馬込沢駅【千葉県】(東武野田線【東武アーバンパークライン】。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
千葉県船橋市北部、鎌ケ谷市との境界区域に広がる住宅街に位置する東武野田線【愛称:東武アーバンパークライン】の駅で、ホーム北側(大宮方)は鎌ケ谷市域にまたがっていて、駅構内のさらに北は船橋市の飛び地になっている、船橋市と鎌ケ谷市が入り組んだ場所にある、
馬込沢駅 (まごめざわえき。Magomezawa Station) です。
 
尚、駅の所在地は船橋市ですが、駅名の「馬込沢」は鎌ケ谷市内の地名です。
 
 
駅名  
馬込沢駅 (TD 32)  
 
所在地  
千葉県船橋市 (構内の大宮方は鎌ケ谷市にまたがっています)  
 
乗車可能路線  
東武鉄道:野田線【愛称:東武アーバンパークライン】  
  
隣の駅  
柏方・大宮方……鎌ケ谷駅  
船橋方……………塚田駅  
  
訪問・撮影時  
2022年8月  
 
 
駅概要 (2022年8月時点)  
駅形態……………地平駅(大宮方は低層の盛土構造。1923年開業)。
駅舎………………北側の半地下にあります。

                        地下通路は東西自由通路を兼ねています(自転車通行不可)。
出入口……………東口、西口。
バリアフリー……○(東口にエレベーター、西口にスロープ設置。

                            改札~ホーム間もEV設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………西口のみ(側道タイプの交通広場あり。バス停留所併設)。
 
 

東口です。北西を望む。
かつては左側のテナントビル付近に駅舎があったと思われます。
現在は地下に駅舎があるため、出入口のみです。
東口は駅前が手狭で、駅前広場が整備されていません。

 

東口より西を望む。
東口と駅舎の間は階段および右側に設置のエレベーターで結ばれています。高低差はあまりなく、改札口は地下中1階にあります。
改札口が左側にあり、右側にはベーカリーカフェとコンビニ「ファミリーマート」があります。
改札前を通り過ぎてそのまま直進すると西口へ抜けられます。
 
 

東口駅前です。北を望む。左手に東口があります。
駅前通りはご覧の通り幅が狭く、沿道には商店街が形成されています。駅前通りを離れると住宅地で、畑も残っています。
右手のビルの裏手を右に曲がり、路地を東へ進むと巨大な有料駐輪場があります。
また、駅周辺は起伏が大きく、坂道も多いです。
そして、撮影地点は船橋市と鎌ケ谷市の境界部分で、後方が船橋市、前方が鎌ケ谷市ですが、写真奥、約100m先にある上り坂から先は船橋市の飛び地になります。両方の市域が入り組んでいるため、再開発がしづらい状況と思われます。
 
 

東口駅前です。南を望む。右手に東口があります。
こちらは手前が鎌ケ谷市で、前方が船橋市になります。上り坂になっていて、駅前通り沿いには商店が立ち並んでいるものの、坂を登り切ると商店の数は減少します。
南側も駅周辺は住宅地になっていて、畑も残っています。
約1.5km東には船橋市営の馬込霊園があります。
 
 

こちらは西口の出入口です。北を望む。右手にホームがあります。
ホームと左手の商業施設「Luz船橋」の間には西口に通じる階段と屋根付きのスロープがあります。
階段またはスロープを降りて右へ曲がると改札口です(スロープは改札前に直結しています)。
手前から左にかけて、道路を拡幅した形の簡易な交通広場が整備されていて、バス停留所が設けられています。
 
 

階段を降りると写真の場所に出ます。東を望む。
交通広場前に通じる階段は右手にあり、右手には改札口と交通広場前を結ぶスロープがあります。後方は「Luz船橋」です。
この場所は改札口と同じレベルの高さになっています。高架下の右側に改札口が、左側にファミマとベーカリーカフェがあります。
改札前を通り過ぎてそのまま直進すると北口へ抜けられます。
 
 

西口出入口前より西を望む。後方が改札口、左が交通広場前方面です。
前方には「Luz船橋」があり、スーパーマーケット「サミット」、ドラッグストア「トモズ」などが入居しています。
「Luz船橋」は船橋市と鎌ケ谷市に跨がる再開発ビルとなっています。行政区域が違っても、西口側は元々開発が遅れていたため、このような大きなビルが建設できたのでしょうか?
 
 

西口駅前です。西を望む。右手に西口出入口と「Luz船橋」があり、正面に交通広場があります。
こちらは商店街が形成されておらず、商店はほぼ「Luz船橋」に集約されている形です。
西口周辺は住宅街が広がっていて、住宅団地(牡鹿台ハイツ)も見られますが、やはり畑が残っています。

こちら側も起伏に富んだ地形になっています。
駅西側も船橋市、鎌ケ谷市、船橋市飛地の区域が入り組んでいます。
 
 

 

高架下(実質半地下)にある改札口です。概ね南を望む。
左が東口、右が西口で、後方にベーカリーカフェとファミリーマートがあります。
 
駅員配置…………あり(有人駅)。
自動改札機………あり(6通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………なし(一番右の自動改札通路が有人通路代用です。点字ブロック設置)。
幅広通路…………あり(一番右の自動改札通路)。
窓口………………あり(改札窓口のみ。窓口前には固定柵があり、

                               改札を通り抜けることができません)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(チャージ機のみ設置。

           紙のきっぷでの乗り越しは改札窓口へ申し出て下さい)。
トイレ……………改札内(通常のトイレは2番線、多機能トイレは改札を通って左側)。
付帯設備…………AED(改札内)、飲料自動販売機・証明写真機(いずれも改札外西口前)。
売店………………なし。  
コンビニ…………あり(改札外右後方に「ファミリーマート」があります)。
 
そして上層にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれており、馬込沢駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

下り2番線ホームに設置の、時刻表・路線図などと一体になった建植式駅名標です。電照式で、奥行きの薄さからバックライトはLEDと思われますが、光り方にムラがあるのが気になります。
東武鉄道の標準デザインで、中央の矢印は東武アーバンパークラインのテーマカラーであるフューチャーブルーとブライトグリーンが使用されています。
また、駅ナンバリング「TD 32」も併記されています。
そして、当駅は1923年に「法典駅」として開業しましたが、翌1924年には早くも現在の駅名である「馬込沢駅」へと改称されています。
 
 

 

駅構造……地平駅(奥の大宮方は低層の盛土構造)。南北方向。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
左ホーム(西)が1番線で上り柏・大宮方面、右ホーム(東)が2番線で下り船橋方面です。急行は当駅を通過します。
  
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし(2022年8月時点)。
ホーム幅…………全体的にやや狭く、1番線の船橋方(左手前)は結構狭いです。
上屋(屋根)………全6両分に設置(両端に雨ざらし部分があるものの、

        停車列車は上屋内に収まります)。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、冷水器、

        トイレ(1番線のみ手前の船橋寄り)。
  
上写真は2番線より、下写真は1番線より、2枚とも大宮方を望む。
 
 

また、2番線船橋方の右側(東)には大宮方で行き止まりになっている保線基地があります。
屋根付き車庫も設置されています。
写真は大宮方を望む。
 
 

2番線保線基地の終端部には、エレベーター設置前に使用されていたと思われる車いす用スロープが残っています。
現在は使用停止となっています。
1番線船橋方にも車いす用出入口がありましたが、そちらはホームと駅外の高低差が無かったため、スロープは設置されていませんでした(平面通路のみ)。
写真は東を望む。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は2番線より、2枚とも船橋方を望む。
手前の大宮方は盛土構造になっており、その部分の高架下(半地下レベル)に改札口が設けられています。
尚、上写真の撮影地点(大宮方の端)は鎌ケ谷市域ですが、ホームの大半の部分と駅長室は船橋市域になります。
 
 

1番線より柏方・大宮方を望む。
すぐ前方に2番線(下り線)から1番線(上り線)への片渡り線がありますが、この渡り線を使用する営業列車は設定されていません。
この先、すぐに船橋市飛地に入り、畑が残る住宅地の中を北上します。やがて再び鎌ケ谷市に入ると住宅が減少し、畑の中を走るようになりますが、それと同時に高架区間になり、見晴らしが良くなります。しばらく北上すると市街地に入り、高架駅である鎌ヶ谷駅へと至ります。
 
 

1番線より船橋方を望む。
左から2番線(下り線)に保線基地の出入庫線が合流しています
この先、住宅地の中を南下しますが、やがて沿線に畑が目立ってくると右へカーブし、その後も畑の中を南南西へ走り続けます。やがて沿線に住宅が増えてくると塚田駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。          
  
2面2線の盛土高架駅ですが、高さが低いので地平駅とも言えます。半地下に改札口があり、地下通路は東西自由通路を兼ねています。駅前は住宅街で、旧駅舎があった東口側は昔ながらの街並みで、新たに設置された西口側は比較的新しい住宅街です。また、船橋市、鎌ケ谷市、船橋市飛地の行政区域が入り組んでいるため、思い切った再開発ができていないかもしれません。
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。中央・総武線(一部区間は快速利用可)で船橋駅まで行き、東武野田線に乗換。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。品川or東京まで新幹線、総武快速線で船橋駅下車。東武野田線に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (地下の改札外と東口駅前に「ファミリーマート」あり)  
飲食チェーン店・・・あり (西口駅前の「すき家」、東口の約450m東の「マクドナルド」)   
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東武アーバンパークラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は馬込沢駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)