京急新子安駅【神奈川県】(京急本線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県横浜市神奈川区東部、臨港部の工業地帯に面した住宅街に位置する京急本線の駅で、すぐ西側にはJR京浜東北線の新子安駅があり、乗換が可能ですが、双方とも普通・各駅停車系統しか停車しないため、新子安駅との乗換客は多くない、
京急新子安駅 (けいきゅうしんこやすえき。Keikyu Shinkoyasu Station) です。
 
 
駅名  
京急新子安駅 (KK 32)  
  
所在地  
神奈川県横浜市神奈川区  
 
乗車可能路線  
京浜急行電鉄:本線  
    
隣の駅  
品川方・泉岳寺方…………生麦駅  
三崎口方・浦賀方…………子安駅  
  
乗換可能駅  
JR東日本:京浜東北線……新子安駅まで徒歩5分  
  
訪問・撮影時  
2021年12月  
 
 

駅形態……………地平駅(1910年開業)。
駅舎………………1979年に橋上駅舎化されました。浦賀方(西)に配置されています。
出入口……………南北にあり。北側はペデストリアンデッキ直結の2階出入口を併設。
バリアフリー……対応済(南側出入口にエレベーター設置。北側はペデストリアンデッキにEVあり)。
点字ブロック……各出入口~改札~ホームに設置。
駅前広場…………△(撮影地点にスペース有。またJR線北側にロータリーがあり、バス停とタクシー乗り場を併設)。
 
京急新子安駅のすぐ西側で交差する踏切道に面して、踏切の両側に橋上駅舎の出入口があります。
便宜上、踏切右側の出入口を「南口」、踏切左側の出入口を「北口」と表現いたします。ご了承下さい。
北口は2階にペデストリアンデッキ【愛称・オルトステーションデッキ】直結の出入口が併設されています。
エレベーターは南口側にあります。また、北口2階ペデストリアンデッキにエレベーターがあり、JR線・新子安駅方面や駅北側方面との行き来が可能です。
後方にはJR線・新子安駅があります。
写真は東を望む。
 
 

 

南口です。上写真は北方向を、下写真は南方向を望む。
踏切の先には北口とJR線・新子安駅があります(JR駅は踏切を渡って左側)。踏切遮断時間が長いため、JR駅方面へ急ぐ場合は南口から北口へ京急新子安駅の橋上駅舎を迂回することも可能です。
南口は建物が密集している中にあるため、出入口が狭いです。その限られたスペースに改札階行きエレベーターが設置されています。
尚、南口に駅前広場はありませんが、上写真後方、下写真右後方には京急線とJR線を跨ぐ神奈川産業道路陸橋の出入口のループ型スロープがあり、その高架下などが有料駐輪場として使用されています。
最寄りのバス停留所は、約100m南の国道115号線(第一京浜)上にあります。
 
 

南口駅前です。南を望む。左手に南口が、後方に踏切があります。
駅前は下町の市街地で、民家、商店、オフィスが混在しており、居酒屋が多いです。
写真奥には第一京浜との交差点があり、沿道にはマンションが多く見られます。
また、第一京浜より南側、首都高速神奈川1号横羽線(K1)と貨物線の高島線を越えると臨港部の京浜工業地帯に出ます。駅南側に居酒屋が多いのは、勤め帰りの工員目当てでしょうか。
 
 

こちらは北口(1階)です。東を望む。
右手に踏切があり、後方にJR線・新子安駅があります。
また、出入口の真上をペデストリアンデッキが通っており、2階出入口に通じています。
後方のJR線・新子安駅との間にはアスファルト敷のスペースがありますが、あまり広くなく、自動車の送迎は不向きです。
左後方にはJR駅の南北を結ぶペデストリアンデッキ【愛称・オルトステーションデッキ】の階段・エレベーターがあり、公衆トイレもあります(車いす対応トイレ併設)。このペデストリアンデッキは京急駅からのデッキと合流してJR線を乗り越し、JR線北側とを結んでいます。
尚、ここ新子安で京急線とJR線を乗り換える場合は、北口1階出入口をご利用下さい。この出入口において、乗換目的以外の利用価値は低いかもしれません。
 
 

北口(1階)駅前です。西を望む。
後方に北口(1階)があり、左手に踏切があります。
正面右手の陸橋下にJR線・新子安駅の駅舎があります。駅舎左側の京急線沿いにはJR東日本系のミニコンビニ「ニューデイズミニ」があります。
その手前の右側には「オルトステーションデッキ」の階段・EVと公衆トイレがあります。
写真奥にはJR線の北側にそびえるタワーマンション「オルト横浜ビュータワー」が見えます。
また、「オルトヨコハマ」の北側(写真右前方)には 事実上の新子安駅北口駅前広場と言えるロータリーがあり、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

 

 

3枚とも北口(2階)です。上2枚は南東を、下1枚は東を望む。出入口真下に北口1階出入口があります。
2階出入口は「オルトステーションデッキ」と結ばれており、JR線北側から京急新子安駅へアクセスする際に利用する可能性が高いです。
階段が多いですが、エレベーターも利用可能で、JR線北側からのアクセスもバリアフリー化されています。
 
 

北口2階出入口を出て、「オルトステーションデッキ」でJR線を渡ると、左手に再開発地区「オルトヨコハマ」のビル群が迫ってきます。
「オルトヨコハマ」は、日本鋼管と昭和電工の社宅、寮の跡地を再開発して2000年に完成しました。
数棟のビルと1棟のタワーマンションで構成しており、オフィス、商業施設、住居などがあります。
京急新子安駅およびJR線・新子安駅とは「オルトステーションデッキ」で結ばれています。
 
 

JR線北側、「オルトステーションデッキ」より北を望む。
左手に「オルトヨコハマ」とロータリーがあります。
JR線の北側は山の手の雰囲気も感じる住宅街が広がっていて、台地にかかっているため起伏に富んでいます。商店は少ないです。
前方を左右方向に延びる国道1号線(第二京浜)の向こう側では建築工事が行われていましたが、中層のマンション群「ザ・パークハウス横浜新子安フロント」が順次完成しています。
 
 

 

橋上駅舎2階にある改札口です。上写真は東を、下写真は南東を望む。
右手に南口が、左手に北口(1階・2階)があります。
 
駅員配置………あり(不在時に備え、有人通路の改札外サイドにインターホンあり)。
自動改札機……あり(『PASMO』などのICカード対応。3通路)。
幅広通路………あり(左端)。
有人通路………あり(点字ブロック設置。車いすが通れるかは微妙)。
自動券売機……改札口右手前にあり(ICチャージ可)。
自動精算機……改札内にあり(ICチャージ可)。
出札窓口………なし(改札窓口にて対応)。
トイレ…………改札内(多機能トイレは改札外後方。また、北口1階とJR駅の間にトイレ・車いす対応公衆トイレあり)。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄りの店舗は南口前の「ファミリーマート」)。
付帯設備………飲料自販機(改札内外。改札外は北口2階出入口前に設置)。
 
そして、1階にある各ホームへは階段・エレベーターで連絡していて、バリアフリーに対応しています。
 
 

下り1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、光源はLEDと思われます。
京急の新デザインです。駅ナンバリングも併記されています (KK 32)。
 
 

下り1番線に設置の建植式駅名標です。こちらも電照式かもしれません。
 
 

 

駅構造……地平駅(東北東~西南西方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。ホームの泉岳寺方(奥)は緩やかなカーブを描いています。
 
右(南)が1番線で下り横浜・浦賀方面、左(北)が2番線で上り品川・泉岳寺方面です。
1番線から見て、2番線はわずかに浦賀方(奥)にずれています。
 
ホーム有効長……6両分。  
ホームドア………なし(2021年12月時点)。
ホーム幅…………全体的に狭く、泉岳寺方約2両分は非常に狭いです。通過列車にご注意下さい。
上屋(屋根)………浦賀方(手前側)の約4両分。浦賀方の端は橋上駅舎に覆われています。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機。
 
雨天時に6両編成の列車に乗車して当駅で下車される場合、浦賀方の4両にご乗車になって下さい。
 
写真は2枚とも1番線より泉岳寺方を望む。
 
 

 

1番線より浦賀方を望む。
各ホームとも、手前の泉岳寺方は非常にホーム幅が狭いです。
また、下写真を見ると、ホームの浦賀方(奥)は石積みですが、泉岳寺方を鉄骨です。泉岳寺方へホームが延伸されていった事を物語っています。
 
 

1番線より泉岳寺方を望む。JR線と挟まれた左側も宅地化されています。
この先、左へカーブして住宅街の中を北東へ走り、鶴見区に変わると左からJR線が接近し、一緒に首都高速神奈川7号横浜北線(K7)の高架橋をくぐります。その後は右から来た貨物線の高島線をくぐり、JR線と少し離れて引き続き住宅街の中を北西へ走ると、左から再びJR線が接近してきて、生麦駅へと至ります。
 
 

 

2枚とも1番線より浦賀方を望む。
各ホーム端の上空に所狭しと橋上駅舎が鎮座しています。
ホーム端のすぐ先には踏切があり、その右前方にはJR線の新子安駅があります。
この先、右手にJR線・新子安駅を見ながら住宅街の中を西南西へ走り、JR線が完全並走するようになると一緒に右へカーブして進路を西に変えます。そして入江川を渡るとJR線が少し離れ、JR線との間にも住宅が立ち並ぶようになると左へカーブして、子安駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が京急新子安駅で下車(乗車)したのは2021年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。2面2線の小駅で、西側の浦賀方に橋上駅舎が鎮座しています。北口(山側)の西側にはJR京浜東北線の新子安駅があります。駅前は南側(海側)が京浜工業地帯を臨む下町の市街地で、商店も多いです。京急線・JR線の北側は台地に広がる住宅街ですが、駅近くは再開発により高層ビルや高層マンションが次々と誕生しています。
 
新宿からですと山手線内回り(渋谷方面)で品川駅まで行き、京急本線の三崎口方面行き快特に乗り換えて京急川崎駅で下車します。さらに浦賀方面の普通列車に乗り継いで当駅下車です。普通しか停車しませんので注意が必要です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。新横浜駅から横浜線~東神奈川駅・京急東神奈川駅経由で当駅までアクセスする方法もあります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前およびJR駅構内改札外にコンビニがあり、北口側にも複数あります。一方、飲食店は駅南側に個人店が多いですが、気軽に入れるチェーン店は500m圏内に「マクドナルド」(南側)、「ドトールコーヒーショップ」「ジョナサン」「バーミヤン」(3店はいずれも北側のオルトヨコハマ内)くらいでしょうか。まぁコンビニが複数ありますので、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
  
大阪からの到達難易度もそう高くありません。京急本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は京急新子安駅でも途中下車してみて下さい!
  
(参考:京浜急行電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)