東飯能駅【埼玉県】(八高線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
埼玉県南西部、飯能市の中心市街地東端部に位置する八高線の駅で、JRにおける飯能市唯一の駅、そして西武池袋線との乗換駅にもなっている、
東飯能駅 (ひがしはんのうえき。Higashi-Hanno Station) です。
 
尚、西武線の東飯能駅の記事につきましては後日UP予定です。
また、西口につきましては西武駅の記事にて掲載予定です。ご了承下さい。
 
 
駅名  
東飯能駅 (駅番号なし)  
 
所在地  
埼玉県飯能市   
 
乗車可能路線  
JR東日本:八高線  
 
隣の駅  
拝島方・八王子方……金子駅  
倉賀野方・高崎方……高麗川駅  
  
乗換可能駅  
西武鉄道:池袋線……東飯能駅まで徒歩3分    
 
訪問・撮影時  
2022年4月  
 
 
駅概要   
駅形態……………地平駅(1931年開業)。
駅舎………………西武線と共用の橋上駅舎(1999年橋上化)。東口には駅ビル(丸広百貨店)あり。
バリアフリー……対応済(エレベーターが設置されています)。
点字ブロック……東西駅前広場~改札~ホームに設置。
駅前広場…………東西に整備(東西ともロータリー、バス停留所、タクシー乗り場を併設)。
備考………………橋上駅舎は東西自由通路を兼ねています。
 
 

 

 

東口駅ビルです。上写真と下写真は西を、中写真は北西を望む。
2000年には元貨物ヤードの跡地に駅ビルが完成し、丸広百貨店(まるひろ)飯能店が入居しています(所有も丸広百貨店)。
3階フロアに東西自由通路(橋上駅舎)との連絡口があります。
ちなみに丸広百貨店は埼玉県内で複数店舗を運営する地場の百貨店で、飯能が創業の地です。
2000年から東飯能店として営業していましたが、2006年に閉店となり駅ビルが不動産投資会社へ売却されたものの、市街地にあった飯能店の老朽化対策から2008年に駅ビルが買い戻され、翌2009年に旧飯能店を閉鎖の上、駅ビルに新しい飯能店として再オープンして現在に至ります。
左側(南)には飯能信用金庫本店ビルがあります。
 
東口には大きなロータリーがあり、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

また、ビルの南端、左(南)にある飯能信用金庫本店ビルとの間には駅出入口があり、百貨店内に入らなくても改札口へ行けます。
正面には階段と上りエスカレーターがあります。裏手(写真左奥方)にエレベーター2基があります(一旦百貨店内に入る形になります)。
写真は西を望む。
 
 

東口駅前です。東を望む。後方に駅ビルがあります。
元々は駅裏でしたが、昭和中期より区画整理されており、徐々に発展してきました。そして1999年の橋上化に続き2000年、東西自由通路開通・駅ビル(丸広百貨店)開業と同時に東口が開設され、以後急速に市街地化されました。
整然と、かつ広々とした街並みで、住宅、商店、事業所が混在しています。商店は駐車場を有するロードサイド店舗が多いです。
東口の約400m北には飯能市役所があります。
 
 

東西自由通路です。JR改札前より西を望む。
後方が東口および丸広百貨店連絡口方面、前方が西口および西武線改札口方面です。
以前は東側から駅へのアクセス、そして東西間の移動は難儀でしたが、東西自由通路開通により改善されました。
 
 

東西自由通路東端部には丸広百貨店飯能店3階フロアとの連絡口があります。まさに駅直結のデパートです。
後方が各社改札口および西口方面で、右手には東口の階段とエレベーターがあります。
写真は東を望む。
 
 

JR線の改札口です。北を望む。
右が東口・丸広百貨店連絡口方面、左が西口・西武線改札口方面です。
 
駅員配置………あり(業務委託駅。無人時間帯あり、但しインターホンなし)。
自動改札機……あり(4通路)。  
ICカード………『Suica』のエリア内。八高線非電化区間も利用可能。
有人通路………あり(窓口に面した右側通路。点字ブロック設置で車いす対応幅)。
幅広通路………あり(一番右の自動改札通路)。
窓口……………あり(改札窓口のみ。『みどりの窓口』は2016年2月に営業終了)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。指定席券売機もあります。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
付帯設備………改札口右手前に乗車駅証明書発行機あり。後方の自由通路にベンチあり。
トイレ…………改札内・改札外は西口(いずれも車いす対応トイレ併設)。
売店……………なし。  
コンビニ………あり(西口出入口前に「ファミリーマート」があります)。
 
早朝など無人時間帯がありますが、インターホンは未設置です。
乗車駅証明書発行機は2016年に廃止された『みどりの窓口』の跡地に設置されています。
乗車駅証明書発行機ですが、無人時間帯できっぷを買えないなどで不所持の場合は証明書を発行して受け取り、乗車列車の車掌、途中駅、降車駅のいずれかで精算して下さい。
また、改札口の上部には3色LED式の発車標が設置されていて、方面別に表示されています。
下部には「西武線の改札ではありません」と書かれており、誤入場防止に努めています。
 
そして1階にあるホームとの間は階段・エレベーターで結ばれており、東飯能駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

下り2番線に設置の吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には八高線のラインカラーであるグレーが上に、川越線川越~大宮間のラインカラーである緑が下に、二段で表示されています。
尚、八高線に駅ナンバリングは導入されていません。
 
 

こちらは2番線に設置の建植式駅名標です。非電照式です。
国鉄タイプですが、書体が新しいです。
2022年の時点でかなり状態が悪かったです。現在は撤去されているかもしれません…。
 
 

 

駅構造……地平駅(南北方向)。
配線………単・島式ホーム1面2線。西隣(左)に西武池袋線の単式オームが並列。
 
番線は西武線の続番です。ホーム左側(西)が2番線で下り高麗川・倉賀野・高崎方面および川越線上り川越・大宮方面、ホーム右側(西)が3番線で上り八王子方面です。
現在、上下線で発着番線が固定されていますが、非常時は反対側の番線への着発(折り返し)が可能です。
2番線の左には西武池袋線のホームがあります。西武線は単式ホーム1面1線で、1番線が割り当てられています。
3番線の右には貨物側線がや貨物設備がありましたが撤去され、現在は側線のレールが一部残っているものの本線とは分断されていて、撤去は時間の問題です。貨物設備跡には丸広百貨店(まるひろ)飯能店の駅ビルが建っています。
  
ホーム有効長……4両分。
ホームドア………なし(2022年4月時点)。
ホーム幅…………標準レベルですが、やや狭いかも。
上屋(屋根)………八王子方(手前側)の約2両分に設置。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機。
 
後方の八王子方ホーム端には橋上駅舎・改札口とを結ぶ階段・エレベーターがあり、さらに後方にかけての上空に橋上駅舎と東西自由通路があります。
 
上写真は2番線より、下写真は3番線より、いずれも倉賀野方を望む。
 
 

 

上写真は3番線より、下写真は2番線より、いずれも八王子方を望む。
右が2番線、左が3番線で、2番線の右に西武線の1番線があります。
ちなみに八高線の八王子~高麗川間は1996年に電化されました。比較的最近まで非電化区間でした。
 
 

 

 

上1枚は2番線より、下2枚は3番線より、いずれも八王子方を望む。
ホーム端に階段・上りES(手前)とEV(奥)があり、その前方にかけての上空に橋上駅舎と東西自由通路があります。
また、上り線(3番線)の前方を見ると、保線用側線が左へ分岐しています。さらに先には3番線の安全側線も分岐しています。八高線は全線単線です。
この先、西武池袋線が右へ分かれた後、左へカーブして住宅街の中を南東へ走ります。その後は築堤区間になり、右へカーブしながら西武池袋線をオーバークロスすると進路を南へ変え、入間川を渡って左にある駿河台大学を通り過ぎると地平に下りて丘陵地帯の山林の中を走るようになり、途中で入間市に変わります。そして丘陵地帯を出ると住宅地の中を南下し、金子駅へと至ります。
 
 

2番線より倉賀野方を望む。
左の2番線からは安全側線が分岐しています。さらに左の西武池袋線はすぐに左へ離れます。
この先、住宅地の中を北上しますが、やがて進路を北東に変えると沿線に田畑が目立ってきます。そして進路を北寄りに戻すと丘陵地帯の山林へと入り、途中で日高市に変わります。日高市に入る手前の西側には「ムーミンバレーパーク」などで構成されるレジャー施設「メッツァ」があります。八高線に駅ができればアクセスが便利になると思うのですが…。そして日高市に入って丘陵地帯を出ると左へカーブしますが、このカーブ地点で1947年に脱線転覆事故が発生しており、右側沿線には慰霊碑が建立されています。その後は住宅地の中を北北西へ走り、高麗川駅(こまがわえき)へと至ります。八高線はこれより先、非電化区間になります。また、川越線との分岐駅ですが、運転系統は八高線八王子~高麗川間と川越線高麗川~川越間が一体化しており、非電化の八高線高麗川~倉賀野間(さらに高崎線高崎駅まで直通運転)が支線のようになっているのが実態です。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問、乗換の為)。          
  
JR線は島式ホーム1面2線の地平駅で、西隣の西武駅ともども橋上駅舎を有しています。JR側の東口には当地で創業した丸広百貨店飯能店があり、事実上の駅ビルとして機能しています。駅前は市街地で、西武側の西口は昔ながらの中心市街地、JR側の東口は区画整理された新しい市街地です。飯能市役所は東口側にあります。
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。西武新宿線~所沢から西武池袋線が現実的。JRのみは割高。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。東海道新幹線~中央線快速~青梅線~八高線が楽。
 
食料・飲料 (500m以内) 
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は西口前の「ファミリーマート」)   
飲食チェーン店・・・あり (最寄り店舗は約500m北東、飯能市役所前の「デニーズ」)   
  
大阪からの到達難易度はやや高いですが、八高線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東飯能駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)