守山駅【滋賀県】(東海道本線【琵琶湖線】。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
滋賀県守山市南寄り、中心市街地に位置する東海道本線【愛称:琵琶湖線】の駅で、新快速が停車する駅、そして守山市唯一の駅かつ代表駅である、
守山駅 (もりやまえき。Moriyama Station) です。  
  
  
駅名  
守山駅 (JR-A 22)  
 
所在地  
滋賀県守山市   
 
乗車可能路線  
JR西日本:東海道本線 【愛称:琵琶湖線】  
 
隣の駅  
米原方・東京方……野洲駅   
京都方・神戸方……栗東駅  
 
訪問・撮影時  
2020年12月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1912年、野洲~草津間に新設開業)。
駅舎………………橋上駅舎(1973年完成。東西自由通路を兼ねています)。
出入口……………西口、東口。
バリアフリー……東西ともエレベーター・上下方向エスカレーターあり。
点字ブロック……各駅前広場~改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………東西(ロータリーあり。いずれもバス停留所、タクシー乗り場併設)。
 
 

 

 

正面口に相当する西口です。上2枚は南西を、下1枚は北東を望む。
通常の出入口のほか、北側(上写真左側)の複合ビル低層部にある商業施設「セルバ守山」2階に直結する出入口があります。
また、出入口左寄りのビルのような建屋には橋上階行きエレベーターが設置されており、公衆トイレ(車いす対応トイレ併殺)と守山駅前総合案内所が入居しています。
橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていますが、北側には東口側とを結ぶ地下道も存在します(自転車・バイクは押して通行)。
駅前広場にはロータリーがあり、タクシー乗り場のほか、バスターミナルも設けられています。
 
 

 

西口駅前です。上写真は北西を、下写真は北を望む。右手に西口出入口があります。
こちらの西口駅前は守山市の現在の中心市街地で、ビル、マンション、商店・商業施設が建ち並んでいます。
駅前や上写真奥へ延びる「語らい学び舎通り」沿いを中心に、高層部がマンション、低層部が商店や商業施設といった複合ビルが多いのが特徴的です。
約600m北、旧中山道沿いが昔からの市街地で、商店は減少しているものの、古い町並みが残っています。
また、約1.1km北には守山市役所があります。
尚、琵琶湖は最短でも5.5kmほど離れているので、徒歩でのアクセスは現実的ではありません。路線バスをご利用下さい。
守山市の琵琶湖沿いには滋賀県運転免許センターがあり、大津市堅田とを結ぶ琵琶湖大橋の近くには、一度は廃墟と揶揄されたものの、テコ入れで復活を遂げたとされるショッピングモール「ピエリ守山」があります。
 
 

 

こちらは東口です。上写真は北西を、下写真は南西を望む。
東口は出入口に近接するビルがありませんので、駅前広場に面した通常の出入口のみです。EVがあり、バリアフリー対応です。
上写真右端には西口とを結ぶ地下道の出入口があります。
 
 

東口にも駅前広場ロータリーが整備されていて、バス停とタクシー乗り場が併設されている一方、こちらに発着するバス路線は少なく、バスターミナルとまでは言えない規模です。
写真左奥には公衆トイレがあります(車いす対応トイレ併殺)。
また、ロータリー周りには高層マンションがあり、こちらも1階は商店になっています。
写真は北東を望む。
 
 

東口駅前です。南東を望む。
後方に東口出入口があります。右手は大規模な有料自転車駐車場です。
元々駅裏だった東口側は商店が少なく、住宅街が広がっています。マンションも見られるものの、西口側より少ないです。駅近くにも戸建住宅が見られます。
また、南側には工場や倉庫が多いのが特徴で、自転車駐車場の裏手(右)には線路に沿う形で東レ・ファインケミカル守山事業場(工場)が立地しています。
奥へ延びる道路を700m少々進むと守山市を出て栗東市に入ります。さらに400mほど進むと東海道新幹線が琵琶湖線と並行する形で通っています。
余談ですが、東口の約450m東北東には、浮気町交差点があり、その周辺の地名は「浮気町」です。しかし、読み方は「うわきちょう」ではなく「ふけちょう」です。
  
 

 

橋上駅舎2階にある改札口です。2020年撮影
上写真は北東を望む(左が西口、右が東口)、下写真は北西を望む(前方が西口、後方が東口)。
 
駅員配置………あり(業務委託駅。駅員不在時対応のため、改札内外にインターホン設置)。
自動改札機……あり(6通路)。
ICカード………利用可能(『ICOCA』エリア内。交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(左端通路。点字ブロック設置)。
有人通路………あり(窓口に面した左端自動改札通路を兼用)。
窓口……………あり(改札窓口のみ、左手前の『みどりの窓口』は2021年廃止)。
自動券売機……あり(改札口の左手前西口寄り。ICチャージ可。『みどりの券売機プラス』を併設)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内外にあり(改札内は多機能トイレ併設。改札外は東西駅前で車いす対応トイレ併設)。 
改札外設備……飲料自動販売機。
改札内設備……AED(自動体外式除細動器)。  
売店……………あり(改札外右手にJR西日本系の「セブン-イレブン キヨスク」があります)。  
コンビニ………あり(改札外西口地平部にJR西日本系の「セブン-イレブン ハートイン」があります)。
 
『みどりの窓口』は2021年に廃止されました。
改札内に売店・コンビニはありません。
 
1階にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれています。
守山駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

西口の出入口南隣には、ホームに面する形でJR西日本系のコンビニエンスストア「セブン-イレブン ハートイン」があります。
店内にはホーム直結の「セブンイレブンハートイン改札口」があります。6:30~24:00のみ営業しています。
 
 

こちらが「セブンイレブンハートイン改札口」です。改札外より撮影。
改札設備はICカード専用自動改札機が1通路のみです。
チャージ機、インターホンなどは設置されていませんので、出場時に残額不足の場合は2階改札口をご利用下さい。尚、入場時に残高不足の場合は、セブンイレブンのレジやATMでチャージが可能です。
幅は狭く、点字ブロックはありません。また、奥のホーム側に階段があるため、バリアフリー非対応です。
改札を通って右へ左へ曲がり、自動ドアから店を出て左の階段を昇ると上り1番のりばに到達します。2番のりばへは橋上駅舎を経由して到達可能です。

尚、改札を通ってすぐクランク状のカーブがあり、見通しが悪いため、おそらく危険防止の意味も込めて自動改札機横には滋賀県出身の「飛び出し坊や」が置かれています。
 
 

こちらは1番のりばより「セブンイレブンハートイン改札口」の出入口を撮影。
改札口へは階段を下る形になります。階段を降りて、右へ曲がると自動ドアがあり、通って右へ左へ曲がると改札口に到達します。
 
 

「セブンイレブンハートイン改札口」です。改札内より撮影。
自動改札機横には「飛び出し坊や」が置かれています。
この改札口は見通しが悪く、かつ入場・出場兼用の1通路しかないため、改札口の通行は対向者に注意が必要です。
改札口の先は「セブン-イレブン ハートイン」の店内です。
尚、改札を出ずにセブンで買い物することはできませんのでご注意下さい。
 
 

下り2番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
JR西日本の標準デザインで、下部は琵琶湖線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青色に塗られています。
守山駅の駅ナンバリングは「JR-A 22」ですが、この駅名標には記載されておらず、柱に掛けられている縦型の駅名標のみに記載されています。
 
 

 

駅構造……地平駅(北東~南西方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
左ホーム(西)は1番のりばで上り米原・東京方面です。右ホーム(東)は2番のりばで下り京都・神戸方面です。
1番のりばから見て2番のりばは若干東京方(奥)にずれています。
 
ホーム有効長……1番10両分、2番~6番12両分。
ホームドア………なし(2020年12月時点)。
ホーム幅…………標準レベルですが、1番の神戸方の端(手前側)は狭いです。
上屋(屋根)………1番は中ほどの8両分、2番は全12両分(両端に雨ざらし箇所あるも、12連は上屋内に収まります)。
ホーム上設備……ベンチ、空調完備の待合室、飲料自動販売機(1番のりばは確認忘れ)。
 
各ホームの中ほど神戸寄りの上空に橋上駅舎があります。
また、1番のりばの神戸方には「セブンイレブンハートイン改札口」とを結ぶ階段があります。
 
上写真は1番のりばより、下写真は2番のりばより、いずれも米原方・東京方を望む。
 
 

かつての守山駅は2面2線ではなく、上下線の間の広いスペースには上り専用待避線が、下り2番のりばのホーム反対側には下り副本線(待避線)の3番のりばがありました。
3番のりば跡はホームの形状を見れば一目瞭然で、線路も保線用として東京方(奥)の一部が残されています。またレールが撤去された神戸方(手前)の線路敷も、いつでも再敷設できるようにか、用地は他用途に転用されずそのままです(雑草が生い茂っていますが…)。
そして、3番のりば跡の右(東口側)には複数の貨物側線がありました。駅南側の上原成商事へ専用線が延びており、貨物列車が運行されていましたが、2003年に廃止され、貨物側線が一掃されました。跡地はNPCの時間貸駐車場(コインパーキング)に転用されていますが、将来は再開発されるかもしれません。
ちなみに東西自由通路の跨線橋は貨物側線が廃止されても以前の状態を保っています。架線柱も1本だけ駐車場内に残っています。
 
 

 

2枚とも1番のりばより京都方・神戸方を望む。
守山市の人口増による守山駅の乗降客増に伴い、2013年には上屋が延伸され、1番のりばは5両分から8両分に、2番のりばは6両分から12両分になりました。
2番のりばの方が長い理由は、京都・大阪方面へ向かう通勤・通学客が多いからでしょうね。
また、写真では分かりづらいですが、1番のりば東京方(手前側)の右手(西口側)にも駅舎前で行き止まりとなる貨物側線が存在していました。こちらもホーム手前で行き止まりとなる保線用側線を除いて撤去され、跡地はこちらもNPCの時間貸駐車場になっています。
 
 

1番のりばより米原方・東京方を望む。左前方には保線用側線があります。
ホーム端のすぐ先で、左右から保線用側線が合流します。
この先、右へカーブしながら住宅地の中を北東へ走り、築堤へ上がると野洲川を渡って野洲市に変わります。橋梁中央部は高い側壁に阻まれて野洲川を満足に望めません。その後は左に田園を、右手に住宅地や近江富士を見ながら北東へ走り、地平区間に戻ります。そして市街地に入ると野洲駅へと至ります。日中時間帯は半数の列車が野洲駅止まりとなります。
 
 

2番のりばより京都方・神戸方を望む。
左側(下り線側)には貨物側線と専用線の用地が残っています。右側(上り線側の神戸方)には以前より側線が存在しなかったと思います(あったかもしれませんが…)。
この先、左に上原成商事などかつて存在した沿線各社への専用線跡を見ながら住宅や工場の中を南西へ走り、次第に沿線に田園が目立ってきます。やがて栗東市に変わると左手にマンション群が見えてきて、栗東駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
 
守山市の代表駅ですが、2面2線と設備は貧弱です。かつては東側に貨物側線がありましたが、跡地は駐車場として利用されています。橋上駅舎を有しており、東西に出入口があります。駅前は西口側が中心市街地、東側が住宅街で、京都や大阪のベッドタウンゆえ東西ともマンションが多いです。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。新幹線で京都or米原下車。琵琶湖線に乗換。 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。新快速でダイレクトアクセス可能(行先注意)。
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり(西口の店舗は店内にIC専用改札口があります)  
飲食チェーン店・・・あり(駅北西側「平和堂」内の「マクドナルド」のみ)   
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。琵琶湖線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は守山駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)