赤目口駅【三重県】(近鉄大阪線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
三重県名張市西部、奈良県との県境に近い伊賀盆地の農村地帯に位置する近鉄大阪線の駅で、景勝地である赤目四十八滝への玄関口である、
赤目口駅 (あかめぐちえき。Akameguchi Station) です。
 
  
駅名  
赤目口駅 (D 48)  
  
所在地  
三重県名張市     
  
乗車可能路線  
近畿日本鉄道:大阪線  
  
隣の駅  
大阪上本町方……三本松駅 (奈良県)   
伊勢中川方………名張駅   
 
訪問・撮影時  
2020年12月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1930年開業)。
駅舎………………南側(南東側)の伊勢中川方(東寄り)に平屋建て駅舎があります。
出入口……………南側のみ。北からは約220m西の踏切or約160m東のガードを通って南側へ。
バリアフリー……非対応(駅外~改札~上り大阪上本町方面ホームのみ段差なし)。
点字ブロック……駅出入口~改札~各ホームに設置済み。
駅前広場…………あり(バス停留所、タクシー乗り場を併設)。
 
 

 

 

駅舎です。上1枚は西を、下2枚は北西を望む。
比較的新しい平屋建て駅舎で、オープン構造です。
駅外と駅舎の間に高低差がありますが、駅舎右奥にスロープがあり、段差が解消されています。
出入口前には郵便ポスト、電話ボックス、飲料自販機があり、出入口左側にはトイレと多機能トイレがあります。
駅前広場はロータリーこそないものの広く、赤目四十八滝方面などへ向かう路線バスの停留所と待合所が設けられています。
 
 

駅前です。東を望む。
駅前には飲食店も見られますが、商店は多くありません。駅を少し離れると住宅と田畑が混在したローカル風景が広がっています。
写真奥で左右方向(南北方向)に延びる県道(赤目滝線)と交差しており、右へ曲がると県道567号線で赤目四十八滝方面、左へ曲がると県道543号線で国道165号・名張市街方面です。
 
 

駅前広場入口より南方向を望む。右が赤目口駅です。
奥へ延びる道路は県道567号線で、沿道には商店も点在しています。県道を離れると農村風景になります。
この県道567号線を滝川沿いに5kmほど南下すると山中で行き止まりになり、そこが観光地である赤目四十八滝の入口です。
赤目四十八滝は滝川の渓谷にある数多くの滝の総称で、4kmほど続いており、歩道が整備されているためハイキングコースにもなっています。
山岳信仰の地としても有名で、当地は旧伊賀国であることから忍者の修行場であったとも伝えられているそうです。
(Wikipediaより)
 
 

ホームより駅北側を撮影。北西を望む。
駅付近は農地が広がっていますが、周辺に集落や新興住宅地が形成されています。商店は少ないです。
約600m先を左から右へ宇陀川が流れており、その対岸の山麓を国道165号線が並行しています。
 
 

改札口です。北西を望む。
 
駅員配置………なし(無人駅。窓口は閉鎖。改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載インターホンあり)。
自動改札機……あり(2通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内。交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(窓口に面した左側通路。点字ブロック設置)。
有人通路………なし(かつては左側の幅広通路が有人通路を兼ねていました)。
窓口……………なし(以前は改札窓口と出札窓口がありました。現在は無人化により閉鎖されています)。
自動券売機……あり(改札口の左手前。ICチャージ可。特急券購入不可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………あり(改札外。多機能トイレ併設)。 
付帯設備………コインロッカー、郵便ポスト、電話ボックス(いずれも改札外)。  
売店……………なし(改札外に飲料自動販売機あり)。 
コンビニ………なし(最寄店舗は約1.1km北の「ファミリーマート」)。
 
 

改札を通って左へ曲がるとこの地点に出ます。南西を望む。
左のスロープを登ると上り2番線大阪上本町方面ホーム、右の地下道を通ると下り1番線伊勢中川方面ホームです。
2番線は車いす通行可能ですが、1番線は地下道に階段しかないのでバリアフリー非対応です。
車いすで赤目口駅をご利用の場合は事前に近鉄へお問い合わせ下さい。
 
 

下り1番線に設置の建植式駅名標です。非電照式です。
駅ナンバリング導入時に一斉に置き換えられた新デザインです。
また、駅ナンバリング「D 48」が大きく書かれています。
 
 

こちらは下り1番線のホーム側壁に設置の駅名標です。電照式と思われます。
文字が薄くなっています…。こちらは旧デザインのものを新デザイン風に改修したような感じです。
駅番号は建植式より小さく表示されています。
 
 

 

駅構造……地平駅。ホームは南西~北東方向。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右ホーム(北西)は1番線で下り名張・伊勢中川方面、左ホーム(南東)は2番線で上り大和八木・大阪上本町方面です。
 
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………なし(2020年12月時点)。
ホーム幅…………上屋下のみ標準レベルで、その他は結構狭いです。通過列車に注意が必要です。
上屋(屋根)………各ホームとも伊勢中川寄り(手前側)の約2両分のみ。
ホーム上設備……ベンチ(各ホーム)、冷暖房完備の待合室。
 
当駅は快速急行以下が停車します。快速急行は10両編成の列車があり、ホーム有効長はそれに対応しています。
 
また、上屋の伊勢中川方には地下道階段があり、両ホームを結んでいます。
2番線(左側)の伊勢中川方に駅舎・改札口があります。
  
写真は2枚とも1番線より大阪上本町方を望む。
 
 

 

こちらは1番線より伊勢中川方を望む。
駅は直線区間にあり、見通しが良好です。
また、近鉄ではホーム側壁にブロック塀を使用している駅が多いです。
そして、大阪上本町寄りの2番線右側には変電所がある関係で、駅上空の架線柱や電線が輻輳しています。
 
 

1番線より大阪上本町方を望む。
この先、伊賀盆地(上野盆地)の田園風景の中を南西へ走りますが、宇陀川を渡ると山間部に入り、急激に車窓風景が変化します。その後は右へカーブして進路を西南西に変え、しばらく山林の中を走ると奈良県宇陀市へと変わります。その直後に宇陀川と国道165号線を渡り、左手に集落が広がる宇陀川の谷を見下ろしながら走ると程なくして奈良県最東端の駅である三本松駅へと至ります。
 
 

1番線より伊勢中川方を望む。
この先、住宅と田園が混在した風景の中を北東へ走り、やがて築堤区間になると左へカーブして国道165号をオーバーパスします。その後は進路を北寄りに変え、名張川を渡って市街地に入ると特急停車駅である名張駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
 
今まで何度も通過してはいたのですが、下車したのは2020年が初めてでした。伊賀盆地の南端部に位置する相対式ホーム2面2線の駅で、特急通過駅ながら10両対応の長いホームが印象的でした。南側に小さな駅舎がありますが、無人駅です。駅前は住宅と農村が混在しており、赤目四十八滝への玄関口にしてはやや閑散とした印象でした。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中到達可能、日帰り往復可能。新幹線~名古屋から近鉄名阪乙特急~名張で下位種別に乗換。 
大阪から・・・当日中到達可能、日帰り往復可能。近鉄大阪線の急行・快速急行でダイレクトアクセス可能。
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・なし(最寄店舗は約1.1km北の「ファミリーマート」)   
飲食チェーン店・・・なし   
 
東京からの到達難易度はやや高いですが、
近鉄大阪線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は赤目口駅でも途中下車してみて下さい!
また、赤目四十八滝などへお出かけの際はぜひ近鉄大阪線をご利用になり、赤目口駅も観察してみて下さい!
 
(参考:近畿日本鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)