今は見られない列車・車両・塗色(27・キハ11形初期型東海色)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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このコーナーでは今まで乗車・撮影した列車・車両・塗色の中で、今では見られないモノを紹介いたします。
 
第27回目は、JR東海が民営化直後に製造した一般形気動車で、
単行でのワンマン運転が可能なキハ11形ですが、
今回紹介するのは、現在は見ることができないキハ11形初期型の東海色です。
 
民営化直後に老朽置き換えとワンマン運転拡大を目的に大量生産されました。
鋼製車体で、アイボリーホワイトに湘南帯を巻いた東海色でデビューしました。
また、東海交通事業向けに4両が増備されましたが、これは別の塗色となっていました。
岐阜地区と三重地区で活躍していましたが、
トイレが無く利用客からは不評だったかもしれません。
しばらくは安泰でしたが、武豊線電化により余剰となったキハ75形とキハ25形0番台が岐阜地区に転用され、
それと前後して岐阜地区と三重地区においてキハ25形2次車が大量投入されました。
その結果、キハ40系とともにキハ11形も後期型の300番台を除き一気に淘汰されました。
 
廃車後、1両を除きミャンマー国鉄へ譲渡されました。
また、残る1両と東海交通事業所有分の廃車車両(200番台4両)は「ひたちなか海浜鉄道」へ譲渡されましたが、
帯色が湘南色からオレンジ一色へと変更され、この時点でキハ11形のオリジナル塗色が消滅しました。