今は見られない列車・車両・塗色(85・近鉄2600系)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


(Wikipediaの写真を使用)
 
このコーナーでは今まで乗車・撮影した列車・車両・塗色の中で、今では見られないモノを紹介いたします。
 
第85回目は、近鉄の一般車で、日本初の片側4扉車体にトイレと全席クロスシートを備える車両であり、
長距離急行や団体列車で使用されていた2600系電車です。
 
1970年に4連と2連が各2本、計12両がデビューしました。
外観はいわゆる「丸屋根車」で、他形式との区別がつきにくかったですが、
内装は個性的でした。
4扉クロスシート車で、扉間にボックスシートが2組配置されていました。
しかも扉脇には団体列車用に補助椅子も設置されていました。
元々非冷房でしたが、1979年に冷房化されました。
 
予定通り長距離急行や団体列車で使用されていましたが、
シートピッチが1,320mと狭く、
座席も背もたれが低く座り心地が悪いため、評判が悪かったと思われます。
後継で量産型の2610系はロングシート化されましたが、
2600系は団体列車での運用を続けるためにクロスシートのまま残されました。
そして老朽化のため、2004年までに廃車となりました。
 
実は私、小学校の修学旅行の時に2600系に乗ったことがあります。
幸いにも(?)補助席が割り当てられたため足もとは広々としていましたが、
ボックスシートは小学生の時に見ても狭そうでした。
4扉クロスシートですとJR東日本のE231系近郊タイプ、E233系3000番台のように、
1ボックスだけにしておいた方が良かったかもしれませんね。
 
最後に、修学旅行の時は2600系ではなく、
オール2階建ての『あおぞら号』に乗りたかったです…。