西舞鶴駅【京都府】(京都丹後鉄道宮舞線。北近畿タンゴ鉄道宮津線時代の2009年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
京都府北部日本海側の代表都市である舞鶴市の西部市街地、城下町である西舞鶴地区に位置する京都丹後鉄道宮津線【愛称:宮舞線】の起点駅で、構内に車両基地がある運用上の拠点駅であり、JR西日本の舞鶴線と接続している、
西舞鶴駅 (にしまいづるえき。Nishimaizuru Station) です。

尚、写真は北近畿タンゴ鉄道が運営していた時代の2009年撮影で、古いです。現在は運営主体など随所に変化が見られると思いますが、ご了承下さい。
 
 
駅名  
西舞鶴駅 (M 8)         
  
所在地  
京都府舞鶴市           
  
乗車可能路線  
WILLER TRAINS (京都丹後鉄道):宮津線【愛称:宮舞線】  
  
隣の駅  
宮津方・豊岡方……四所駅  
  
乗換可能駅   
JR西日本:舞鶴線……西舞鶴駅まで徒歩3分  
 
訪問・撮影時  
2009年8月      
 
 

  

 

西舞鶴駅は京都丹後鉄道(略称:丹鉄)、JRとも地平駅で、JRは橋上駅舎を構え、丹鉄は西口1階南側に駅舎を構えています。
橋上駅舎西口側は一部3階建ての駅ビル「西駅交流センター」と一体になっていて、1階に丹鉄駅とトイレ・車いす対応トイレ、観光案内所「まいづる観光ステーション」があり、2階にJR駅への連絡口とトイレ・車いす対応トイレ、待合室、京都府中丹広域振興局旅券窓口があります。
また、JRの橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていて、東口へ抜けられます。東西とも出入口はバリアフリー対応で、丹鉄駅も駅外からホームまで段差なく移動できます。
西口、東口ともロータリーを有する駅前広場が整備されていて、西口にはバスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
 
上写真は南東、中写真は北東、下写真は東を望む。
 
 

 

西口駅前です。上写真は駅前広場から北西を、下写真は2階から西を望む。
駅西側は西舞鶴地区の中心市街地が広がっており、アーケード商店街も形成されています。
約500m北には舞鶴城跡(田辺城跡。舞鶴公園)があります。また、約2km北には舞鶴西港があります。
 
一方、東口側は元々「駅裏」でしたが、現在は整然とした住宅地が広がっています。南側には福知山に本社がある「さとう」が運営する商業施設「バザールタウン舞鶴」があります。
 
 

丹鉄の改札口です。南を望む。駅ビル    1階最南端にあります。
後方右手に出入口があり、後方にJR駅へ上る階段・上りES・EVがあります。
   
駅員配置………あり(有人駅。但し、朝と夕方以降は駅員不在)。
自動改札機……なし(有人改札。ICカード利用不可)。
幅広通路………あり(点字ブロック設置)。
有人通路………あり(駅員不在時は車内収受方式)。
窓口……………あり(改札の右側、駅員不在時は閉鎖)。
自動券売機……あり(改札口の右手前)。
自動精算機……なし(駅員がいる時は窓口へ。駅員不在時は車内精算)。
トイレ…………改札外1階・2階(いずれも車いす対応トイレ併設)。 
売店……………なし(まいづる観光ステーションで地元名産品を販売)。  
コンビニ………なし。
 
改札口の先はホームで、段差なく移動できます。
また、自動券売機の手前(写真右)には待合室があります。
 
また、改札口手前の左手にはJR線乗換口(乗換改札)があり、乗車駅証明書発行機があります。
乗換改札の先はJR線の1番のりばです。駅員不在時に利用できるのかどうかは不明です。
 
 

駅名標です。非電照式です。北近畿タンゴ鉄道時代の2009年撮影。
シンプルなデザインで、左上には社章が描かれていました。
現在は京都丹後鉄道仕様に変更され、新たに導入された駅ナンバリング「M 8」が併記されているはずです。
 
 

駅構造……地平駅(概ね南北方向)。
配線………頭端式ホーム1面1線(元は左側JR線1番のりばの綾部方(奥側)を切り欠いたホームです)。  
  
現在は丹鉄宮舞線の全列車(下り宮津・豊岡方面および到着列車)がこのホームに発着します。
ホーム中央に柵があり、柵の左側がJR線1番のりばです。2009年時点で両ホーム間に乗換用の夜間連絡通路がありましたが、現在は閉鎖されているかもしれません。
   
ホーム有効長……7両分(点字ブロックが設置されているのは6両分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………左のJR線1番のりばと分離されているため、狭いです。
上屋(屋根)………終端方(手前側)の約2両分。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機。
 
後方の終端部に駅舎・改札口があります。また右前方には車庫(車両基地の西舞鶴運転所)が見えます。
 
写真は宮津方・豊岡方を望む。
 
 

こちらは終端方を望む。
左側には側線が1本あります。右側にはJR線のホームが見えます。
 
 

宮津方・豊岡方を望む。右前方には西舞鶴運転所があります。また、前方にはJR線との片渡り線がありますが、現在、この渡り線を通る営業列車は運転されていません。
この先、左側の舞鶴線としばらく並走状態で市街地を南下しますが、やがて郊外に出ると右へカーブして舞鶴線と分かれます。その後は両側を山々に挟まれた田園が広がる谷を西へ走り、やがて右へカーブすると山越えをするため短いトンネルに入ります。そしてトンネルを出ると山あいを北へ進み、やがて左へカーブして進路を北西に変えると四所駅(ししょえき)へと至ります。
 
 

終端方を望む。
線路は駅ビルの前に車止めがあります。右側のJR線ホームはさらに先(写真奥)へと続きます。
また、ホーム終端部の先には改札口があります。改札口にはドアが付いていますが、このドアを開け閉めすることで列車別改札を行っているかもしれません。
そして、宮津線はここまでですが(起点はここ西舞鶴駅ですが)、宮津線より前に舞鶴線が開業していたため、宮津線において当駅から先への延伸は計画されなかったはずです。
  
  
あとがき  
私が北近畿タンゴ鉄道(現・京都丹後鉄道)宮津線の西舞鶴駅で下車(乗車)したのは2005年、2009年の計2度です。京都丹後鉄道に移管されてからは未訪問です。2005年は宮津線を乗りつぶした際、そして2009年は宮津線の車窓風景撮影の際、いずれも起点駅・終着駅ゆえ必然的に改札の外に出ました。ホームこそ1面1線ですが、車両基地が併設されているため構内は広いです。また、JRと共用の大きな駅舎を有しています。駅前は西舞鶴の市街地ですが、舞鶴は東西でそれぞれ市街地が形成されているため、それぞれの市街地自体はさほど大きくありません。
 
東京からですと東海道新幹線で京都駅下車、山陰本線特急『まいづる』に乗り継いで当駅下車すぐです。『まいづる』が運転されていない場合は特急『きのさき』or『はしだて』に乗車して綾部駅まで行き、舞鶴線の普通列車に乗り継げばOKです(綾部駅での接続は概ね良好ですが、事前に時刻をご確認下さい)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR京都線で京都駅、嵯峨野線(山陰本線)に乗り換えて綾部駅まで行き、舞鶴線に乗り換えて西舞鶴駅下車すぐです。福知山線に乗って福知山~綾部経由でもOKです。別途料金を支払えば特急も利用可能です(都合の良い時間に運行していない場合があります)。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。コンビニは西口の約400m北西、東口の約500m北東にそれぞれ「ファミリーマート」がありますが、いずれも営業時間に制限があります(事前に営業時間を調べておいて下さい)。また、最寄りの飲食チェーン店は西口の約250m北西にある「吉野家」になります。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
  
東京からの到達難易度はやや高いですが、京都丹後鉄道宮舞線を乗り鉄の際は、すぐに乗り換えたり引き返したりせずに、ぜひ一度は西舞鶴駅も観察してみて下さい!
 
(参考:京都丹後鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)