新浜松駅【静岡県】(遠州鉄道鉄道線。2016年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
静岡県西部の政令指定都市・浜松市中区の中心市街地に位置する遠州鉄道鉄道線【通称:西鹿島線、赤電】の起点駅で、近くにJR東海道新幹線と東海道本線の浜松駅があり、乗換が可能な、
新浜松駅 (しんはままつえき。SHIN HAMAMATSU Station) です。
 
尚、写真の多くは2011年撮影で、古いです。現在は変化が生じていると思われます。ご了承下さい。
 
 
駅名  
新浜松駅 (駅番号:01)  
 
所在地  
静岡県浜松市中区  
 
乗車可能路線  
遠州鉄道:鉄道線【通称:遠鉄電車、西鹿島線、赤電】  
 
隣の駅  
西鹿島方……第一通り駅  
 
乗換可能駅  
JR東海:東海道本線………浜松駅まで徒歩8分  
JR東海:東海道新幹線……浜松駅まで徒歩10分  
 
訪問・撮影時  
2011年1月、2016年4月  
 
 
駅概要  
駅形態……………高架駅(1985年に新線上に移転)。
駅舎………………高架下2階。1階は「H&M」が入居。
出入口……………東西にあり。2階には遠鉄百貨店との連絡通路あり。
バリアフリー……対応(西口~改札階、改札階~1番線に設置。点字ブロック整備済)。
駅前広場…………あり(歩行者用のみ。自動車は東側、JR浜松駅北口のロータリーを共用)。
 
 

新浜松駅はJR線の浜松駅から多少離れており、JR駅北口を出て西へ。
遠鉄百貨店の本館(正面)と新館(右側)の間の通路を西(奥)へ通り抜けると新浜松駅に到達します。
写真は西を望む。
右後方に浜松駅北口があり、後方に北口駅前広場ロータリーと浜松駅バスターミナル、タクシー乗り場があります。
 
 

遠鉄百貨店の両館の間を通り抜けると写真の地点に到達します。
正面を左右方向に遠州鉄道鉄道線の高架橋が延びており、左側の高架下2階に新浜松駅の改札口があります。
1階と2階の間は東口が階段・上りエスカレーター、西口が階段・エレベーターです。
1階部分に通路があるため、駅の東西間の通り抜けは容易で、東側からでもエレベーターを気軽に利用可能です。
 
 

東口出入口です。西を望む。
こちらには上りエスカレーターがあります。エレベーターは左側の高架下に入って奥です。
高架下1階には衣料品店の「H&M」が入居しています。
 
 

 

上写真は遠鉄百貨店東側より、下写真は走行中の電車内より、いずれも東を望む。
上写真右前方、下写真奥にはJR線の浜松駅北口駅ビルがあります。上写真正面、下写真右奥には北口駅前広場があります。
そして上写真左奥、下写真奥には地上45階建て、高さ212.77mの超高層ビルである「浜松アクトタワー」がそびえています。
また、駅前は浜松市の中心市街地で、遠鉄線を境に東は再開発による整然としたビル街が広がっており、西は昔ながらの雰囲気も残っている繁華街、歓楽街が形成されています。
遠鉄線(直下を暗渠化された新川が流れています)が新市街地と従来からの市街地の境界になっています。
 
 

 

改札口です。概ね南方向を望む。上写真は2011年撮影、下写真は2016年撮影。
左が東口、遠鉄百貨店、JR浜松駅方面です。右が西口です。
 
駅員配置………あり(有人駅)。
改札通路………7通路。窓口に面した左端通路を除き、改札ラッチあり。   
自動改札機……なし。  
ICカード………遠鉄専用の『ナイスパス』のみ利用可(遠鉄の一般路線バスも利用可能)。ラッチにICカードリーダーあり。
有人通路………あり(全通路。全て車いす対応幅。点字ブロックは左端通路のみ)。
窓口……………あり(改札窓口と左手前の出札窓口。フリーきっぷなどは窓口でお求め下さい)。
自動券売機……あり(出札窓口の左、ナイスパスのチャージが可能)。
自動精算機……不明(改札口で精算、チャージして下さい。チャージ機の有無は不明)。
トイレ…………2番線改札内(改札外扱い)。改札内にはありません。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄りのコンビニは西口駅前にある「ローソン」です)。
 
改札口を通り、階段・上りエスカレーター・エレベーターを登ると1番線ホームです。バリアフリー対応です。
 
また、自動券売機の左側には2番線専用改札口がありますが(設備は1番線用とほぼ同等ですが、1ラッチのみ)、2番線に発着する列車はラッシュ時やイベント時など一部のみで、普段は改札口の先の階段が閉鎖されています。2番線との間は階段しかなく、バリアフリー非対応です。
改札口を通って階段の右手を進むとトイレがありますが、これは普段、改札外設備として利用可能です。2番線を使用するラッシュ時にトイレを利用したい場合は改札係員にその旨を申告して下さい。
 
 

1番線に設置の、通常型と縦型の駅名標です。非電照式と思われます。
遠州鉄道の新デザインで、駅ナンバリング「01」が併記されています。
 
 

 

駅構造……高架駅(3階。南北方向)。ホームはカーブを描いています。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右(西)が1番線、反対側の左(東)が2番線です。いずれも下り浜北・西鹿島方面です。
前述の通り、現在はラッシュ時やイベント時などを除き1番線しか使用していません。
   
ホーム有効長……4両分。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………1番線は広く、2番線は狭いです。1番線も階段部分は狭いです。
上屋(屋根)………1番線は全4両分、2番線は終端寄り(奥側)の約2両分。
ホーム上設備……ベンチ(1番線は確定、2番線は不明)。
 
2階改札口との間に1番線は階段・上りES・EVの設備がありますが、2番線は階段しかありません。
上写真は1番線より、下写真は1番線側を走行中の電車より、いずれも終端方を望む。
 
 

走行中の列車より終端方を望む。
2番線は昼間、車両の留置に使用されています。




こちらは1番線より西鹿島方を望む。
2両編成の列車はホーム終端方(手前側)に停車します。
 
 

1番線より西鹿島方を望む。
遠州鉄道鉄道線は全線単線ですが、昼間帯でも12分間隔の高頻度運転を実施しています。
新浜松駅発車時刻は00分、12分、24分、36分、48分と、分かりやすい12の倍数で揃えられています。
この先、線路敷の地下を流れている新川に沿ってS字カーブを描きながら市街地のビル街の中を高架区間のまま北上すると、第一通り駅へと至ります。
 
 

 

上写真は走行中の電車より、下写真は1番線より、2枚とも終端方を望む。
ホーム端のすぐ先に車止めがあります。
起点駅ですが頭端式ホームではなく、終端部で1番線ホームと2番線ホームが繋がっていません。
となると、南への延伸計画があるのか…と勘ぐってしまいますが、存在しないようです。
それ以前に遠鉄線の高架橋の高さが下写真の奥に見えるJR在来線や東海道新幹線(いずれも高架区間)とほぼ同じで、このままでは両路線を乗り越せません。
 
 
あとがき  
私が新浜松駅で下車(乗車)したのは2004年、2006年、2011年、2016年の計4度です。2004年は遠州鉄道線の乗りつぶしのため、2006年は鉄道線の浜松市街旧線跡を探訪した際(助信駅から乗車)、2011年は鉄道線の車窓風景撮影のため、そして2016年は遠州鉄道奥山線の廃線跡探訪のため(遠州病院駅で下車)、いずれも起終点駅のため、必然的に改札を通っています。駅は地方鉄道とは思えぬほど立派な高架駅ですが、2面2線で通常使用するのは1線のみと、その辺はローカル私鉄の雰囲気が残っていました。駅前は浜松駅前の繁華街で、人通りが多く賑やかです。
 
東京からですと東海道新幹線『ひかり』or『こだま』(浜松以遠行き)に乗車して浜松駅下車。北口から出て西へ2分ほどです。新幹線効果もあり、余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間……14時間少々)。
一方、大阪からですと、東海道新幹線『ひかり』or『こだま』(浜松以遠行き)に乗車して浜松駅下車。北口から出て西へ2分ほどです。こちらも新幹線効果により、余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間……14時間半程度)。
 
食料・飲料について、駅前やJR駅にコンビニがあり、飲食店も駅前に多数ありますが、意外とチェーン店が多くありません。まぁ事前に用意しなくても大丈夫です。
 
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。遠州鉄道鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新浜松駅も観察してみて下さい!
  
(参考:遠州鉄道のHP、改札画像.net、地理院地図、Google地図、Wikipedia)