今は見られない列車・車両・塗色(64・東京メトロ千代田線6000系)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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このコーナーでは今まで乗車・撮影した列車・車両・塗色の中で、今では見られないモノを紹介いたします。
 
第64回目は、東京メトロ千代田線の主力車両だった6000系電車です。
 
営団地下鉄千代田線の車両として1968年と1969年に試作車が製造され、
1970年に量産車を製造、1971年にデビューしました。
当時としては最新の電機子チョッパ制御を採用したため量産まで時間がかかり、
千代田線の開業に間に合わず、東西線の5000系で6000系量産までの間をしのぎました。
足回りも新しかったですが、前面も斬新で近未来的なデザインでした。
量産を続けて千代田線車両を6000系に統一し、輸送力増強のため1990年まで増備されました。
 
その後は1993年に06系が投入されましたが1編成のみにとどまり、6000系を脅かす存在にはなりませんでした。
その間、6000系は更新工事が進み、半数ほどの編成がVVVF制御化されました。
しかし老朽化が進行したこともあり、2010年以降は後継の16000系が量産され、次第に数を減らしました。
そして2018年、ついに6000系が引退しました。引退時に北千住駅がカオス状態になった事は記憶に新しいです。
他社に譲渡された車両はありません。