武蔵藤沢駅【埼玉県】(西武池袋線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県入間市東端部に広がる住宅地に位置する西武池袋線の駅で、橋上駅舎と東西自由通路を有しており、東口は狭山市からの利用もあると思われる、
武蔵藤沢駅 (むさしふじさわえき。Musashi-Fujisawa Station) です。
 
 
駅名  
武蔵藤沢駅 (SI 21)  
 
所在地  
埼玉県入間市   
 
乗車可能路線  
西武鉄道:池袋線    
 
隣の駅  
池袋方………………狭山ヶ丘駅  
飯能方・吾野方……稲荷山公園駅  
 
訪問・撮影時  
2022年4月  
 
 

 

武蔵藤沢駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。2008年に橋上化されました。
東西に出入口があります。
いずれも階段・上りエスカレーター・エレベーターの設備があり、バリアフリーに対応しています。橋上駅舎は東西自由通路を兼ねています。
 
写真は以前の正面口に相当する西口です。上写真は東を、下写真は北東を望む。
西口には1階出入口のほか、ロータリー中央にある一般車乗降場の島とを結ぶ歩道橋に直結の2階出入口(階段のみ)もあります。
また、西口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

西口駅前です。南西を望む。
左手に西口出入口があります。
駅前は区画整理されており、整然とした住宅街が広がっています。駅前には商店も点在しています。
約1.9km西には「イオンスタイル入間」があり、約3.7km南西には「三井アウトレットパーク入間」と「コストコ」があります。
「三井アウトレットパーク入間」へは入間市駅南口から路線バス(西武バス)利用が便利です。
 
 

 

こちらは東口です。上写真は西を、下写真は北を望む。
元々は「駅裏」でしたが、2008年の橋上化時に東口が開設されました。
尚、東口には駅前広場がありません。自動車が乗り入れられる駅前道路もありません。将来的には整備されるかもしれませんが、区画整理されていない状態で周りに比較的新しい住宅地や商業施設が立ち並んでいるため、前途は厳しそうです。
 
 

 

東口駅前です。2枚とも橋上駅舎より概ね東方向を望む。
前述の通り東口駅前は区画整理されておらず、住宅、商店、畑が混在しています。右前方には広い平面駐車場を有する郊外型の商業施設「グリーンガーデン武蔵藤沢」があります。
「グリーンガーデン」の裏手には国道463号(行政道路)が左右方向(北西~南東方向)に延びており、その向こう側にも住宅地が広がっていますが、そこまで行くと畑や茶畑がまだまだ残っています。
また、武蔵藤沢駅は入間市に所在しますが、東へ700mほど進むと狭山市に入ります。そして約2.5km北東には西武新宿線入曽駅があります。武蔵藤沢駅から本川越方面へ行く場合、徒歩で直接入曽駅へ向かっても40分ほどですが、やはり武蔵藤沢駅から池袋線で所沢駅まで行き、新宿線に乗り換えた方が運賃は余分にかかるものの楽です。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北を望む。
左が西口、右が東口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、中央が点字ブロック設置通路、一番左が幅広通路です。自動改札機の左側にはウォークイン形式の有人通路があり、内部にカウンター型の窓口が設置されています。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
改札内コンコースにはトイレと多機能トイレがあります。AEDは改札を入って右側(改札内)にあります。
そして1階にあるホームとの間は階段、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれていて、バリアフリーに対応しています。
改札口の右手前(改札外)には西武鉄道とファミリーマートがコラボしたミニコンビニ「トモニー」があります。また、西口駅前にはコンビニ「ローソン」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

下り1番線ホームの側壁に設置されている、時刻表や路線図と一体になった駅名標です。電照式と思われます。
西武線の新デザインで、駅ナンバリングも併記されています(SI 21)。
 
 

武蔵藤沢駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。ホームの飯能方(手前側)はカーブを描いています。
1998年以前は島式ホーム1面2線で、東側に複数の側線があったようです。
右ホーム(西)は1番線で下り飯能・吾野方面および西武秩父線経由西武秩父方面、左ホーム(東)は2番線で上り所沢・池袋方面および西武有楽町線経由東京メトロ有楽町線・東京メトロ副都心線方面です。
ホーム有効長は10両分で、2022年4月時点でホームドアは未設置でした。ホーム幅は標準レベルですが、各ホーム外側に側壁があるため圧迫感があります。
上屋は10両編成をカバーできる長さを有しています(写真奥の池袋方ホーム端に一部雨ざらしの箇所あり)。また、ホーム中ほどは橋上駅舎に覆われています。
各ホーム上にはベンチと飲料自動販売機があり、2番線橋上駅舎直下には空調完備の待合室も設置されています。
写真は1番線より池袋方を望む。
 
 

こちらは1番線より吾野方を望む。
西武線では相対式ホームの外側全体に壁を設置している駅が多いです。
 
 

1番線より池袋方を望む。
この先、住宅街の中を南下しますが、やがて所沢市に入ると大きく左へカーブして、進路を南東寄りに変えると狭山ヶ丘駅へと至ります。
 
 

1番線より吾野方を望む。
この先、国道463号線の陸橋をくぐって住宅街の中を北上しますが、やがて沿線に畑や茶畑が目立ってきます。その後は左へカーブして航空自衛隊入間基地内を北北西へ走り、狭山市に入ると大きく左へカーブして稲荷山公園駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が武蔵藤沢駅で下車(乗車)したのは2022年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。2面2線で橋上駅舎を有していて、設備的には池袋方の多くの駅と大差ありませんが、駅前は池袋方の各駅と比較して明らかにローカル度が上がっています。西口側は区画整理されているモノの土地利用に余裕があり、東口側においては駅前広場が整備されておらず畑も残っています。駅周辺にこれといったランドマークは存在しません。
 
新宿からですと西武新宿駅から西武新宿線の優等列車に乗って所沢駅まで行き(特急『小江戸』は別途特急料金が必要)、池袋線下り(飯能行き)の急行以下に乗り換えて当駅下車です(快速急行は通過します)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅で下車し、品川下車の場合は山手線外回りで、東京下車の場合は山手線内回りor東京メトロ丸ノ内線で池袋駅まで行きます。そして西武池袋線の急行に乗り換えて当駅下車です。昼間帯の準急は途中のひばりケ丘駅で急行を待避する列車が多いですが、一部は当駅に先着します。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、ミニコンビニ「トモニー」が改札外にあり、西口駅前にもコンビニ「ローソン」があります。飲食店は駅前に少ないですが、東口側の国道463号線沿いにチェーン店が点在しています。まぁコンビニが複数ありますし、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は武蔵藤沢駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)