第1510回('22) 飯田線愛知県内駅の数駅が未訪問のまま帰宅   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
2週目の7月23日~24日は1泊2日の日程で、最近マイブームになっている飯田線の降り鉄(駅巡り)をまたまた実施いたしましたw 
飯田線は駅が多いものの列車本数が少なく、1回の遠征では多くの駅を巡れず、結果として何度も訪問していたのですが、今回の訪問で静岡県区間と長野県区間の全駅を制覇できました。
今回は辰野方から飯田線入りして、豊橋で飯田線を出る形になりました。きっぷは、主に『青春18きっぷ』を使用しました。
また、新型コロナウイルスの第7波がやって来ていましたが、緊急事態宣言が出ていなかったため、いつものように感染対策をした上での乗り鉄になりました。
 
今回は2日目後半の内容です。
午後は愛知県内に残る飯田線の未訪問駅を回っていきましたが、時間的に全ての駅を訪問するのはとても無理で、結果として途中で降り鉄を打ち切って豊橋駅から新幹線と在来線を乗り継いで帰宅しました。計画時より全駅制覇が不可能と分かっていたため、次回に効率的に訪問できるような行程を組みました。  
  
今回の日程  2022年7月24日  (日)  【後半】    
 
湯谷温泉1217(普通)1232鳥居1245(徒歩)1320長篠城1339(飯田線下り普通)1341長篠城1440(普通)1501三河川合1601(上り普通)1723豊橋1739(東海道新幹線・こだま737号)1806名古屋1810(のぞみ49号)1900新大阪1908(JR京都線→JR神戸線・新快速)2009加古川                 
  
【帰宅】     
  
私は観光地である湯谷温泉駅で下車しましたが、降り鉄で訪問したため、駅を撮影して駅前を軽く散策しただけで駅へと戻りました。そして先ほど乗ってきた特急『伊那路2号』の後を追ってやって来た12時17分発の普通・豊橋行きに乗車しました。車両は2扉転換クロスシート主体で、315系投入による置き換えが確定している213系5000番台2連で、私は後部車両に乗り込みましたが、車内はガラガラで、転換クロスシート窓側席に座りました。道中は水分補給をしつつ山間部の風景を眺めていましたが、少しずつ平地へと近付いていることを実感しました。そして私は12時32分に到着した鳥居駅で下車しました。
 
 

 
鳥居駅は1面1線の小さな駅で、駅舎すらありませんが、1997年までは木造駅舎があったそうです。駅周辺は農地と集落が混在していて、ローカルな風景でした。
 
 

 
鳥居駅で次の列車……となると豊橋行きは13時20分、本長篠行きは12時38分で、可能であれば駅の撮影を6分間で済ませて本長篠方面へ戻りたかったのですが、さすがに6分では駅前までの撮影が不可能で、結果としてホームでその本長篠行きを見送る事になりました。また、13時20分発となると駅前散策後に30分以上も待機することになるので(駅前に観光地や時間をつぶせるスポットがありません)、時間が勿体ないです。そこで、私は1駅辰野方にある長篠城駅へ徒歩移動する事にしました。真夏の太陽が照りつける中、12時45分頃に鳥居駅を出発しましたが、道路は線路とは並行しておらず、両駅間に豊川が流れている事もあり橋が少なく、迂回しながらの徒歩移動になりました。新東名高速道路をくぐって北上し、坂を下って角にコンビニがある有海交差点で右折して国道151号線を東へ進みましたが、有海交差点を北上すると、長篠城駅と同じくらいの距離で大海駅に到達可能でしたが、あいにく大海駅は3月に訪問していたため、今回は長篠城駅一択でした。国道151号沿いにはJAの「こんたく長篠」という道の駅のような施設があり、多数の車が出入りしていました。
 
 

 
さらに東へ進むと長篠城址の横を通り過ぎましたが、今回は時間がなかったので訪問できませんでした。
 
 

 
最後は集落を縫いながら通る旧道を歩いて、13時20分頃に長篠城駅に着きました。30分以上歩き、また暑かったためヘトヘトでした…。
 
 

 
長篠城駅は1面1線の小さな駅で、長篠城に因んで櫓を模したデザインの簡易駅舎が鎮座していました。駅を撮影して待合室で列車を待っていると、年配の女性に声を掛けられましたが、女性は中部天竜方面へ行くそうで、先発列車に乗ると次の本長篠駅で1時間待たなければならない事などを伝えました。
 
長篠城駅からは13時39分発の下り普通・本長篠行きに乗車しました。一緒に待っていた女性も乗り込みました。ボックスシート車の313系2連で、次の本長篠駅が終点だからか乗り込んだ先頭車両はガラガラでした。私はボックスシートを独占して道中はしばし車窓風景を眺め、わずか2分の乗車で終点の本長篠駅に到着しました。
 
 

 
下車したのは数人いましたが、後続の天竜峡行きに乗り継ぐのは私と長篠城駅で一緒に乗車した女性、そして豊橋方面から乗っていた若い「乗り鉄」の男性の3人でした。女性と「乗り鉄」の男性は駅の待合室で談笑していました。私は駅訪問の目的でも来ているので、駅構内、駅舎内外、駅前を写真撮影し、駅前も軽く散策しましたが、いかんせん暑すぎて遠くへは行けず、すぐに駅へと戻り待合室で待機していました。
 
 

 
ほぼ1時間が過ぎ、豊橋方から14時40分発の普通・天竜峡行きが入線しました。213系2連で、この列車は飯田方面へ抜けられる列車とあって乗り込んだ2両目は半分程度の座席が埋まっていました。私は空いている転換クロスシート窓側席に座りました。同じく本長篠駅で待っていた女性と男性もこの列車に乗り込みました。
列車は定刻に本長篠駅を発車しました。昼頃にも通った区間でしたが、今回も山間部の風景に見入りました。湯谷温泉~三河槙原の沿線を流れる宇連川では多くの家族連れが水遊びを楽しんでいました。

 

 

 

その後はさらに山深くなっていき、私は15時01分に到着した三河川合駅で下車しました。下車時、同じ後部車両に乗り合わせていた長篠城駅からの女性に一礼して別れました。
 
 

 
三河川合駅は1面2線の駅ですが、私鉄時代は鳳来寺鉄道と三信鉄道の境界駅であり、また国有化後は北側に建設される宇連ダムの資材輸送基地として使用されたため、その名残で構内が広いです。豊橋方の離れた場所にはホッパー跡が残っていたはずですが、ホームからは確認できませんでした。一方、昔は木造駅舎でしたが、近年になって簡易駅舎へと改築されています。駅前は割と大きな集落が広がっており、ダム建設時は多くの人で賑わっていたのでしょうね。
 
 

 
もう夕方になるので、今回の飯田線降り鉄はここで打ち止めとして、そろそろ帰宅の途につくとします。乗車したのは16時01分発の上り普通・豊橋行きで、213系2連でした。中部天竜始発という事もあり乗客はほとんどおらず、私が乗り込んだ後部車両は乗客が私だけの貸切状態でした。転換クロスシート窓側席に座り、道中はこの日何度も見た景色をもう一度眺めました。しばらく2両目は貸切状態でしたが、本長篠駅で2人ほど乗り込んできて、以後は主要駅ごとに少しずつ増加していきました。しかし、順調に走っていた電車は途中の駅(どこの駅か忘れました…)で所定より長い時間停車してしまいました。15時29分に下地駅付近で橋桁に車がぶつかり、その確認作業のために一時運休していて、16時05分頃に復旧したものの、列車に遅れが出ているとの事でした。当初は豊橋駅で17時21分発の東海道線下り特別快速に乗り換えて、名古屋駅から新幹線に乗ろうと考えていましたが、所定ではこの列車の豊橋着が17時16分なので、遅れてしまうと乗り継げなくなってしまいます…。私はやきもきしていましたが、ちょっと乗り継ぎが厳しい状況になってきました。数分後に電車が動き出し、その後はスムーズに走行して豊川からの複線区間に入り、平井信号場からは名鉄名古屋本線との共用区間に入りました。下地駅付近では車がぶつかって処理をしている橋桁を目撃しました。そして豊橋駅には7分遅れの17時23分に到着しましたが、実は到着前に定刻の21分に発車した東海道本線の特別快速とすれ違っていたため、乗り継ぎはなりませんでした…。
 
 

 
時間的に後続の新快速に乗り継ぐと帰宅時間がさらに遅くなってしまうため、今回は『青春18きっぷ』を所持していながら豊橋駅から東海道新幹線を使って遅れを取り戻すことにしました。一旦改札を出て新幹線のきっぷを購入してから新幹線構内へと入場し、17時39分発の下り『こだま737号』名古屋行きに乗車しました。車両はJR東海所属のN700系X48編成16連で、今回は5号車自由席へ。車内は空いていて、3人掛けの窓側A席に着席しました。道中は夕刻の三河路の車窓風景をしばし楽しみ、やがて市街地に入ると18時06分に終点の名古屋駅に到着しました。
 
 

 
名古屋駅では新大阪方面の列車に乗り継ぐのですが、その前に売店で駅弁を購入しました。そして乗り継いだのは18時10分発の下り『のぞみ49号』博多行きで、車両はJR西日本所属N700AのF19編成16連でした。大半の席が埋まっており、2人掛けの窓側E席は全滅でしたが、名古屋下車客により空いた3人掛け窓側A席に着席できました。道中は車窓風景を眺めつつ、先ほど購入した駅弁(非公式か?)の「みそかつ弁当」を食べました。まぁ美味しかったです。
 
 

 

 
食事後は、博多行きの電車なので居眠りしないように気をつけながら夕暮れ時の車窓風景を眺めて過ごし、無事に19時ちょうどに到着した新大阪駅で下車できました。
 
 

 
新大阪駅下車後は、『青春18きっぷ』を使用して帰宅するとします。私は在来線コンコースへと移動し、19時08分発の下り新快速・播州赤穂行きに乗車しました。223系8連+4連で、私は10両目(後方4連側)に乗り込みました。ほぼ満席で、私は空いていた転換クロスシート通路側席に座り、窓側席が空くのを待ちました。すると次の大阪駅で私の隣席の客を含む大半の乗客が下車したため、私はスンナリと窓側席をゲットできました。大阪駅では下車客を上回る人が乗車してきて、たちまち満席になりましたが、補助席が使用可能だった事もあり立客はほとんどいませんでした。外はほぼ暗くなってしまったため、大阪発車後はひたすらスマホを操作していましたが、睡魔は襲ってきませんでしたw また、停車駅ごとに乗降があり、特に三ノ宮駅では乗降が多かったです。明石駅と西明石駅では降車客の方が多く、西明石発車後は空席も多くなってきましたが、まだ大半の席が埋まっていました。そして私は20時09分に到着した加古川駅で下車しました。
 
 

 
加古川駅で下車後はすぐに帰宅して、翌日からの仕事に備えました。
今回の乗り鉄・降り鉄により、飯田線の長野県内駅と静岡県内駅は全て訪問できました。
残るは愛知県内駅のみとなりました。早い時期に訪問して飯田線の全駅を制覇したいものです。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません       
 
 
(参考:Wikipedia)