三田本町駅【兵庫県】(神戸電鉄三田線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
兵庫県三田市の中心市街地南東端に位置する神戸電鉄三田線の駅で、駅の北西側には三田市の旧市街が広がる、
三田本町駅 (さんだほんまちえき。SANDA HOMMACHI Station) です。
  
 
駅名  
三田本町駅 (KB 28)  
  
所在地  
兵庫県三田市   
  
乗車可能路線  
神戸電鉄:三田線  
  
隣の駅  
有馬口方・新開地方……横山駅    
三田方……………………三田駅  
  
訪問・撮影時  
2018年5月    
 
 

三田本町駅は地平駅で、旧市街地寄りの北西側に駅舎と改札口があります。
南東側に改札口はありません。南東側から駅へアクセスするには約60m北東または約120m南西にある踏切を渡って北西側へ回る必要があります。
駅舎は1991年、複線化の際に改築されたもので、平屋建てですが外観はバブリーな感じです。
出入口に段差はありませんが、改札とホームを結ぶ地下道は階段しかありませんので、バリアフリー非対応です。
駅舎の右側に車椅子用のスロープ通路がありますが、両端部に門扉があり施錠されているため、利用するには事前に神鉄へお問い合わせ下さい。
また、駅舎前には飲料自動販売機と郵便ポストがあります。
 
 

駅舎の手前には側道型の半ロータリーを有する駅前広場が整備されていますが、バス停留所はなく、タクシーも常駐していません。
最寄りのバス停は約150m北、三田線に並行する県道141号線沿いに設けられています。
写真は駅舎前より北を向いて撮影。奥にある信号から左右に県道141号線が延びています。
 
 

駅前です。駅前の本町駅前交差点より北西を望む。左側の後方に三田本町駅があります。
駅周辺は駅名の通り市街地で、三田市の中心市街地でしたが、時代の変化とともに中心部が北側の三田駅前へ移り、こちらは旧市街地といった感じです。駅前に商店は多くありません。
但し、奥に延びる細い路地を200m少々進むと本町の商店街に入ります。
そして、左(南西)~右(北)に延びる道路は県道141号線で、片側2車線の幹線道路です。沿道には商店が点在していますが、三田本町駅付近に店舗は多くありません。
 
一方、駅裏に相当する駅南東側は郊外の住宅地が広がっています。神鉄三田線が市街地と郊外の境界をなしています。
その住宅地には田畑も混在しています。南東側に駅出入口が設置されればそちらも開発が進むかもしれませんが…。
また、南東側も三田線に並走する形で国道176号が延びていますが、郊外ゆえ沿道にはロードサイド店舗が立ち並んでいます。
 
 

改札口です。南東方向を望む。出入口に近い位置に改札口があります。
三田本町駅は無人駅で駅務遠隔システムが導入されています。改札内外にインターホンが設置されています(きっぷ確認用カメラ搭載)。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が2通路あり、右が幅広通路です。左端には窓口がありますが、無人駅ゆえシャッターで閉鎖されています。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージ可能です。
トイレと車いす対応トイレ(いずれも男女別)は改札内にあります(オストメイト設備はありません)。
そしてホームとの間は地下道で結ばれていますが、階段しかありませんので車いすで駅をご利用の際は事前(前日まで)に神鉄に連絡の上、前述のスロープを経由する必要があります。
尚、三田本町駅構内および駅前に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは約330m西の「ローソン」になります。
 
 

新開地方面2番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
やや旧型のタイプで、書体は新しいですが、最新型とは違い隣駅のローマ字表記がありません。
駅ナンバリングは隣駅を含めて併記されています (三田本町駅の駅番号は「KB 29」)。
 
 

 

三田本町駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、概ね西南西~東北東方向にホームが延びています。ホームは大きくカーブを描いています。
右(北西)が1番線で下り三田行き、左(南東)が2番線で上り有馬口方面・湊川方面・新開地方面および公園都市線直通ウッディタウン中央方面です。
ホーム有効長は5両分少々ありますが、当駅に発着する電車は3両編成または4両編成です。ホームドアはありません。ホーム幅はやや狭いですが、神鉄の小駅にしてはやや広いかもしれません。
上屋は5両分に設置されていますが、三田方の端の一部(後方)に雨ざらし部分があります(その部分に列車は停車しません)。
ホーム上にはベンチが設置されています。
また、ホーム中ほどの有馬口寄り(前方)には地下道の階段があり、1番線の右側にある駅舎と結ばれています。
そして、ホームの有馬口方の端には車いす用スロープが接続していて、駅外と結ばれています(通常は門扉が閉鎖されています)。
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも有馬口方・新開地方・ウッディタウン中央方を望む。
 
 

 

有馬口方・新開地方・ウッディタウン中央方を望む。
ホーム端には車椅子用スロープの門扉があります。スロープでレール面まで下り、構内踏切で下り線を渡って北西側の駅外(駅舎西側の駅前広場歩道)へと至ります。この構内踏切は遮断機や警報機がないため、車いす通行時は必ず係員が同伴すると思われます。
この先、右を通る県道141号線と並走しながら右手に旧市街地を、左手に田畑が混在した住宅地を見ながら西南西へ走ります。その後は盛土高架になって県道17号線を跨ぎ、左カーブを始めると高架が終わって掘割区間になります。そして上り勾配で掘割区間を南西へ進み、地平区間に戻って住宅街の中を走ると横山駅へと至ります。ウッディタウン中央方面の公園都市線との分岐駅です。また、横山駅までは複線ですが、三田線、公園都市線とも横山駅から先は単線区間です。
 
 

三田方を望む。すぐ先に踏切があります。

また、三田駅まで複線区間になっています。
この先、緩い上り勾配で左へカーブしながら住宅街の中を走り、進路を北北東に変えると武庫川を渡りますが、武庫川も上流の三田市内においては川幅が狭いです。その後は下り勾配に転じ、左へカーブしながら郊外の住宅地の中を進み、進路を北西に変えて市街地に入ると右からJR宝塚線(福知山線)が接近し、そのJR宝塚線とぶつからないように左へカーブを始めると終点の三田駅(さんだえき)へと至ります。JR宝塚線との乗換駅で、三田市内や神戸市北区北部(北神区域)においては当駅で神鉄からJRに乗り換えて大阪方面へ向かう人の流れが大きいです。
 
 
あとがき  
私が三田本町駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年7月全駅制覇)。三田線の複線区間にある駅で、また公園都市線の電車も乗り入れているため、発着本数は上下とも毎時8本と多いです。簡素な駅舎と駅前広場があり、駅舎がある北西側は三田の旧市街地が広がっています。一方、駅裏の南東側は郊外の住宅地ですが、田畑が残っています。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線に乗り新神戸駅で下車、神戸市営地下鉄北神線に乗り換えて谷上駅まで行きます。さらに神戸電鉄有馬線~三田線の三田行き(種別不問)に乗り継いで当駅下車です。または下記の大阪駅かJR宝塚線経由のルートでもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR宝塚線の丹波路快速・快速・区間快速に乗車して三田駅まで行き、神戸電鉄三田線の新開地行き・鈴蘭台行き(種別不問)に乗車して当駅下車です。ウッディタウン中央行きに乗車してもOKです。あるいはJR・阪神・阪急で三ノ宮駅・神戸三宮駅まで行き、神戸市営地下鉄の谷上行き~神鉄の三田行きのルートでもOKです。三田経由の方が早いです。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは約330m西の「ローソン」、最寄りの飲食チェーン店は約200m東の「丸亀製麺」になりますが、丸亀製麺がある国道176号線沿いには飲食チェーン店が点在してます(概ね駅から500m以内に数店舗あります)。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。神戸電鉄三田線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は三田本町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:神戸電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)