファミリーマート」)。
 
 

改札を通って左へ曲がると通路が延びており、そのまま直進してスロープを登ると近鉄名古屋方面2番線ホーム。右へ曲がって構内踏切とスロープを通ると伊勢中川方面1番線ホームです。
踏切前の左にはトイレがあり、撮影地点の後方には飲料自動販売機があります。
 
 

2番線に設置されている建植式駅名標です。非電照式です。
駅ナンバリング導入時に一斉に置き換えられた新デザインです。
右上には駅ナンバリング「E 30」が大きく書かれています。
 
 

こちらは1番線待合所側壁に設置されている駅名標です。非電照式です。
先述の建植式とは違い、以前よりあった駅名標に手を加えた感じで、少々古臭く見えます。
 
 



駅構造……地平駅。北北東~南南西方向。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右ホーム(東)は1番線で下り津・伊勢中川・賢島・大阪難波方面、左ホーム(西)は2番線で上り近鉄四日市・近鉄名古屋方面です。   
  
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし(2020年12月時点)。
ホーム幅…………全体的に狭く、近鉄名古屋方の2両強分は非常に狭いです。通過列車に注意。
上屋(屋根)………手前側伊勢中川方の約1両分。スロープにも屋根あり(構内踏切は雨ざらし)。
ホーム上設備……ベンチ。
 
普通列車のみの停車駅ですが、急行の臨時停車に備えてホーム有効長が長いです。
 
各ホームの伊勢中川方の端(手前側)にスロープと構内踏切があり、2番線側(左側・西側)にある駅舎・改札口と結ばれています。
トイレは2番線側の構内踏切前にあります。
  
上写真は構内踏切より、中写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも近鉄名古屋方を望む。
 
 


2枚とも2番線より伊勢中川方を望む。
ホーム手前の近鉄名古屋方は急行の臨時停車に対応すべく延伸された部分で、ホーム幅が非常に狭いです。
普通列車は最長3両編成であり、全列車が幅の広い伊勢中川方に停車します。
尚、現在、急行が臨時停車しているのか不明です。臨時停車の理由は海水浴かと思われます。
 
 

2番線より近鉄名古屋方を望む。
この先、すぐに金沢川を渡って田園風景の中を一直線に北北東へ走り、左から来た鈴鹿線が合流すると住宅地に入り、伊勢若松駅へと至ります。
 
 

1番線より伊勢中川方を望む。
ホーム端にスロープと構内踏切があり、2番線側の右前方に駅舎・改札口があります。
この先、住宅地の中を南南西へ走りますが、途中、右手には岸岡山(海のみえる岸岡山緑地)が見えます。その後は右へカーブして進路を南西に変え、やがて市街地に入ると乙特急停車駅である白子駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
 
相対式ホーム2面2線の駅で、伊勢中川方の西側(山側)に古びた駅舎が鎮座しています。駅前は住宅地で、徒歩圏内には伊勢湾・千代崎海水浴場や岸岡山緑地があり、案外見所に恵まれています。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。
               新幹線~名古屋から近鉄急行へ。伊勢若松で普通に乗換。 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。
               近鉄名阪特急(乙特急)に乗車。白子で普通に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約300m南東の「ファミリーマート」)  
飲食チェーン店・・・なし (最寄店舗は約550m西の「和食さと」)  
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。近鉄名古屋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は千代崎駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:近畿日本鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)